『通り雨』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
通り雨なんだ
君が目覚めて生きると決めてから
君に起こってきていることは
「ここに心地よくない感情あるよ~♪
これまだ使う〜?」
そう伝えてきているだけ
君が目覚めようと
決めてくれたから
相当大変だと思っている
僕だってそうだったし
先日の秋分のエネルギーで
更に残ってるものを
あぶり出されたような日を過ごした
何かが起こってきたわけではなく
見方や捉え方が重く重く捉えがちになる
そういう感じだった
そういう感情を見つける度に
手放す作業をして過ごしていたんだ
そうすると
やはり
抜けるんだ
軽くなる
結果的に映し出す現実が
前よりも軽くなる
ある程度手放すと
それを体感できる時が来るよ
階段の踊り場のようにね
そしたら
そこで一息つけるからね
これは通り雨
雨が上がった空には
きれいな虹がかかる
〜通り雨〜
#通り雨
さっきまで晴れていたのに、空は晴れたまま雨が降り出した。
通り雨だ。
さっきまで油断していたせいで、服が濡れてしまった。
ここまで濡れれば、あとは一緒か。
私はそう呟いて、雨が降る空の下にまた1歩踏み出した。
晴れ渡った青空
心地よい風
そんな日にも
雨はふる。
☆通り雨
【通り雨】#58
君の想いがあの雨のように
過ぎてしまえば良いのに。
今日もあの子と帰る君を見て思う。
「うわ、最悪ー、傘忘れたし、」
学校の下駄箱から、通り雨が降っているのを見る
誰かが階段からタッタッタッと降りてくる足音がする
あ、私の好きな人が降りてきたみたい
「どうしたのー?帰らないの?」
「あっ、傘忘れちゃってさー」
「あー、傘、一緒に入る?」
「あ、え、いいの?」
「うん!」
こんな、軽くていいの?!
しかも相合傘!
通り雨と一緒に、モテてる彼に告白できないかもと思っていた片思いの気持ちも
晴れたみたい
通り雨
メランコリー
訳もなく泣くことはない
ちゃんと理由もある
だから僕はあの雲を追いかける
涙が渇いてしまわない様に
※通り雨
ひとつだけを見てたなら
気がつかないことがある
下を向いて泣いていたら
気がつかないことがある
よく周りを見渡してみて
さよならのあとには虹を架けるよ
雨が止んだら空を見上げてごらん
『通り雨』
通り雨
それは、1つの嵐に過ぎない
一難去ってまた一難
人も物も実力も運も
通り雨のように過ぎてゆく
君は通り雨と聞いてどう思うだろう
自分の中の嵐を探して見よう
たまに見かけてはさらっと躱すような人になったんだ
どこでなにをしていても
今のわたしには関係ない
まだそこで生きているんだろう
まあ戻る気はないけれど
甘さとか苦さとかもう忘れたよ
引きずることも悲しむこともないよ
どうでもいいけどネタがないから
次の新曲に君を書く
君のフルネーム覚えてないけど
思い出だけを歌詞に使う
妙にリアルな描写なんか必要最低限でいいから
恋愛映画の冒頭みたく運命的でいいから
どんな顔だったか知らない
どんな会話したか覚えてない
来週のデートで忙しい
君がどこに居ようとわたしは
通り雨
いきなりの
雨
ちょうど7年前の8月 父は毎年受けてる健康診断に引っかかり 大きな病院で再検査となった
なんとなく 胸騒ぎがして結果を一緒に聞きに行った
あっけなく ステージ4の肺がんです 余命1年です
そう告げられた
帰り道 行きはあんなに晴れた夏空だったのに いきなりの通り雨 放心状態の私
そんな私に 濡れるからってハンカチを差し出す父 命の宣告をされたのはあなたなのに
あの日 あのタイミングで通り雨 一生忘れない
帰り道、通り雨が降った。
私は仕事で大ミスをしてしまい凹んでいた。
タイミングが悪くずぶ濡れになってしまった。
あぁ…
私ってとことん運が悪いなぁ…
もぉずぶ濡れで良いや…
トホホ…
そぉ思って歩いて居ると
「お姉さん、大丈夫?」
1人の男の子が声を掛けてくれた。
ナ、ナンパ!?
ちょっと戸惑いながらも
今の私には有り難くて何故か涙が流れた…
すると初対面とは思えないぐらい
前から仲が良かったかのよぉに
私は仕事の話とか自分の話を自然としていて
号泣までしていた。
男の子は嫌がりもせず
ずーっと話を聞いてくれて
頭を撫でてくれていて
私はいつの間にか笑顔になって
気持ちがスッキリしていた!
この子なんだか落ち着くなぁ…
そぉ思っていたら男の子がいきなり
一目惚れして声を掛けたと言ってきた。
それを聞いた私は
何故だかそれを受け入れていて
「嬉しい!!」
男の子は無邪気な子供の様に
私をぎゅっと抱きしめて喜んでいた。
こんな事ってあるんだなぁ…♡///
おかしな話だけど
仕事の大ミスと通り雨に感謝していた(笑)
もしそれが無かったら
出会えてなかったんだもんね。
あれから月日は流れ…
その時の男の子が今の旦那さんです!
