『誰よりも、ずっと』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
誰よりも、ずっと。と言い切れることは、私には少ない。いや、ないと言ってもいいかも知れない。
何をするにも上には上がいる。上には上がいた。
それでも腐らずに、若い頃からもっと色んな物語に触れていれば良かった。
そうすれば、今よりマシな深度で小説と向き合えていた気がする。
誰でも言えることだが、若い頃は才能の塊だ。
映画でも小説でも漫画でもアニメでもドラマでも演劇でも、何にでも触れておくことはその後の貯金になる。
才能の塊は磨かなければ錆びついてしまう。
歳を経て磨こうったってそう簡単にはいかない。
私はきっと、もう速度としてはとても遅いけれど。
これからの人は、どうか頑張って。
私も少しずつ、また磨けていけたらいい。
誰よりも、ずっと 君のことが好き。
誰よりも、ずっと 君のことを見ていた。
誰よりも、ずっと 君に会いたいって思ってる。
誰よりも、ずっと……
液晶越しに並ぶ文字たち
ねぇ、届いてる?
もう幾年が過ぎただろう。
自分と同じ過ちを犯さないでほしくて
自分のように泣く姿がなくなってほしくて
音に 声に 文字に
僕は綴り続けるよ
だから、見ていて
1人で泣くのはもうおしまい
さぁ、明日から君の新たな幕をあげよう。
その臆病な猫背にそっと手をそえる
#誰よりも、ずっと
誰よりも
ずっとずっと
長い間、
あなたを想っていました。
旅立ったあなたに
伝えられることは
少ないですが、
あなたのそばに私がいたという事実を
忘れないでください。
■ 誰よりも、ずっと
自分が一番だと思ったことはない
世の中には上も下もいる
それに 能力や才能だけでなく
年齢という指標では
私より年上は数千万人いて
私より年下も数千万人いる
その中で特別だなんて
うぬぼれにも程がある
だけど 今日も自分に言い聞かせる
これまでの頑張りと
自分がどれだけ愛着をもって
物事に取り組んでいるか
比べるのは過去の自分自身
上澄みの私が常に批判する
「お前の事なんて誰もどうとも思っていない」
「その程度でよく生きてられるな」
そんな言葉を振り払うかのように
口に出して言う
「今日の私は過去の私より成長している」と
そうやって誰よりも自分に向き合う
これからもずっと
私よ、満足するな
満足するな
「誰よりも、ずっと」
誰よりも、ずっと
君を愛している
「どういうシチュエーションよコレ……?」
昨日の「これからも、ずっと」に続いて、今日の題目は「誰よりも、ずっと」。なお先月の題目には「ずっと隣で」があった。
「ずっと」被り3回目。頭の固さが壁となり、そろそろネタ枯渇の気配。なにより「誰よりも」が響いた。
「『誰よりも、ずっと』◯◯をするのが上手。『誰よりも、ずっと』◯◯をやり続けている。他は?」
趣味の話とか、恋愛系とか、友情モノに競技対戦シチュとかと親和性高いのか?
