『距離』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
お題 「距離」
今すぐ君に会えたら
どんなに幸せなんだろ
そんな事を考えて
不安や葛藤の中
頬濡らす今日を終える
それでも 僕は
君を嫌いになったり
離れたいと思った事なんて
ないんだよ
君が「好き」
あぁ、この時を超えて
君に会えたらなぁ
距離
5メートル
きっとすぐ届く。でもそのきっとを現実にしたくない自分がいる。
好きな人を自殺させ、自分が被害者のように偽の事実を語る。
そんなクズを助けるのか。わからない
どうすればいいのだろうか。この人間が助かったらおれはどんな顔で好きな人に顔を合わせればいい。
ペチャ。まるで二次元のような音が鳴り響いた。考えすぎてたんだ。そりゃぁ21メートルの屋上から飛び降りたらそうなるよな。
この状況は言ってしまえば見殺し。
ああ遠い
届かせたい手が
叶えたい夢が
こんなにも遠い
でもそれで
諦めてしまっては
もっとずっと
遠くなる
分かっているんだけど
でも
それでも
前を向けるほど
強い私ではいられなくて
遠い遠い未来に
不確かな希望だけを抱いて
ただひたすらに進むのは
存外難しくて
酷く孤独な道のりで
また足が止まってしまいそうで
怖い
すごく怖い
こんな夢など
初めから
見なければよかったのにと
そんなことすら思ってしまうほど
ただどうか
信じられないほど遠い未来の話でいいから
いつか
私が見たい夢が
叶えたい世界が
どうかありますように
私とあの子の距離が開いてしまった。
いい事のはずなのに、涙が溢れて仕方がない。
周りの人は慰めてくれる。
泣かないでと言う。
それでも涙が止まらない。
だって、喧嘩しても、どんな事を言われても、私が一番傍に居たじゃない。
ああ、もう、なんて素敵な笑顔なの。
「結婚おめでとう」
私の涙は止まらない。
バージンロードを歩く娘の背中が、どんどん小さくなっていく。
この距離感が好きだった。
君と軽口を叩き合って、笑って、お互い気を遣わずに、自然体でいられる。この関係、この距離感が好きだった。
――本当は、もう少しだけ近付きたかった。
ここから一歩踏み出すのは怖くて、少し距離を間違えれば逆に遠ざかってしまいそうな気がした。
だからこそ、近付き過ぎず、遠過ぎず、丁度良いこの距離感でいたんだ。この状況に甘えていた。あなたの隣にいるのは私だと信じて疑わなかった。
「結婚するんだ」
あなたがはにかんでそう告げた。
青天の霹靂。
相手は、呼ばれたパーティーで知り合った娘らしい。
私は、距離感を間違えていたのだろうか。近付かなくても遠くへ行ってしまった。いや、近付かなかったからこそ遠くへ行ってしまった。
――あぁ、なんて嬉しそうな顔でその娘の話をするんだろうか。
涙であなたの姿が滲んで、あなたとの境界線がわからない。この距離は近いのか遠いのか。でも、今更どうにもならない。きっともうこの距離が縮まることはない。届かないと理解しながらも、手を伸ばした。
『距離』
テーマ:距離 #381
距離、近いなぁ……。
友だちに最近、彼氏ができた。
同じクラスの男子だ。
優しそうで生徒会もやっていた子だ。
しっかりしているのだろう。
私にも挨拶もしてくれる。
ただ――
距離、近いなぁ……。
彼女と話す時、
どうしても距離が近いなぁと感じてしまう。
その距離がカレカノの距離なのだろうか。
自分にはそういう経験がないからわからないが、
それにしても近すぎだろ……。
そう思ってしまう。
仲が良くて何よりなのだが、
それを私の前やクラスでやる必要はあるのか?
せめて二人の時にしてくれ……。
そう思うのだが、それを口に出せない。
気まずい。
そんな日々はいつまで続く?
