『誰よりも』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
学校終わりにお母さんとスーパーに。17:00には友達とさようなら。そんな可愛い私だった。唯一のかわいい私だった。さよなら青春気付けば大人へ。街を歩く。あの子よりはまし。比較。嫉妬。なんてバカだな。
誰よりもという他人ありきの視点で自分を見つめる
足りないところ
足りてるところ
勝手に決めつけて見つけちゃう
それでまた比較して
安心したり不安になったり
そんな下らなさで自分を振り回すことの
何て時間の無駄遣いかな
興味があるんだ。
君はそう言って、私のように笑った。
へえ。君には私はそう見えているのか。
ともすれば内にこもりがちになる君の頭の中身を引きずり出すのが最近の私の楽しみの一つだ。
君は決して認めようとしないけれど、その心の本質は私とさして変わらないだろう。
そう、さして変わらない。けれど決定的に何かが違う。
その違いをも愛しく思う。
誰よりも透明で、誰よりも純粋で、誰よりも私を理解している君。
そんな君の頭を開いて、すべてを食べてしまいたい欲と常に闘っている。
「終わりにしよう」
君は言った。
「すべて告白するべきだ」
かつて、何度も私に諭すように言っていたのを思い出す。
君は今でもそう言えるのだろうか。
私が君の心の湖面に投げ込んだ小石は、波紋を作って確かに君に変化を与えた。
私のために、君は変わったんだ。
私のストーリーの幕引きは、いつか君という最高傑作によって迎えられるだろう。
誰よりも魅力的な君。
クライマックスのデザートまでに、もっと美味しくなってみせて。
「誰よりも」
誰よりも愛した人がいた。
その幸せな過去が、少しだけ苦い。
「ねるねるねるねは…」
魔女は笑った。
「練れば練るほど色が変わって、こうやってつけて……ウマイ!」
実際、あの魔女は誰よりも上手くねるねるねるねを作ることができた。つまり練ることに関して、あの魔女はプロフェッショナルだったのだ。
誰よりも
誰よりも愛しかった。
けど、それと同時に会えない存在だった。
いつか会ってみたいな。
別次元の彼を思いながらまた、私は金を貢ぎ続ける。
「誰よりも」
誰よりも自分を知っているのは自分
誰よりも自分を知らないのも自分
不思議なもので。
誰よりも敗北を望むか
誰よりも不幸でいたいか
誰よりも他者の理解を求めず
ただ孤独を抱えていたい
だがその時が来たらどうするか
その時が来るまで考える
誰よりも愛しい君へ
君が明日死ぬのなら、僕の命は明日まででいい
君が今日を生きてくれるなら、僕もまた
今日を生きよう
【誰よりも】
私は誰よりも自己開示が苦手である。
MBITとかエニアグラムとかやるのだが、大概自己開示が苦手と指摘される。
生年月日でやるやつなんかも指摘される。
ここまでくると運命めいたものを感じる。
最近では人との会話が面倒となり、自己開示云々でなくなってきているのは危険信号である。
思えば、私が好きなものを親に伝えることができたのも高校でやっとであった。
自己開示はいわば自身の弱みを提示することであり、全裸で相手と会話するようなものである。
寸胴な私の裸を見せたところで、である。
元来秘密主義である私は、全視線から逃れる必要があるのだ。
私を知りたいなら頑張って私と仲良くなれといった具合である。
こんな傲慢さは、次第に自己開示が得意な人たちを羨ましく思うようになってしまうのだ。
なぜここまで自己開示ができないのか。
私は人と仲良くなりたくないのではないか。
いや、そもそも他人は他人に興味など持たないのではないか。
そんな相手に自己開示する必要があるのか。
私はこう感じるのだろうな。これが思考の癖ってやつである。
もっとフラットに考えるのならば、私が相手を舐めており、私のことを教えたくないと深層で考えているのであろう。最低なやつである。
もちろん自己開示をする人は選ぶ。
誰これ構わず自己開示をするのは、そういう特性を持った人間かただの変態かである。
私はただ自己開示が苦手なだけで、距離を置いているわけではなく、本当に苦手でできないのだ。
私がこんな話をしても…と何度も頭を過り、どう思われるかを死ぬほど気にしているのだ。
実際発言すればどうってことはないのだが、そこに至る過程を考えすぎているのだ。
じゃあ考えなければ良いと思ったそこのあなた。
それはできない。私は考えすぎる性格なのだ。
残念ながら私の長所であり短所である。
私はこの場でこうして自己開示をしている。
他のところではできないし、ここでは誰も何も言えないからこそ価値があると思っている。
文章にするとできるんだがな。
相手がいるとわかると途端にできなくなるのだ。
つまり何も考えずにアホみたいに話すやつが最強ということである。
あぁ、やっぱり私は人を舐めてるな。
氷のように澄んだ空気を吸い込めば,ずきりと肺を刺激する。
そんな心地いい季節に,彼は1人,星降る夜にカスミソウを愛でていた。
何処までも純白な彼らが織り成す大地は,まるで1枚の大きなシルクのようだ。
ごろん,と寝転がっては北風に煽られる前髪を虚ろな瞳でじ…と見つめる。
…丁度100年前のこの日,貴方は生命を落とした。
か弱い者を守る為に,自らの身体を犠牲にして。
