『距離』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
隔週で会う君と私の間には距離がある。
君が感じているのは身体の距離だろう。
私は時折心に距離を感じる。
けれどその不和を
君は誠実さで以って掻き消してくれる。
私が恋に落ちたのは誠実さで
否、私が愛に落ちたのは綺麗な横顔。
2人の距離を埋める言葉を
愛情に変えて君に送ろう。
「距離」
俺には小学の時からの幼馴染がいる
毎日のようによく遊んで親友って言っても
良いくらいには仲が良かった
だけど中学に上がった頃からかな…距離ができちゃて
まともに話せなくなった
たまに彼奴を見かけるとあの頃に戻りたくなってしまう
そもそも距離が出来てしまったのは俺が転校を
してしまったからでも…
だからってせっかく高校で再開できたのに
2年間避けるのは酷すぎるだろ
こっちから話しかけても無視だし
はぁ
距離て…遠くなっただけで
近くはなってくれないんだなぁ
でもまた次があるきっといつかはあの頃と同じ距離に
行けるはずだ
きっと近づく一歩一歩だから…待ってろよユキ…
距離
距離感が近いとか遠いとかは、あくまでも自分のものさしである。
あ、人間関係の話です。
勝手に距離感が近いと思っていた友達が、ある日自分よりも他の友達と仲が良いことが分かりショックを受けた学生時代。
内心裏切られたような、悲しい気分を味わった苦い思い出。
えーなになに、私も仲間に入れてよー
おバカになった振りでそうおちゃらけて見せたら、あんな思いは味合わなくて済んだのだろうか。
女の子ってこういうのあるよね。
もう何十年も前のことなのにまだ傷付いている私がいる。
おいおい繊細かよ。
白状します。
はい。私は繊細な人間です。
悪いかっ。
お題
距離
今年の初夏、遠方に住んでいる友人の元へ会いに行った。片道7時間の長旅。とにかく距離が遠かった。長らくあっていなかったがいざ顔を合わせると学生時代に戻ったかのように話した。どれだけ遠くに住んでいても、どれだけ時間が空いても、思い出の距離は意外とすぐそこなのかもしれない。すぐに取り出せる引き出しの中にしまってあるように。それは彼女が示してくれた。また遊ぼうね。
──近すぎても心地良いことを知った。
幼い頃から、他人とのちょうどいい距離を見つけるのが得意だった。あの人は子供が苦手だから近づきすぎないようにする、あの子は兄弟がたくさんいるから多少近くても大丈夫、あの先生はたぶん俺が苦手。
少し成長してからは、周囲のやつらに少しばかり陰口を叩かれた。誰にでも壁を作っている、なんて。
だってそれがお互いのためだろう? 近づきすぎなければ傷つけあうこともない。誰だって被害者にも加害者にもなりたくないはずで、その方法が俺にとっては距離を保つことだった。
変わり始めたのは学園の高等部に入学した頃だ。壁なんて軽々飛び越えてくる友人と、壁の存在を知ってなお話しかけてくれる友人。そして、壁を作りたく無いと思うような相手にも出会ってしまったから。
たぶん、もう無闇に人との距離を取るようなことはないだろう。少なくとも、俺との距離を詰めたいと思ってくれる人間に関しては。
さて、俺の生来の性質すら変えてしまった同居人は、いつ起きるのだろうか。いくら距離がなくなったと言っても無理がないか、膝枕は。絶対寝心地悪いのに爆睡してるし。よっぽど疲れてんのかな。
……まあいいか、これはこれで悪くない。
(距離)
初投稿です。自分の思うことをつらつら書いていきたいと思います。
わたしは学生で、日々距離を感じる場面について書いていこうと思う。
まず、勉強。県内でも比較的頭のいい学校に進学したが、今勉強に自分は全く集中できていない。昔は勉強が得意だったが中学生を卒業してからスマホに依存してしまい、生活リズムも乱れて勉強時間が大きく減った。クラスの人はみんな頭が良く頑張れない自分に憤りを感じる。他の人がテスト期間にがんばれることも、テスト期間じゃなくても頑張れることも成績がみんな良いことも自分と大きな距離ができてしまったことを実感して自己肯定感が下がる。
