『開けないLINE』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
中の人、つまり作者である僕には
どーしても、開けないLINEがあります
それは、今は亡き弟とのLINEです
弟は昔、屋上から飛び降りました
その最期に送られたLINEを
僕は何年も経った今になっても
まだ開けません
弟とのLINEを開こうとするたびに
後悔と涙が溢れ出して、開けないのです
消そうと思っても、消せなく
開こうにも、開けない
我ながら、なんと滑稽だと思います
僕は兄失格です
『開けないLINE』
ありとあらゆる物に、気だるさを感じてしまう
趣味をしても、楽しさを感じず
ただ堕落し摩耗する時間。
LINEの通知が、増えていくだけの時間。
スマホを触ることすら苦痛だった。
開けないLINE
LINEは使われてない
持ってはいる
滅多に開けない
一応は一般的だから
捨ててたけど拾い直した
ひらけない、なのか
あけない、なのかが問題
私が使ったのは後者です
ひらけないLINEだったら
消せばいいと思う
LINEじゃなくてメッセやメールなら
覚えがないなら消すよね
ほぼ広告か詐欺だし邪魔だから
特定の誰かからのLINEなら
その相手によると思う
あけない
ひらけない
どちらにしても
確認するか消去するしかない
それが必要な内容なら
後で確認されると思います
既読にしなくても読む方法があったはず
私なら
ひらけないLINEはない
読んでから自分が決めるから
言葉自体に拘束性はない
拘束されてるのは誰でしょうね
開けないLINE
ピロン♪
スマホの音がなった
彼からのLINEだ
私達は付き合って4年、もういい年だ
そろそろそういう話が出てきてもいいのでは?
自分で言うのはわざとらしくて恥ずかしいため、なんとか言ってもらおう
だが、LINEを開く前に見た言葉は私の期待を裏切った
「ごめん、別れよう、君と居て愛を感じられない」
どんな返信すればいいのだろう
言葉を失った私は今日はずっと呆然としてしまい
何も手につかなかった
LINEを開いたら終わってしまう
わたし達の関係が
いつから私は間違いを犯したのだろう
もう貴方のLINEを開けないよ
おまけの彼氏目線
彼女と付き合ってから長い時間が経った
彼女は奥手で愛の言葉を伝えてくることが少ない
彼女が俺のことを好きなのはわかるがやっぱり好きだとかそういう事をたまには言って欲しい
我ながら女々しいのは承知の上で思ってる
そこからなんとか言って貰おうとしたが無理そうだ
ごめん、俺は怖いんだ愛のないのかもと考えてしまって
そう思ったらメッセージをうっていた
「ごめん、別れよう、君と居て愛を感じられない」
俺はどんなメッセージが来てもLINEを開ける気がしない
いや、開けないそう断定してしまう自分が居た
開けないLINE
携帯を開くといつも君が上にいる
君とは喧嘩して喋りにくいから
いつも君のトークルームを避けている
ちゃんと和解しないとな
僕と君、違う人間だけど
ちゃんと元の仲に戻りたい
また一緒に笑い合いたい
でも、やっぱり怖い
もうこのままにしておこうかな
下手に手を出したらまた怒られる
開けないLINE
出来る限り毎日投稿したかったけどLINEやってないから浮かばず。
上手く言葉にできなかった。
きっと何も伝わっていなかった。
それでも
蓋を閉めていた私の思いが
あの頃の思い出が
忘れていた記憶が
こぼれてきちゃうから。
もうその画面は開けない、
ごめんね。
「開けないLINE」
開けないLINE。
噂では聞いていたが、まさか私にも来るとは。
内容はこうだ。
知らない名前のkyouという人からLINEが来る。
メッセージを開いて見てしまうと、
今居る世界に二度と戻れなくなるということだ。
私は興味本位に開いた。
そうしたら部屋が暗くなり、部屋がなくなった。
え?
今まで家にいたよね…?
前を見ていると少年がいてこう言った。
"やっと来てくれた。漸く運命が元通り。"
何を言っているの…?
分からない…。
ヴッ…。
頭が痛い。
なんだろう。この記憶…。
知らない記憶…。
今居る少年と私?が笑ってる?