友達との距離は一向に縮まらない。
距離
距離の測りかたは難しい。
文字通り何メートル離れているかの計算も難しいし、心の距離の測りかたも難しい。
そして何より、距離感にバグが生じている人への反応の仕方が一番難しい。
簡単には指摘できない。やんわりと当たり障りなく確認を取ると、なぜ? と曇りのない眼で見つめられる。
やりきれない。ここで私のほうから心の距離を遠ざけると、向こうから迫ってくる。
何もしなければ、さらに迫ってくる。
相手の行動を肯定するのは、距離を近づけることと同義なのだ。
難しい。
勘違いを積み重ねても、相手は遠ざかるばかりなのに
勘違いでもしなければ、ほんの一歩の勇気もないのだ
/お題「距離」より
「離れてる気がしないね
君と僕との距離」
小学生のとき、曲に合わせて踊った
そんな歌詞に憧れていたんだ
距離。
うちから大阪は
最初は本当に遠かった。
「ワンマンするから
来てよ」って
言われたのが初めて。
大阪と梅田が
同じなのも
知らなくて
本当に焦った。
でも今は大阪くらいなら
週に1回はだいたい
行く。
あの頃は距離が
離れてるって
思ってたのに。
本当に凄いなぁ。
気づいていたの?
影で応援、いつの間にか隣に
ずっと待ってる、越えられるのかな?
友達と恋人の境界線
もうちょっとだけ…
そっと左手繋いでみる
もうそろそろかな?
プロポーズ指輪を添えて
準備は出来た?
やっと今日堂々と言える
「愛してる」
遠距離恋愛になった。
今度から
会うには
新幹線
の距離だ。
不安は、
ある。
だって
何してるか
全く
見えないんだもん。
―――ん?
でも
これまでも
何してるか
見えない時間
なんて
いくらでも
あったじゃん?
相手の全部なんか
一緒に住んでても
別々に住んでても
遠距離でも
分かんないじゃん!
今までより
会いに行くのに
時間とお金が
かかるだけじゃん!
#距離
300字小説
会えない君に
星空に受信機のアンテナを向ける。宇宙には様々な方法でいろんな通信が飛び交っている。機密性の高いものから、ごく一般の誰に宛てたか解らないものまで。それを傍受するのが僕の趣味だ。
最近、聞いているのは古い通信だ。おそらく地球から数十光年離れた距離の、開拓惑星の誰かが、知らない誰かに届くことを望んで流した通信。そのユーモアを交えて語られる開拓生活は僕を魅了した。
今夜、僕は発信機のアンテナを空に向ける。通信の内容を調べて解った事実。かの星はガンマ線バーストを浴び、生存者はもう存在していない。途絶えた通信に今度は僕から返す。彼が好きだと話していた歌手の最新曲を、もういない彼に届くように星空に向けて流した。
お題「距離」
距離
遠くて近い
けれど、どれだけ手を伸ばしても届かない
あなたの横にいたいのに
ついさっきまでその横に立っていたのに
今は手も届かない。
言葉もきっと届かないだろう。
さようならも、ありがとうも
心の中で一つ一つが浮いては弾けていく。
この、距離がとてももどかしい
距離
あなたと距離感を感じた
だから僕は去る
去っても反応なんかない
そんなもんである
独りよがりの時間は
きっと馬鹿みたいな感じだろう
哀れな感じになるだろう
まぁそれが一番いいのかもしれない
何か調子が良くない
今夜あたりやばいかも
まだ死にたくない
★距離★
ほんの少し、手を伸ばせば届くのに。
私があなたに触れることはできない。
目の前には確かにあなたがいるのに。
私とあなたの間には、まるで見えないバリアがあるみたいで。
どんなに深く想っても
どんなに強く願っても
それがあなたに届くことは、ない。
あなたはとても近くて、とても遠い。
許されるならーーー
その手に触れたい。その肩に触れたい。その頬に、髪に触れたい。
少しでいい。この手に貴方の温もりを感じることができたなら……。
それだけで……それだけでいい。
きっとそれだけで、一生分の幸せをもらえる気がする。
だけど、それは叶わない。
先生(あなた)を好きになったことを…この恋を、神様は多分、許してはくれないから。
私は人と一定の距離を保って生きている。
そうしなければ私は私ではなくなってしまうから
私は私でいられなくなるのが怖いから
お父さんでもお母さんでもそれは関係ない
私が決めてしまったルールだ。
君まで後、3.5メートル___
君まで後、2メートル___
君まで後、___________
「きゃあああああ!!」悲鳴が響き渡った。
─『彼は地面の反対側に』
どれだけきつく抱き締めても、遠い。
それがこの上なく辛くて。
さらにきつくしたら、「苦しい」と言われた。
それでもこの腕をほどかないでいてくれるのが嬉しくて、涙がこぼれた。
【距離】
友達と喧嘩して、
距離置いた時に、
思うことがあるんだよね。
「なんかもうどうでもいいわ」
これって気分屋かな、