『貝殻』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
私は、片割れ。
この人の、片割れ。
私たちの、真珠。
生まれてきてくれた、真珠。
何かあったら守るよ。
私たち2枚で守るよ。
いつかあなたが輝けるように。
貝殻
かつては生きていたもの。
一部だけが残され、有り続ける。
私の身体に貝は無い。
何も残らず、誰にも見つけてもらえないだろうと思うと寂しい。
私が生きていたことを、誰が想ってくれるのか?
だから何かを作るのが好きなのだ。
文章を書くことも。
偶々見た誰かが、たまに思い出してくれれば嬉しい。
そうならば良いと思う。
この前
地元の博物館へ行った。
今現在、田園風景の広がる場所が
昔は海だったらしく、
それが解ったのは
発掘したら貝殻の化石が出たから。
なんか、凄いな…(語彙力💦)
昔はこの辺は海で魚…今とは形も違うだろうけど、
泳いでいたんだね。
お題 貝殻
むかし、ぼくはラッコだったよ。
と彼は言った。
知ってる、小銭入れの中にいつも、
貝殻を入れているもの。
と答えると、
彼は私の手を握った。
私がむかし、
ラッコだったころのように。
小さい頃
夏祭りでホタテを食べた
「にんぎょひめのふくだー!」
ホタテの貝殻って
人魚姫の水着みたい
シジミとか
アサリとか
人魚姫って
小さいお魚と人間のハーフ
だったら
ホタテじゃ大きいかな
人魚って言葉がある時点で
きっといるんだよ
人魚って
いてほしい
海の音が聞こえる。
浜辺に打ち寄せる、波の音が。
もやもやしていたその感情が、波にさらわれて、
消えていく気がした。
【お題 貝殻】
たまには貝殻を耳に当てて
遠い遠い音を聞いてみませんか
それは
この貝殻が生まれた
海のさざなみの音かも知れないし
自分が産まれる前の
母の胎内の音に
似ているのかも知れない
だからなのだろうか
貝殻を耳に当てて
音を聞くと
自分の頬に
知らず知らずのうちに
涙が止めどなく
流れ落ちるのは
#貝殻
貝殻のように割れやすい心。
どうにかしたいわ〜ww
貝殻を拾う彼女
さざ波の音
のんびりと歩く砂浜
いろんな音が響き
とても心地良い
極度のあがり症の私は、先生に当てられて答えが分かっていても、答えられないでいた。
誰かに何かを言われても、首を縦か横に振るだけ。よくそれで、社会人が務まるねー、なんて唯一の友達にも言われている始末。
そんな私にも好きな人が出来た。
パン屋で働く彼は、いくつくらいだろう…ひとつずつ丁寧にパンの生地を手で丸めながら焼いていく姿が素敵だった。
見てるだけで良いって思っていたけど、もう少し近くで見たくてパン屋に通うようになって行った。
2週間が過ぎた頃、クロワッサンを買いにパン屋に行った。
「いらっしゃいませ。家、近いですか?よく来て下さるから」
「…」
クロワッサンをトレーに入れながら頷く私を見て彼は微笑んだ。
会計を済ませて早く帰ろう…
「300円のお釣りです。また来てくださいね」
「…」
彼は少し天井を見て、すぐに私の方を見て微笑みながら
「僕のパン、美味しいですか?」
「はい!!!」
「声でかっ。それだけ美味しいって思って頂いていると!ありがとうございます」
彼との会話で体がポカポカしてきたのと、驚きが沸点に到達して、思わず口が開いてしまった。
私…変われるかも?
また、ここに来ますね。
※※※※※※※※※※※※
【お題】貝殻
※※※※※※※※※※※※
えぇー、であるから、二枚貝などの貝殻は炭酸カルシウムなどで出来てるわけだ。
で、な、ここからはテストには出ないぞ。
貝は、溶けたカルシウムと二酸化炭素を使って貝殻作ってる。今、世間で諸悪の根源である二酸化炭素を固定してるのよ。そして、貝なんて死んでも、貝殻は砕けても粉々で砂の成分になるだけなのよ。
先生は思うんだよなー。貝ってのは、環境問題を解くカギがあると思うんだよなぁ。
どう? 理科の篠宮先生に似てるだろ?
