『開けないLINE』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
「 開けないLINE 」No.29
『最近学校来てないけど大丈夫?』
このメッセージが5人くらいからきていることに一週間前に気がついた。学校に行くと怖くなって呼吸困難になったこともあり、親からも行くのは少しやめようかと提案された。それから一ヶ月近く学校に行けないでいる。大丈夫じゃないから学校に行かないんだよって言いたいが、流石にうっとうしい。私はずっと既読もつけずに心のもやもやがなくなるまで一生開けないLINE。
開けないLINE。
くっっ、好きな人からのLINE、、!!
秒で既読はつけたくない!
でも見たいよーー!!(泣
間違えて好きな人からだと思ったが公式LINEだった
なんだよおーー!!!!
期待させんな!
私は好きな人からのメッセージ。
いつまでだっても開けないLINE___。
開いた時に何を感じる?
開かなかった時に
何を感じる?
おんなじだったりする
〜開けないLINE〜
君にはガイドが一人寄り添っている
この星に最初に来る以前から
宇宙にいた頃から
ずっとずっと
君に寄り添っている
君だけをみている
君のことを全てわかっている
そのガイド以外にも
人により人数が変わるけれど
君のためのガイド達が存在している
君のチームのガイド達
こちらは毎回人生を始めようとする時に
君が今回体験する〈テーマ〉を
達成できるよう
その方面に通じた存在達で結成される
彼らも見えない導きを絶えずしてきている
その〈テーマ〉は
僕達の感覚からすると
なんでそんなことやるの…
と思うものであったりもする
体験しにきているだけだからね
君はひとりじゃない
ひとりであったことなんて
一瞬もないんだ
いつも一緒
話しかけよう
問いかけよう
ガイド達からのメッセージは
何か目についた言葉であったり
視線の先を鳥が飛んでいったり
光であったり
音であったり
香りであったり
ほっとする感覚であったり
体に熱さや電流が走るような
そんな感覚であったり
スマホに不意に現れた画面とか
見たことないのに
おすすめに上がってきた動画とか
いろいろなんだ
だから
「自分がすぐわかるような
メッセージをください」
そう頼むといいと思う
いつも寄り添っている君のガイド
君のチームのガイド達
感謝と共に話しかけると喜ぶよ
君がここまで忘れていた意識を
取り戻そうとしていることに
テーブルに置きっぱなしの携帯。
ディスプレイに表示されるのは、君からのLINE通知。
引き留める言葉も、笑顔で見送る余裕も無い僕には、それを開く勇気さえ無かった。
このLINEを開かない事で、何か変わる訳じゃない事なんて痛い程よく分かってる。
こんなメッセージ一つに必死で意地を張る僕は、きっと誰から見てもみっともない人だ。
「今見るのはツラいから」と言って、明日も明後日も、1週間だって、僕は開けないかもしれない。
「ごめんね、こんな弱い人間で。」
_開けないLINE_
開けないLINE
LINEの独特の音が鳴る度にスマホを無視する。
ずっと無視しているのに鳴り続けるのが腹立つ。
暇なのか、何なのか。こっちは暇じゃない、自分の時間があるのだ。
本を読み、その本の世界に浸りたい。そう思うと音は煩い。
スマホを手に取り、マナーモードにしようとする時に、つい画面に目が行く。
同じ人物からのかなりの件数のLINE。ぞわっと鳥肌が立って、思わずスマホを投げてしまった。
別に嫌いではないが、LINEを開いてしまえば、最後。永遠のやり取り。既読スルーをすれば、催促と怒りのLINEの舞い。
だから、開かないというか開けないLINE。
なぜ、迷惑に思わないのだろうか?喋る相手がいないのだろうか?
