『部屋の片隅で』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
私はずっと見ているわ
貴方に触れられたこと
貴方が話してくれたこと
貴方の綺麗な瞳
全部知っているし覚えているの
次はいつ私に触ってくれるのかな
それとももう忘れてしまった?
いいえ、信じているわ
貴方は私を忘れないし、忘れさせない
早く私に触れて
やることが多くて嫌になる
そんなときはこれ
誰もいない部屋の片隅で寝っ転がる
案外落ち着く
みんなもこれ、やってる?
また今日も部屋の片隅で涙を流して
この長い長い夜を迎える
部屋の片隅で、
僕は 何をやっているんだろう
自分でも分からなかった
ただ 部屋の片隅で 何かをやっている
何をやっているんだろう
部屋の片隅で
たまには何も考えたくない時もあるの
部屋の隅でうずくまって。
動けない自分を受け入れられなくて。
でも、受け止めてくれる人もいなくて。
それがさらに自分を弱くして。
強くなるってどういうことなんだろうね。
『部屋の片隅で』
自室。
電気を消して。
真っ暗の中布団を被って。
永遠とスマホをいじって。
触ると言ってもエゴサーチばかり。
みんなが知ってるのは外面の私だけ。
撮影の時だけ、明るくなって。
正直飽きたし疲れた。
どんなに頑張ってもアンチばかりで。
どんなに努力しても評価されなくて。
部屋の片隅で、死のうかな、と考える今日。
画面越しの君が、頑張って、と応援してくれた。
*部屋の片隅
部屋の片隅で埃をかぶったおもちゃたち。
忘れられた物。
忘れられた部屋。
その部屋を出て行こう。
外は曇り空でも。
俺は、自分の部屋がないからさ
部屋の隅がないんだよ笑
でも、俺
自分の部屋があったら
推しだらけだと思う笑
で、ずっと部屋にこもってると思う
それに俺ね、
すみっこが好きなんだよ
だから
部屋の隅で
雑誌読んだり
スマホいじったりしそうだな笑
部屋の片隅で。
冬は布団に籠っていたい。きっと誰もが思ったことのある希望だと思う。
毎朝、学校、仕事、娯楽。どれにしたって始まりがある。自分の体温で温まった布団みたいに、穴熊が籠る冬眠中の寝床みたいに、幸せな気持ちが詰まった夢の中。この隅の奥の中の中でいつもいつも閉じこもっている本心のように、固く脆く歯ぎしりをしている奥歯のように、溶け出すことを知らない私はまだ、部屋の片隅。
溶け出たいと思う。何を使っても、誰を使っても。だけど、戻ってきたいとも思う。あの場所は自分の帰る場所だと、片隅が生きてきた証なのだと、誇りを持って胸を張ることができるように。
そんなことを部屋の片隅で悶々と考えるのは、今しか出来ない幸せだと思う。
部屋の片隅で。
部屋の片隅で
2人で
コソッと
遊びたい。
小さいおててと
手を繋いで
遊びたい。
ぜんまい引いて 全てが終わるならまだいいかな
人生最後でも糸を結んで、縛って、かけて、切れた。
バツ印のそれが痛みに感じ、カーテンに光が指しているのが嫌味に感じてしまって、
人生最後に限って外は明るくて
鳥が鳴くのと同時に人が笑う 懺悔はもう切れている
ターミナルに着いたのに また動き出す
そんな事が嫌になっていた。
だから足に糸をかけて眠った
頭に血が上ったけど もう手を上には出せない
死の到達は思ったよりも遅くて 教室の椅子に座り込むみたいに汗が止まらなかった日々でした
再生された映像は君の肉眼でした
小さな細胞がうねうねしていました
雨が降っていた頃、君は逆さまに死にました
僕を置いて消えました。雨みたいに。
ぜんまいなんて最初からないから
だから林檎がつっかえました。
自殺を食べるとみんなに初めて注目されました
赤色ボタンが消えているはずなのに
毒林檎がつっかえて吐き出しました。
自傷する夢
林檎の中身は青色になり 外側は赤色
私はいつも部屋の片隅で君の事を思い浮かべる。
そうすると君のことをもっと理解できて
君のことがますます好きになれるの。
だから全自動にしようって言ったのに
って呆れられるかもしれない
それでも、あの頃テレビで観た
ススワタリがふわふわと逃げる姿を思いだしては顔が綻ぶ
私も物語の主人公になったような気分になる
そんな私に、また貴方は困った顔をして笑うんだろう
寝っ転がったカーペット、視界の隅に見えるのは
幼い頃夢に見たススワタリ
部屋の片隅で私の事を嘲るように踊ってる
部屋の片隅で
部屋の片隅でただ漠然と転がっているほこりで良い。
彼らはただそこに存在しているだけの無だ。誰かに大人になれ、成長しろ、夢を持て、などと言われることはない。ほこりはほこりで、それ以上の何かにはならない。なろうとは微塵も思っていない。ちりとりでそそくさと集められ、焼却されて消えるその瞬間までほこりはほこりで、いる。それが世界のあたりまえだと認められているように。
変えない、変わらないことになんだか安心するんだ。
部屋の片隅で丸まっていると、自分がとても小さく見える。
周りの音が小さく聞こえて、世界と切り離されたみたい。
今は私が私とじっくり向き合う時間。
これもまた大切なこと。
まだ疼いている
部屋の片隅で
隠す事の出来ない
僕の野望
【部屋の片隅で】
本棚の下にあるアルバム。
幼稚園小学校中学校高校大学。あらゆる思い出がある。
普段見返すことないけど、何処へも仕舞わずとってある。
大切に。部屋の片隅で今も彩ってそこに居る。
無くすことはできない大切な一部だから。
部屋の片隅ってなんか落ち着く。
泣きたい時、悲しい時、独りになりたい時、
そうでない時も、私は気づいたら部屋の片隅にいる笑
小鳥を拾った。
人懐こいので、飼われていた鳥だったんだろう。
私は寒さで死んでしまわないように、
小鳥を両手で包み込んで家へと急いだ。
動物を飼っていたのは、何年前の事だっただろう。
捨てられていたダンボールの中にいた犬を、自分が面倒を見るからという条件で飼うことを許された。
5年後に天寿を迎えたその犬は、幸せだったんだろうか。幸せだったと願いたい。
家に着いて、そっと手の中の小鳥を見る。
無垢なその瞳に、今の私はどう映っているのだろう。
家にあった古い虫籠に小鳥を入れて、
部屋の片隅に置いた。
翌朝、小鳥は冷たくなって横たわっていた。
ああ、君は幸せだったかい?それとも……
私の部屋には「いろんなコ」が住んている。
家族のことが「大切なコ」
友達のことが「好きなコ」
子供のように「わがままなコ」
猫のように「大人しいコ」
誰かに親切にできる「優しいコ」
もっともっと、私の感じる感情の数だけいる。
でも、
「悲しいコ」
「辛いコ」
「嫌いなコ」
負の感情を抱えてる「コ」は
いつも部屋の片隅でうずくまってる。
『部屋の片隅で』