『鳥かご』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
空高く優雅に飛ぶ野鳥は、自然の厳しさがある。
毎日、生きていく為に忙しなく飛んでいる。
鳥籠にいる君は、そんな厳しさを知らない。
自由に羽ばたく広さは無いけれど。
此処にいてほしいけど、君の幸せはどっちだろう?
負けてほしくないから、どうか今は鳥籠の君で。
自由を奪われ鳥籠から絶対出れないのに、彼はそれに気づかずきっと助けが来ると信じ続ける彼。
どの、鳥籠を見ても
彼と同じ行動・考え方をしていそうな人が大半だ。
「助けて」「助けて」
と人々の声、助けなんて来ないのに。
未来なんか変わりゃしないのに。
もう、死ぬって分かるくせに、
何で人って死ぬと分かってても生きたがるんだろう。
最終的には皆死ぬのに。
長く長く生きれる事が本当に幸せなのだろうか。…
鳥かご
青い鳥
幸せのはずなのに何故か、切なく見えてる。
鳥籠の僅かに摩れあった冷たい音によく似た
やさしくて怖ろしい声ががんじがらめに纏わりつく、身体中が疼く
ふたり分、とぷんと波をたてたバスルームの中で
きっと湯気もたたないくらいの温度で溶けていく
ごぽごぽと続いて吐き出された痛々しい泡の音が耳をこびりついて離れないの
君が出来るだけ快適に過ごせるようにと大きく、綺麗な部屋を用意して、
食事だってそこらの奴らが口へと入れるものよりも幾ばくかは高く、質もいいものにした
なのにどうして君はここから出ていきたいと言うのだろうか
鳥かごの中の青い鳥
あなたの幸せを願っています。。
鳥籠の中にいると色んなことをいう人がいる。
何故そこに入ってしまったのかを推測なのに教えようとする人や、
そこから出るための方法を聞いてもいないのに教えてくる人だ。
私はただ、鳥籠の中にいるだけなのに。
私がここまでどうやって入ったのかを知る人はいない。
聞いてくるけれど答えもせず、私はここにいる。
その事に呆れる人や、怒る人、悲しむ人、励ます人、共感する人、沢山の反応を私はただ鳥籠の中から見つめている。
ただ、そこに鳥籠があり、ただその中に私がいるだけなのに。
沢山の意味を込めて、人はこの状況を過去や未来に結びつける。
過去はどうであれ、未来はどうであれ、今のこの時、私はただ、こうして、鳥籠にいる。その事実は変わらない。
そのありのままの事実を、ありのままに受け止めることを誇りに思う。
私は、今、鳥籠の中にいる。
飛び立つ自由を奪われ
翼を広げることすら叶わない。
愛らしく慎ましく、されど囲うは籠ではなく格子。
人はその牢獄を鳥かごと言う。
自由を奪った相手に笑みを浮かべて
されど決して牢獄の錠は開かれることはなく。
この声が聞こえるか。
お前に愛でられたいが為に
お前に愛されたいが為に
お前に慰み者とされる為に
お前の都合で閉じ込められる為に
私は生まれた訳では無い
自分に無いものに憧れる
今日もあの空を見ながら
気付いてないのだその鳥は
そのために何の努力もしてない事に
知らないのだ
その籠にどれほど守られていたかを
籠はとっくに錆びれきっているのに
行きたきゃ行けよ、あの空へ
立派な羽を見せびらかせて
どれだけけしかけても飛ばないのだ
変わらずそこで綺麗に歌ってみせるのだ
どうしてかは知らないが
「籠鳥雲を恋う」
とはよく言ったものだ
そうだよなぁ
憧れるだけなら楽だもんなぁ
あなたのおうちに行きたいよ
鳥かご、揺れているのは風のせい?
羽ばたく鳥は、鳥かごの狭さに魅力を感じない?
広い世界を飛び回ったら、また鳥かご(ここ)に戻ってきてね。
親から〇〇はいい子だから。〇〇できる子ね〜
私は何時までこの人たちのご機嫌取りをしなくては行けないの?
