開けないLINE』の作文集

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開けないLINE』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど

9/1/2023, 8:49:03 PM

(僕視点)
僕は今、猛烈に焦っていた。
とにかく、誰かに連絡しなきゃ。
さっき電話してみたけど、電波が悪いせいか繋がらなかった。
連絡手段……。
「…!LINEは!?」
開こうとしても開けない。
開けないというよりか、送れない、の方が正しいかもしれないが。
友達、家族など、送ろうとしても圏外で送れない。
僕は遂に、街で1人ぼっちになってしまった。

(親視点)
ああ。
まだ死にたくない。
なのに、迫り来る波から逃げられそうにない。

つい先程、この街を大地震が襲ったのだ。
あの子はまだ学校にいるはずだ。
ちゃんと避難できたかしら。
私は、あの子の1人の親だ。
もう何年か前に旦那とは離婚した。
だから、あの子は私の一人息子。
大切な、たった1人の私の子。
そんな子が、末永く幸せに生きられる事を祈ります。
私は、多分逃げられない。
せめて、どうか幸せで。

(僕視点)
友達とも連絡つかない。
僕はつい先程まで、友達と一緒に避難していた。
だが、はぐれてしまった。
連絡手段を探しているうちに、僕は恐らく、街で一番高いところに着いた。
だが、津波というのはとても高いもので。
僕はあっという間に波に飲まれた。
母さん、ごめんなさい。
僕は、生きれそうにありません。
貴女から紡いだ命をこんな形で無駄にしてしまった。
貴女が許してくれるのならば、また来世も、貴女の子供でありたい。
そう切に願った。

9/1/2023, 8:37:57 PM

開けないLINEを、今日も君は見ている。
その開けないLINEは、最近別れてしまった彼女とのLINE。

開けようか、開けまいかスマホを持つたびに考えているけれど、私は、開いた方が良いと思うよ。
だって、毎日ほとんど気にしているから。
お風呂のときも、寝る前も、ゆっくりグダグダしてるいるときもずっときにしているから。

そんな君を見ていると、何だが私が悲しくなってなってくる。小さい頃からずっと見てきたから。だから悲しくなるのだろうか。

彼女のLINEは、決して悪い事を綴ってあるわけじゃなくて、どちらかといえば、君に感謝している。

だから早く、彼女の気持ちを受け取ってあげて…。






……こんなことを私が思っているなんて、君は気づいていない。
小さい頃に出逢って、それ以来大切にしてくれている君。
私は言葉は喋れないし、伝えることは出来ないけれど、こうして君と別れが来るまでは見守り続けているよ。
私、私こと、「新幹線のおもちゃ」がね。

9/1/2023, 7:57:55 PM

よぉ、長谷川どうしたの?

スマホ、調子悪かったから機種変。
へぇ、何がダメだったの?

LINEが開けない。
そっかぁ、LINE無いと今や何にも出来ないもんなぁ。

どれくらいダメだったの?
三日? あちゃー、大事な連絡とか来てんじゃないのか?

あ、でも週末挟んでの三日・・・
遊びの誘いとかあったかもよ。

ちょっと、見せて見せて。

いいよ? ありがとう。
ああ、起動に時間かかるもんなぁ。

しかし、あれだ。週末といやぁ、山岡が作ったグループLINEで結構みんな書いてたなぁ。

え? 知らない。
・・・
ああ、あれはまだ入ってないかぁ。
今度、招待しとくよ。

でも、ほらサトミが作ったグループLINEで来月皆でキャンプ行こうって・・・・

それも入ってないのかぁ。サトミから直接連絡あるかもだよ、うん。

ま、ほら開けてみ、三日もあれば沢山連絡来てるはずだからさ


・・・

・・・

・・・

よかったぁ。ミホコ? 女の子から連絡きてんじゃん。

え? 彼女? なんだ長谷川やるじゃん。


うん? 
さようなら


ああ、うん、連絡してみ、そしたら、うん大丈夫だと思うから。
うん、それじゃあ、俺いくよ。

なんかゴメン。


・・・・
・・・・

俺、アイツのLINE送ったことあったっけ?

あれ?

そもそも、アイツのLINE知ってたっけ?

