『誰よりも』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
誰よりも早く生を受けるのは
アダムとイブに先越されたので
誰よりも長く生き延びるのと
誰よりも死を惜しまれるのは
どうか自分でありたい
「誰よりも」
その小さな鼻を、その雲のような頬を、誰よりも愛してる。
だから君にこどものままで居てほしいって頼んだ。
その鼻が大きくなってほしくない。その頬が固くなってほしくない。
こんな身勝手な気持ちが君を傷つけるなんて分かっていたのに。
でも、幸せだろう。僕に愛されたまま死ねて。君のこと、この世界で一番愛してるんだもの。
僕のために死んでくれるだなんて、君は優しくて愚かな人なんだね。そういうところ、本当に心の底から嫌いだよ。
日に日に腐って、生前の輝きなんか1㎜だって感じられない。
目は濁り、皮膚は崩れ、異様な臭いがする君。
でも、そんなところが本当にいとおしいんだ。
僕が居なきゃ君はきっと今頃焼かれていたね。でも大丈夫だよ。
熱いのはいやだろうから、この先も焼くなんてしないから。
それで、いつかゾンビになって僕のことを噛めばいい。
だから今は、ゆっくりとおやすみ。
誰よりも
誰よりも妻を愛しとるよと夫
誰よりも夫を愛していますと私
誰よりも
詐欺師。
何回聞けばいいんだろうその台詞。
容姿端麗、才色兼備。
この言葉はまさに僕の為にある。
自己肯定感が高いと思うだろう。
しかし本当だ。
実際今まで何人の人と恋をしてきたか。
その度に言われる。
性格が悪くて、どうしようも無いと。
辛い。悲しい。苦しい。
みんな僕の中身より外見や評価を気にする。
当たり前だけど何度もそのことで傷つけられる。
こんな僕に、
誰よりも愛してくれる人はいるのだろうか。
「ふつうのゆめ」
わたしの夢は
自分にしかできないことをする
ことだった
どんな職業の名前も
どんな肩書きも
みんな自分じゃなくてもいいこと
と思って手放した
なにも選ばなかった私
可能性だと思っていたことは
あまりにつかみどころがなく
不可能だと思うことがふえた
自分にしかできないことなんてひとつもない
すん、と希望のとびらがひとつずつ
ゆっくりと閉じていく音がした
だけれど同時に開かれたもの
すべてが自分にしかできないことなんだろう
ということ
いまここに存在して
目の前の人に少なからず影響を与え
過去があって今があって未来があるということ
誰よりもふつうでいい
私であることは誰にもできない
#誰よりも
誰よりも
に続く言葉は何だろう
例えば
大切に思う人は
一人ではないから
誰よりも大切とか
そう簡単には
順番は付けられない
恋愛においては
本命という言葉に
第二候補がいるの?
とか思うし
誰よりも・・・
そうか
比較対象がいるって事か
比べられるのはなぁ・・・
なんか
言われて嬉しい言葉に
あんまり
思えなくなったぞヲイ
・・・ひねくれてる?w
「誰よりも」
「誰よりも」
周りよりも優れている自分
大人よりもできてしまう自分
意識しなくてもできてしまう自分
天才と呼ばれる自分
期待をされる自分
嫌味を言われる自分
なんでこうなのか
周りよりも優れているだけで
普通の人よりできてしまうから
私と同じ人がいないから
こんなものいらなかったな
誰よりも
思いつかなかった‥‥
誰よりもあなたが好き。
あなたは、誰よりも私が好き。
そんな私達の恋物語。
誰からも嫌われる男がいた。
お金にがめつく、自分が儲けるためなら何でもする。
他人と関わることが嫌いで無愛想。
人から後ろ指を刺されようがお構いなし。
彼を見て人は言った。
「人の心がない」
「誰にも愛されない人間だ」
「きっとああいう奴は孤独に死んでいくさ」
そしてある日、男は死んだ。
男の葬式が開かれ、そこには彼の妻とまだ幼い娘がいた。
妻は涙ながらに言った。
「誰よりも愛のある人でした。」
男は数年前から病に犯されていた。
男は病と闘ったが、ある時自分の命が長くないことを悟った。
それから男は残される妻と娘のために、がむしゃらに働いた。自分がいなくなった後、妻と娘が不自由な生活を送ることがないようにと。
そして新しい人間関係を築くことを辞めた。自分が死んだ時、心を痛める人が少ないようにと。
そうして男は人生を終えた。
男は誰よりも家族を愛し、人を愛していた。
気取った人間が大嫌いです。
教会の神父様も、魔物を狩って見せびらかす男性も、才能を持った少年も、嘘ばかり述べる作家も、僕は1度だって好きになったことがありません。
僕は皆からナイフを刺されて笑っているあの青年が好きです。
誰よりも潔白で
誰よりも純粋で
誰よりも穢れていて
誰よりも美しくて
誰よりも謙虚な
あの青年の笑顔が好きです。あの青年の困ったような笑顔が好きです。だから僕は今日もナイフを隠し持って彼に会いに行こうと思います。
2023/2/17
誰よりもお金持ちになりたい
誰よりも成功したい
誰よりも良い思いをしたい
誰よりも幸せになりたい
誰よりも…
誰よりも…
でも
その望みに見あう努力を誰よりもしただろうか?