ガリガリガリ。物書きは頭をかいて、
「……たまにはお題パスも視野」
ため息を吐き、毎度恒例、物書きが途方に暮れる。
――――――
「ずっと」シリーズ第3弾。このアカウントも、ようやく投稿記事40個目のおはなしです。
最近最近の都内某所。某稲荷神社敷地内の一軒家に、人に化ける妙技を持つ化け狐の末裔が、家族で仲良く暮らしておりました。
都市再開発、科学の進歩、動画投稿アプリの台頭等で、魔法も呪術も過去の存在となった昨今。
秘匿性と神秘のわずかに残る、地方や過疎地域に逃れていく物の怪の多い中、一家はこの地に残り、
都内に住む何よりも、誰よりも、ずっと長い間、人々の生活の明暗清濁を見守り続けてきました。
なお、そんな稲荷神社の化け狐一家。最近しみじみ、時代の流れを感じることがあるようです。
それは家族の末っ子。偉大な御狐、善き化け狐になる修行中の子狐が、修行で売り歩く不思議なお餅を作っている最中のことでした。
「良い香りがしているねぇ」
晩ごはん後の台所。父狐が、母狐と一緒に食べるためのおつまみを取りに来たところ、子狐が一生懸命、夜売るお餅を作っておりました。
「今日は、ピザお餅と肉まんお餅かな?」
「サバ味噌煮おもちと角煮おもちも作る!」
コンコン子狐、大好きな大好きなお得意様の提案で、低糖質なお餅のラインナップを拡大中なのです。
「えーよーばらんす良いと、おとくいさん、喜ぶの」
父狐が同じように餅売り修行をしていた◯◯年前は、食べ物が少なく、皆貧しかったので、お腹にたまるお餅や甘いお餅が好まれました。
今は健康ブーム。糖質少なめが客にウケるようです。
食べ物のトレンドは水鏡。容易に形を変え、波立ち、時代を映します。
「お前が親になる頃には、どんな餅がトレンドになってるだろうねぇ」
まだまだ遠い、孫狐が餅売る姿を想像しながら、子狐を抱きあげ、頭を撫でてやる父狐。
どの人間より長く人間を見てきた父狐でも、未来の食べ物を予想するのは、ちょっと難しいようでした。
努力は報われる。
その言葉を胸に、誰よりも、ずっと、努力を惜しまなかった。
自分の時間はできるだけ削って、机に向かっていた。仕事も勉強もできるだけ早く片付けて、とにかく机に向かっていた。
私の夢は創作家。アートを作って、文章を作って。
いつかは個展を、いつかは本を、いつかは名のある創作家になりたいと思っていた。
誰よりも勉強して、ずっと作り上げて、いつかは夢に辿り着くため、頑張ってきた。
何パーセントの才能と何パーセントの努力、なんて言葉も信じてきた。
だから才能がないのかもしれないと自覚しているけれども、その何倍もの努力はしてきた。
でも、おかしいんだ。全然、上達している気がしないんだよ。
ネットにアップしても、出版社に直談判しても、なんの反応もない。
継続は力なり、だよね?
これからも、誰よりも、ずっと、頑張るから。
だから、いつか、夢が叶いますように、
【誰よりも、ずっと】
誰よりも、ずっとあなたのことが好き
あなたの目に映るために
誰よりも、ずっと努力しているつもり
いつかあなたの隣に並ぶ日はくるかしら
#誰よりも、ずっと
誰よりも、ずっと
貴方を愛し、憎んだことは
忘れない
貴方も僕を忘れないで
大嫌いな僕の事を
君を愛していたのに
なんで他の人を選んだの?
この愛が伝わらないの?
なら伝わるまで愛を教えてあげる
"誰よりも、ずっと"
誰よりも、ずっと
誰よりも努力したって思っても1番にはなれない
自分より努力した人がいるから
才能は不公平だから
それでも 誰よりもずっと頑張らないと
これしか知らない これしか出来ないから
わたしはぎらぎらしていたい。
輝かしい星なんかじゃなく。
優しい木漏れ日なんかじゃなく。
美しい水面なんかじゃなく。
人を斬るための刃のように、氷を砕くアイスピックのように、地を割るツルハシのように、ぎらぎらしていたいんだ。
誰よりも鋭い切っ先で、あなたの胸を抉じ開けたい。
その心臓に届きたい。
そのために、誰よりも、ずっと、ずっと、ずっと!
#誰よりも、ずっと
誰よりもずっと
俺は「 」のことが誰よりも大切だった
誰よりもずっと貴方のことが大好きです
貴方にも振り向いてもらえて、嬉しくて、楽しくて!
きっと俺は今誰よりも幸せですね
でも、幸せなのにいつも死にたいって思っちゃいます
ね、全く意味がわからないですよね
俺の気持ちなのに、全部全部わかんないんです
『愛反する(あいはんする)』
「別れよう」
僕がそういうと君は懇願する目で「嫌だ」と言ってきた。
でも、証拠はもう揃ってるんだ。ごめんね。
絶望する君の目の前に写真を落としていく。
嗚呼、本当はこの写真に写ってるのは僕と君だったはずなんだけどなぁ。
何でおっさんと写ってる君がいるのかなぁ。
「パパ活?」
「違う」
何が、違うのかな。僕のお金じゃ愛じゃ、君の心は満たされない?
