『言葉にできない』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
言葉にできない
何も言えなかった
あなたとうまくやりたかった
それだけだった
いつも通り仕事に行く時みたいに
私とあなたは
2人で出て行った
そして、反対方向に歩いて行った
お互い、何も言わなかった。
‐言葉にできない‐
映畫のやうに
ドラマティック
童話のやうに
可憐で優雅
素敵な人生
夢見てた
誰だつて屹度
みんな屹度さう
子供の頃は夢を描いて
夢を食べて生きてゐた
だけど現實はさうぢやない
どうして
生まれたのかしら
どうして
大人に成るのかしら
誰がこんなの樂しいのかしら
さう思ひ乍ら
珈琲を飮み干すやうに
今日を溺れ乍らも
一生懸命生きてゐる
喉の奥が詰まるようで、胸の真ん中のざわつきは、言葉にならずに腹の底に溜まっていく。そのうちパンパンに膨れ上がって、破裂してしまうのではないか。
出会ったのはいつだっけ…
窓際の席に座る君はいつも1人で、何を考えているのかよく分からない。
それでも、ふとした時に見せる笑顔とさりげなく手を差し伸べてくれる優しさがあたたかくて…君に惹かれるのに時間はかからなかった。
内気な私はアプローチなんてできなくて、陰から君を見つめる日々だった。
「あ、今あくびした。昨日よく寝てないのかな。」
「そのシャーペン見たことないやつだ。」
「いつも同じお茶飲んでる。私も飲んでみよう。」「弟いるんだ。私と一緒。」「家は学校から近い、青い屋根の家…」「アカウントは2つ。1つは学校用、もうひとつは趣味用。」「寝る時間は…」
気持ちは伝えられないままだったけど、君を観察して少しずつ知っていく…そんな毎日が、君に近づいているような気がしてどうしようもなく愛おしかった。
そんななか、ふと耳にした『彼がストーカー被害に遭っている』という噂。
その人は、彼が誰にも教えていないことまで知ってるんだって。
許せない。私の彼なのに。私だけの彼なのに。
私が彼を守らなきゃ。
その日から一層君の近くにいるようになった。
他の虫が寄り付かないように。
日課である君の尾行をしていたある日、突然誰かに腕を掴まれた。
掴まれた方を見ると、なんと追いかけていたはずの君だった。
「「なんで君が…」」
同時に発した。
ストーカーを捕まえようと思って…と誤解を解こうとすると、君は見たこともない形相で「気持ち悪いんだよ、ストーカー女」と冷たく言った。
頭が追いつかない。
どうして?私じゃない。そんなのと一緒にしないで。私が守ってるんだよ。だってこれから1人で図書館に行くんでしょ?1人でいたら危ないじゃない。
頭の中でぐるぐると回る言葉は1つとして口に出なくて。
焦れったい。悔しい。悲しい。
それでも
「私は君が……」
『言葉にできない』
買い物中、リンゴと目が合った。
3個入りで400円。お手頃価格だ。
ウサギさんが毎日食べるので、ここ7年、我が家に常備されるリンゴ。
時期によっては高いし不味い。
でも、ウサギさんの暮らしを平穏に保つ秘訣は、「変化がないこと」。昨日と同じものを食べて、昨日と同じ場所でくつろぎ、昨日と同じトイレで用を足し、昨日と同じ寝床でウトウトする(ウサギは長時間熟睡しない)。
うちの老齢ウサギを楽しませてあげてね。
朱色の三つ子を撫でる。
【言葉にできない】
入学式。
今日から中学生だ。
でも……昔っからコミュ障でぼっちだ。
友達なんてどうせできない。
まあ、友達なんて必要ない。
一人の方が気楽な時もある。
というか、その方が多い。
人付き合いはめんどくさい。
どうでもいい話でもちゃんと聞かなきゃいけない。
その癖こっちの話は聞かない。
それに話せることもない。
言葉にしたくない。引きこもっている休日がずっと続けば良い。
……皆がうるさすぎるから、私は一人でひっそり暮らしたい。
なのに世間はあーだのこーだの、偏った考えを言う。
『友達は作った方が良い』
『引きこもっていてはダメだ』
『困っているなら相談しろ』
うるさい。いや、うるせえよ。
友達はいなくても幸せ。
引きこもりだけど家で最低限運動するし、日光も浴びている。
それに栄養も不足しないよう、バランス良く食べている。
相談しろっていうのがうるさくて困る。
でも……それを言葉にできない。
後先を考えずにぺちゃくちゃ喋れりゃ楽なんだろう。
行動力なんて外で出せない。家でゲームする行動力はあるのに。
……あーもう!めんどくさいから帰ったら寝よう!!