・・・

・・・

9/1/2023, 6:37:08 PM

縁は切れる

自分でそう選択しても、相手がそう選択しても

SNSは繋がりを簡単に、広く、大きくするけど

同時に崩れるスピードもより早く、簡単になった

今画面にしがみついて必死に返信している相手は、私にとってどんな存在なのだろう?

表情も声も伝わらないこの一言で、はたしてその人の心の中までもを図れるのか?

"怖い"

それは本当の意味で繋がれない場所で繋がろうとするからだ

簡単だよ

開かなくてもいい

縁を切るか、会いに行く、ただそれだけ

-開けないLINE-

9/1/2023, 6:03:37 PM

毎日欠かさず
送り合ったLINE

いつしか気持ちがすれ違って
しまったけど

それでもLINEだけは
欠かさなかったね

結局もう何もかも
終わりにしたその日

あなたとの思い出のやり取りは
全て消去してしまったな

だってね未練がありすぎて
また連絡してしまいそうだったから

これ以上嫌われたくなかったんだ

開かなくした私の最大の

強がり

9/1/2023, 5:32:14 PM

誰かから一通のLINEが届いた。

"仲川すみれ『久しぶり 今週会える?』"

見覚えのない名前だった。
が、下の名前には見覚えがあった。
結婚したのか?あいつ

あいつとは"伊藤すみれ"のことだ。
伊藤すみれとは高校生活をほぼ一緒に過ごした。
だが、高校3年の秋、些細なことから始まった喧嘩がどんどん大きくなっていた。それからあいつとは疎遠になっていた。

高校卒業から6年経った今、何を話すのだろう。
今週は空いている日が多いが、なんて返そうか。
そんなことを考えている間に2時間が経ってしまった。

9/1/2023, 5:27:10 PM

貴方が好きで、好きで。
でも苦しくて。

【 開けないLINE 】

貴方を好きになって
付き合って、愛し合って。

今まで知らなかった貴方を知って、
今まで知らなかった私を知って。

感情に振り回されて、冷静になれなくて
好きなのに、付き合えたのに。

なんでこんなにも苦しいんだろう。
終わらせたくなって、LINEを送った。

案外返事はすぐにきたが、開けそうにもない。

終わりたいけど、終わりたくない。

貴方が好きで、好きで。
でも苦しくて。

でも、

好きだから。

9/1/2023, 5:18:56 PM

スマホ新しいのに代えたらLINE開けないんじゃ。怒

他のアプリは開けるん?

他にもいくつか届かん。

届かんって何?

親指が攣りそうな位がんばっても無理。

知らんがなー!
ちな、ホームをダブルタップか、左右へスワイプしてみ。

ほーん、これ大技林か?

9/1/2023, 5:17:18 PM

ピコン

LINEが鳴った。

「誰からだろう」

そう思って差出人を見た。

「…」

元カレだった。

彼とは酷い別れ方をしてから会う事も話す事もなかった。

だから悪いとは思いつつも開かないでいようと思った。

(これで良い。今の私には守りたいものがもうあるんだから…)

9/1/2023, 5:12:28 PM

開けないLINE



全てをシャットアウトしているときは
私のLINEもいつまでも既読にならない。
『ママのLINEはピン留めしていて、通知が
来たらすぐ見るよ』って言っていたのに。
同じ屋根の下、届かないはずもないのに。
トーク画面には右側に寄った文字が並ぶ。

9/1/2023, 4:42:59 PM

あの子からのLINE
開けない
開きたくない
だって、ケンカしちゃったんたもん
なんて書いてあるのか見るの怖いし
絶交!とか書かれていたら
マジで落ち込む·····

でもスルーもよくないよね
もちろん既読スルーも

思い切って開いてみた

·····あっ、·····
そこには一言ごめんねって書いてあった
こんなにグチグチ悩んでた私より
やっぱりあの子は潔くてカッコイイ!
あぁ、やっぱりあの子と親友でよかった!
私の方こそ、謝らないといけないのに
すぐに私の方こそごめんなさいってLINEしたよ

