『踊るように』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
踊るように
大好きな彼の背中を見つけて、急いで階段を降りる。
気づかれないように、足音を立てずに。少し驚かせてみたい。私のそんな好奇心から起きた行動だった。
彼がこちらを見上げた。気づかれた、そう思った私は
半ば諦めつつ、急いで残りの階段をかけ降りる。
そしてそのまま彼の肩に手を掛けて、驚かすように
声を出し飛んでみる。思ったより飛んでしまった。
彼のリュックと私のカバンがぶつかった。彼は驚きより、そっちの方に気が向いたらしい。
「大丈夫?ぶつかっちゃったけど…」
そんなことを言った。私は少し悔しさを感じつつ、
「大丈夫よ、思ったより飛びすぎたわ」
いつも通りに返す。
二人で帰るときに、私がよくやること。いつも失敗に終わるけれど、それでも幸せで、楽しくて、やめられない。
おや、まあ。
このお題は2回目だ。それもちょうど、わたしが初めて投稿した日のお題。
なんだか懐かしい あの時のわたしと手を繋いでるような感覚だ。ゆっくり今とあの時がつながった。
うん、うん。2回目ってのも趣がある。いい題だ。
花びらは踊るように散る
雪は踊るように降る
その中で踊る妖精達が季節を告げる
月の粉をきらめかせながら
踊るように伝える
Shall we dance?
【踊るように】
私にとって踊りはとても大切なものだ
私の身体の一部で
身体全身が踊りを求めている
そう、だから
踊るように…
ううん、
歌うように
話すように
笑うように
泣くように
生きるために踊る
七夕の短冊に私が毎回書くこと、
〝私の踊りが誰かの希望(ひかり)となれますように〟
踊るように
以前のやりたいことのメモからしばらくして、君は僕の机の上にやりたいことを書いたメモを置いておくようになった。
今日、久しぶりにメモがあり、また一面にずらっとやりたいことが書いてあった。
踊るように書かれた文字は、君のワクワクした感情そのもので、僕はつい吹き出してしまう。
ー明日の予定は決まったな。
君のしたいこと、全部叶えることはできないけど、何も予定が無いよりはいいだろう。
口元に微笑みを浮かべ、君の笑った顔を思い浮かべながら、早く明日が来ることを願った。
前回のやりたいことの続編です。(みけねこ)
踊るように
君はいつも踊るように生き生きとしている。
そんな君が羨ましくて、輝いて見える。
私は普段あまり喋らないクラスメイトの君に話しかけた。
「ねぇ、なんでそんなに生き生きと自由にいられるの?」
初めて話した君は目を丸くして、笑った。
「ははっ!面白いこと言うね。
別に生き生きとしてるわけではないけど。
俺には佐倉さんは何かに縛られているように見えるな。」
縛られてるように見える、か・・・・・・・
「ねぇ、佐倉さん。佐倉さんの人生なんだよ?
誰のものでもない佐倉さんの。
だからさもっと軽く考えていいんじゃない?
佐倉さんが何を悩んでるのかは分からないけど、一度しかない自分の人生なんだよ?
親や他人にこうあるべきだなんて決められて自分のしたいことを見失っちゃダメだよ。
生き方は自分で決める。」
私の人生・・・・・・・。
生き方は自分で決める。
自分を見失わない。
少しだけ心が軽くなった。
「ありがとう。」
お礼を言うと君は眩しい笑顔で頷いた。
嗚呼、綺麗だと思った。
その薄い唇から零れ落ちる吐息が。
その濡羽色を隠す長いまつ毛が。
その凛とした横顔が。
でも届かない。
あなたは私の元を離れていくの。
掴もうとした手は空虚を切ってしまう。
あなたはクロアゲハのごとく踊るように居なくなってしまう。
私を置いて。
生きていきたい。
あなたと2人、この世界で
//踊るように
#踊るように
幼稚園のお遊戯で既にワンターンずつ振りが遅れていた私に、踊りの話題とかよく振ったな!と思う。
正直、躰を動かすこと全てに嫌な思い出がつきまとっているんだが。
そういえば、メンタル落ちてる帰り道は、夢遊病者のようにフラフラと帰路に着いてるから(徒歩通勤)かろうじて踊ってる様に見えるかも( ̄△ ̄)
あ、東京に引っ越して来て帰り道商店街歩いてたら、裏通りから猫が…ちっちゃな旋風に巻かれて枯れ葉が舞い上がってたのを、捕まえようとして立ち上がって、そのまま2本足でね。
葉っぱを追ってくるくると、まるでバレリーナの様にくるくると、ターン決めながら、2本足で歩きながら、通りの反対側に消えていった事があったわ。
そう、まるで、踊るように。
何人か足を止めて猫見てたよね。
動画撮りたかった。
あれは見たくてももう見られない偶然の産物。
