『遠い日の記憶』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
『遠い日の記憶』
家族が笑い合っていた時を覚えている
両親のあの笑顔がつくられた笑顔だったのかは
わからないけれど
ケンカばかりの家の中で
この記憶の幸せ感は
いつまでも残っていてほしい遠い日の記憶
前は当たり前の明るくて楽しい日常生活が今にとってはもう自分の周りはどこを見ても真っ暗でとてもつまらない
あぁ前の、遠い日の記憶の時に戻りたい
ダイエットして綺麗になろうとしてる女の子を
少しくらい痩せてもデブはデブだと思ってしまうその考え方が許せない、というか残念
痩せて少しでも自分に自信がついたならいいじゃんって思うよ
それでショートパンツ履いてなにが悪い?
着る服に権利は必要ない
手から離れた私の風船
あーせいせいしたって強がったけど
涙がポロリ
なぜ手を離してしまったのだろう
いまだに悲しい
遠い日の記憶
海のベンチに腰をかけ
夏の夕日を見ながら
涙が頬をつたう
あなたにもう一度逢いたい
あの頃のあなたの笑顔を守りたかった
ずっと触れていたかった
ありがとう、大好きな人
小学二年生
病気になったと同時に 私は不登校になった。
そして今、何も変われないまま ここにいる。
変わり方が 分からなくなってしまった。
学校の行き方がわからなくなってしまった
本当の自分が 分からなくなってしまった
何度も迷子のお知らせしたの。 みつからないの。
遠い日の記憶
カエルの鳴き声が鳴り響きながら、
家族でスイカを食べて花火をした。
あの頃は本当に楽しかったなぁ。
今の薄汚れた私とは大違いw。
戻りたい。
ただ、ただ、戻りたい。
その日私は森の中の大きな池で
鯉に餌をあげていた。
そこが何処かなんて
今の私には分からない。
ただ夏の遠い日の記憶だ。
#遠い日の記憶
時折、ずっとずっと昔の夢を見ることがある。
何年も前。遠い日の思い出なのに、やけにはっきりとした夢。
兄と喧嘩をして、泣きながらいつも遊んでいる公園に走ったのだ。喧嘩の原因も、その後の事もぼんやりとしか記憶に無いのに。その数分はいつになってもくっきり残っていて。
泣きじゃくりながらブランコに乗っていれば、同い年くらいの子が声をかけてきたのだ。
「だいじょうぶ?」
「だいじょう、ぶじゃ、ないっ」
心配するように聞かれ、強がる事もせずただ涙を落とす。ひっくひっくと言いながらブランコを揺らしていれば、その子が私の手を掴んで。
「こっちきて!」
そう言って少し奥の草むらに歩かされた。ぽかんとしていれば、その子はしゃがんで、何かを探し始める。
「何してるの?」
「よつばのクローバー探してるの!見つけたら幸せになるんだよ。一緒に探そう!」
幼い声なのに、やけに頼もしく聞こえた。
私もその子も手が汚れる事なんて気にせず、一生懸命草をかき分けて。少しして私の視界に映る、四枚の葉っぱ。
「あったぁ!」
と、小さな手で四つ葉を掴んで。そこで目が覚める。
なぜこの夢を何度も見るのかは分からない。けれど、この夢を見るとなんだか良いことがありそうで。
ずっと前の遠い日の思い出。その後の事も、クローバーをどうしたのかもあまり覚えていない。それでも、私の中では今でも生き続けている出来事だ。
(遠い日の思い出)
#遠い日の記憶
♪懐かしい痛みだゎ〜 ずっと前に……♪
心に秘めた想いは
誰にも話さず…
彼にも伝えないと決めた
別れは
傷つけてしまったかもしれないけれど
それ以上に
傷つけられた心に
刺さったナイフははそのままに…
どうすれば良かったのでしょう
彼のココロと私のココロ
両方とも守れる方法は
あったのかしら…
ふと思い返すことができるのは
想いが風化し始めたからでしょうか…
高校生の時のいじめ‥
あの出来事で人生の歯車が全て狂ってしまった。自殺未遂、パニック障害と何十年と向き合って生きていかなければならないとは思いもしなかった。
“遠い日の記憶”
堪えきれず零れる涙を拭う
もう絶対に傷つけないと誓った
あの日の俺はどこに行ったのか
家族で歩いて夏祭りに行っていたな。
屋台の綿あめ、りんご飴。焼きそばにかき氷。風船とかもねだって買ってもらったなぁ。迷子にならないように手をつないで歩いて、最後に花火を見て帰る。皆が揃っていたあの時間は本当に大好きで楽しかった。
あぁ、楽しかったなぁ。
何度も取り出し眺めていた
あの遠い日の懐かしい記憶は、
縒れて、掠れて、千切れて、滲んで、
すっかり思い出せなくなってしまった。
それでも、暖かかったことだけは、
今でもまだ、覚えている。
なぜ赦せるの?