『言葉にできない』
知らない
知らないって言ってるのに。
本当に知らないんだ、わけがわからない。
嘘だと思うなら頭を切り開いて調べてみれば
そうすれば
『言葉にできない』
言葉にできなかった
ねぇ、お医者さん
本当に
もう二度と喋れないの?
言葉にならない僕の声
第一話
今も言葉に出来ない。
いつも一緒に居るし、
1番近くに居るのに…
本当に言いたい事は
言葉が詰まって黙ってしまう。
本当は誤魔化したり、気付かないふりはしたくない。
でも…。
あなたの傍に居たいから。
もし、伝えたら離れてしまいそうで…
言えない。
だからいつも、いつも、いつも…。
胸に留めて、飲み込むしか…無いんだ。
言葉にできない苦しみ。一昨日くらいから胸と喉の辺りに違和感がある。あえて言葉にするならむかむかするって感じか。これって胸焼けってやつか。初めてなった。
一昨日くらいに朝食を食べてたら急になったんだよな。こういう体の不調って怖いわ。え、これ治るの?って不安になる。
最初はすぐ治るだろうと楽観視していたけど日を跨いでも治らないと不安になる。でも病院はめんどくさいから行かないという底辺にありがちな思考と行動をしている。
こういう不安も言葉にできないね。漫然とした恐怖というか、なんとも言えない感情がじわじわくる。
胸焼けの原因を考えてみたのだがらっきょうの食べ過ぎかもしれん。一日数粒が適量なのを一袋開けてたからな。間食には別の食べ物を探さないといけないな。
前にらっきょうに飽きたときは冷凍のグリーンピースをちまちまつまんでた。でもグリーンピースに飽きたかららっきょうに戻ってきたところあるからな。
金のことを考えなければりんごとかいいんだけどな。でも間食にりんごなんて一日2,3個はぺろりといっちゃうでしょ。りんごはうますぎるんじゃ。
りんごを一日一個に押さえられるならりんごでいいけど難しそうだしな。今度ちょっと買って試してみるけど。
やはり間食にはグリーンピースがいいかな。一袋で一日持つし安いしで隙がない。ただ冷凍庫に空きがないってのと同じの食べてると飽きるという問題を解決しないとな。
まぁ飽きるという問題には我慢しかないか。ダイエットなんだから多少は我慢はしないとな。
「止めろよ」
触ってみようと手を伸ばす佐藤を小声で注意した。だが、佐藤の気持ちも理解はできた。ケースに入れられているとはいえ、目の前でピカピカに磨かれたフィギュアは俺たちのようなオタクにとっては、触らずにいられない。まして、今回の展示は年に一回の貴重な機会だ。
展示場に着いて今回の目玉を拝んだ時は、心の中に嵐が吹き荒れたものだ。息を飲むことしかできなかったのだった。畏怖の感情さえ沸き起こってきそうだ。アニメで何度も見たものが、細かなバッジに至るまで細部を妥協することなく作り込んでいる。
(来て良かった)
腹の中で思った。
佐藤は眉間にシワを寄せて、フィギュアに釘付けになっていた。
#言葉にできない
どういう時に、言葉にできないのだろう。
嬉しさや感動が込み上げてくる時
打ち負かされた時
不意な事で、頭の中が真っ白になった時
言葉に出す事が、苦手な自分にとっては、いつものこと。
相手に伝えないとと日々頑張っているつもりであるが、どう頑張れば良いのか、悪戦苦闘。
言葉に出せないから、言い負かされてしまう。
ああ、なんとかしたい。
趣味は自分と紙一重
好きなものやりたいものから逃げちゃダメ
自分自身を捨てることになる
生きがいやりがい自分が生きる全てだから
もし壁にぶつかって捨てたくなったり
逃げ回っていていたら
自分から目を背けることになる
辛いけど受け止めるしかない
時間はかかっても必ず報われるから
『以上。』
