『鏡』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
鏡がもし、壊れたら
私は元の国に戻れない
ねぇ、鏡さん
本当の私は いつ映るの、
鏡
かがみの孤城 ※ネタバレ注意
_______________________
たとえば、夢見るときがある。
転入生がやってくる。
その子はなんでもできる、素敵な子。
クラスで一番、明るくて、優しくて、
運動神経がよくて、しかも、頭もよくて、
みんなその子と友達になりたがる。
だけどその子は、たくさんいるクラスメートの中に
私がいることに気がついて、
その顔にお日様みたいな眩しく、
優しい微笑みをふわーっと浮かべる。
私に近づき、
「こころちゃん、ひさしぶり!」
と挨拶をする。
周りの子がみんな息を呑む中、
「前から知ってるの。ね?」
と私に目配せをする。
みんなの知らないところで私たちは、もう、友達。
私に特別なところがなくても、
私が運動神経が特別よくなくても、
頭がよくなくても、
私に、みんなが羨ましがるような長所が、
本当に、何にもなくても。
ただ、みんなより先に
その子と知り合う機会があって、
すでに仲良くなっていたという絆だけで、
私はその子の一番の仲良しに選んでもらえる。
トイレに行く時も、教室移動も、休み時間も。
だからもう、私は一人じゃない。
真田さんのグループが、
この子とどれだけ仲良くしたがっても。
その子は、
「私はこころちゃんといる」
と、私の方を選んでくれる。
そんな奇跡が起きたらいいと、
ずっと、
願っている。
そんな奇跡が起きないとは、知っている。
「鏡」
鏡の前映る僕は 笑顔ではない 気力がない この表情を この無気力を どのようにすればいいのか まだ答えは出ない
鏡?嘘つかないって言うけど、そんなの嘘よ。
見たら割りたくなってぐちゃぐちゃにしたくなる
醜形恐怖症のわたしはね
ゆるさない。
こんな事言ってばからしくなる自分が嫌い
この文章を書いて少し自分に自信を持った自分も嫌いよ
もしこんな私の投稿を見て少しでも元気になってくれたら嬉しいわ。
鏡。
鏡の向こうに
いるのは
絶対に届かない
もう1人の私。
うちの妹は
本当に似てるから
鏡の向こうにいても
わからないかも?
合わせ鏡は本当にヤバかった。
鏡
顔って毎日見ているので、変化に気がつかない。
でも、少しづつシワが増え、シミが増え、弛みが出ている。
毎日ではなく、1週間に一度とか1ヶ月に一度とか、1年に一度しか見られなかったら、もっと危機感を感じるかもしれない。
でも、だからといって老化を止めることは出来ない。
そう考えると、ショックを和らげるためには毎日見て、自分の変化に気付かない方が幸せかも知れない。
鏡に映る顔は正直だ。
疲れた顔、不機嫌な顔、悲しい顔、嬉しそうな顔、幸せそうな顔。
その時々の心を映し出す。
シワやシミが増えてもいい、幸せそうな顔を映し出して欲しい。
鏡の自分を褒めてあげたい
みんな私を褒めてくれる
「頑張ったね」
「真面目だね」
「よくやった」
だけど全然嬉しくない
決められた環境で
着けられた足枷に
呼吸もできないほど背負わされたもの
私も私に満点をつけたい
だから鎖を斬った
その時知った
鎖は簡単に外せること
檻から飛び出していけること
自由になった自分に
いま、心から伝えよう
よく頑張った、ありがとう
🍀鏡
朝、学校に来て1番に駆け込むトイレ
トイレなのに便器は使用しない
使うのは鏡だけ
家を出る前にきちんと鏡で前髪を確認したのに
もう崩れている
こんな状態では先生と恥ずかしくて会えない
この状態で会ったら笑ってはくれるだろうけど
ま、それは置いといて
会いたいからきちんと身だしなみを整えて
職員室前の廊下に続く階段をゆっくりと登る
先程整えた前髪を崩さぬよう…
そして、
会う
「おはよう」
どちらが先に言うかは決まっていない
だって先に気づいた方がするから
先生から言ってくださる時はもう即レス
当たり前じゃん?