もしかして。
そっか…。
噂は誰かを求めていると怪異へと変化する。
それは、怨念とも言える。
庇って死んだから少年が怪異となったのか。
でも、もう平気だね。
他の人を巻き込まず、私達だけだね。
これでおしまい。
またね。
終わり。
題【開けないLINE】
(登場人物⇒すみれ、ふうま、葵、ひなた)
「ん~、ん~?はぁ、あ~!」
「もう(笑)うるさいです!葵。」
「だってすみれ~、LINEが開けないの。」
「えっ?バグってしまったのですか?なおしますよ?」
「あはは!すみれったら、相変わらず察しが悪いね。」
「なんか、ごめんなさい。何ですか?」
「その、彼氏からのLINEが見れないの。」
「彼氏ってひなただよね?」
「そうなんだけど。怖いし、恥ずかしくて…。」
「分かります!私もふうまからのLINE、すぐには見れないです!」
「だよね~。一緒に見てくれない?」
「全然いいですよ。」
えっと、内容は?
ー葵!明日の午後1時30分ぐらいに、ショッピングモールで、Wデートしない?ー
「「Wデート!?」」
声が重なった。
ピコン
「また来た!」
ーWデートなんだけど、ふうまとすみれも来なよ!今、隣にふうまいるから!ー
「と、隣に!?」
「すみれ、OK出したら?」
「で、でも!」
「ん~。あっ、そうだ!グループLINE作ろう?」
「もしかして、4人のですか?」
「そうそう!Wデートの件はそれで話し合おう!」
「そうですね。よし!2人を招待して…。」
完了!
ピコン、ピコン!
「あっ。2人とも入ったよ!すみれ。」
「わ~!どきどきするな。」
ピコン!
「なんかグループLINEに届いた!」
「なになに?」
ーグループLINEに招待してくれてありがとう。ー
「ふうまからだ。」
「優しいね。ふうまくん。返してくれるんだ!」
それに対して、ひなたは…。
葵
ーよし!これから、Wデートの計画を立てよう!ー
すみれ
ーだね!楽しみです~!ー
ひなた
ー葵とすみれはどこ行きたい?ー
ふうま
ーそうだね。2人の行きたいとこ行こう!ー
葵、すみれ
ーありがとう。ー
「開けないLINE」
LINEをしても君から返信が返ってくることは
ないからさ
もう開けないじゃん
どうしてくれるのさ(笑)
開けないLINE
開けないLINE 未だに赤いピンマークが
刺さっているLINE 君からのメッセージだと
分かっているから余計に開けない
笑顔の君の写真をロック画面にしている
僕にとって 君の泣き顔のスタンプを
見るのは、忍びない
朝から並んで限定30個のメロンパンを
買いに出た君 午前中には、売り切れると
SNSに書いてあったそれを早朝5時から
うきうきで家を出た君
そうして『買えたら報告するね!』と
僕にとびきりの笑顔を見せて意気揚々と
出かけていった君
スマホの♪♬~と言う音楽と共に
画面の上の方には報告と言う文章と
共に↓のマークが表示されていた。
これは、....と僕は予感がした。
彼女が買えなかった場合
次は、同じ地方に行って買いに行くのは
多分僕だ....
僕は、彼女が帰って来るまでLINEに
気付かない振りをして無視を決め込もうと
決めた下手に開いて既読なんて付けよう
ものならそれが決定事項になってしまう
彼女が帰って来るまでに彼女の気が
変わっているかもしれないと言う
一分の望みに懸け僕は、彼女が帰って
来るまで無駄な抵抗を続けるのだった。
「うっ……どうしよう…」
元カレと別れて2年
同窓会の企画係になり(同窓会)行ける人に
一人一人LINEをしている
「他の人に頼もうかな……」
そう思うけど同窓会の企画係は1人でその他色々あるけど
手がいっぱいいっぱいみたい
でも開けない やっぱり難しそうだ…
題名「開けないLINE」
開けないLINE
鳴り止まない通知
私は思わず、スマホを投げ捨てた
私は、クラスの人気者だ!
男の子も女の子もなにもしてなくても私に近付いてくる
告白も何回されたことか...
でも、私は嫌な気にはならなかった。ちやほやされるのが嬉しかった...
