『赤い糸』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
赤い糸
僕の指先
結んでほどいて
繰り返し繰り返す
もつれて絡まって
手繰り寄せて
隣にいるのが
あなたならいいのに
赤い糸ってあるんだねっ
つながってる人とは離れてても赤い糸で結ばれてる
その糸がずっと結ばれてますよぅに……
私と彼女を繋ぐ、赤く染まった糸が途切れた。ひたひたと地面に垂れ落ちる赤は鮮やかさを失い黒く澱んでいく。
「終わりだね。」
「っ……」
彼女は途切れた赤い糸を未だ滴らせる鋭利なそれを私の胸元に深く突き刺した。痛みなんて、もう感じなかった。
ねぇ、もし私たち同じ場所で生まれて、同じ場所で育ったなら、お友達になれてたと思うの。こうやって血に塗れる戦場で、何も知らずに剣を振るうことも無く。友達になりたかったんだ、って…言えたら、よかったのに…。
「ああ、今行くよ。」
かつて同じ世界で手を繋いだ2人は、もう一度思いを馳せる。切った糸を繋ぎ直すように。
今度こそ、幸せになれるように。
【赤い糸】
赤い糸、、、「私とあなたは運命の赤い糸で結ばれているの」などという台詞を聞いたことがある。「赤い糸」とは、中国で発祥し、東アジアで信じられる、人と人を結ぶ、伝説の存在らしい。
本当にそんなものがあろうものなら、僕達の運命は、生まれた時から決まっていることになる。では、もしも、僕がそこら辺の通行人(何も関係ないような人)と結ばれたとしても、神様(仏様かも)は、もう予想しているだろうか。――だとしたら、彼も、とてもつまらない人生(人生で合ってる?)だろう。全てが分かってしまっているのだから。
でも、見た感じ、僕の足首には、何も巻き付いていない。てことは、、、誰とも結ばれない!?(まぁ、あくまで、伝説だからね)
貴方にまた導かれますように
「方向音痴だから迷子になっても
大丈夫なようにきつく結んで」
来世だってその次だって
貴方とまた世界で出会えますように
性別が違かろうが国籍が別だろうが
貴方が病弱でも貴方が死にたがりでも
それで構わないんだ、
ただ貴方とこの先も笑い会いたい
「僕も見つけるから」
「貴方もみつけてね」
【赤い糸】
『赤い糸』
赤い糸は恋にしか存在しない訳じゃない、友情にも赤い糸は存在する、そんな素敵な赤い糸は切れてしまったら戻らない、復縁する人はまだ、赤い糸が切れていなかった、そういう事だと思います。そう思える理由は切れたものはテープや絆創膏を貼っても、結局は上書きされるだけだからです。
皆さんはどう思いますか?
『赤い糸』
運命だなんて、言わないで。
運命の赤い糸で繋がれてるなんて、
見えない糸を、
存在しない糸を、
わたしを縛り上げるのは、
もうやめて
そんな運命がなくても、繋がってるから。
ずっと夢であってほしい。
辛い現実に、いてほしくない。
そんな世界に、あなたを巻き込みたくない。
だって、貴方が好きだから。
赤い糸なんて昨今古い、時代はレインボーと声高らかな君。そもそも運命なんて縁のない自分にははぁそうですかと他人事にしか思えなくて。気勢を上げる君には悪いんだけど、少々騒がしすぎてこちらとしても目を白黒させるしかなくて。君の運命の人とやらがどこにいるのか知らないけれどそうやって古いと切り捨てた赤い糸の運命の先で嘆いてないといいのだけれど。
赤い糸…
それは"運命"の象徴的言葉なのかもしれない
君と出会えたこと これからも一緒にいれること
全部が全部、奇跡的な連作なんだということ…
赤い糸はあんまり使わないけどなくても、
変わらない日々を君と送れることを願う
糸といえば、
その昔、「糸が出る」というねるねるねるねがあったのだという。しかし、私は実物を見たことがないのだ。
ろうそくの火のように、簡単に消えちゃいそう。
それが彼女の第一印象だった。
彼女が怪我をして、俺が助けて、怪我をしては、助けての繰り返しの彼女。
いつものように好きな飲み物を配っていると、渡したその飲み物を大切にしてくれていたと知った。
自分の好きな飲み物を教えると、新商品のその飲み物を俺に渡してくれた。俺も渡していたから同じものを交換しただけになって、笑いあった。
俺に後輩ができた頃、彼女にも後輩ができていて、その姿に頼もしさを覚えんだ。
好きな色、好きなもの。
それと、重なる時間が嬉しいんだ。
振り回され、自分の気持ちを押し付けられることばかりの俺を、気遣ってくれる人。
彼女が良いって思うのは、自然な流れだと思った。
「引き寄せた……よね?」
何気なく見つめた左の小指。
絶対に彼女にも繋がっている、よね。
おわり
お題:赤い糸
私はアプリ検索で言語化トレーニングと入れました。するとこのアプリが出てきて、レビューでも4以上の高評価でしたので試してみようと思いました。1日一筆頑張っていきたいです
いつも、なにかと気にかけてくれる
頼りになるひとつ年上の先輩。
困ったら、さりげなくフォロー
してくれたり、
優しい人。
でも、先輩にとって私は後輩でしか
なくて、
もし赤い糸があるのなら、先輩と繋がってたら
良いなぁ、とか思ったり
大丈夫、わかってる。この想いが叶うことは
ないって、でもさ、夢くらいみさせてよ
赤い糸
夜凪
赤い糸
結ばれるということが
結婚という制度とは
別物ならば
そんな運命が
あってもいい
私の運命の糸は
どこに繋がってるのかしら
小指を見ながら待ち焦がれてる
赤い糸
運命の 赤い糸
どうか あの人と 結ばれますように
この想い 伝わりますように
縁結びの 神様 お願いします
赤い糸は、本当は誰とつながっていたのだろう。
この人ではなかったはずだ。
向日葵と赤色の糸をモチーフにしたアクセサリーを今日は身につけてあなたに逢いに行く。
「赤い糸」
子どもの時
自分の小指を見て
誰かと赤い糸で
繋がってるはず…と信じていた
でも
そんなのはないのかも
ただ信じたいだけで…
そんなに簡単な理由で
一緒にいるんじゃないんだもの。
それは物語の始まり
糸と糸とをたぐっていくと
やがて抗えぬ縁となって
繋がっていく
その糸を切らぬ限り
ところで、今を生きる
わたしの糸はどうだろう
例えばそれを満員電車で想像してみる
絡まりあった赤い糸、縄
身動きとれない
あまりにも人が多すぎる
からまった糸は引きちぎられて
人が多い現代の方が
赤い糸をたどれない
逆説的な皮肉
【赤い糸】