『貝殻』
貝殻あったら
耳に当てて波の音を聞く
瞳を閉じて少し首をかしげて
今いる場所がどこであろうと
私だけの海の世界がそこに広がる
貝殻
海に行くと、必ず落ちている貝殻。
綺麗なので拾ってしまいます。
大きい貝殻 小さい貝殻全部いいですね。
いつも読んで頂きありがとうございます。
皆さんは、貝殻のお題で何を思い浮かびますか?
今日も皆さんが幸せでありますように。
―貝殻―
目の前に1つの貝殻がある。
たった1つの貝殻だ。
この貝殻の凄いところは渦へわたしを巻き込むように、あの日を見せるところである。
波の音 強い風 潮の香り 影
2人の笑い声 裸足 砂粒
濡れた裾 空 遠くの積乱雲
太陽光の痛み 手の大きさ 熱
瞬間的に全部を感じさせる。
貝殻は時間も物理をも超える。
別に気にしなきゃいい
ふとした時考えてしまう癖がある
先の事だけど考えすぎて
自分自身を不安に陥れてしまう
こんな事誰にも言えない
私が本当はこんな人だって
開かない貝殻みたいだからさ
だれかこじ開けてよ
パリッ
あまり聞き慣れない音に僕は思わず足元を見た
すると割れた貝殻が1つ
砂浜を良く見てみると同じ様な貝殻がいくつもある
きっと君の心は貝殻の様で
脆く美しい、、
人はその美しさに気が付けず
君のその脆く美しい心を自覚の無いまま
壊してしまうのだろう、、、
脆いことは悪い事じゃない
君はとても繊細で感受性がとても豊かなんだ
人がされて嫌な事はしない
でも自分が嫌な事された時上手く助けを
求められない
貝殻集めをいつか君としたい、なんて
【貝殻】
僕の頭の上に濁点の血が振っている
汚れてしまった僕の体をみて泣いている
忘れてしまった涙と造られた綺麗事が僕の中で交差して、踊る人形が鮮やかな血を吐いていた
アネモネは消えて散ったようで
汚く笑うその顔は忘れられなかったみたい、殺して欲しいと思った暁が不愉快で仕方がなかったから
誘惑された浴槽に、僕は呪いをかけて溺れて
その感情は吐き出すとネズミ式みたいに増えていく
全部吐き出してしまいたいのに何も出てこなくて
ただ壊したい気持ちが募って終わる
僕の心のひまわりの種が踏み潰されて消えていた
落ちる感覚と共に血の涙が上に昇るけれど
それはバス停みたいにいつまでも待っていられる訳じゃないと言っているみたいだった
僕は今何を待っているのだろう?
なにもない場所で独り、心の隅を何度もグチャグチャに飲み込む
ブラックホールの1部になった僕はひたすらに終わりを願って指を切る
六月の頃雨は降り続けた、まるで永遠に続くなぞられた4文字みたいに
蝉の声は9月になると死んでいた
死んでいた声は僕を殺してくれない、その劣等感のような声をもう一度聞きたかった。
ただ何も待たずに僕は劣等感を持ち続けて鳴いていた
チッタ、チッタ、チッタ、チッタ、チッタ、チッタ。
6時、5時、3時、1時に巻き戻っても何も変わらない
鳴きやむころには肌が汚れてしまう
その顔は口角を上げて僕に時間を教えてくれた
いつまでも寝ていたい日々はだれも口角を下げていた
季節を超えても何も意味が無いのに
どうして生きているのか君に説いても
ただ返事をしている午前10時、おやすみを答えた。
カタイカタイ殻で覆われて守られていた。
だけど、意外にも殻は脆くて、すぐに割れてしまった。
私はまた新しい殻に潜り込む。
「今度は大丈夫かな?」
すると、可愛らしい音がして、私は空に浮かんだ。
『あんまりキレイじゃなかったぁ!』
フッと、私は落ちていく。
パチンッ!!
また、壊れてしまった。
「……」
なんとも言えない悲しい気持ち。
「キレイだったら、大事に持っててくれたのかな?」
私としては、私の好きな色の貝殻を選んだつもりなのだけど。
そろそろと、壊れてしまった殻から出てみる。
もう空は赤く染まっていて、暗闇がすぐそこまで迫っている。
「早く次のお家探さなきゃ。」
私は急ぐ。
「今度はもっとキレイなお家にしなくちゃ。」
モノクロの世界で。
でも…あれ?
私の選ぶお家はキレイじゃないなら…
「キレイってなんだろう?」
貝殻
キラキラ貝殻
桜色の貝殻
昔好きだった小さい宝物
拾ったあの貝殻どこにやったっけなぁ