『高く高く』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
58 高く高く
先生にすすめられてはじめた
だんだん面白くなって
気がついたら
もっと もっと
高く 高く
あの空の向こうへ行けるようにと
毎日練習している
高く高く
バーを超えて眼前に広がる青の美しさを僕は知っている
高く高く
青に届くくらい高く
青に溶けるくらい高く
僕の背中には翼がある
高く高く
家に茶トラの猫のヨモギがやって来たのは、私が小6の時だった。父親が会社で生後1週間の子猫の里親を探していると聞き、見たら余りの可愛さにそのまま1匹連れて帰ってきていた。
子猫はヨモギと名付けられたが、まだ生まれだばかりで「ミィ。ミィ。」と小さな声で泣いてばかりいた。急に母猫から離され知らない所に連れてこられ、寂しさと不安があったのだと思う。それから毎日、ヨモギにミルクを飲ませ、トイレの手伝いを父と交代でやっていた。ヨモギも徐々に慣れ、ミルクもたくさん飲むようになって大きくなっていった。
今やヨモギは家族のアイドルだ。
ある日。
いつもはヨモギが外に出ないように窓や玄関の扉、勝手口もしっかり閉めてあるが、おばあちゃんが回覧板を持って勝手口から出たと同じタイミングでヨモギがおばあちゃんの足元をすり抜けて外へ出てしまうことがあった。
外で生活をしたことのないヨモギにとって外の世界は危険がいっぱいだ。
私たちは家族総出でヨモギを探したが、なかなか見つからず不安ばかりが浮かぶ。外で野良猫にいじめられてるかもしれない、車に跳ねられたかもしれない…。
ヨモギ。ヨモギ。帰ってきてよ。
お願いだから。
ヨモギは1週間経っても帰って来なかった。もう、自分たちでは探せないと諦めかけた頃、「ニャア〜」庭先に茶トラの猫がいた。ヨモギだ。帰ってきた。
帰ってきたヨモギはご飯をガツガツ食べた。外の世界では猫の縄張りもあるし、ご飯は食べられなかったのかもしれない。そのせいか、ヨモギは少し痩せていた。
ヨモギの家出事件から、家族はより一層ヨモギを甘やかし可愛かった。あの時は痩せていたヨモギも今やたくましくおデブになっていた。月日の流れは早い。
昨日、家族のアイドルだったヨモギは虹の橋を渡った。ヨモギの猫生は私たち家族と一緒で幸せだったたろうか。ヨモギに聞けないけど幸せであって欲しい。
今日はヨモギとお別れの日だ。空は青く澄み渡り、白い煙となったヨモギが高く高く、昇っていく。
ありがとう。ヨモギ。
私たち家族の所にに来てくれて。
ありがとう。
一緒に生活できて楽しかったね。
さよなら。ヨモギ。
また、会おうね。
小学生だったか…
中学生だったか?
記憶は曖昧なのだが…
瓶に詰める為、手紙を書いた事がある
どこの誰に届くのかもわからない
もしかすると、あっけなく海に
沈むかもしれない…
しかし、純粋な子供の頃は
先生に言われるがままに
手紙を書き、ボトルに詰めて
色とりどりな風船に結んで
「高く高く」と空に放った
結局、宛もなく書いた手紙の
返事など誰1人返って来る筈もなく
只々…天高く舞い上がり
見えなくなるまで眺めていた
思い出だけが今も目に焼き付いている
『高く高く』
見ろ。
見ろ。
見ろ。
絶対に目を背けるなよ。
見ろ。
見ろ。
見ろ。
絶対に逃げるなよ。
お前が欲しいものは、
お前が欲しかったものは、
もがけばもがくほど、
友は皆更に高い場所へ行ってしまった。
最高峰を目指す彼も、
自分の理想を目指す彼女も、
その目の先にあるのはただ一つ、彼らの夢。
良いな、羨ましいな。
こんな中途半端な私じゃ、到底彼らには及ばないんだ。
一体何時から、
私は私の夢を見失ったんだろう。
それでも私は今日も足掻く。
私なりの高みを目指して。
#高く高く
そんなに空が恋しいの?
