『風に身をまかせ』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
風に身を任せてみた。それは暴風だったから。それは好きなことを荒らすけれど、嫌いなものだって飛ばしてくれるから。
足元が攫われて、体が浮いて、地面から目が離れる。感覚は荒波に揉まれているみたいなのに心は穏やかだった。きっと恐怖は押さえつけられる程弱かったんだ。そう、一人で判断を下したときには、体の周りにはいつのまにか空しかなくなっていた。
くるりと体を反転すれば、知らない景色が目に入って。ぴんと手を伸ばせば、届かないことを思い知らされて。
ほっとすると同時に、涙が出てきてしまったんだ。
『風に身をまかせ』
穏やかで
時に荒れる
そんな気ままな風に身を任せ
生きていく
僕達は
綿毛
一人じゃ何もできない
だけど
心はとても強い
綿毛
わたしは歌が好きだ
歌手になりたいと、ひとり路地に座り声を響かせる
立ち止まる人なんて誰もいない
向かい風が強かったから?
「俺、きみの歌が好きだよ」
今日は追い風
わたしのファンが、初めて立ち止まった
#風に身をまかせ
#風に身をまかせ
物事を前に、いつも脳で考えてる。
考えることができるのが人間だし、
考えようと思って考えてるわけじゃなくて
反射みたいに、心に浮かんだ事柄や目に入ったものに対して
脳は思考する。
今、目の前にあるペットボトルのほうじ茶に対してだって
私はいろいろ考えるから。
どうでもいいことを、あれこれ考えるのが好き。
答えを求めてるより、
ただ疑問だから、口に出して話してみたり
思考したりしてるだけ。
思ったことを話し合って、
相手がどう思ってるのかが知りたい。
例えば、目の前のほうじ茶に対してだって
私はお茶のなかでもほうじ茶が好きだとか
どこのメーカーのほうじ茶がいいかとか
なんでほうじ茶のほうじはひらがななのかとか
上げればキリがない。
そんなこと気にする?ってくらい
些細なことについてたくさん考えたい。
人の心についても同じで
私は、他の人がどうしてそう思うのかが知りたい。
自分ではいいと思うことを相手は良く思わないのとか
自分ではそう思わないことが相手は違うとか。
私は自分の中のことがすべてだから
私が思うことは相手もそうなんだという思い込みが激しい。
恋愛については、他の事柄より、「なぜ?」が多い。
好きになったら、なぜ告白するのか。
告白したら、なぜ付き合うことになるのか。
恋人たちは、なぜ一緒にいたがるのか。
それらは他の人に言ったら全部
「好きだから」で済ませられそう。
でもね、私は分からないの。
ここでも意味を考えたがる。
「好きだから」という感情ではなくて、
論理的な言葉で、家電の説明書みたいに詳しく説明して欲しい。
そもそも、恋愛自体が感情であるから
そこに論理的思考は必要ではないのかな。
恋してるときって、人は盲目になってて
恋している自分が自分じゃないみたいで、
私はそれが許せない?のかもしれない。
プライド高いのかな。
恋人という、友達や家族とは違う関係や雰囲気に在る私が
想像できなくて
甘いのは、可愛い子だけに許されるものだと思ってるから?
自分に好意を向けられるのが気持ち悪いから?
雄の目を向けられるのが怖いから?
考えるのは、とても好きだけれど
考えて考えて動けないのなら、
頭ではなくて、心で思うまま
力を抜いて
風に身をまかせるみたいに
ゆらゆら流されていたい。
こんな思い込みから、解放される日はきっと来ると信じてる。
お題「風に身をまかせ」
運命というより必然
そこに意思はあるだろうが
気づいたら
違う、わかっていても
身を預け日々を重ねていく
それが自分の過去になり
それが自分の未来になる
ふわりふわりと流されていても
時に幸せがあるのなら
それはそれでいいんじゃないかな
暖かいばかりが風ではないでしょう
強く荒れ狂う風もあります
雪より凍える風もあります
身を砕くような鋭さもまとわりつくべとりとした暑さも
全ては風の赴くままに
真意など図れるはずがないのです
だから、みつめてみましょう
彼らを知れば、分かるかもしれない
のらりくらりと身をまかせ
#風に身をまかせ
●本当の狙い●
窓から入ってる風。
ゆれるカーテン。
ここちの良い風は
そよそよと眠気を誘ってくる。
ああ、気持ちがいいなぁ。
《ブッホッ!!》
あらやだ、放屁しちゃった。
でも、へっちゃら!
誰も聞いちゃいないんだから。
私はロンリーな独り身。
ああ。
私、すごくリラックスしてる。
風って不思議。
あら?さっきまで
部屋の隅っこで遊んでた
私の愛する猫ちゃん達どうしたの?