って奇跡よね♡
通り雨
人間、やめたくなります。でも嬉しいです。
やまないと思ってた雨が、通り雨だったとき
通り雨で、傘を持っておらず最悪と思っていた私の手を引いて「ほら、行こう山田、たまには雨ってのも悪くないだろう?」そう言って大雨の中一緒に飛び出した。
あーぁびしょ濡れになっちゃったじゃんと二人で大笑いをして意味のない雨宿りをした。
その時の彼の姿が何よりも輝いていた。
それから好きになった、彼と、雨が
通り雨
ぽつ、ぽつ、ぽつ
肌にあたる冷たい感触。少しづつ感覚が短くなり身体中を濡らしていく。雨から逃げるように走り去る人、傘をさし人を縫って歩く人。雨に濡れ体を冷やす小さな存在に誰も目を向けない。
少しづつ小さくなる歩幅、あるか足取りは重くなり大きな水たまりの真ん中でしゃがみこんで動けなくなってしまった。茶色い泥だらけの水たまりの中じっとしていると沈んでしまうのではないかと思ってしまう。
ザーザーと自分の肌を叩く雨の音。この雨の中ひとりぼっちで取り残されたみたいで少しさみしい。そんなことを考えていたら、先程まで冷たかった雨や水溜まりの水がぬるくなっていく。
「こんな所まで出とったんか」
見上げれば怖い顔がこちらを見ている。その後ろでは鈍色だった空が青く輝いていた。
「次は必ず声をかけぇ」
「うん」
道の水たまりには空が落ちていた。
早く通り過ぎてよ。雨雲さん。
ずっと私から離れないけれど
あなた私の事好きなの?
私は嫌いよ
通り雨は本当に気分屋
傘もってきたら降らないし
傘持ってない時に雨降るし
望んだ時に来ないなんて
まるで恋のよう
ー通り雨ー
「 愛しい人、さようなら。 」
去り行く彼の後ろ姿に、心はどんよりと。
「 どうしたんです、泣いているお嬢さん。 」
うつむいた顔を上げると、運命の人に心移り。
ざっと雨降らす雲が去るのは早く、残された青い空には
さんさんと輝く太陽が現れるものね。
疲れ切っていた。
もう眼球が潰れて溶けてしまいそうなくらい、
たくさん目を開けていた。
もう閉じきって目も耳も
そうしていたかったけど、
今、夜中の黒い道を濡れて歩いてる。
靴の水の音がどんどん運を侵していくみたいで。
私って一体どれだけ頑張らなきゃいけないんだろうって
考えてしまう。
共感とか同情とかしなくていいよ。
みんな辛いのを知ってるから。
みんなみんなそれぞれ大きさはともあれそれぞれの基準での悩みを持っていて、
それに、どれほどかは知らないけど悩まされている。
周りがもっと良かったらって思うけど、
周りがみんな疲れていくんだね。
私だけじゃない。
そう思ったあと、また自分を侵す苦しみに耐えて。
もうそんな我慢しなくていいんじゃない?
はっきり辛くなってもいいんじゃない?
って思う。
でも、いっつもそうだから。下ばっかり見て
顔を隠して、声を抑えて、意見も欲も抑えて。
説教ばかりうまく聞けるくせに、まったく行動にならない。
そんな私のことを気にもしない天気は、なんだか
不平等に思うけど。
みんな小さいことから色々考えて、同じ人間で。
同じ時に雨に濡れているんだなぁ。
そう思った。
家に帰って、やがて雨が止んで。
でもまだ曇った嫌な空で。
辛いんだなって。いつだって辛いんだなって。
楽しいことなんて一つもないかもしれない。
でも、頑張ってみようって思った。
どこにも拠り所なんて感じられなかったけど、それでも
自分の解釈の仕方ごときでどうにだって歩けるし、
笑うことができるんだって。
何したって自由なんだって思った。
変なタイミングで、ふとそう思った。
見よう見まねで人生生きてきた
上手く真似してなりきれてると思っていた
結局は真似にすぎず、
基礎の基礎を学べていなかった。
今となってはどれが基礎なのかもわからない。
だれも教えてくれない。
何が違うか気づいてもくれない
欠けたなにかがなんなのか、
具体的には表現できないまま、
ただ、真似してつくりあげたものが
少しずつ崩れているのは確かに感じた
空っぽな自分
正解が分からない自分
このまま先の長い旅をするということに
いつまでも消えない不安が根付いていた
「ごめん…俺、好きな人がいるんだ」
「気持ちは本当に嬉しかった。ありがとう」
『…そっか。伝えられてよかった』
「…じゃあな」
もう帰ろう。
そう思ったら、雨が降ってきた。
よかった。これで涙がバレなくて済む。
『あーあ。終わっちゃったな』
こんな事になるなら、告白なんてしなければよかった。
そもそも、出会いたくなんてなかった。
好きな人かぁ……。
『なんであの人の事好きだったんだろ』
通り雨で洗い流してくれないかな。
ー通り雨ー