考えたところで、無駄だ。どうせ、明日には100件はゆうに超えるだろう。
はぁーっとため息を吐いて、スマホを取りに行く。もちろん、返すつもりはない。マナーモードにするだけ、ただそれだけ。
ピコン、ピコンと鳴っている。もう、とどめ刺したい気分だ。
ガシガシと髪の毛を掻き、画面は見ずに、マナーモードにした――
開けないLINE
トモダチ登録したらお得
トモダチ登録シタラオトク
LINEデオトク
僕はトモダチにはなれなかったみたいだよ。
開けないLINEが2000件
『開けないLINE』2023.09.01
自分はこんなにも小心者だったかと思う。
たかが、メッセージアプリひとつで、気もそぞろになってしまうのだから、やっぱり小心者なのかもしれない。
連絡先を教えてもらったものの、こっちからメッセージを送ることすらできていなくて。
送ろうとすると、ドキドキして手汗が吹き出てくる。
まだ電話のほうがマシかもしれない。
もっとも、電話すらドキドキしてかけれずにいるのだけれど。
さて、困ったことになった。
今度のオフの日に、二人で出かけることになった。だから、その打ち合わせをしなくてはないけない。
何時にどこに集合するのかだとか、どこにいくのかだとか。その他、いろいろ。
誘ったのはこっちだ。だから、こっちから連絡をとらなければいけない。
メッセージアプリのトーク画面を睨みながら息を吐く。
友人たちや先輩方の名前が並んだその画面に、あの人の名前はない。
『こんばんは』の五文字が打てない。
どうしようなどと考えていると、その画面に、
『こんばんは』の五文字とあの人の名前。
思わずスマートフォンを取り落としそうになった。
次いで、
『いま大丈夫?』
とこちらを伺う文面。
口から心臓が飛び出そうになった。
あの人の名前だ。あの人の名前が仲間に加わった。
早く返さなければと思うが、あの人のトーク画面を開く勇気がない。
おれはしばらくの間、その画面から先に進むことができなかった。
LINEてほんと人間関係を反映させるよね…
駆け引きとか
恋愛している時になかったツールだったので
ほんとに良かったと思う…
いやまた今後あるかもしれんけど。
開けないLINE
グリーンの
LINEロゴを定期的に見つめる私
割引 プレゼントの応募要項はLINEからと
このご時世メッセージアプリは必要不可欠
私もお世話になっています
しかしながらLINE
昨日も今日も開けない
明日も開けない
多分一生開けない
だって私
LINE未経験期間更新中
なんだもの
無理だわ
気弱な私だから、一つだって君に話しかけることはできない。隣の席で君ばかりが僕に話しかけてくれる。僕はそれに答えるだけで、そんな僕と過ごす時間はきっとつまらないだろうって思ってた。
人見知りでコミュ障な私だから、誰ともグループを組めない。それでも君は僕に一番に声をかけてくれた。何もうまく伝えられないのに君は笑っていてくれる。
そして突然君からLINE交換の申し出をされた。焦りでうまくLINEを開けないでいたら、君が愛おしそうに私を見て笑うものだから、変に期待しちゃいそうで怖くて怖くて泣きそうになっちゃって。それでも君は待っていてくれる。
なんでそんなに優しいの。ふいに口から飛び出た。
君だからだよ。間髪入れずに答えが返ってくる。
気弱で人見知りでコミュ障な私でも、貴方に期待してみてもいいですか。聞くまでもないように君は私の頭を撫でる。
嫌だな、青春なんて私にはできっこないって思っていたのに!
46.『開けないLINE』
2023/9/1 ♥400over ありがとうございます
私はLINEを開けるのが苦手だ。
というのも、例えば「連絡が来てすぐ返す」と言うのは、なんだか張り込んでいるようで怖がらせてしまいそうだと思う。かといって、時間が経ちすぎると話が進んで入れなくなる。通知欄のものを見て既読にした気にもなるし、返信をするタイミングを逃して一日経ってたりする。
ただ、これはLINEに限った話ではない。他にも電話も出るのが苦手だし、メールを返すのもなんだか下手くそだ。連絡系が、なんだか苦手なのである。
最近、とある魔法の言葉を教えてもらった。それによってLINEも、電話も、前よりは苦手感が減ってきた。なんとなく明るい方向に向かっていて、自分としてはすごく嬉しい。
『開けないLINE』
公式ラインしか入れてないLINE。
ラインの通知が鳴った。
一番くじの通知か?そう思って確認した。
知らない名前。
知らないアイコン。
どう見ても公式ラインじゃない。
不思議より、困惑より、恐怖が勝った。
知らないようで知っている、あの子のライン。
クラスのあの子。
高校で一緒になった女の子。
特に話したことも無ければ、
関わりがあるわけではない。
なんだか、疲れてしまって、返信気力が起きない。
仕事のことで、返信しなきゃ、
親に、お金はもう少し待ってって言わなきゃ、
父 金はまだか!!?