だけどある日、私の靴が、失くなっていた。靴はごみ箱に捨てられていた。最初はみんな心配してくれた。でも、日が、過ぎるにつれみんなは私から離れていった、一番仲の良かった子からも、無視をされるようになり教科書やノートに、落書きをされたり破られたりしてた。そこから私は学校に行きずらくなり不登校になっていった。そこからという通知が止まらなかった。
「しね」
「一生学校来んな」
「バカ」
「ぶりっ子」
「ずる休み」
お母さんからも、色々言われた。
先生も知らんぷり
毎日鳴り止まない通知私はスマホを投げ捨てた。
そして、私は
首に縄をかけた
開けないLINE
スマホを開く。
ホームに、LINEがある。
通知が189も溜まってる。
でも、開けない。
親友だったあの娘が、亡くなった。
もちろん連絡先も交換していた。
通知が来ないはずなのにーーー
あの娘から通知がきた。
何の文章だったか、
覚えていない。
今日はあの娘の命日。
けじめをつけよう。
そう思い、恐る恐るLINEを開く。
あの娘のアイコン。
タップする。
やはり、メールがきている。
「私のこと、忘れたの?」
忘れるわけがない。
初めての友人だったんだから。
「忘れてないよ。でも、なんでメールを送れるの。死んだはずなのに。」
そう送った。
そしたら、
「私、幽霊になったんだ。スマホも遺品だから触れる。」
信じれた。あの娘のメールだから。
「ごめんね。ごめん。ごめんなさい。」
ああ、謝らないで…
あの時、あの娘と私は喧嘩した。
あの娘が横断歩道を渡った瞬間車がきて、
あの娘は死んだ。
あの喧嘩は私のせいだ。
ほんとは謝りたかったーー
でも、変なプライドのせいで、謝れなかった
「私のせい。全部、私のせい。ごめん。」
そう送った。
すぐに既読がついて、返信がきた。
「ねぇ、このまま、親友でいよう。」
「メールでやりとりしようよ。」
「楽しくお話したいな。」
私は、声が漏れないように泣いた。
「いいよ。ありがとう。」
【開けないLINE】
わたしはLINEやってない。
まだ子供ケータイ。
大学生になったらかってもらえるんだって。
もし今スマホがあってLINEがあるなら
塾のあの先生と繋げたいなぁ。
いつも優しくて、声が高くて、面白くて、、、。
先生のことしゃべりだしたらキリがないよ。
だって大好きだから。
この思い、届くといいな。
開けないLINE
自分たちの理屈では説明できない事象を、人々は「怪現象」やら「妖怪」やら「幽霊」やら−−自分たちと異なる怪しいモノのせいにした。そんな先代たちに倣って、私もいま自分の身に起きていることを「怪異の仕業」と言っても許されるよね?
「アイツまた復活したのか」
「アイツって?」
「姉のLINEに突如出現した文字化け野郎」
「えぇ……? 勝手に友だち追加してきた人間なんじゃないの」
後輩は胡散臭げな顔つきで、至極冷静に現実的意見を口にする。
スマホ音痴の私からすれば彼の言葉はちんぷんかんだが、要は「どうせ生きた人間の仕業だろ」って言いたいんでしょ?