明日からはまたいつも通りの仲良くできるかな
心の中がモヤモヤしてたけど、今は顔がニヤニヤしちゃう
やっぱり友達っていいよね


····················そんな友達欲しかったなぁという妄想

9/1/2023, 4:42:48 PM

『開けないLINE』


あなたから送られてきた最後のメッセージ。
私はどうしてもそれを開くことが出来ない。
書いてある文章は知っている。LINEのメッセージ一覧に、たった一言表示されているから。
だけど、未だに既読をつけることが出来ないでいる。
もし開いてしまったら、未読1の表示はもう二度とつくことがないのが分かっているから。

もし。
このメッセージをあなたの訃報を聞く前に開いていたら、私はこの開けないLINEで悩むことはなかったかもしれない。

多くの人からメッセージが来るたびに、あなたのトークは下へ下へといく。
沢山の公式LINEのメッセージにうんざりして、一斉に既読をつけたかったけどもしそれをしたらあなたのLINEに既読をつけてしまう。
だから膨大な公式LINEのメッセージも、一つ一つトーク画面を開いていき既読をつけていくのだ。

いつか既読をつける日が来るとしたら、それはあなたのことをいい思い出に出来たときです。
せめてそれまでは、まだ未読のままでいさせてください。




創作 2023/09/02

9/1/2023, 4:25:58 PM

開けないLINE

LINEのパスワードを忘れてしまった。
高校時代の思い出が淡い六つの数字によってつなぎ止められていた。
パスワードを入力しようとして、辞める。
開けなくなったLINEの中、あの日の僕らはそこにあった。何ひとつが失われずにそこにあったのだ。

9/1/2023, 4:25:12 PM

『漂流する言葉』
離島の海岸 尊い生命が海月になった 海獣たちは不可思議に離島の周りを連なり泳ぐ これは弔いなのだろうか? 言葉では無い何かによって 生命が浮遊するのを目の当たりにした

9/1/2023, 4:22:06 PM

朝起きて、目をすこし擦って、ベッドのなかに入ったまま君におはようのLINEを入れる。
これが僕のモーニングルーティーン。

‥‥‥5年前まではね、、

いまの僕の朝はもうきっと動きはしないきみとのLINEをぼーっと時間の限り眺めているだけ。
何度おはようって送っても返ってこない。
何度なにしてるの?って送っても返ってこない。
そりゃそーだよな、

君は僕より先に遠くのほしに行ってしまったんだから、、

何度も夢だって信じたかった。
でも、LINEを見てしまうと現実に引き戻されて、

君が居なくなってから僕のこの世界は色が無くなった。。

ただ毎日返信がこない開かれてないLINEを見ているだけ。

きみに会いたい。。。
LINEだけでも開いてくれたらな~、、

9/1/2023, 4:14:52 PM

開けないLINE


もう逢わない。
もう連絡しない。
もうおしまい。


そう思って、彼を友だちから削除した。
いやもう、いっそLINEアプリごと削除してやった。


元々スマホとか疎いし
友達だってそんなにいない。
最悪SMSと電話さえあれば大丈夫。


大丈夫。


大丈夫。


大丈夫。




大丈夫じゃなかった。



なんで友だち消したんだ。
なんでLINEアプリごと消すなんてしたんだ。

なんで
なんで・・・


結局後悔しながら、しぶしぶLINEアプリを入れ直した。
画面はログインから始まる。
アプリを消しただけではアカウントは消えないみたいだから
再度ログインする。


「バックアップを復元しますか?」


とりあえず言われるがまま「復元する」を押したら

彼の名前が現れた。


最終バックアップ日:20××年〇月×日


あの日、だった。


そのまま彼とのトーク画面を開いたのは言うまでもない。

9/1/2023, 4:12:57 PM

今なお鳴り続ける通知音が恐ろしくて、
思わず枕の下に埋めた。

とっさにマナーモードにしたのは我ながら
偉かったが、くぐもった音を響かせながら
震える枕はどことなく生き物じみてしまって、
なんだか余計に怖い感じに仕上がっている。


どうしよう。
どうしよう。

鼻の奥がまたツンと痛くなり、
目元が熱くなるのがわかった。
焦る気持ちを震える枕が余計に煽ってくる。


きっと彼はここにやって来てしまう。
なんて言い訳する?