息苦しいし、凍えてしまうよ
/お題「高く高く」より
物価は高く高く
税金は高く高く
サイゼリヤは破格破格
【高く高く】
人と比べる必要はない
ただ、今の自分で立ち止まらず
ステップアップ目指して取り組むこと
自分で自分を誇れるように
自分の自信に繋がるように
スモールステップで良いから
めげずに上をみて登っていこう❕
【高く高く】
志は高く、成長をしよう。技術は高い方がいい。高く高く高く。でも、地べたを這う時期はある。それにそもそも高い位置にいないなんて事もざら。無理せず丁度いい高さにいよう。甘んじ過ぎるのもよくないけどゆったりするのも良いもの。高所恐怖症だっているんだ。高くある事を強制するなんてナンセンスさ。
ファンタジーしか書けませんでした。
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【高く高く】
飛竜乗りになったのは、ただ高く高く飛びたかったから。卵の頃から育てた相棒と、どこまでもどこまでも、高く速く遠くへ。
最初の仕事は手紙の配達。
忘れ物の書類を急ぎで届けて、なんて依頼もあったなあ。
プレゼントを日時指定で運んだり。
空から花びらを撒いたこともある。あれはプロポーズの演出で頼まれたんだよな。
飛ぶのが楽しかった。
役に立てれば嬉しかった。
いつからか、国からの依頼が増えて。
食料を運んだ。酒を運んだ。薬を運んだ。
そこまではまだ良かった。
武器を運べと言われた。
断れなかった。
そして今日。
「運べ」と置いていかれたのは油の樽。
上空から敵陣に落とせってさ。
火矢を射掛けるんだってさ。
どれだけの犠牲が出るのだろう。
竜舎で相棒が「クルクル」と鳴く。
僕に甘える時の声だ。
美しくて気高くて可愛らしい生き物。
こいつを戦争の兵器にするなんて。
幸い今夜は雲が厚い。
月も暗く、星は見えない。
僕は相棒に鞍を乗せた。
暗闇は僕には何も見えないけれど。
こいつはちゃんと飛んでくれる。
さあ、行こうか。
高く高く、遠く遠く。
誰も知らない、どこか平和な場所まで。
何もせず舞う凧はなくあの空に送り出すなら run、run、run !
題-高く高く
高く高く
夢に 皿屋敷のお菊さんの幽霊出て来ち
ゃって
俺は半泣きんなって お寿司奢るから勘
弁してくれ 言って お菊さん回転寿司
連れてったら お菊さん一切遠慮無く
一番高いお皿のお寿司ばっか
「いちまぁ~ぃ」・・・「にまぁ~ぃ」
とか言いながら 高く高く
積み上げ続けられて
俺は余りの怖さに お茶ばっか呑みな
がら チビリ続ける お寝しょした。
高く高く
何事も高く高くを目指して生きていると
自分が壊れることがある
自分がやろうと思える高さを知って
現実と向き合う
それがとても大事なのだと大人になり理解した
成長しないのは生きていてつまらないから
自分のやりたいことには忠実に
周りを気にしないで
他人は他人
自分は自分の高く高くを目指して生きたいです
高く高く跳んでいきたい
大気圏も突っ切って
息もできなくなって
流れ星のように消え去るの
私はもう誰のものでもないから
宝くじ
野望が背丈
超えてます
賞与まで
カウントダウン
はやまれと
伸びていく
妹の影
背の高さ
分かれ道
どこかにあった
はずなのに
高く高く
高く高く
飛んでる
風船を
掴みたくて
高く高く
飛んでみる
赤い風船が
胸の中に🎈
なな🐶
2024年10月14日2331
背伸びして背伸びし続けたらその高さにいつの間にかいるとか言うけど
その背伸びは私が消化できる背伸びなのか
高く高くとか言うけど高さって本当に今見なければいけないものなのか
つま先だけしか地面についてない背伸びより踵までつけて地面を踏みしめたいと思う
ここじゃないどこかへ。
高ければいいの。
希望も持たせてくれないくらいに高ければ。
鬱陶しいネオンの明かりは眠らない夜の街を無理にでも照らすものなのだと。
荒い呼吸のまま、とあるビルの屋上へ。
覗き込んだネオンの街は、高いところから見るとぞっとするほど暗かった。
「…ストップ」
覚悟を決めて、柵にかけた手。
背後から響いた声にいとも簡単に止まってしまった。
なのに。
あの日、俺をこの世界に繋ぎ止めたのは彼なのに。
────そんな彼は今日も目を覚まさない。
なにが、俺の分まで生きろ、だ。
俺が生きていた意味は彼だったんだ。
あんたがいなくなった世界なんて生きる意味もない。
あの日と同じように高いところを目指して走った。
あの日と違うのは、ぽっかりと空いた心と、柵に手を掛けても彼の声が聞こえてこないことだ。
─高く高く─ #94
お題:高く高く
空高く飛ぶ鳥、高い場所に飛び乗る猫
高い場所で生活するナマケモノ、
高い場所から飛んでくるモモンガ、
動物には高い場所が得意な動物が結構多い
時には大きな体の熊やパンダも、
高いところによじ登ることもある。
だからか私は動物が結構羨ましかったりする
私自身、昔ジャングルジムから落ちた事で、
それ以降、今でもずっと
あんまり高い所が得意じゃないからだ
プライドが高いとか、人間側の言葉だと
「高い」と言う言葉自体は、
それほど良く聞こえはしないのだけれど、
人間と動物の、得意不得意の違いだけで考えると、
この話題だけでも楽しいものだと思う