インパクト強すぎて忘れられん( ̄∇ ̄)
血色感が感じられない肌、ブラックホールのような今にも吸い込まれてしまいそうな瞳、薄い体、まばらに刻まれている偽りの愛、決して私1人には向けられていないプロの笑顔、
差し出された手を取ってしまったがもう最後、私の理性はどこへやらまるで踊るように一定のリズムをキープし、終盤に近づくにつれ音は乱れていく。
夢から覚めた。そうだ、踊っていたのではない、
彼の手の上で踊らされていた馬鹿な私がそこにいただけだ。
踊るように宙を待った新聞紙たちはヒラヒラと落ちていった。
文化祭の準備の時職員室まで新聞紙を取りに行った。新聞紙とほかのプリントを教室まで運ぶのに前が見えないくらいまで積み重ねた。
職員室は2階でクラスは3階の端っこにある。
私はくねくねとした道をゆっくり誰にもぶつからないように歩いていた時。
猛スピードで走ってくる人とぶつかってしまった。その人は私が今気になる人でその時だけ時がゆっくり過ぎていった。
ぶつかった瞬間にまった新聞紙たちは宙を踊るようにまっていった。
ひらひら 、ゆらゆら 、ふわふわ 。
まるでドレスの裾みたい
柔らかく揺れる 金魚の 尾鰭。
舞うように、踊るように 優雅
踊るように教室から廊下へ
主将に呼ばれた 副主将の長い髪が遠のく
なんなの あいつら 熟年夫婦の空気だよ
「あの頃、主将のことしか見えてなかったけど
一番付き合いの長い友達は、高等部からのお前だ」
はいはい ありがとう 妬いてないよ
強がりじゃなく 主将と副主将は 本当に救いだった
親父とお袋が 完全に終わる 葬送狂騒曲の合間に
あいつらの 男子校の小さな恋のメロディーが
聴こえていたからオレは生きのびられたんだ
十年後の今日までオレは生きのびられたんだ
「踊るように」
踊るように
僕の2人の甥っ子は踊るように人生を生きている。
自分のやりたいことに一心不乱に取り組み楽しんでいる。
甥っ子たちを見ていると僕はどうだろうか。
2人のように情熱を持って生きているだろうか。
ふと、そんなことを考える。
お題 踊るように
可愛くて華奢な女の子は
何人もの男の子を持っていて
私が好きなる人はみんな
その子に夢中で泣きたくなる
いっそ踊るように恋を忘れられたら
あの子を妬む事なんてないのに
泳げないカマキリが
踊るように池に飛び込むのは
群れから離れたアリが
葉に顎を突き立てて事切れるのは
寄生され操られているのだという
破滅への道と知りながら
歩みを止められずにいるわたしたち
何ものかが寄生しているのかな
「踊るように」
#216
【踊るように】
その女は踊るように交差点を駆け回っていた
青白い顔で、目を開いて笑いながら…
僕はどうしようもなく女が気になり話しかけてみた
「君!何故そんなに楽しそうなんだ?」
女は目を細め、汗を垂らしながら語り始めた
「私の方が上なのに!あの子が私より先に結婚なんて
許せないから結婚式めちゃくちゃにしてやったの!」
女は興奮のあまり、その後は意味不明な言葉を
発するだけで詳細は聞くことが出来なかった
しかし、これだけは分かる
女は見落としている
「君はえらく自分本位な生き物なんだね。
だけど、こうは思はないかい?その女性、
自分を見下して来た人をわざわざ結婚式に呼ぶかな?
ちゃんと女性の顔は確認したの?」
それを聞くと女は、一瞬驚いた顔をした
すると今度は僕の周りを行ったり来たりして、
遂には大きな声で泣き出し始めた
「君、落ち着いた方がいいよ。その様子だと、
結婚はもちろん、君に幸せなんて来ないよ。」
僕はそう言うと青白い顔で目を開いて笑いながら
踊るように去っていった
踊るように。
まるで踊るように
近づいてくる
ナニカ
それは悪夢かもしれない
あなたを目指してやってくる
恐怖の現実かもしれない
踊っているようにも見えるソレは
やんのかステップの猫さん!
(だったら楽しいな)
発車ベルー!!
遅刻だぁぁぁー!と慌てたのがいけない
駅の階段を踏み外す
瞬時に襲う羞恥心
踊るように身体を捻らせて着地した
(グキッ)
足首に激痛と転がる私のローファー
「大丈夫…?じゃないか」
そっと差し出された声と手に顔を上げると
ダンスを誘う王子様?
わたしを見て朗らかに笑んでいたのは
片想い中の先輩だった
#踊るように
私の大切人は踊るように歌う人。
貴女に対し、いつも私は
「なぜ踊るように歌うのか」と聞くけれど、
貴女は一度も答えをくれませんでしたね。
貴女にとって些細なことかもしれませんが、
私は気になって仕方がないのです。
そのせいで私は貴女がいなくなっても
貴女のことをずっと考えてる。
貴女のせいで。
お題 : 踊るように #28