耳を澄ませば鈴のような笑い声が聞こえそうな,まだ隣にいてくれているような,そんな…現実逃避をしてしまっている自分が馬鹿馬鹿しい。
ぽっかりと浮かぶ満月に貴方を重ねれば,一筋の涙が目尻を伝い地に落ちる。
あんなに近くにあるのに,決して手が届かない。
もどかしさを感じながら,無理だとわかりきっているのに,月へ向かって手を伸ばす。
『 会いたいよ 』と小さく呟けば,風に乗せて天国のあなたへ運ばれるだろう。
誰よりも,何よりも,貴方を愛していた。
誰よりも優れた何かなんて、一つも持っていなくていい。ただ、誰よりもできないことが一つも無くなってくれさえしたら、それだけで私は生きていけるのに。
いつも自分よりひとまわり大きな世界に包まれて、その広さに圧倒されながら、でも確かにそこから追い出される心配もせずにいられたら、どれだけ幸せだろうか。
そんなことは叶わない。ひとりでに考える“普通”が、いかに“理想”的か、大人になった自分にはもうとっくにわかっている。
それでも、街を歩く人は皆普通に見えるし、自分はまだ、子供の頃の汚れたスニーカーを引きずっているような気がする。
これを読んでくれた人が、素敵な自分を見つけられますように。
誰よりも貴方を愛している
誰よりも君に愛されている
ひゆーひゅー
うるせーばーか
お題『誰よりも』
誰よりも
私は私の存在意義がないと思う
学は無いし
情もない
力も無ければ
名も知れない
そんなそこらにいる人間だから
ただひとつだけ
自分の世界と価値観
それだけは守って生き果てたい
そんなことを思ってる
ほんの数ミリ
自分を好きになれているかもしれない
じゃないと守りたいものなんてできないもんね。
_ ₁₅₄
誰よりも、
毎日、頑張ってる君は、、綺麗だね。
、、いや、お世辞じゃないよ。
ただ、事実を述べただけだよ、、
いつも、お疲れ様、、、。
愛し君へ
私の家の目の前に、公園がある。
その公園は、普通の大きい公園よりも少し小さくて、静かな公園。
その公園には木があって、全部で10本くらいある。
その中で一番大きいのが、ビックさん。
笑えるけど、私が木に名付けた名前だ。
小学2年生くらいにつけた名前だから、ネーミングセンスが無い。
5年生になって思ったことだ。
そう思っていただけかもしれないけど、ビックさんは、私が嫌なことがあって、落ち込んでいるときに、葉をさわさわと震わせ、励ましてくれた。
6年生のある日、すごくけたたましい音が聞こえた。
学校からの帰り道、もうすぐ家につくというときだった。
(なんだろう。工事でもしてるのかな?)
そう思って曲がり角を曲がると、私の頭の中は考えることもしないくらいにショックを受けていた。
「ねぇ、最近変じゃない?大丈夫?」
仲良しの美里が心配そうに声をかけてきた。
「うん…大丈夫だよ」
それしか答えられなかった。
私は学校からの帰り道に、ビックさんが元立っていた場所に腰掛けた。
「…ビックさん、私、最近嫌なこと続いてて、困ってるの。ビックさん、私、どうしたらいいかな…」
そういっても、ビックさんはもういないから、葉を震わせてもくれないし、影を作ってもくれない。
「ねぇ、ビックさん〜〜っ」
私は切り株に抱きついて泣いた。ビックさんとの思い出を蘇らせながら。
私は、人とあまり話さない。だから、いつも悩みは木のビックさんに聞いてもらっていた。
これからは、ちゃんと人と話して、美里との仲も深めていくよ。
ビックさんは、誰よりも優しくて、誰よりも私を好きだった。
君は誰よりも凄いよって一度は言われてみたいものだ。
わたしはわたし
あなたはあなた
ものさしだして
はかるのだあれ
こころとからだ
おおきいつよい
よわいちいさい
それでいいんだ
くらべないんだ
わたしはあなた
あなたはわたし
わたしはひとつ
ひとつはみんな
いきているんだ
にんげんなんだ
『誰よりも』
"誰よりも"
俺が『誰よりも優れている』と言えるもの、思ってるものは何も無い。
現役の時は『天才』なんて言われていたけれど、ただ気になるものはすぐ調べる性(さが)で、ちょっとでも引っ掛かる事があったら理由や原因が分かるまで調べなきゃ気が済まない、面倒臭い性格だっただけ。
強いて《これが一番》と言えるものは、ハナに懐かれてる事。
俺は特別動物に好かれる体質ではない。恐らく人間を初めて見た子猫だったからだろう。会った時から甘えてきたり、グイグイと構ってアピールしてきたりと凄かった。
あの頃と比べて、今はだいぶ落ち着いた。その代わりと言ってもいいタイミングで食欲がみるみる凄まじくなって、食いしん坊モンスターと化した。
定期的に運動しているからだと思いたい。思いたいが、それにしたって食べるスピードと量が『元々食いしん坊だったのが定期的な運動と相まってそうなった』としか思えない。
落ち着いたと言っても、完全に無くなった訳では無い。時々太腿をフミフミしてきたり、撫でている手を甘噛みしてきたりと、アピールの仕方は変わらない。
今のところ、俺以外にも同じアピールをしている所を見た事が無い。
ハナは別に人見知りする性格ではない。実際初対面の人間相手にも積極的に近付いていくタイプだ。
それなのに、俺の前でだけ甘えたになる。
ハナのこれまでの行動を細かく思い出すと、これは自負して良いのかもしれない。
まず
人と自分を比べない
そこから
はじめてみ?
「誰よりも」