私から「おはようございます」って言った時は
先生は「はいおはよう」って柔らかく返してくださる
今日も頑張ろう
貴方が1番美しい。
あの子よりも、彼奴よりも、元彼よりも。
貴方が1番美しいんだよ。
わたしは鏡にそう伝えた。
鏡
鏡に映った自分の瞳には、鏡が映っている。
鏡は、それを視る自分を映し出すが、自分の瞳は何を映すだろうか。
人は視たものを脳裏に焼き付けるが、意外にも自分の瞳に映っているそれ自体を観ることがない。
人が観ているのは、鏡越しの世界と変わらない。
なぜなら、人は眼と心のフィルターを通して、認識を観察するに過ぎず、本当のモノの姿を認識することは叶わないからだ。
鏡の世界は、本当の世界とは別のモノ。
私が観たモノは、本当の世界とは別のモノ。
鏡の世界は、とても良くできているが、鏡の向こうにそんな世界が本当はないってことは理解っている。
だけど、瞳を通して観た世界には疑問を持たなかったりする。
本当の世界はどんなだろうか。
ハッと気付いたとき、自分が観てた世界が、鏡越しの世界だったことに驚く。いつも本当の世界はフィルターの向こう側だ。
自分が思った世界とは違う世界が広がっている。
たまには手鏡を取り出して
自分の顔を見つめてみる
そして心の中で問い掛けるんだ
『ねぇ、鏡の中の僕。
鏡の中での僕も現実の僕と
同じように君を喪っているのかい』
返事はない、当然だ。
しかし返答の代わりに
手鏡をずらし
君の座って居た場所を映す
…そこにもやはり
君は、居なかった。
映された手鏡のなかには
現実と同じく
もはや、主を失った
小物達がうっすら
埃をかぶっていた。
僕は無性に悲しくなり
手鏡をもとあった場所に戻す
過去の記憶の住人に
なってしまった君を
思いながら…。
#鏡
鏡
私は鏡が嫌い...
鏡見ると落ち込む日々
なんでもっと可愛いく生まれてこなったの?って
思っちゃう...
顔は、こんなにも映し出せるのに
心はちっとも、映してくれない
あの人の心を映し出す鏡があったら良いのに
ちょっと怖いけど
遠い宇宙と、近い睫毛は見えないというけれど
1番近い、わたしの心も、全く見えない、触れられない
湧いてくる感情の機微を
全て曇りなく
鏡で映し出せたのなら
わたしはもっと
真っ当に生きられることでしょう
だといいな
知らぬが仏というけれど
知ってる仏に
わたしはなりたい
だから、磨くよ
心の鏡
目をつぶって
深呼吸して
鼓動を感じて
心の耳目を大きく開いて
わたしの心の奥底に眠る、
私自身の叫び声を必死に受け止めるんだ
曇ることなく、
わたしの、本当の心の声を映し出せる鏡へと
ピカピカに磨き上げよう、今日も、明日も
日当たりのいいリビングに座って、化粧をする。
そこの鏡にに映る自分が、一番キレイに見えるから。
そして、まだまだイケると自信をつけて、張り切っていざ外へ。
エレベーターの鏡に映る私は、悲鳴をあげたくなるくらいひどい顔。
疲れて老いて、浮腫んでる。
鏡よ、鏡、どの私が本当の私なの??
忖度なしで教えておくれ。
いや、まずどの鏡が正直者?!
……正直者の鏡はダイキライ。
うつしているのはそのままの僕なのに
こんなに惨めだ。ごめんね。
本当の姿を知るは…
鏡越しの自分は嫌いだ
可愛くもない、かっこよくもない
『愚かな姿』って思うこともある。
でもそんな自分を好きになる瞬間は
メイクをしている時。オシャレをする時。
目元や口元を可愛く彩ってくれる
お気に入りのアイシャドウをして
お気に入りのリップをつけて
自分の好きな服を着て靴を履いて
自分の好きなバッグを持つ
その時好きな自分に生まれ変われる
生まれ変わった姿を鏡で見るのは好きだ
まるで自分はいないようで…
愚かな自分は鏡に写したくない、綺麗な自分を写したいの
誰も自分の本当の姿なんて知らない
本当の自分の姿を知っているのは
【自分と親しい人、自分を写す鏡だけなのだから】
「本当の姿を知るは…」
〜Fin〜
ぼくは鏡に写った自分は嫌いなんだ
なぜなら自分の「顔」が嫌いだから
けれど大人になるに連れて
このままじゃだめだと思えてくる
しっかりと向き合わなきゃ
ぼくは鏡のぼくを初めて見た
よく見てみてみると自分の顔は
きれいなんだと思えてくる
ちょっとだけ嬉しくなっちゃった
鏡
ブサイクな自分の顔を見たく無くなる。
でも、
未来に向かっている鏡だったら、
いいと思うのかもしれない。
『 鏡 』
最近知ったのは
目の前の人が自分の鏡となること。
その人が何か、言葉を発していたら
自分の中にもその言葉を言いたいこと
…とかね。
鏡覗くのは苦手
ひどい顔をしてる時もあるから
たまにキレイに可愛く映るとうれしい
単純だな
自分の顔をじかに見ることはできない
鏡を通してしか見ることできない
顔は自分のものだけど
同時に他人のためのものでも
あるかもしれない
人から見た自分ってどうなんだろう
それを知るために鏡ってあるのかな
せめて大切な人や愛する人には
綺麗とか元気で健康的だとか
そんなふうに見られたいし
そういう自分でありたいな
鏡さんよろしく