次に、体型。食べることが大好きな自分はここ一年で大きく太ってしまった。バスで通学するようになり、運動する機会が減ってしまったり乱れた生活リズムが大きく関わっていると思う。好きな服も思うように着れずコンプレックスになってしまった。クラスの人は学校にもオシャレをしてきてそのような場面でもクラスの人との差を感じた。
この周りとできてしまった距離を少しずつ縮めて行きたいと思う。個人的に感じているのは、スマホを見ていると記憶力が低下していること、スマホを見ている時間は楽しいはずなのにいつもなぜか満たされないことである。自分の人生の中でスマホを見る時間は正直無駄な時間だと感じている。毎日1時間は課題以外の勉強をしたい。スマホを見る時間もいつもより1時間は減らして行きたい。筋トレも毎日したいと思う。
スマホばかりに囚われるのではなく、新しく何かを始めてみようという前向きな気持ちからこのアプリを入れてみました。今はネガティヴな気持ちが大きいですが、自分の気持ちをここに吐き出したり、色々な文章を書いたりしながら前向きな気持ちになれるように続けていきたいです。
距離って良くわからない。
"もっと気楽に"とか"緊張しないで"
って言うからありのままの姿を見せた。そしたらね、"もっと距離感考えろ"
って言うんだよ。
これだから人は苦手なのだ。
同じ失敗を繰り返さないためにも、
人と距離を置くのは大切だね。
2024.12.1.距離 #11
距離
あとどのくらいだろう
壁の向こうにあるのだろうか
まだずっと先なのだろうか
私はどこに行きたかったのか
言い訳ばかり浮かんで
自分の本心にも辿り着けないまま
目的地に着くことなど
出来るわけがないのに
先輩と初めて会った時から3キロ太ったの
その3キロが指先にくっついてれば先輩に届いたのに__
なんてね
ばかみたいでしょう?
この道がどこまで続いているのか誰にもわからない。
でも進んでいる、というのは間違いないと思う。やっと見つけた痕跡を辿っているから。微かではあるけれど貴方の軌跡が続いているから。
貴方との距離が少しでも縮まっているとするなら、他の事なんてどうだっていい。怪我したって何だって。
希望が少しでもあるなら奇跡は起きるものなんだよ。
私ね、本当はあの時消えるべきだったんじゃないかって思ってたの。それがこの世界の理だったんじゃないかって。貴方が世界に苦しめられずに済んだんじゃないかって。
でも、そんなの違うって分かったんだ。過去の選択を考えたって無意味で。もう起こってしまった事は変えられない。だから、私に出来るのは未来を変える事。理想を描いて創って掴み取ってみせる。
今度は私の番だよ。運命だろうが真実だろうが、ねじ曲げて貴方に会いに行く。すぐに追いついてみせるから私の事も信じていてね。
『距離』
ちょっと母と弟と
距離置きたい
ストレスかかりすぎて
ヘルペスになった
わたしの身体が危険信号出してる
逃げていいんだわたし
泣いてしまえ
【距離】
誰よりも近い場所で
緊張で不規則な呼吸や高鳴った心音もきっとバレてて
きみには全てお見通しなんだろう
反対に僕からじゃきみの本音も温度もわからなくて
僕の言葉はきみに響いているのか自信がないけど
きみがこの距離で僕のそばに居てるくれることが答えで
やっぱり心地よくて
今日もきみのそばで眠りにつく
2024-12-01
距離
声は電話で聞けるのに
触れられない
もどかしい
会いたい
会いたいの
同じ2㎞の道のりでも
気分良ければ歩けそうで
気が乗らないときはたいぶ遠い
何百㎞離れている二人でも
満ち足りているときは少し近く感じ
寂しいときはとてつもなく遠い
伸び縮みする距離…
【距離】
【距離】
適度な距離、というのが必要だ。
離れすぎても近づきすぎてもいけない。
ということに気づいてからずいぶん経つのに、その適正な距離というのがなかなか難しい。
知り合ってまもない相手だと距離をとって会話を始めるけれど、親しみを感じたらうれしくなって一度に近づきすぎたり、相手のこわばった目にハッとして慌てて離れすぎたり、今でもそんなことばかりでがっくりくる。
ところが、そんなことのくりかえしでも、自分らしくてまぁ仕方ないかな、これもいいかなんて思うから、年齢を重ねることっておもしろい。
「泣かないで」
あまりにも酸っぱ過ぎて泣けてくるよ
「距離」
付かず離れすぎの付き合い方が
精神的に人間関係が保てるんじゃないだろうか?