いつもはそんなに側に来てくれないじゃない。
そんなクンクンして。
もう!クンクンしすぎ!
そっか、貴方達も
風の虜になっちゃったのね。
ふふ、可愛い猫(こ)達。
そうね、
風、気持ちいいね。
そのままお昼寝しちゃおうか。
“お気軽にエッセイ!
とあるOLのこだわりの生活”
P14,“OLの何気ない詩”から抜粋。
fin,
#今回のテーマ(お題)は
【風に身をまかせ】でした。
今のままでいい
追い風、向かい風
それでも力を抜いて風にのる
そっと目を閉じると
心地よい風に包まれていく
力をぬいて 今のままでいい
風は
いつも季節を
運んでくれる
桜の香り
緑の香り
海の香り
紅葉に雪に…
風さん
わたしを運んでくださいな
うんと遠くへ
見たことのない世界へ
わたしは非力だから
遠くへ行けないの
ふわふわ
タンポポの綿毛は
花と緑の香りにのって
旅をする
風さん、風さん!
わたし、ここがいいわ
とてもよい香り
風さんが運んでくれた香りだわ
綿毛はニセアカシアの木の下で
暮らすことにしました
ニセアカシアの木の下は
いつか黄色のタンポポの花いっぱいになることでしょう
人生は決断することばかりだ。
固い決意を貫くことはとても意義あるものだと僕も思うけれど。
決断することって、けっこう疲れるものじゃないだろうか。
だから、ほんの些細な一日でいいと思う。
たまには何も考えず、吹く風に進行方向を任せてみるのも、案外悪くない人生に辿り着けるんじゃないか。
もしかしたらそれこそが、自分の見たかった景色かもしれない。
だから、ほら。
今だけは肩の力を抜いて、目を閉じて。
次に瞼を開く時、そこにはどんな世界が広がっているだろう?
【風に身をまかせ】
「【風に身をまかせて】」
遠くまで飛んで
その位置で目を閉じ
ゆっくり深呼吸――――――
目を開いて
もう一度周りをよく見て
前へ進もう
少しずつ自分が変わってることに気付くから
風に身をまかせ
「知ってる? 普通の風じゃ、僕らは飛べないんだよ」
風に身を任せたら、どこまで飛べるだろう、と言おうとした言葉を飲み込む。
でも、彼はそれすら気づいているかのように、朗らかに詠う。
「風も馬鹿じゃあない。あいつらが本気なんて、そう滅多には出さないさ」
そこまで言われてしまえば、もう泣くしかない。
「なら、私はどうしたらいいの!? 私達はは飛べなきゃ、殺されるんだから…!」
本当は彼なんかに、泣き言なんて言いたくなかった。でも、限界だったのだ、もう。
これまで、沢山の「飛べなかった妖精」の末路を、震えながら見てきた。自分もあのようになってしまうなんて。
「飛べた妖精」である彼には、こんな気持ちは解るまい。
「身をまかせるんじゃなくて、対話するんだ」
そんなの、今までも沢山聞いた。でも、できない。
自分の不甲斐なさに、もっと泣けてきてしまう。
「そうだなあ」
と、なぜか彼に手をとられる。
そして。
「──おいで」
そして、ふたりは風の渦へと、身を投げだした。
ヒュウゥゥと、耳に風の音が聞こえる。
なんだ、これは。
「これが、風と共に翔ぶ、てことさ」
身をまかせる。
共に翔ぶ。
なんてことだ。
全く違うではないか。
空が近い。海が遠い。
これが、翔んでるということなら。
「凄い……!!」
──もっと、翔びたい。
その時初めて、彼が笑った。
「やれそう?」
そんなの。
「──翔びたい!」
はてさて、彼女は「翔ぶ」ことを覚えるまでに、彼から何を得ることになったのか。
それを知るのは、彼と風、そして空のみ。
風に身をまかせていたらなんだか自分じゃない誰かになったみたいと聞くけど
実際風には生ぬるい風にイライラする。
現実は全部そういうもん。
Jk視点で云うと前髪が崩れるからマジやめろやと言っていたかも知れなくもにかもしれない。
なんだこれ
「風に身をまかせ」
偏西風に乗って、地球を一周したいな。
空から見る地球はどれだけ美しいだろう。
そよ風に、田んぼの、草が、ゆらゆら、揺れている。カーテンが、いい感じに、切れたけれども、きっかけに、友達が、出来て、良かったです。
#風に身を任せて
風に身を任せて
空に舞う
目的地は分からない
行き先は風まかせ
運任せ
たどり着いた場所がどんな場所でも
それが運命ならそれはそれで良し
お題:風に身を任せ
風に身を
任せてみても
貴方には
気持ち届かず
途方に暮れる
【風に身をまかせ】
