『貝殻』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
#貝殻
小さくてピンクの貝を父からもらい
可愛い貝も踏まれ壊れた
貝殻を集めてネックレスを地道に作る
凄い素敵だなと
貝殻……。
貝殻のように、自分を閉じ込めるだけの人生。
親の見栄や顔を立てるために、なにひとつやりたいことが出来なかった。
あのゲス女の所為で。
人のおもいを躊躇いもなく踏みにじった売女……犯罪者・今井貞夫の娘、今井裕子。
貝殻を耳に当てると、潮騒~波の音が聞こえる……っていうけど。
自分は、そんなロマンチストじゃないから。
『貝殻』
波の音
鳥の声
砂の足跡
私の思い出の場所
…。
貴方が飛んでいたこの場所
また会えるよね
海岸に貝殻。
貝殻から真珠。
ダイヤモンドの何分の一の価値だけど。
かけがえのないプレゼント。
貝殻
1枚の手紙を
瓶に入れて
その後
思い出とか
夢とか
希望とか
全部詰めて
海に流して
いつか
書いたことを
忘れた頃にでも
君に届けばいいな
なんて思って
1番お気に入りの
貝殻を拾って
思い出す
君から貰った
あの空みたいに
ピンク色の貝殻を
その あまりにも柔らかな身体を
まもるため身につけてきた殻
時に隠れ 時に閉じこもり
時に半身を乗り出してみたり
柔らかいことは弱さか
殻をまとうことは逃避か
そんなはずはなく
ただ全て わたしであるだけ
わたしの殻は美しくかがやき
優しく海の音を響かせる
「貝殻」
#214
昔はよくポケットがパンパンになるまで貝殻をかき集めては持って帰ってた、その度に両親にそんな多く持って帰らんでええんとちゃう?と言われたのも思い出の一部のように今は感じる
ふと箪笥を開けてみたらかなり多くの貝殻が入った缶詰を見つけて海と夏を感じた
恋人繋ぎ
別名貝殻繋ぎ
人はみな片割れの貝を見つけるらしい
そんな話を聞いて
僕は消えた半分の貝殻を思って
そっと海に
聞いていく
《貝殻》
#67
明日くらいには作りたいと思ってますので何卒よろしくお願いいたします!
貝殻
古代中国では貨幣として扱われていたという。
だから、貯める、財、賃貸、お金にまつわる漢字には貝の字が使われるていると教わった。
その話を聞いた小さい頃の僕は家族で海に行った際に貝殻集めに没頭していた。
海からの帰り道にお店に行きおもちゃをたくさん買おうとしたのだそうだ。
僕の恥ずかしいエピソードの1つだ。
綺麗な貝殻を拾ったり
集めたりするのは好き
海岸を歩いて
貝殻を拾うと思う
綺麗な形のままは少ない
色んな冒険をして
勲章を持ってる貝殻のが多い
そもそも
最初は生きてたんだもんね
(2023.09.05/貝殻)
「貝殻」
あなたに貰った光り輝く貝殻。
あなたへの想いを貝殻に込め、待っています。
爆弾の雨にも負けず。
理不尽な時代にも負けず。
私達の思い出の場所や物は燃えて無くなったけど。
私と光り輝く貝殻が目印です。
だから、戦地から早く戻ってきてくださいね。あなた。
フィクションです。
「見て、綺麗な貝殻!」
帽子の下に弾けるような笑顔を輝かせ、君は僕を振り向いた。
「持って帰ろうかな?!」
「いいんじゃない?」
裸足になった彼女に付き合って、僕も靴を脱いだ。靴下を靴に丸めて突っ込んで、彼女と同じように視線を下に向ける。
目が慣れるにつれて、白く大きい貝殻がたくさん浜辺に落ちていることが見えてくる。
「これ、みんな欲しがるよね!お土産にしようか?!」
「ああ…。」
それはどうかな。と僕は思った。都会の狭い箱に押し込められた現代人は、大量の貝殻をかざるスペースなんて、持ってないだろう。
僕は、言葉を濁したまま、サクサクと音を立てて、乾いた浜辺を歩いた。
そのとき、見慣れない材質の丸い石が足に当たった。かすかな透明感がある、薄緑の石だ。いや、もしかしたら、ガラスが摩耗したものかもしれない。
僕はかがみこんで、石を手に取り、太陽に透かした。よく見ると、その石には、見慣れない文字が刻印されている。
「これ、何語だろう?」
僕の声に、君は足を砂まみれにしながら、こちらに歩いてきた。手には、たくさんの白い貝殻を抱えたままだ。
しかし次の瞬間、彼女は手にした貝殻を放り投げた。そして、僕の手から石を奪い取ると、小さく叫んだ。
「これ…。神代文字じゃない?」
「神代文字?!」
【貝殻】
「多種多様な貝殻のように」
内側にこもって書くのが好きなの。
内側から溢れるものを書き留めるのが好きなの。
かつて私を形成していた色とりどりのカケラたち。
零して失くしたら勿体ないと思うから、
殻にこもって書くのが大切なの。
貝殻に耳をあてたら、波の音が聞こえるよ。
子供の頃にそう言われて
巻き貝の貝殻を耳にあてたら
本当に波の音が聞こえた。
砂浜で幾種もの貝殻を集めたのが思い出だ。
きっと、今も貝殻を耳にあてたら
あの頃の波の音が聞こえるんだ。
貝殻。
海に行くついでに拾った、珍しい事に形が綺麗だった
君に貝殻を使ったアートを上げた。
とても喜んでくれたな
…ちょっと恥ずかしいなんてね。
【貝殻】
僕は恋人の誕生日プレゼントに海辺で拾った大きな貝殻をあげた。
『いいの?これ大切にしてたやつだよね』
うんと軽く頷いた。
『ほんと?』
うんと僕はまた頷いた。
『…ありがとうずっと大切にするね』
恋人はそう言って貝殻を自分の胸元に当てた。
『きらめき』
何かを観ている時、読んでいる時、聞いている時、
誰だって一度は感じたことがあるだろう。
「私もそれをやってみたい!」
という衝動。
それは憧れ。
自分にないものを羨ましく思う気持ち。
それであり、同時に、大切な『きらめき』でもある。
やってみたい、なってみたい。
きらきらとしたそれは君の中で瞬く。
それを憧れのまま終わらせるのか、
膨らませて夢にするのかは君次第。
『きらめき』は夢の卵である。
簡単には破れない卵が見つかるといいね。
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気づいたら19時過ぎてたけど供養。
貝のように黙っていられたら、よかったのに。
お喋りな貝の中身は、空っぽ。
オレは、虚ろな脱け殻。
空虚な言葉を吐き続ける。全てを煙に巻き続ける。
でも、おまえは名探偵だから、オレの真実に気付いてしまうんだ。
だから、本当に大嫌いだったよ。
かなしきときは貝殻鳴らそ
二つ合わせて息吹きをこめて
静かに鳴らそ貝がらを
誰もその音をきかずとも
風にかなしく消ゆるとも
せめてじぶんをあたためん
静かに鳴らそ貝殻を
🐚新美南吉「貝殻」