上司 返信遅いぞ?サボりか?
嗚呼…もう疲れた。
私は家を出ても縛り続けられて、逃げればいいのに、
やっぱり心配で、
馬鹿みたい…
返信するのが怖くて、私はLINEが開けなかった。
開けないLINE
「今から皆さんはLINEを開けません」
HRで担任からそう言われた。
面白がって笑う子達。顔をしかめる子達。
そんな大勢の中で俯く私。
事情は分からないが、私は少しホッとしていた。
「インスタはー?」そう聞く隣の席の可愛い子。
そんな可愛い子に聞かれ、
「開けないのはLINEだけですよ」と微笑む担任。
私は思わず唇を噛み締めた。
そんなんじゃ何も意味ないよ。
そんなんじゃいつもと何も変わんないよ。
そんなんじゃ私はまだ孤独だよ。
私にはLINEもDMもする相手はいないし
まず、親にスマホはまだ早いと言われている。
高校生にもなったのに。
もし皆SNSが使えなくなったら
私は可哀想じゃ無くなったかもしれない。
私はSNSの無い、たった一人の星へ行きたい。
どうせ孤独なのだから。
だけど、今だって孤独なのにこう思ってしまう。
たった一人の星で生きる人は孤独で可哀想
"3"
白い吹き出しを囲む緑色の連絡アプリのアイコンが示す数字。右上で赤く主張する"3"というその文字が自分の臆病な心を象徴するようで,視界に入る度に心にモヤがかかったような気分になる。
未読の連絡数を示すそれは常には表示されないもので,けれどここ数日間に限っては誇張するように存在を強調してくる。
あの人からの連絡だとトークでの赤いそれが伝えてくるからこそ尚更開くことを躊躇ってしまう。普段なら喜んで一刻も早く返信するというのに。
"ごめん"そんな言葉から始まる連絡をどうして受け入れられようか。例え何が変わらないのだとしても,だからこそ。その数字が消えることはないだろう。いつまでも。
『受け入れなければ終わらない。そうだよね?』
そんなはずないと知りながら微笑んだ姿はそれでも何故か美しく麗しいのだと,その形を反射する物言わぬ硝子だけが知っていた。
テーマ «開けないLINE»
ピコンっ。
こんな時間。
ウゼエ。
絶対アイツだ。
失恋自分語り超絶ウゼエ。
ヘラヘラして、自惚れて、最後は決まって
「ま、アンタはわからないと思うけど〜」
へーへー、恋愛するって
そんなにご立派なことなんですかねえ?
未読無視無視。
…違う。
ほんとは羨ましい。
あそこまで誰かのことを思って
うっとり語れるなんて。
だから未読無視できない。
だから返信してしまう。
私にも、いつかこんな恋がくるかな。
開けないLINE
ぴこん
遠くから通知音が聞こえる
誰からか、何の用なのか
知っている
知っているから、開けない
ぴこん
私のこんな気持ち
とっくに知っているのだろう
畳み掛けるように通知が来る
だけど私は動かない
動けない
今はまだ、そっとしておいてほしい
遠くに置いたスマートフォンに
手を伸ばすこともなく
私は静かに目を閉じた
ぴこん。ぴこん
何度か通知音が聞こえていたが
やがて静寂が訪れた
このLINEを開いたら、
さよならが待っている気がした。
「開けないLINE」
~開けないLINE~
スマホを壊した。
画面もつかなくて、データも残すことができなかった。
色んな友達との会話が、写真が、ぜんぶ無くなった。
あのLINEのアカウントは消すことも出来なくて、一生開くことのないまま、どこかを漂ってる。
9月1日ですね
最初のお題が
『開けないLINE』
…なんだか開かずの間みたいですね
でも待てよ
読み方で意味が変わりそう
「ひらけない」
なのか
「あけない」
なのか
主導権はどちらかで
イメージが変わる