親から抜け出せない。それはまるで鳥籠に囚われた鳥のようである。
あの大きな空に飛び立ちたいな、、
鳥かご
まるで鳥かごの中にいるような感覚がいつもある。
大体、夜、寝る前、ふと、そんなことを思った。
毎日同じことの繰り返し、朝起きて仕事して帰って寝る。
まるで狭い人生だなと思う、だから時々違うことがしたくなる、でも、何をするにもお金が必要だ、正直お金はない、
ふっ、つまらない人生この先何を楽しみに生きてけばいいか分からなくなる。
鎖も錠も破壊された鳥かご 。
扉を開ければいつだって自由になれるのに 、
その鳥は飛び立とうとしない 。
まるで透明な鎖で脚を固定されているように 。
「 うしろのしょうめん だあれ 」
鳥かごの中を覗いては
ただニヤニヤしている者がいた
鳥かごの中の鳥は
いつか大空へ羽ばたくという
大きな大きな夢を見ているというのに
鳥かごの中の鳥は
何食わぬ顔で枷が外される機会を伺っている
笑っている者の手の届きもしないあの空へ羽ばたく
そのために
我が家の生後5ヶ月のコザクラインコのヨモギちゃん。
先月、16歳8ヶ月で亡くなったワンちゃんが居なくなってから、かあちゃんの心は、まだ立ち止まったままで、あなたの相手を、あまり出来てなくてごめんね。
鳥かごから、あまり出してあげれてなくてゴメン。
もう少しだけ時間をください。
自由は苦手なくせに
縛られたくなくて
飛び出したくなる
鳥かご
開け放たれた窓から、さらさらと風が入る。朝の空気が少しずつ部屋に満ちていくのを感じながら、窓辺に立った。胸いっぱいに吸い込んで、ゆっくりと吐き出し、それを繰り返す。呼吸を確かめるように。
「おはよう」
声がして振り返ると、見慣れた人影がひとつ。
「いい朝だね」
目が合うと、彼はにっこりと微笑む。
「ご機嫌いかが?お姫様」
聞き飽きたいつもの挨拶。返事の代わりにため息をひとつ。お姫様、なんて呼び方は変だからやめてと何回伝えてもきかない。この男は本当に、人の話を聞かない。
「今日は素敵なお知らせがあるんだ」
まるで吉報を告げるような、軽やかな声。驚きと不安が押し寄せ、思わず睨みつけた。
「そんな顔しないでよ。やっと見つけたんだ」
苦労したよ、と言いながら男は、部屋の片隅にある空の鳥かごを撫で、どこか遠くを見つめる。
「君がまたステージに立てるんだよ、僕の歌姫」
テーブルの上のペンを掴み開かれたまま置かれていたノートに殴り書いた。
“そんなものいらない”
“私は歌わない”
「君がなんて書くかなんて分かってる」
言いながら男は、美しい装飾の施された鳥かごだけを見つめている。
「でもいらないなんて嘘。だってあれは君のものなんだから」
その瞳に私は映らない。いつだって。
「歌姫の声でさえずるカナリヤもとても素敵だけど、やっぱり君が歌うのが、僕は一番好きなんだ」
唐突にグッと距離を詰められ、頬を撫でられる。彼の瞳の中の自分と目が合う。彼が本当に見つめているのは、一体誰なんだろう。
「明日にはここに運ばれて来るはずだから。楽しみにしていて」
言いたいことだけ言って、いつも通り満足そうに帰っていく。
私は愕然とした。
ついに見つけられてしまった。私の声を宿したカナリヤ。あの子がどこか遠くへ飛び立つか、もしくは死んでしまうか。そうすれば私の声は永遠に失われる。そのはずだった。
最初は風邪だと言い張っていたが、いつまで経っても声が発せない私を訝しんで、金に物を言わせて調べ上げ、真実を知ったあの男は、まず最初に協力者だった魔道士に、謂れなき罪を着せて処刑した。歌姫の声を奪った罪人として。
私が協力を頼んだのだと何度説明して信じてはくれなかった。大丈夫、僕は分かっているよと言いながら、私の言葉になど全く興味も関心も持っていなかった。
気付けば私は奴の屋敷に囲われ、自由を奪われた。
世間では悲劇の歌姫のために私財をなげうって奔走する聖者だとされているが、そんな事実はどこにもない。
何が彼をそうさせるのかはわからない。けれど彼は歌姫という存在に強く固執している。最初はあたたかい言葉や贈り物をくれて、優しく紳士的振る舞う彼を見て、私を心から愛しているのだと思った。だけどそばにいればいるほど違和感を感じた。
彼は私を見つめていても、私自身を見てはいない。
怖くなって逃げようとしたけど彼の執着からは逃れられなくて、彼が歌姫に固執するなら歌えなくなれば良いのだと、魔道士の協力者を得て声を捨てた。
それなのに、カナリヤが帰ってくるなんて。もう、私にはどうしていいのかわからない。
部屋の真ん中に置かれた鳥かご。空っぽの鳥かご。触れるとひんやりしていた。それは、窓の外側に掛けられた鉄格子の温度と似ていた。
あのカナリヤも、私も。もう自分の意思ではどこに行くことも叶わない。
〉鳥かご
友達...
友達と書いて裏切ると読む
友達は裏切り者だ...
最初は仲がいいのにだんだん不仲になってくる
君は気分屋さんだから...