『距離』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
お題 距離
目と目が合うそれだけで
楽しかったねあの頃
仕草や声をいつも気にかけていた
もしかしたらって思ってた
昔に戻りたい
避けちゃうようになってから
距離ができたけど
あなたから追いかけては来なかった
当たりくじで外れくじ
私の家系は戦闘員だ。
そして、私は戦闘員だ。
その為、戦闘員関係の人々からは、「当たりくじを引いたね」と言われることがある。
…だが、私はそうは思わない。
やりたいこともろくに出来ず、人々の為、生死を彷徨う行動をとらなければならないし、心が壊れていても人々の為に頑張らなくてはならない。
だから、私は「外れくじ」を引いたと思う。
手が届きそうで届かない、そんなもどかしい距離が私たちのふつうだった。
あの日もそうだった。普段は明るく、まるで無邪気な子供のように天真爛漫なあの子は時々無表情になるときがあった。感情や思考がごっそりと抜け落ちたような、生きている人間らしさを感じられないような、どこか虚ろな表情。
ひとりきりになったときに時々するだけだったのが、あの日は誰といても上の空で相手の視界から外れた瞬間に無表情になっていた。
…不謹慎ではあるけど、私がまだ知らないミステリアスな魅力を目にすることができて幸せだった。
あの日、半休だったから生徒は学校から追い出されるように下校した日。
あの子と同じ通学路を茹だるような暑さの中歩いていた。途中に踏切があって、そのときは遮断器が降りていてあの子は白線の前で立ち止まっていた。
ゆっくり歩けば立ち止まらずとも通れるようになるだろうとカタツムリのようにのろのろ進んだ。予想通り電車が大きな音を立てて近づいてきた。ぼんやりと前をみていた私の視界には電車と、あの子が鞄を地面に置く様子が映る。
「、あ」
あっという間だった。本当にあっという間だった。
止められなかった、止められる距離にいなかった。いや、止めなかったが正しいのか。
私はきっと人殺しだ。あの子を見殺しにした。
助けたかったけど助けたくなかった。なにか理由があったのかもしれないが私はそれを知らない。苦しそうなことだけしかわからなかった。
だから私は、あの子を殺した殺人犯なんだ。
【題:距離】
距離
1、「君と僕がいる。」
何も間違っちゃいない。確かに君はいるし、僕もいる。ただ、この文は圧倒的に「足りない」。ここに、距離感を付け足してみる。
2、「君は僕から5cmのところにいる。」
まぁ間違っちゃいない。確かに君と僕の距離はそのくらい近い。さっきよりも想像はしやすい。しかしまだ足りない。心の距離感を付け足す。
3、「君は僕のそばにいる。息遣いすら感じられる距離で、心臓がうるさく揺れる。」
先ほどよりも風情が感じられる。ドキドキしたムードを感じられるのではないだろうか。ここに場所の描写を付け足せば完璧だ。
4、「イルミネーションに染まった街の中。きらびやかなツリーのもとで、君は僕のそばにいる。息遣いすら感じられる距離で、心臓がうるさく揺れる。君の瞳が僕を見つめる。」
クリスマス、恋人、夜、なんて言葉は使っちゃいないが、そんな情景が想像できたのではないだろうか?君と僕がいて、距離が5cmなのに変わりはないが、なんとも想像しやすい文章ができた。
5、「街中で、殺人鬼の君は僕に襲いかかった。体を押さえつけられ、顔が近づく。荒い息が感じられる距離だ。睨みつけられ、突きつけられたナイフが光る。僕の心臓は、恐怖でうるさく揺れる。」
何も間違っちゃいない。言っていることは5つとも全部同じである。同じできごと1つとっても、描写のしかたで変わってくる。これは挿絵のない文章ならではの面白さだと思っている。
{私の想い}
私は、まな
高校1年生です
今、私は…片思いをしてます
その人は、3年の先輩!
「はぁ〜先輩と仲良くしたいけど…話しかけられないよぉー」
「まな、好きな人でもいるの?」
と声をかけたこの人は、大親友のさやかちゃん
「いやー好きな人ってゆうより…気にはなっている?人みたいな」
「何それw意味わかんない」
「いいの、今は…仲良くなるためにやってるの!」
「そうですか(´u_u`)」
と…その時、2年の先輩から呼ばれた
「まなちゃん。次の休憩、私の教室に来て」
「はい、分かりました」
私は、なぜと思いながら返事をした
授業が終わり私は先輩の教室に行った
「せーんぱい、来たよぉー」
「まほちゃん!おいでおいで」
「うん?」
ピーーッ。
戦闘終了。
目標数、5。
取得数、3。
目標数到達不可。
試合前に睡眠を取り、
出遅れたことが原因と見られます。
推しとの距離、約413km。
……お釣りがいい感じに返ってきたからって、
ちょっと機嫌戻らないでください。
絶対取るべき物が3つもあったのに
1つしか取れてないんですよ?