邪魔をするつもりはなかったのだ。
まさか幼馴染と先輩があんな所に
2人でいるとは思わなかったのだ。

----------

彼の想いに気づいたのはいつだっただろうか。
直接聞いたわけではない。

ただ、ふと気づけば無意識に彼を見つめて
しまっていた私は、ある時、彼が見つめる
視線の先に、先輩がいる事に気づいてしまった。

彼を見つめる私と、先輩を見つめる彼。
隣にいても私達の目線は交わらないんだな、
とストンと納得してしまえて、当時ちょっと
寂しかったことを覚えている。


小さな頃から少しずつ温めていた想いは、
告げる前に行き場を無くしてしまった。
ならばせめて彼の良き友人でありたいと、
その時から本当にそう思ってきたのだ。


なので言い訳させてもらうと、
彼らにとっても不意打ちだっただろうが、
私にとってもとんだ不意打ちだったのだ。

そうでなければいつもの様に、
ちょっと抜けてるが明るい愉快な幼馴染として、
挨拶したり、見守ったり、その場を迂回したり
できたはずなのだ。

わざとではない。
その証拠に、なんの心の準備もないまま
笑い合う2人を見つけてしまった私は、
『いつもの幼馴染』を取り出すのが
遅くなってしまったのだから。


自分と自分の想い人の目の前に
中庭の木々の間から唐突に現れた幼馴染が、
動揺を隠せない様子で後退り、
手で掻き分けていた梢の間に
無言で戻っていこうとする様は
確かにあまりにも不審だっただろう。

自分が逆の立場であっても心配するし、
なんならちょっと怖い。


驚いたのだろう、呆けていた彼はハッと
正気に戻ると、私を見て一瞬軽く目を
見張った様な気がした。

気がした、というのは私が勢いよく
背を向けたのとほぼ同時だったから。

そして私は何のフォローもする事なく、
彼が呼び止める声を必死で振り切って
逃げ帰ってきたのだ。


背を向けて走り出す前の、下がった眉を、
滲む目元を、誤魔化す様に笑おうとして
失敗してしまった歪み震える口元を、
見られていません様にと強く願いながら。

----------


どうしよう。
どうしよう。

母さんはきっといつもの様に彼を
通してしまうだろう。


震える手でおそるおそる枕を宥めてみる。
まだ枕は鳴き止まない。


分かっているのだ。
彼はただただ心配してくれているのだと。
怒っているわけじゃない。

なんの含みもなく、大分様子のおかしい友人を
気にかけ、連絡を取ろうとしてくれているのだ。
いつだって善良な人だから。

そしておそらく、彼はこのままここへ
乗り込んでくるだろう。


「……にっ、逃げなきゃ」


心配をかけっぱなしの上、何の解決にも
なっていないが、とにかく一度落ち着いて
対策を考える時間が欲しかった。


目元をグシグシと擦り、振り切る様に
ガバリと勢いよく立ち上がり、枕の下に
手を差し入れたのと同時だったと思う。





『ピンポーン』




いつのまにか枕は鳴きやんでいた。





『開けないLINE』

9/1/2023, 4:09:04 PM

君からのことば

君の指先で飛ばされたメッセージ

冗談みたいにまっすぐな言葉だったんだろうな

受け取りたくて

何度も試してみるけど

液晶にはメッセージの内容が表示されない

圏外に来てはじめて大切さに気づく

もう遅いよなあ

君はきっと今も

あのときみたいな色彩を帯びた笑顔で

誰かの心に花を咲かせているんだろう

ありがとう大好きだったよ



「開けないLINE」

9/1/2023, 3:53:38 PM

お題/開けないLINE

 通知がひとつ。ずっと、ずっと残っている通知。何度も、何度も、何度も。見ようとして。
受け止めようとして。
そのたび、
失敗した。
これに既読をつけてしまえば、あなたはもう帰ってこない。
わたしはまだ、その線がひけないの。

9/1/2023, 3:52:27 PM

〖開けないLINE〗




あなたからのLINE
〔好きだよ 本当に 〕



既読つくのが嬉しくて 返信待つ間も楽しくて

時間が経つのは早く感じた

誰にでも優しいあなたを想うのは楽しいのに

辛かった

ずっと開きっぱなしになってたあなたとのLINEは

もう開かない 開けない 開いてしまうと

あなたへの想いが溢れてしまう

これ以上泣きたくない

だから 関係を断ちます

あなたは本当に《嘘つき》だね

そんなあなたが大好きでした。

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