もしかして僕は……
「っ……」
君が僕の喉にナイフを突き刺す。
僕と別れるより一緒に死んだほうがいい?
涙目の君の喉元に僕もカッターを突き刺す。
これ、君がよく使ってたカッターだよね。やめてって言ったのに。こんなに錆びてる。
僕じゃ満たされないものがきっとあるのは分かってる。でも、寂しかったよ。
「「ゴフッ」」
血が、同時に、
「……」
あーあ、おっさんになれちゃって気づかなかったんだね。
変装させたおっさんにも気づかないんだね。
僕はそんな君が誰よりも、ずっと大好きで、
ずっと、ずっと、ずっと、死んでほしかったんだ。
次は、間違えないでね。来世も待ってるよ。
お題『誰よりも、ずっと』
※パパ活=援助交際とも言われる。言わば闇バイト。若い女の子が20~幅広い世代の男性(パパ)とお出かけ等をしたりその他もろもろ。反対語はママ活。やりすぎはしないようにしましょう。
ずっと見ていた。
誰よりも近い距離で、誰よりも長い時間、ずっと見ていた。
だから、知ってる。
笑っていた。
喜んでいた。
照れていた。
怒っていた。
焦っていた。
泣いていた。
耐えていた。
疲れていた。
だから、仕方ないと思う。
「こういう結果」になったことは、
許せないけど、信じたくないけど、やるせないけど、出来ることなら夢であって欲しいけど。
それでも仕方ないと思う。
ずっと見ていた。
誰よりも近い距離で、誰よりも長い時間、ずっと見ていた。
それなのに。
君が君を傷つけない理由に成れなかった。
こういう、結局自分のことだけしか見てない僕は、
誰よりもずっとずっと長い時間、
君を、君だけを見ていなかったんだ。
#誰よりも、ずっと
誰よりも、ずっと。
それは、私が生きていく命題なのです。こんな能力を授かった意味がもしかあるとすれば、世界に還元することでしかないのです。
ワルターさまは、叱られます。
自分のために生きろ、と。
いいえ。
わたしは、あなたのために生きるのです。
あなたが戦わなくても良いように、明日の心配などしなくても済むように。科学は、ひとを幸せにするもののはず。そうでなければと思うのです。
『我々、科学者とはいったい何者なのか。進化というベールを被った破壊者なのか』
そうならぬように。わたしは身を処さねばならぬと思っているのです。
私に 誰よりも 誇れるものなんてない
だって 誰よりも って
比べあいっこしなきゃ
分かんないでしょ
めんどくさい
この世の全ての人類と比べてたら
果てしないよ
ずっと は昨日
要らないよって言ったし
私は私のままにやってく
誰とも比べず
自分と向き合ってね、
って 口にするのはどこまでも簡単だよな
結局無意識の内に他人と比べて
自分苦しくなってんだよ
誰よりも、ずっと ...
こんな言葉は好きじゃないな。
_ ₂₁
誰がみてきたんだろうか。自分の努力を。
毎日資料を見漁ったことも、
絵の具を混ぜてはカンヴァスに乗せ続けてきたことも、
鉛筆を削るその手に自信が持てないまま
デッサンをかきあげてきたことも、
伝わると信じて形作ってきたことも。
誰が見てきたんだろうか。自分の苦悩を。
講師はわかってくれなかった。
友人のほうが上手く思えた。
あいつの方が努力してるのだろうか。
自分のこの作品たちは駄作なのだろうか。
試験結果の開示はよくないものばかり。
誰がわかってくれるのだろうか。
誰もわかってくれなくてもいいのだ。
今まで費やした時間は自分の糧となる。
熟してきた経験は自分の色になる。
自信がない時期は自分を愛する機会になる。
誰にもみられてなくてもいいのだ。
いつだって自分の作品を見てるのは自分だ。
一番努力してることを知ってるのは自分だ。
作品が宝石のように愛おしいことを
知ってるのは自分だ。
何度も涙したことを知ってるのも自分だ。
試験結果なぞ、たまたまその時の運なのだ。
だれよりも、ずっと自分が自分を知ってるのだから。
ほら、認めてもらえたじゃないか。報われたじゃないか。
目一杯自分へお祝いしよう。