「ええか、コウキ。風に身を任せていれば、人生何とかなる。それでええ」
それが親父の口ぐせだった。
「人生には何度も何度も風が吹く。追い風のときもあれば、向かい風のときもある。そよ風みたいに爽やかに吹くこともあれば、台風みたいに強く激しく吹くこともある。そのときそのときで風の強さや方向を見極めて、自分の身を任せれば無駄な力を使わず生きられる」
その方が、無理することなく楽に楽しく生きられるというのが親父の主張だった。おかげで俺は、10代の前半で受賞した文学賞という「風に身をまかせ」、『作家 カワノコウキ』として現在に至っている。
「それで、そのお父様は今もご健在なんですか?」
それまで、俺の話を黙って聞いていた編集者の柏木が問いかけた。
「ああ、90過ぎだけど今も介護施設で暮らしてるよ。まぁもっとも、長い人生で風に吹かれすぎたせいか記憶もふっ飛んじまったみたいで、会うたび俺に「はじめまして、ご苦労さんです」って挨拶してくれるんだ」
「…悲しいですね」
「いいや、全然。むしろこっちも「はじめまして、お父さん。今日はよろしくお願いしますね」ってニコニコ挨拶して、毎回違う介護スタッフのフリしてるんだ。そのたびに、自分が書いてきた小説のキャラクターを演じてるから、作家稼業もなかなか役に立ってるよ」
「途中で気づかれませんか?」
「気づいてないと思うけどな。ただ、別れ際にいっつもあの口ぐせを言うんだ。「風に身を任せていれば、人生何とかなる」ってね」
「意外と、全部ご承知の上だったりして」
「そうだったら面白いな。そもそも、この言葉のおかげで俺は作家になれたようなもんだし」
すると、柏木は何かに気づいて「あぁ、そうか…」と呟いた後、俺にこう言った。
「もし、その言葉がなければ私と河野君はただの同級生のままだっだってことですよね。今、河野君と私が作家と編集者という関係でいられるのはお父様のおかげですよ。ありがたいことですね」
身ぃ任せなきゃよかったかな…と、俺は自らの人生の選択を若干後悔しつつ、この口うるさい編集者がすぐ横にいるから俺は未だに作家でいられるのかもしれない、とも思った。
誠に不本意だが、今日も俺の周りは良い風が吹いているようだ。
風に身を任せ。まず思い浮かべたのが北斗の拳。なんかいた気がする風みたいなキャラが。雲のジュウザだっけ。どうでもいいか。
で北斗の拳といえばジャンプ。今日ジャンプの発売日だったし久々感想でも書くか。
最近はアンデラよりワンピースだわ。なんかアンデラ失速した感あるのよね。まぁどんな漫画でも微妙な時期ってあるよな。
なので最初に読んだのはワンピース。作中で起きていた大きな事件の真相が明かされるらしいのでわくわくするね。来週か再来週にはコブラ王の死の真相も明らかになるのかな。
コブラにせよティーボーンにせよ最近のワンピースは気軽に人が死にますな。言うほど気軽ではないか。でもワンピースって人が死なない漫画の印象が強く長くあったからちょっと驚きだ。
爆弾もって爆死したキャラが生きていたりしたからコブラやティーボーンも実は生きているのではという思いがちょっとだけあったりする。でもエース死んでるしいつからかは知らんけど人がきっちり死ぬ漫画になったんだろうな。
次に読んだのは呪術。ついに来たすくなVS五条悟。この戦いのためにこの漫画はあったのではないか。そう思うほどこの二人は作者から贔屓されているのではないかと感じる。それほど別格の最強同士。
この二人は主人公じゃないからどっちが勝つのか決着がどうつくのかわからない。正直わくわくですね。
アンデラは今あんまり面白くない。今仲間にしようとしてるキャラに魅力がないな。あと展開がワンパでありきたりな感じがして正直冷めてる。
まぁアンデラはまだ前ボスとかアイドルとか楽しみにしてるキャラや展開があるから期待はしてる。
新連載とかは個人的には全滅。いまいち読みたいのがないな。結局読んでるのはこの三つしかない。ヒロアカ、あかね、坂本、あと題名忘れたけどスポーツ物のラブコメとか色々面白いだろう作品、売れている作品はあるんだけど読む気にならない。
保守的というか新しい作品を読むのってエネルギー使うから苦手なんだよな。これって俺だけなのかな。
休みの日は一歩も外に出たくないけれど
たまに散歩すると、それはそれで気持ちいい
春の匂い、初夏の匂いを感じたくて
誰もいない道でマスクをずらす