『風に乗って』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
生と死だけをこの身体に抱えて、軽やかに生きよう。
ワルツを踊って、タップを踏んで、
風に乗って、どこまでも飛んでいくの。
そうだわ、いつか骨だけになったら、
一緒になりましょう。
風にのって、貴方の便り届かないかな
今、どうしてるの?
あの時にあの選択が違っていたら、今もまだ貴方は私に笑いかけてくれていたのかな
私は貴方という存在が深くなり、そして消えてしまうのが嫌だったの
だから、あの時はあれが1番良いと思ったのに…
どうせ繋がりが消えるとわかっていたなら、絶対に後悔しない選択をしていたよ
今からでも便りが届かないかな
今なら、あの時の私を笑い飛ばしてくれるかな
風にのって、どこか遠くへ飛んで行きたい
誰も私のことを知らない、私のことを知っている人が一人もいないどこか遠くへ
海岸線ならば浜を歩きたい
山ならば木に寄りかかりたい
街ならばベンチに座り、ボーッと日常を眺めたい
誰も自分のことを知らずにいてくれたらどんなに幸せだろうか
誰も自分のことを知ってくれないということはどんなに不幸せだろうか
知られているからこそ失望され
知られていないからこそ愛されない
風にのってどこか遠くへ飛んで行きたい
どこか遠くへ散っていきたい
風にのってどこまでも散っていきたい
『風に乗って』
やわらかな風が吹くのは春。貴方と別れた春。
好きだった。お互い好きなままだった。好きというその気持ち、それだけで一生一緒にいるには、この世界は厳しすぎた。
やわらかな風が吹くのは春。今でも貴方を思い出す。
このやさしい風に乗って、どうか私を拐って。
風に乗って
少し暖かくなってきたから、と、
仕事の合間に俺は、
部屋の窓を開けて、大きく息を吸う。
窓の外は、新緑が萌え、
疲れ切った俺の心が、
少しだけ軽くなった気がした。
耳を澄ますと、小鳥の鳴き声に混ざって、
風に乗って、微かな歌声が聞こえる。
きっと、あいつが、
掃除をしながら、歌っているのだろう。
恥ずかしがり屋のあいつは、
人前では歌わない。
一人で掃除をする時には、
こんなに愉しげに歌うのに。
風に乗ってやってきた、
あいつの本当の姿。飾らない歌声。
何時か俺の前で、歌って欲しい。
着飾らず、構えず。
自然体のあいつを見たいんだ。
窓から少しだけ顔を出し、
あいつへの想いを呟く。
面と向かっては、告げられない想いを。
俺の言葉が、風に乗って、
あいつの元に、届いてくれないだろうか。
Q.風に乗って
反発することも選択肢ではありますが、勢いを利用することも生きるためには必要だと思います。
A.人生でまだ体感したことはないですが選択肢であったときには利用してさらなる高みを目指します🦅
君の匂いが
どこからか
風に乗って
よみがえる
風に乗って
ふと空を見上げて
今の自分の気持ちを風に乗せる
優しくも力強さを感じる風に
私の想いを旅させるように
大きな大きなシャボン玉(๑º³º)y━・o○
沢山作って飛ばしては追いかけるヽ( ̄д ̄;)ノ
わぁっ!なんかでかいのできた💦
すぐ壊れちゃった…( ˙꒳˙ )oh......
大きければ大きいほど壊れるの早いのかな?
よーし!雲をめざして飛ばすぞ!