距離
月までは、38万4400㎞
太陽までは、1億4960万㎞
1光年は、約9兆5000億㎞
アンドロメダ銀河は、約250万光年
たとえ宇宙でも測定できるのに
親子や夫婦の距離は難しい
そこに透明な壁がある
その距離の計算式が分からない
そっと離婚届を書いて
家を出て行くべきなのか?
スペースシャトルなら
紙飛行機でも帰還するのかな?
ウイスキーの燃料入れて
今夜は発射の予備訓練
たとえ宇宙でさまよっても
地球との距離が離れても
この愛は計算する
あなたとの距離を赤い糸と信じて…
[ドライフラワー]
つまらない話かもしれませんが
短い時間、お付き合いください。
「12月1日はみーちゃんの
お誕生日、みことの日だよ」
田村美琴は得意げに言った。
どうやら12月1日は
[命の日]という
すばらしい日、らしい。
正直興味がなかったので
ふーんと思っていた。
命という字が
「みこと」と読むことと
自分の名前の「美琴」を
かけて喜んでいたらしい。
小学生でこれを理解できるのは
なかなか、賢いんじゃないかと思う。
「誰にも秘密だけど
ドライフラワーって
小麦粉のことだと思っていたの、私」
呆れたことにこれも同じ
田村美琴の言葉である。
今度は小麦粉のFLOURと
花のFLOWERを間違えたようだ。
賢いんだか
ちょっとヌケサクなのかわからない。
うまく行っていると
小さくガッツポーズをする。
普段姿勢がいいのにしょげると
田舎のおばあちゃんみたいに
背中が丸くなる。
ファミレスでは隣に座りたがる
恥を知らない人。
スターバックスの
ブラックエプロンがいると
指名してまで作ってもらう
ミーハーな人。
誰もいない
深夜2時の交差点でも
信号を守る律儀な人。
ハンカチは持ってるけど
誰にも貸せない。
「使ってないからずっと新しい」と
言い張って同じハンカチを
ずっと持っているガサツな人。
でも
「ブーケはカランコエがいい
誕生花だし花言葉も素敵だよ?」
なんて可愛いことも言ったりもする。
「岡崎竜美って
地名があるんだって!
聖地巡礼しようよ!」と
新婚旅行を愛知県に
決めてしまった【岡崎美琴】と
[たくさんの小さな思い出]を
積み重ねて幸せにすることを
ここに誓います。
花言葉になぞらえて
もう一度プロポーズをします。
[あなたを守ります]
ずっと一緒にいましょう。
2024年12月1日 大安
岡崎 竜美
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たまたま今日が
12月1日だったこと。
#短歌のお題が
「ドライフラワー」だったこと。
今日の誕生花が
カランコエだったこと。
その花の花言葉が素敵だったこと。
命の日という
なんか尊い日だったこと。
岡崎竜美という人名ぽい地名を
目にしたこと。
それらの偶然と
たまたま共通の趣味がある人と
チャレンジをしたことでできた作品。
結婚式での
新郎から、新婦への手紙。
長く一緒にいたから
ちゃんと言えてなかったことが
あったんだと思う。
あなたのと距離が遠く感じたのは、いつからだろう。
最初からこんなに離れていたっけ。
どんなに縮めようと頑張っても、効果はなかった。
叶わない恋だって、最初から決められていたのかも。
「距離」
君と離れることが嫌だった。
距離が離れるのは嫌だった。
僕はまだ知らなかったんだ。
体の距離が離れても心の距離が近ければいいことを。
未熟だった僕は君を傷つけた。
でも、君はそんな僕を理解してくれた。
僕は君に救われた。
もしもこのまま離れていたら一生後悔したから。
距離ってひとつの言葉だけど、たくさん種類があったんだ。
心の距離が近ければそれでいい。
そうすれば一緒にいられるから。
君との距離は近くても遠くても平気だって思った。
だって、心は繋がってるから。