『鏡の中の自分』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
冴えない顔ね。
どうしたの?
ふうん、
なんだそんな事?
あなた、
また同じような事で落ち込んでるのね。
大丈夫。
私の目を見て。
いい?
あなたは大丈夫。
今までもこれからも。
あなたのままで
あなたは最高なんだから。
さぁ、
一日のはじまりはじまり。
-鏡の中の自分-
鏡の中の自分に問いかけた。
「ねぇ?このままでいいの?」
君に言われたその一言が、頭の中にあるんだ。
そんなドラマみたいなのシーンが思い浮かびました(笑)
“観察者効果”という言葉をご存知だろうか。こんな物理の難しい言葉を使うのが適当かはわからないが、鏡に写る自分の顔は、どうやら偽物のようだ。いや、言いすぎだな。普段の自分の顔ではないという事だ。
薄々は気付いていた。
不意に撮られた写真の顔、スマホを間違えてインカメにしてしまった時に見る自分の顔。
「これは誰?」
‥見なかった事にしていた。(これからもそうするつもりだが)
事実はどうあれ、楽しく生きていく為には、鏡の中の自分を信じる他ない。
今日も、少し口角をあげ、目を見開いて鏡の前で微笑む。
うん、イケてる。
#鏡の中の自分
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「おはよう。今日も寒いね」
「おはよう。あれっ、今日はどうしたの?」
「うん、親父の仕事の都合でね。朝からこの辺にいるんだ」
「そうなんだ。もうお父さんの仕事は終わったの?」
「まだやってるけど、僕は学校行かんといけんし」
「それもそうだね」
「さっき親父に言われたんだけど、また何回かこんな日があるからよろしくって」
「そうなの、朝から大変だね。頑張ってね」
「うん。だからまた会うかもしれんよ」
「そうだね。私はいつもこの道をこのくらいの時間に通るから、また会うかもね」
「そん時は、今日みたいに一緒に学校へ行こう」
「私と一緒だと楽しくないかもよ?」
「そんな事ないよ。こっちこそ迷惑だったらごめんよ」
「ううん。そんな事ないよ」
「じゃ、決まりね」
2人並んで商店街を自転車で走りながら、学校へ行く。
「上手に嘘がつけたかな」
途中にある服屋の前に置いてある大きな鏡の中の自分を確かめながら。
〜鏡の中の自分〜
「こんなになりたくなかった。」
私は生まれついての殺し屋自分でもやだ
今日もまた1人
「もうやだ」
鏡に向かって逝った。
-お前はどこまで行っても人斬りの刀だ。どこに居ようが、その事実はかわらねぇよ。
鏡の中の自分が嘲笑う。わかってるさ…んなこと、言われねぇでもよ。俺は血に塗れた刀、それ自体は変えようのねぇ事実だ。
そう思いながら俺は嘲笑う鏡の中の俺を拳で殴る。静寂の中、鏡の割れる音が響き渡る。散らばった破片をぱきりぱきりと踏みつけた。
「俺は俺だ。やりてぇようにやるだけだ。」
ふと意識が浮上し、目を開ければそこは先ほどの鏡の部屋ではなく平和ボケした本丸の中庭の景色が広がる。先ほど殴った拳を見ても傷一つついちゃいねぇ。どうやら夢を見ていたようだ。
「肥前ー!あんた馬当番でしょ!こんなとこで呑気に昼寝なんていい度胸してんじゃない。」
「あ?俺に馬の世話なんてさせるんじゃねぇよ。」
「当番は当番!そんなこと関係ないの!ほら早く行くよ!」
やかましい声と共に現れたのは俺の新しい主人。うるせぇ女だ。
だが、存外ここでの生活は悪くねぇ。飯はうめぇし、それに…。
-別に斬りたくないならしなくてもいいよ。無理強いをするつもりはないから。肥前のペースですればいいよ。
こいつの言葉がすとんと胸に燻る靄を突き抜けた。俺の中で踏ん切りがついた気がしたんだよ。あの時とはちげぇ、俺は動ける身体を手に入れた。俺のしたいようにしていいと言われた気がした。
そん時から、あんたのためなら血に塗れてもいいって思えたからな。
ぜってぇ口に出しては言わねぇがな。
168番 肥前忠広
目が合った
自分でも驚く
いつから
こんなに
表情が柔らかくなったのか
あなたが
私を優しくしてくれたんだ
鏡の中の自分
鏡の中の自分
もうそのままでいい
総てを
世界に受け入れられた
鎧はサヨナラ
鏡のなかの自分
おい、俺。
おはよう。
今日も一日、やる気にあふれてるか。
嫌なこと、乗り越えたいけど、なかなか上手くいかないこと、
たくさんあると思う。
でも、一生懸命乗り越えようとすることが成長につながる
昨日より今日、今日より明日
いい日にしたいよね。
おい、俺。
今日も一日頑張ろう。
鏡の中の自分
鏡の中は、いつだって現実世界と反比例の世界。
リボンの位置、結んだ髪、ホクロの位置。
全てが反対。
もし、鏡の世界に行けたなら。
私の性格も変わるのかな……?