風に乗って舞い上がるシャボン玉
割れるなと願い見守るふーちゃん(〃´o`)
#お嬢と双子 (NL)
Side:Miyabi Obinata
「うっわ見ろよあの子女子のくせに背高っ。壁かよ」
「…」
ええ、ええ、そんな言葉は数え切れないほど言われてきましたとも。
ワタシの身長は180cmですがまだ、これでもまだギリギリ部屋の入口で頭をぶつける危険性がない範囲なのです。
女子生徒の皆さんと歩いていると頭ひとつ分飛び抜けていることが多いワタシですけれども、これでも何かにぶつからないように神経を尖らせているのですよ。
…なんて言いたいことは山ほどあるけれど、ワタシの鉄の表情筋が相変わらず言うことを聞かないのでここは無視をすることにした。
「お〜い、無視かよ〜?」
「…申し訳ありませんが、急いでおりますので」
何とかこの状況から抜け出そうとしたけれど、残念ながらそれは失敗に終わった。
…何ということだ、この明らかにテンションの高さとノリが合わない殿方に囲まれてしまっては完全に「詰み」…。
しかしここで無闇に突き飛ばしてしまっては、ワタシが問題を起こしたと誤解されてしまう。
さて、どうしたものか…と、感情が渋滞している思考回路を必死に巡らせていた、そのときだった。
「こんちゃ〜っす!もぉ〜先パイここにいたんすね、探したっすよ〜!」
「こんにちは、先輩」
「…あの、あなた方はいったい…」
ワタシを間に挟むようにして、ワタシと目線の高さがほぼ同じの2人組が現れた。
彼らは顔立ちだけでは見分けるポイントが見つからない、とてもよく似た双子の兄弟だった。
今まで通っていたお嬢様学校から先日転校してきたばかりのワタシの頭の中は、さらに見知らぬ殿方が増えたことによりさらにパニック状態に陥った。
…マズい、これでさらに逃げられない状況に…。
「は?え?何?お前ら2人ともこのノッポなお嬢様と知り合いなわけ??」
「あははは!ノッポっつっても、オレらとほぼ変わんないしスタイル良くて超クールじゃないっすか!」
…うん?
今、ワタシが今まで言われてきた嫌味とは全く違う言葉が聞こえてきたような…?
ワタシのコンプレックスへの褒め言葉は聞き慣れなさすぎて、ワタシの無表情の下でさらに感情の渋滞が悪化し始めた。
「お、おう…でもさ?男と背丈変わんない女ってヤバくね?人気者なお前らでもさすがに引くだろ?」
「えぇ〜?それ、先パイが自分より身長高い女の子を見つけたから嫉妬してるってだけじゃないっすか?」
「男がみんな身長の低い女の子が好きだなんて思わないほうがいいですよ、先輩」
────────ズキュン。
何なのでしょう、この感情は。かつて味わったことないほどの心のむず痒さとほんの少しの自己肯定感が、ワタシの思考回路をついに停止させてしまった。
…爽やかイケメン、恐るべし…。
でも、彼らがワタシを少しずつ集団から引き離してくれたおかげで、ワタシが厄介な問題に巻き込まれずに済んだのは事実。
2人にお礼を言わなくては…。
「よ〜し、これでもう大丈夫っすよ先パイ!」
「…助けていただいてありがとうござ…あら?」
本当は微笑んでお礼を言いたかったのに、ワタシの表情筋はまた言うことを聞いてくれなかった。
そのうえ彼らはこの学校の人気者なようで、ワタシがお礼を言い切る前に廊下にできた女子生徒たちの人波に流されていってしまった。
「…」
…ワタシの身長を褒めてくれたのは彼らが初めてだった。
でも今ワタシの心臓が高鳴っているのはきっと、ワタシが褒められ慣れていないせいだ。
嗚呼…こんなにも風に乗ってこの果てなき空の彼方へ飛んでいけそうな、軽やかな気分になったのはいつぶりだろう?