「こいつが救えねえレベルのスマホ音痴だから、LINEの設定は全部俺がやったんだが。こっちが承認しなきゃトークも表示されない設定にしてるぞ」
「じゃあ、スマホのパスワードを突破してLINEを勝手に弄ったとか? 手が混みすぎかな」
「それはないと思うよ。顔認証しないとダメな奴を設定して(もらって)るから!」
「自分で設定いじってないのにドヤ顔しないでよ」
だから言ったじゃないか、怪現象だって。相手は怪異だ。そうに決まっている。
話題は、私のトーク画面の一覧トップに突如として浮上した、真っ黒いアイコンの文字化け野郎。
いつだったかいつのまに私に文字化けのメッセージを連投してきたんだが、私の双子の弟がなにを思ってかそいつにLINEを返したんだよね。「ポマード」って。
なんでか、そのひと言でぱったり連投は止まったんだが……。
「今日になっていきなり復活してさ、今度は画像を立て続けに送信してるんだよね」
「開きたくない」
「でしょ?」
ポマードの有効期限切れ? そもそも回避ワードって有効期限あるのか。
その言葉で止んだから、私と弟は勝手に「口裂け女」と呼んでいたんだが、詳細は不明。知ろうとも思わない。
弟曰く、トークルームを消してブロックしようとしたらしいが、なんでかコイツにだけはその操作が作動しないそうだ。
「怪異って、こうやって時代に対応していくんだね」
「なにしみじみと言ってんの。普通に迷惑じゃん」
「ブロックもできねえならどうしようもねえな。いっそスマホ替えるか?」
「向こうが写真送ってくるなら、同じように写真送り返せば? ポマードの写真とかお札の写真とか、いやがりそうなの厳選して」
「結局LINE開くことにならないか? 姉貴のスマホが動かなくなるだけだったらいいけど、送るために開いた俺に呪いがかかるのはいやなんだが」
「ごめんね! あたしが音痴なばっかりに!」
「別に、LINE開かなくても写真は送れるじゃん。メディアから『共有』選んでLINEの送信先選ぶだけ」
「あ、なるほど。お前頭いいな」
なに言ってるのかさっぱりわからないが、急に解決策が出てきたっぽい。
後輩の助言に従ってポマードとお札のスクショを送りまくった結果、向こうからの連投がぴたりと止んだ。あれから1週間、向こうからは音沙汰なし。今度はブロックの操作ができそうだから、弟がついにやってくれた。
でもさぁ、前回も今回もやっぱり「ポマード」が効いてる……?
(いつもの3人シリーズ)
(「1件のLINE」の続編らしきもの)
昨夜から開けないLINEが1個だけある。
冒頭が「ごめん」で始まってることだけはっきりと分かるから、内容は先日私がした告白の返事に違いない。
開かなくたって分かる。私はふられた。
そりゃ、私なんか相手してくれないよ。
私なんかが隣にいたら、男子は誰だって恥ずかしいって思うよ。
でも、どれだけ可能性がなくても告白はしたかったんだ。
それくらい、このLINEの相手のことが好きだったから。私が君のこと大好きだと思っていたことを、知ってもらいたかったんだもん。
このLINE、いつになったら私は開けることができるんだろう。
もういっそのこと、スマホごと海に投げ捨ててしまおうか…。
開けないLINE
うん、なんか知らない人からLINEきてさ、詐欺だと思うから削除しようとしたの。でもなんでか削除できなくて、で、あ、あれ、開けたみたい(文章はここで終わっている
開けないLINEの話ってあるじゃん、あれおれんとこにきたんだよ。でも開けたんだ。開けたんだけど(削除されたTEXT
開けないわけではない。開かないわけでもない。開くことはできるのだろう。ただしそのLINEを開いたものは口を閉ざす。または口をきけなくなる。あるいは。(無記名の考察
LINEを送っても
既読がつかないと
「おーい、どうした?!」
と気をもむ。
だから、
気が小さい私には、
開けないLINEは
ない。
久々に書いている。
希望していた会社に転職が決まり、
今日から有給消化が始まった。
21日からは新しい職場で働く。
不安もあるが、ワクワクのほうが大きい。
幸せなことだ。
幸せ気分真っ只中の深夜1時に目が覚めた。
LINEの通知が目に入った。
数年間連絡が取れなかった親友からだった。
8月31日 22時05分
嬉しかった。
ただただ嬉しかった。
繊細で自分の考えを強く持ち、人と違う見方ができ、ユーモアのセンス抜群。
この世界で生きていくにはあまりに真っ直ぐで不器用な人。
私には愛おしくてたまらない存在。
きっと自分の環境と現在の自分がうまく噛み合わなかったのだろう。
私のLINEすら辛かったのだろう。
きっと開きたくても開けないLINEだったのだ。
私達は朝の7時から1時間半ずっとLINEしていた。
こんな幸せが続いていいのだろうか。
良いんだ!
だって私、頑張ったもん!
これからきっと良いことばっかりだと信じている!!
いや、良いことばっかりだ!!!
絶対に親友も良いことばっかりになる。
大丈夫。
私達はどう転んだって幸せにしかなれないんだから。
元気になったら絶対に会おう。
それまでいつまででも君を待つ。