とあなたは訊いた
子どもの頃の記憶は
けっして明るいものばかりではない
あの日々が今も
この人格に影を落としている
それでも今生きていけるのは
恨みの心を捨て 赦したからだ
なぜ赦さなければならないのか
と人は問う
苦しいからだ
自分を見失うからだ
赦さないでいいんだ
と人は言う
確かに赦すなんて綺麗ごとだ
赦せなくていいんだ
でも 友よ
いつの日か赦さなくてはならない
それは自分の尊厳のためだ
自分というものを生きるためだ
わたしたちは皆
赦されて生きている
あの頃の記憶も傷もすべてが
自分を形造っていることを
あなたはいつの日か
受け入れられるようになる
友よ どうか
その日を信じて待ってほしい
#遠い日の記憶
「遠い日の記憶」
記憶の片隅に 遠いあの日の 思い出があって 引き出しを 紐解いていくと 見えてくる 辛かったこと 苦しかったこと 楽しかったこと 嬉しかったこと含め 人との繋がりが 人との出会い別れ 今までの自分の成長に 結び付いてる 人に恵まれている これからも 大事に大事に していこう
ありふれた言葉だけど 恋し恋い焦がれた この愛は 絶対に貫き通す 確信がある 絶対に叶える
『最近の悲しい出来事』
大学のAO入試を受けに行った。
面接と言うより面談に近いため、余裕だろうなんて思っていた。
でも、甘く見ては行けなかったのだ。
これは落ちた...
そう確信してしまったのだ。
通過発表まで時間がある。
それまでのドキドキが抑えられない。
今の苦しみから脱するには受かるしか方法がない。
いつものポジティブ思考は消え、ネガティブ思考に変わる。
もう二度とこの苦しみは味わいたくない。
七夕に願った。
「大学に受かりますように」と。
神様は叶えてくださるでしょうか…
気分転換に、山の麓でキャンプ。
風が頬を撫で、鳥たちの囀り聲。月明かりに照らされた夜は、普段見えない星も良く見える。
こんなに星はあったんだ。天然のプラネタリウム。
無邪気に、子供の頃みたいに心が踊ったのはいつぶりだろうか。あの頃は、大人になるって何だろう?
憧れ、ワクワクしていた。
自分は、理想の大人になれただろうか?
夢は、叶えられたかな?
大自然に囲まれて、おやすみなさい。
遠い日の記憶。
私の一番遠い日の記憶は
母方のおじいちゃんの
お葬式に行って
初めて会ういとこが
たくさんいた事か?
遠い日の記憶は
保育園の
踊りのイベントで
うまくできなくて
泣いてる所か?
幸せな記憶に
包まれたい。
それほど遠くはないけれど。
彼に初めて抱きしめられた日のおはなし。
疲れ切った彼はしゃがみ込んだまま、
声をかける私の腕を無理やり掴んで。
本当は抵抗できたはずなのに、
手を引かれて床に着地した。
勢いのまま胸に飛び込んで来られて、
目の前で生きている大好きな人のあたたかさだとか
都合良く扱われているやるせなさだとか
悩む彼の元凶になっている申し訳なさだとか
様々なことが頭の中を押し寄せて、ふと視界が滲んだ
読み返していた日記から掬い上げた光景のおはなし。
「俺の前では泣いていいよ」とその日彼は言った。
今では、彼のほうが毎日電話の向こうで嗚咽している。