そしてまたいつかなんて関係なくこれから頻繁にあの爽やかツインズがワタシに会いに来ることになろうとは、この時のワタシは想像もしていなかった。
【お題:風に乗って】
◾︎今回のおはなしに出てきた人◾︎
・帯刀 雅 (おびなた みやび) 高2 お嬢様学校から転校してきた
・成見 椛 (なるみ もみじ) 高1 楓の双子の兄(一人称がオレなほう)
・成見 楓 (なるみ かえで) 高1 椛の双子の弟(一人称が俺なほう)
風に乗って。
風に乗って
大阪へ行こう。
2人が
住む街へ。
風に乗って
飛べるなら
世界中。
「I miss you」
空が同じなら、きっと空気も同じ。
空気が同じということは、風もまた同じ。
この風が流れ、君の町に届くまでどれくらいかかるだろう。
声も気持ちも、そのまま届けられたらいいのに。
無機質な文字や電気信号を介したら、全部ちゃんと伝わらない気がする。
直に会って話しても、すべて伝わらないこともあるから。
「会いたい……」
零れ落ちる言葉と涙を、風が攫っていく。
────風に乗って
風に乗って
風に吹かれて空を舞う蒲公英の綿毛…真っ白なふわふわなわた毛には、小さな種が付いて、舞い降りた場所で、新しい命を育んでゆく…
そんな事を、不図思い出したんだ…そして、近くの公園に行くと、沢山の蒲公英が咲いていて、黄色の花と、白いわた毛のまあるい姿、大きな緑の葉っぱ…それに、青空と気持ちいい春風…時折少し風が強いと、ふわりとわた毛が飛んでゆく…そんな姿を見ながら、わた毛に掴まって、一緒に、遠い知らない場所に、行ってみたい…そう思えてきた…
風に乗って
やってくるのは、PM2.5と黄砂。
中華人民共和国からやってきている。
国名の名付け親は、福沢諭吉。
カワイイとこある中国
日本嫌いな方多いみたいけど、
砂とウィルスと公害をまき散らす。
当然、仲良くしたいとは思わない。
近所付き合いに置き換えれば、皆そう思うよ。
桜もとうに散りきって、葉は青々としている。あちこちに春の花が咲いている。
新芽の季節というのにぴったりだ。
河川敷のたんぽぽはすっかり綿毛に変わっている。
昔はよくこれを飛ばしていたものだ。まあ、それも私が小学校低学年くらいの話で、中学校に上がってからはその存在すら気にもとめていなかった気がする。
久々に一本抜いてみた。そして、風を待ってみた。
風は、綿毛をさらって行った。綿毛は風に乗って舞い上がり、青い空に無数の白いパラシュートが浮かんだ。
風に任せて、何処に行くのか。
私に少し教えて欲しい。
ほんと
風に乗ってどっか飛んで行きたい
誰もいないどっかへ
作品No.29【2024/04/29 テーマ:風に乗って】
あなたへの想いが
風に乗って
何処かへ飛んでいけばいいのに
着地するのが
あなたでなくていい
誰にも届かなくてもいい
ただ私から
遠く離れた場所に
消えてくれればいいのに
花びらが風に乗って飛んでいった。
沢山の花びらが舞い、飛んで行く。と同時に自分の方へ別の花びらが飛んできた。それは誰かからのお届け物みたいだ。その風に乗ってきた花びらは小さなプレゼントのように綺麗だった。薄ピンクの桜色で、小さく、繊細。春限定のプレゼント。
花が舞い、ほとんど散ってしまった後は葉が生えてくる。今では新緑というのか、若々しい葉が生えてきている。花とはまた違う綺麗さがある。
少し桜の花が寂しい気持ちもあるがこれもまた良い。
また来年。
そんな言葉がぴったしな季節。
来年も風に乗ってくる小さなプレゼントを見に行こう。
最近、桜が散ったなぁと思っていると急に気温が上がりましたね。やばいです、まだ春なはずなのにめっちゃ暑いです…。熱中症気をつけてくださいね。
今日も最後まで読んでくださってありがとうございました。今日のお題は「風に乗って」でした。
時々思う、風に乗ってみたい
「飛ぶ」のではなく「乗る」
海で漂うみたいに空に浮かんでみたい
何も考えずにふわふわと宙に浮いてみたい
そうしていればいつかどこかで
「自分でなにかをしよう」という気持ちになれそうだから
風に乗って
カ ビ が 飛 ぶ よ
喉 が 痛 い よ
あぁこれがカビなのね
小学校で教えておくれよ(愚か)