右向けば 左向き
左向けば 右向き
でも前向けば
前を向いた姿がある
ふしぎ…不思議
鏡の中の自分 ふしぎ 不思議
鏡の中の自分 ふしぎ 不思議
右向けば 左向き
左向けば 右向き
後ろ向いたら
前向いた私、映る?
そんなことはない
鏡の中の自分 ふしぎ 不思議
鏡の中の自分 ふしぎ 不思議
#鏡の中の自分
「鏡の中の自分」
そこには
自分しか分からない
自分が居る
『鏡の中の自分』
今、私の心身の状態は疲れきっている
ここから抜け出したいのだけど
転職以外にいい方法が見つからない
私の年齢からして再就職は大変だろうから
転職の決断がなかなか出来ない
鏡の中の私に「大丈夫?」と聞いてみた
鏡の中の私は無表情のまま
「もうすでにげんかい」と答えた
『もう一人の自分』
自分だけ知ってる、もう一人の自分
子どもの頃からずっと仲良し
泣きたい日は一緒に泣いてくれる
嬉しい日は一緒に喜んでくれる
鏡の中のもう一人の自分
#鏡の中の自分
幼少期、
私は私ではなかった。
「鏡の中の自分」は、
別の人物だと思っていた。
違和感は無い。
私は私であり、
貴女は貴女だった。
大人になった頃、
貴女が私となった。
消えた私は、
ただ文字の中で生きている。
朝起きてお風呂に入る。
鏡の前に座って化粧をする。
髪を結う。
大丈夫。あなたはかわいい。
鏡の中に自分がいつもいる。暇なのか?
鏡の中の自分が真似してくる。いたずらなのか?
鏡の中の自分とよく目が合う。運命なのか?
鏡の中に自分が何人もいる時もある。陰謀なのか?
「身支度、まだ終わらないの?」
と叱られる。
ー 鏡の中の自分 ー
あの頃の写真を持ってる
君の横顔の写真
毎日はしゃいで過ごしてた
永遠に続けばいいと思ってた
永遠には続かないと知っていた
そんなあの頃の写真
あれから月日は流れて
ぼくも歳をとったよ
鏡越しも無しも撮影すると絶対自分の目で見てたより不細工で「このよのおわりきた」ってがっかりしたことない? 声とかも違って「うわだれ」ってなったり。「まさか他人からは自分コレとして見えてるのか」っておののくでしょ?
実際は人間みんな目と目の距離違うし、身長違うから角度違うわけで全然みんながみんな少しづつ違うように見てる。つまり今日の前髪のクソ具合は吾輩しか気にしていなかったというわけだわはは!
鏡という物が嫌いです。
醜さを見せつけられるから。
愚かに思えて来るのです。
生きながらえてる私が。
時に消えたくなるのは、
虚ろな目が見つめるからか。
鏡の中の私が笑った。
哀れみの混じった、見下した目をしていた。
#鏡の中の自分