今年いっぱいは残念がってください。
今日は推しのグッズ販売の日だった。
通販だからすぐ無くなるだろうと身構えてたのに
寝て起きたら
発売時間から14分経っていた。
ダメ元で見たら、
お目当ての2つは売り切れ。
他の物も売り切れていた。
1つだけ残っていたので
それと他の物を適当に取った。
脳内では
機械の声がする映像と私で
今回の反省会が行われていた。
全く…。
来年はお正月限定の物とか
絶対取るんですよ?
流石に今回は私も悔しかったから
バースデーのアクリルブロックとか
缶バは取るつもりだよ。
ちゃんと考えてるようで安心しました。
今度は寝ないようにしてくださいね。
公式通販サイトで出待ちしてください。
もちろんだよ。
祭壇も飾る場所を用意しておくんですよ。
それはちょっと厳しいかもなぁ。
買うだけ買って飾らないとか、ナシですからね?
うっ…。了解です……。
これにて反省会終了。
3秒後には明日の準備を開始してください。
はぁ。
今週1週間頑張れる気がしない。
嫌なことも沢山あるのに、
推しのグッズ無しじゃやってけないわ。
こんな時は
私の大好きな漫画の一言でも言ってみようかな。
"Good Midnight!"
どれだけ後悔しても
寝た過去は変わらない。
じゃあもう今日は早めに寝るしかない!
わからない。わからないから言葉にできない。
親友だと思っていた幼馴染みへの恋心に気づいたのは、もう思い出せないくらい前のことだ。
そして気づいたと同時にその恋を心の奥にしまった。おしころした。
親友として幼馴染みとしてでもよかった。隣にいられなくなることがこわかった。
──でも、最近の幼馴染みの距離がおかしい。
急に触れあえそうな距離まで近づいてきたり、かと思えば避けるように距離をおいたり。俺が逆に過度に近づこうとすると、ばっと距離をとられる。
この前なんか髪についた雪を払ってやったら真っ赤な顔で全力で肩を押し退けられた。
そしてそんなことが何回かあり...。
結局近づこうとすると拒絶されるということが分かっただけ。正直結構傷つくので最近は不用意には近づいていない。
...これは、どう受け止めればいいのか。
期待していいのか。でも拒絶されるときの痛みでいつもブレーキがかかる。
わからない。わからないから言葉にできない。
─距離─ #129
(恋愛ものはすれ違いとか、失恋したときの心理描写とか、そういうのを求めてしまいます。切なければ切ないほど、すれ違えばすれ違うほどいい……のは私だけだったりしますかね)
ゴールまでの距離1000m
ドン!!!とスタートの合図で一斉に駆け出す
寒さで脚も縺れさせながらもそこそこのスタートダッシュに成功
集団で走っていたのがだんだんバラけてくる
折り返してきた先頭集団とすれ違う
脇腹に朝食が響く
醜態を児童、保護者の皆様に晒しながらなんとかゴール
遠い昔の思いでもである。
僕にはちゃんと
見えているのだろうか
ずっと見ていたと思ってたんだけど、な
本当に近づいてるのか、もう分からないよ
初めて諦めることが頭をよぎってるよ
こいつ、こんなに厄介なんだな
距離を確かめるには
目が2つ必要なんだって
そうじゃなきゃ距離感がわからないんだって
僕はちゃんと距離を測ってなかったのかもな
結構遠いのかなー
んー、そんな気がする
もう一つの目があることに
僕はようやく気が付いたんだろうな
そんで
ようやく下手くそながら距離を測ろうとしてる
安西先生〜
バスケがしたいよ〜
でも、1歩は誰にでも平等だから
誰だって一歩づつなんだから
しょうがないよね
よっしゃー
やってやろうじゃんかよー
人との距離が縮まらない。それは誰もが抱える悩みのはずだ。縮まらない距離を縮める為にはどうしたら良いのだろうか。どれだけ縮めようと思っても、意外とさらに距離が離れてしまうものだ。もしかしたら距離を置いてみることが最善の距離を縮める方法かもしれない。
距離
離れて 離れて
ずっとずっと遠く離れて
もう巡り会うことがないと
思っていた。
でも、正面から離れて見えても
見えない裏側では離れる度に
どんどん近づいていて
気づかないうちに
また巡り会う
想いが続く限り
速さに時間を掛ければ距離が求められる。
距離に速さを割れば時間、距離に時間を割れば速さがそれぞれ求められる。
当時それが覚えられなくて算数のテストはボロボロ。
本格的に算数や数学が苦手になった原因は間違いなくこの公式だった。
だから距離といえばこの公式が真っ先に思い浮かぶ。
