『誰よりも』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
誰もみな、自ら嫌われたいとは思っていないと思う。わたしもそう。
だから、いい顔しちゃうんだ。
優しい人、物わかりのいい人、なんでも嫌な顔せずやってくれる人、いつも元気で明るい人、どんなことにも動じず冷静な人...
別に疲れたりなんかしない。これがいつもの自分なんだから。
でもどこからか綻びって出てくるんだろうな。
新しい人間関係が始まってしばらくは調子いい。すぐに近い距離感になれる。仲良くなれる。
でもいつからか離れていく...。
本当の自分をさらけ出して付き合えたなら、ありのままのわたしを受け入れて貰えるなら、きっとこんな風にはならないんだろうな。
誰よりも1人になりたくなくて、誰よりも臆病なわたし。だれも知らないわたし。
私は誰よりも不幸だった。
というか、その自信があった。
何をしても失敗するし、じゃんけんに勝てたことなど一度もない。
友達もみんな病気で亡くなってしまった。
テストだって、お菓子作りだって、全部全部失敗に終わる。
私は不幸だ。
だけど最近、幸運なことがあった。
彼氏ができたのだ。
まぁ、これも罰ゲームとかなのだろう。
それでもいい。
私は彼氏ができてから、幸運なことが続いている。
これは、彼のおかげなのだろう。
罰ゲームだとしても、私には得なことしかないから、少し申し訳なく感じてしまう。
でも、今私は誰よりも幸福である自信がある。
このまま、友達のところに行けるまで、幸福が続くといいな。
誰よりも
誰よりも君を知ってる
誰よりも君を見てる
誰よりも君を信頼してる
誰よりも君が好きだ
詩を書く子どもだった。ことばを選んで、自分の思いをつくるのが好きだった。形にならない感情が渦巻く前に、印のついたことばで気持ちを積み上げる。そうやって詩ができて、そうやってものを考えて、そうやって涙を流した。
誰よりもリアルで、誰よりもフェイクな子ども時代。
#誰よりも
『誰よりも』
かっこよくなりたい
かわいくなりたい
強くなりたい
完璧になりたい
1人で生きていけるぐらい
誰よりもあなたを愛している。
私の心はあなたのもの。
誰よりも速く
誰よりも深い
誰よりも軽く
誰よりも広い
心にある つかみどころのない 風景を
なんとかとらえて 言葉にしたら
わたしのなかにそれがあるのだと
記録する
目を凝らす
逃さないようにする
有り様だから
わたししかしらないこと
あらゆる分野における価値が誰よりも低いと知ったとき、人間は果たして生きていけるだろうか? 人間はなにか自分には価値があると信じうる状況下においてのみ正気で生きていけるのではないか? もし街を歩いている他人全てより自分が価値のない人間だと知ったら、その者はもはや自殺するか、地の果てに行くか、社会とのあらゆる紐帯を切り捨てたホームレスになるかしかない。しかし幸いなことに今の社会では誰よりも価値の低い人間だと自分を証し立てる手段はない。どれほど他人より劣っていると感じていても、自分よりなお下の人間がいるという可能性を完全に否定することはできない。私たちはその否定の不可能性の上に立って、現世を正気で生きている。
きっと誰よりも激しく君に恋をしていたのだけれど、それを愛だと呼ぶほど厚顔にはなれず、だからこの恋はそっと殺しておきます。
きっと誰よりも狡猾に策を巡らせていたのだけれど、それを愛のためと言うほど嘘つきにはなれず、だからこの腕は静かに下ろしておきます。
きっと誰よりも賢しらに諦め続けてきたのだけれど、それを愛してもらおうという気にはなれず、だから私はここで佇んでいます。
#誰よりも
誰かの顔色をうかがって余り物を選ぶのも、いつしか慣れていた。
けれど今この空間には、家族の気配すら感じられない静寂が流れている。
もしかしたら初めて独りになれたのかもしれないと、部屋の中央に寝転び、とりあえず目を閉じてみた。
ちょっとだけ「ひとり」を大切に出来そうな気が、する。誰でもない自分を。
【誰よりも】
誰よりも先ず
自分を本当に心から
大切にしないと
他の誰も何も
大切に出来ない
「誰よりも」
誰よりもあなたを愛している
そう言ってしまうのは
おこがましいことだろう
あなたは万人に
愛される資格がある
でも それを承知で
なおもあなたに言うだろう
誰よりもあなたを愛している
学校終わりにお母さんとスーパーに。17:00には友達とさようなら。そんな可愛い私だった。唯一のかわいい私だった。さよなら青春気付けば大人へ。街を歩く。あの子よりはまし。比較。嫉妬。なんてバカだな。
誰よりもという他人ありきの視点で自分を見つめる
足りないところ
足りてるところ
勝手に決めつけて見つけちゃう
それでまた比較して
安心したり不安になったり
そんな下らなさで自分を振り回すことの
何て時間の無駄遣いかな
興味があるんだ。
君はそう言って、私のように笑った。
へえ。君には私はそう見えているのか。
ともすれば内にこもりがちになる君の頭の中身を引きずり出すのが最近の私の楽しみの一つだ。
君は決して認めようとしないけれど、その心の本質は私とさして変わらないだろう。
そう、さして変わらない。けれど決定的に何かが違う。
その違いをも愛しく思う。
誰よりも透明で、誰よりも純粋で、誰よりも私を理解している君。
そんな君の頭を開いて、すべてを食べてしまいたい欲と常に闘っている。
「終わりにしよう」
君は言った。
「すべて告白するべきだ」
かつて、何度も私に諭すように言っていたのを思い出す。
君は今でもそう言えるのだろうか。
私が君の心の湖面に投げ込んだ小石は、波紋を作って確かに君に変化を与えた。
私のために、君は変わったんだ。
私のストーリーの幕引きは、いつか君という最高傑作によって迎えられるだろう。
誰よりも魅力的な君。
クライマックスのデザートまでに、もっと美味しくなってみせて。
「誰よりも」
誰よりも愛した人がいた。
その幸せな過去が、少しだけ苦い。
「ねるねるねるねは…」
魔女は笑った。
「練れば練るほど色が変わって、こうやってつけて……ウマイ!」
実際、あの魔女は誰よりも上手くねるねるねるねを作ることができた。つまり練ることに関して、あの魔女はプロフェッショナルだったのだ。
誰よりも
誰よりも愛しかった。
けど、それと同時に会えない存在だった。
いつか会ってみたいな。
別次元の彼を思いながらまた、私は金を貢ぎ続ける。
「誰よりも」
誰よりも自分を知っているのは自分
誰よりも自分を知らないのも自分
不思議なもので。
誰よりも敗北を望むか
誰よりも不幸でいたいか
誰よりも他者の理解を求めず
ただ孤独を抱えていたい
だがその時が来たらどうするか
その時が来るまで考える