『雪を待つ』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
「ねぇ、お兄さんずっとそこで何やってるの?」
黄色いボールを持った女の子が、不思議そうに俺に聞いてくる。ここは公園。公園の端にあるベンチに、俺は座っていた。
ただ、何もせず、ぼうっと。
「雪を、待ってるんだよ」
予想外の言葉が返ってきたからか、女の子はきょとんと首を傾げた。
「白くて、透明で、美しい、綺麗な雪をね」
「ふぅん?私もね、雪、好きだよ!でも、ここの街全然雪降らないんだもん」
女の子はプクーっと頬を膨らませる。なんだか、そんな姿が愛おしく思えてしまった。
「そう、だよな。雪は……ここでは滅多に降らないもんな」
幼い頃の記憶、その日は雪が降っていたんだ。珍しかったから、妹と一緒に外に出て、はしゃいで、遊んで、クタクタになるまで公園で雪合戦をしたんだ。
そして、家に帰る途中、妹が車に轢かれて死んだ。
俺の、目の前で。
妹の名前は、たしか……雪。
雪を待つ・・・
あー、雪を待つってことはとうとうそう言う季節がやってきたたことた。昔ほど、雪が積もる量が少なくなった気はするが・・・積もる時は積もるし、つもらないときは、降るだけのときもある!
環境が変わってきちゃったのかなぁ。
雪景色好きだったりするんだけどなぁ。
待ってない時もあるけどꉂ🤣𐤔待つ時もある(どっちやねん)
美しい花を求めて雪を待つ
色も香もない静かな花を
/お題「雪を待つ」より
白い天使が降りてくるその日
この広い世界で…いつかきっと
僕は君に出逢えることを信じている
まだ見ぬ…僕の運命の人
君との出逢いを夢に見て…雪を待つ
白い天使が降りてくるその日
僕は君と恋におちて…永遠を誓うんだ
雪わ待つ。
雪を待つより
春が
恋しい。
雪を待つと
2人が
しばらく
いなくなるから。
来年は
本当にまだわからない。
雪を待つ
少しずつ寒さを受け入れ、冬の良さを感じる。
寒いのは嫌いだけれど、雪はワクワクする。
シンシン降りしきる雪を、毎年楽しみにしている。
今年は雪降らないかな。クリスマスに降ったらロマンチックなんだけどね。仕方がないから、バレンタインに降って欲しいな。ホワイトバレンタインがいい。本命チョコを渡して仲良くなりたいな。そうだ思い出した。
「私、彼氏も好きな人も居ない。クリぼっちだし本命チョコあげる人もいなかった。」
お題『雪を待つ』
雪を待つ。
待てども待てども降りはしない。
「雪は降ってないけど寒いから…」と、手を繋ぐお誘いをした。
「…暑かったら繋いでくれないの?」
いじわるだけど、可愛い。
手を繋ぎ、歩く。
ほどなくして空からはらはらなにかが降りてくる。
「雪だ!」
君が嬉しそうに言う。
雪を見つめる君の嬉しそうな横顔。
君にかかれば雪もきらきら輝いて見える。
去年までと違って寒いだけじゃない冬がやってきた。
231215 雪を待つ
雪を待つ
ここはとある洒落たBAR。
ここは“お客様”一人一人に合わせた、特別なカクテルを作る特殊なBAR。
特別なカクテルは皆さんが、よく知っているカクテルではなくて、その人にあった物語の名前が付いたカクテルを出している。
例えば、『イルミネーション』や『愛を注いで』などの面白い名前が付いているカクテルを出しています。
マスターはグラスを磨きながら、本日の“お客様”を待ちます。
カランカラン.......