「まあ、別にええけど」
目の前であいつがうれしそうに微笑んでいる。
去年の、福岡旅行に行った時だ。
自分より遥かに高いタワーに、なぜだかすごく感動したようで、
きらきらとした笑みを浮かべていた。
この笑顔をじっと見ていると、頭がぐらぐらしてきて、無性にうずくまりたくなって、思わず棒立ちで舌打ちを漏らした。
そこに、横から知らない男が声をかけてくる。
「この度はお悔やみ申し上げます」
「……」
「侑斗、挨拶しなさい」
数年振りに会った母が、いつの間に横にいたのか、俺の腕に触れる。仏像のような堅い顔が煩わしく、居ても立っても居られず、俺はその場から立ち去ることにした。
「侑斗!どこ行くんや」
「タバコ」
「あんた、こんな時にええ加減に」
「うっさいわババア」
反抗期、そう言われるのは癪だ。だって、こいつらと仲良い時なんて一度もなかった。今までも、これからも。今日だって、嫌な気持ちを抑えやってきたと言うのに、あの時とこいつらは何も変わっていない。ほんまに、ずっと気色悪い。
こいつらも。葬式に来てるやつらも。あいつを見送る気持ちも、悔しい気持ちもないやつらが、こぞって幽霊な顔をして俯いている。そんな顔して、何が楽しいのか。ああイライラする。気持ち悪すぎる。お前らが死ねば良かったんや。
飛び出した外は、室内に似つかわしくない、陽気な世界だった。能天気な太陽がつまらない俺を照らそうとする。それすらも、うざったらしい。
タバコをポケットから取り出し、壁沿いに腰を下ろす。なかなかライターが着火せず、痛くなるくらい横車を擦る。しかし付くことはなく、俺は苛立ってライターを放り投げる。
「もうええって、ほんまに」
あいつが死んでからずっと気分が悪い。解決することのないわだかまりが、ずっとずっと、不快で。
「お前、医者になる言うとったやろ、アホ」
頭が重くなって、地面に顔を向ける。ねずみ色のコンクリートが悲しそうに小さな染みを作っていた。
誰よりも頑張っていた俺の弟は、一昨日この世を去った。
『誰よりも』
誰よりも
あなたの幸せを祈る
自信が私にはあります
幸せにする力は非力ですが
幸せになる
自信が私にはあります
長い時間が
2人にあたえられますよう
深い願いです
ね、知ってる?
誰よりもあなたが大事で、
隣じゃなくていいから側に居たかっただけなんです。
誰よりも自堕落に生きることすら出来ない
私には何もない
/ 誰よりも
誰よりも
君を愛している。
君を守るためなら、誰かの悪者になっても構わない。
でも、君は僕から離れていくだろう。
君と僕は、ひとりとひとり、別々の人間だから。
でも、でもね。
覚えておいて。
ここに、帰ってきていい場所がある。
大きな声で、泣いていい場所がある。
だから、外の世界で傷付いて、声も出ないような悔しくてどうしようもない気持ちになったらさ?
ここに帰ってきて?
誰よりも、君を想う。
僕の待つこの場所へ。
誰よりも、上の空。
いつも夢見心地。
頭のなかは絵本みたいにメルヘン。
だから、なんとか毎日やっている。
ちょっとぼけてる私の脳ミソ
睡眠足りてないから、、、、
誰よりも頑張ってきた
そんなことは誰でも言えることで
みんな頑張りすぎている
「自分より頑張っている人がいるから頑張らなきゃ」
そう思ってしまうから頑張りすぎる
「自分より楽している人がいるから楽してもいい」
そう思えば少しは軽くなるのかもしれない
楽することは悪いことじゃない
頑張りすぎず自分のペースでいこう
きっと、誰よりも近くにいる
けれど、誰よりも遠くにいる
手を伸ばせば届きそうな距離にある背中
それを追いかけ続けて
不思議だな、もう顔が思い浮かばない
誰よりも近付きすぎた自分の目には
もう顔は見えていなかった
笑えるな
誰よりも側にいる事を許されたのに
そのせいで顔が見えなくなっていた
その事実に今更気付いて後悔する
何故後ろから近付く事を選んだのかと
何故背中越しに同じ景色を見ようとしたのかと
誰よりも解ったつもりだった自分が
誰よりもあんたを理解していなかった
そんな事に今更気付いても遅すぎる
あんたを呼ぶ名さえ忘れてしまったのだから
ティブロン