私と同じような人が日本のどこかにはいるだろう。
……いてほしい。マジで。
人によって違う
適正な距離。
どこまで踏み込むか否か。
透明で見えないからわかりにくい。
押したり引いたり
私にも境界線があって、
土足で入る奴は、嫌。
きっと心許す事はないかも。
難しいな。
言い訳のできる距離だけ確保する
/お題「距離」より
距離
「お嬢、弓できる?」
「弓道なら経験がありますけれど……」
「やけに歯切れが悪いな」
「性に合わないと言いますか……」
「拳で殴る方が早いってこと?」
「端的に言えばそうですね」
うちのお嬢マジ蛮族。
ごじつかひつします
空と言うものは不思議なものだ。
雲一つない冷たい夜に、真上を覗いてみると昼間はあんなに近かったあの青が黒く染まってずっしりとその永遠の距離をさらけ出す。空というのは人がこの星で生きて行く上で避けられないもので、誰もにとって身近なものだろう、だからだろうか、昼は青の虚偽を吐き、近づいてくる、私達という親友を欺いてくる。
一歩進んで二歩下がり、三歩大股で右に曲がって四歩駆け足で進んだら、五歩スキップして華麗なるターン!六歩の摺り足と七歩使って緩やかに左折を決めたとき、さてスタートからどれくらい離れただろうか。
あの人との距離は近くて遠い
でも、時として遠いようで近い
心の距離なのか、実際の距離なのか、
その観点によっても「距離」が近いのか、遠いのかは、変わってくるような気はする
「はい、あーん」
「あーん………おいし」
「よね、愛情込めたけん」
「愛情の味はしないな、にんじんの味がする」
「せからしか、かわいい女の子とイチャイチャできる空気感やったやろ」
「え、なんて」
「うるせえって意味」
「そっちじゃなくて『かわいい女の子』のほうだな」
「バリかわいい女子が目の前におるん見えんのか?」
「見えない」
「はぁ~?ぶちくらすぞ」
「はいはいブチ殺すね、わかったから、クッキーもう一枚くれ」
「……あーんして」
「あーん」
「……ところで、最近アイツとはどうなったんだ?」
「あー……別れた」
「へえ、どうして?」
「そこ聞く? ……わたし、毎日昼ご飯おまえと食べとるやろ?」
「うん」
「それが気に入らんって言われて、ケンカなって、別れた」
「……それって」
「おまえが2週間前にあの子と別れた理由とおなじやね」
「うわー、最悪だ」
「互いに恋人運に恵まれんというか、恋人の器小さいというか」
「……これはさ、もうアレだよ」
「アレとは」
「俺たちは恋人を持つなってことだよ」
「……きっつ、クリぼっちきっつ」
「まあまあ、俺がいるじゃないか」
「クリスマスまでおまえと二人きりは嫌やけん意地でも彼氏作ってやる」
「フラれた」
「一緒にいたいならおまえが今食べとるアップルパイ一口よこせ」
「………はあ、あーん」
「あーん」
「……サークル、噂」
「そんな落ち込むなよ」
「はあ……大学生、食堂、同学年、異性」
「もう、もうなにも言うな」
「目撃情報拡散、警戒中、警報発令中!」
「人里にクマ現れたみたいになってるから!」
「なんや『恋の警報発令中』って!!あと九州にクマおらん!!」
「落ち着け!!!」
「せからしか!!!!」
「うるせえ!!!!!」
「……というわけやけん、しばらくは……」
「しばらくは……」
「この第二食堂でごはん食べることになるけん」
「まあそうよな」
「今まで食べてた第一食堂よりメニューが少ないこの第二食堂で食べることになるけん」
「きついな……俺のからあげ丼……」
「アップルパイはあるんで」
「アップルパイ好きなのはお前じゃないか」
「へ?」
「お前に一口やるために買ってたんだが」
「……………はぁ~??」
「……………え?」
「……自分がどれほど恥ずかしいこと言っとるんか分かっとらんのかおまえ~?!」
「………あ」
「その甲斐甲斐しさを元カノにも発揮できたらなぁ~? 『元』は付かんかったかもしれんのになぁ~?」
「うっせえ!!!」
「……じゃ、今日もアップルパイ一口よろしくですね」
「はあ……」
【距離】
このお題で真っ先に人との距離を
思い浮かびました。
人との距離は難しいですね。
毎日難しいなぁと苦戦しています。
その人を知りたい。自分を知って欲しい
仲良くなりたいと思っているから
思い浮かぶ言葉だと思います。
どうでもいい事です。
距離は人の気分で変わるので。
気まぐれに振り回されないで。
一緒にいて、一緒に笑い合えたら
それでいいと思います。