おや?本日も“お客様”がお見えになったそうです。
マスターは“お客様”を席に着かせて、その人にあったカクテルを作りまじめました。
本日のカクテルは『雪を待つ』という、白色と銀色を合わせたようなカクテルを“お客様”に出しました。
マスターは戸惑う“お客様”ににこりと微笑むと、カクテルについて説明をしました。
“お客様”は戸惑いながら、グラスを傾けました。
優しくにこりと微笑むマスターの前で、“お客様”は目を閉じ眠っていました。
マスターは気にせず、“お客様”が起きるまでグラスを磨き続けていました。
数分後に“お客様”は目を覚まして、マスターと少し話していました。その一杯で満足した“お客様”は扉に手をかけ、BARを後にしました。
マスターは
「 今夜はもう閉店でございます。
またのお越しを楽しみにしております。
お客様 」
と言い、“お客様”が見えなくなるまで頭を下げていました。
“お客様”が見えなくなった時、マスターの顔から笑みが消えました。
すみませんお客様。
今日は
《閉店》
と申しましたよね...?
なので。
お帰りならないと私は店を閉められません。
帰れるうちに帰る事をおすすめしますよ...
ほら、『雪を待つ』事をしないでお帰りください
#雪を待つ
鈴の音が聴こえる
淡墨の空から…
誰かが呼んだような気がした
煌めく波の向こう
頬を刺す風に
涙さえ凍てついて
心は熱を失っていた
いっそ眠ってしまおう
生きることを諦めてしまうなら
白く舞い降りてくる
六花に埋もれあなたとの思い出を
生きる糧にしながら
眠れるその時を待とう
雪が新しい春を連れてくる
その日まで
雪が降ると、面倒だ。車の雪かきをしないといけないし、寒さの対策もしないといけない。でも今年の雪は楽しみだ。真っ白な雪景色をあなたと見たいから、今日も雪を待つ。
『雪』
昔は、雪よ降れとずっと言っていた。そして、雪が降れば飛び跳ねるように雪に向かっていった。最近は、雪よ降れとも言わなくなった。逆に寒いから降らないでくれと思うばかりだ。でも、近年は、雪が降れば面白いのではないかと思い始めた。なので、今年の雪を待とうと思う。
「雪を待つ」
私は雪が嫌いだ。寒いし、道路状態は悪くなるし、交通機関にも影響が出る。
でも、出会って最初の冬、あなたと雪の日に雪だるまを作った時から雪も嫌いじゃなくなった。
今年はいつあなたと雪遊びができるだろうか。
真っ白な景色を、久しぶりに見てみたい
それで、その後は
子供みたいに、大きな大きな雪だるまを作ろうか
---二作目---
ふわりふわりと、雪が舞い散る様子を見るのが、俺は好きだった。
...寒すぎて外に出る気にはなれなかったけれど。
...でも、今は少しだけ雪降る時間に外に出たいなと思えるようになった。
あいつが、俺の手を引きながら、珍しくはしゃいでいる姿を見るのが、この上なく愛おしいと思うから。
だから今年は、雪が沢山降ってくくれればいい。
そう思うのだ。
#雪を待つ
150作目
雪が降って
世界が
真っ白になったら
私の息も
真っ白になって
言葉も綺麗に
白くならないかな
こたつで寝落ちたことに気付いたのは
午前一時をまわる頃だった
一応スマホを見るけどやっぱり返事は無くて、
ウェザーニュースが朝の雪予報だけ教えてくれた
止まってしまった音楽をつけなおして
またこたつに潜る
12月25日
どうせ君は来ないから、雪を待つ
『雪を待つ』
冬
朝焼けの霜
落ちるつららの雫
煌めくイルミネーション
あなたが零す白い息
朧気なとある真冬のきおく
だから私は
今日も
雪を待つ
「ああ、自由だ。」
この季節になると、私は空を飛べるようになる。
仲間とともに、青い空をめざして。
私は雪を待つ雪虫。
#雪を待つ
雪なんて、待ったことないが、聞いた話がある。
雪国から、南国の子供達に雪だるまを送る話だ。
雪だるま型の発泡スチロールに入れて送るらしい。
なんて、素敵な話だと感心した。
初めて、雪にさわる子もいるだろう。
今年も、待っている子がいるはずだ。
はぁっと息を吐く。白いもやが出てくる。
「もう冬か……」
小さく呟く。
空を見上げると、白い雲が空全体を覆っていた。
いつ雪が降ってもおかしくない。
もしかしたら明日降るかもしれない。
そんな期待を覚えた。
だが疲労のせいか、もう何も考えたくない。
帰路までの歩く速度を速めた。