ノーネーム

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自分に無いものに憧れる
今日もあの空を見ながら

気付いてないのだその鳥は
そのために何の努力もしてない事に

知らないのだ
その籠にどれほど守られていたかを

籠はとっくに錆びれきっているのに

行きたきゃ行けよ、あの空へ
立派な羽を見せびらかせて

どれだけけしかけても飛ばないのだ
変わらずそこで綺麗に歌ってみせるのだ

どうしてかは知らないが
「籠鳥雲を恋う」
とはよく言ったものだ


そうだよなぁ
憧れるだけなら楽だもんなぁ

7/25/2022, 2:51:28 PM