小さな小さな嫌なことは コインランドリーに忘れ去られた靴下だ 今日も片っぽで眠る 寂しさが目やにになる 私はそれでも目を開けようとする 清清とした瞬きに憧れる 私のもう片っぽ 洗面所にはいないみたい 鏡に映るあなたはだあれ? 今の私を具体的に説明しろだなんて到底できない 以上。
〈言葉にできない〉
言葉にできない気持ちや
自分でも知覚しにくい体からの信号
そういうものをあえて言葉にしてみる
意識のまな板の上に乗せることができば
あとはお得意の分析力で料理可能かもね
無意識の海の中に
少しでも目を向けてみよう
そこで自分の根源や
他人とのつながりを見出すかもしれない
もしかして地球や宇宙と
つながっていることを
思いますかもしれないね
昨日乗せた客は久し振りに ... 31年目になるタクシードライバー経験で20数年振りに遭遇する狂気の沙汰という言葉がピッタリの ... あ れ は ... 見てくれ28,9歳 ... 行ってても33,4歳 ... 独身だろうな ... 女性である。中肉中背で少しガニ股気味、白く長いフリフリレースと重ね合わせのスカートを靡かせ乍ら走り寄って来た長さ肩下くらいの軽いウェーブが掛かった黒髪 ... そしてただ、まぁよいのだが ... 瞬間、酒鬼薔薇聖斗を想起させたキツネヅラだった ... のはいいのだがというか関係無いなわけで ... 。場所は表◯道ヒルズの裏手の某狭路付近からだったのだが ...
〝 赤◯1丁目の◯◯ビルまで、◯時55分までに、急いで下さい!〟
古参は皆そうなのだが時限付きこそ仕事と考えているので大歓迎なのだが少し走ったところで外装黄一色の宅配車両が道に迷っているかのようにノロノロ、そして徐行、一旦停止を繰り返していて ...
“ 道に迷ってるみたいですねぇ ... チィッ ... 参ったなぁ ... ”
思わず私が呟いた直後、女性客が ...
〝 そんなの私には関係無いです!兎に角55分までに付けてください!詰まってるなら ... 〟
詰まってるなら ... で女性客は言葉を止めたのだが、詰まってるなら ... どうしろと続けたかったのか少し気になったが ...
“ ぁ、ぇ、まぁ ... 兎に角急ぎます ... すいません ... ”
私はその時の巷の裏道という裏道をほぼ全て網羅しているので無論女性客が要求した55分より9分早く到着し、その女性客は僅かに安堵した笑みを浮かべつつ、かまっちゃらんないんだよ的な空気を充満且つ撒き散らし乍ら口早に〝 アリガトウゴザイマシタ! 〟と叫ぶみたいに告げたあと怱怱と足早に立ち去った。
世の中は甘くない。大都会なら尚更だ。とて、地方を見下していたりなどしていない。自然界の掟、戒律こそ都会など比較にならぬほど厳しい。
私はこの女性客のような人間に遭遇する時に憶い出したように ... そうだ ... この世界の全てを固く諦めた事をうっかり忘れて図に乗って真面目に一所懸命働いて来てしまっていたよ ... はははは ... 。
こういう人間がひとりでもいるこの世界を私は愛せない。愛せるものか。
そんなの私にはカンケーないので、
とにかく時間に間に合わせろ ...
これが、この青く美しい星の現実です。
私には関係大有りなんですがね ...
他人であるあなたの一時一時の平穏が ... 。
#言葉にできない
言葉にできない言葉がある
言葉にできない優しさがある
言葉にできない思いやりがある
言葉にできないぬくもりがある
言葉にならない怒りがある
言葉にできない辛さがある
言葉にできない悲しみがある
言葉にできない愛がある
言葉にできない… もっともっと…
言葉にできないものたくさんあるね
言葉にできないほどの慈しみをあなたに…ꕤ*.゚
国語の辞書はこんなにも無限に思えるのに
僕の気持ちはいくらページを手繰っても
見つからなくて
なんだろう、この胸の熱さは、高鳴りは
いつだって言葉にできない
だけどそれでいいような
春の心地に揺れている
繊細だと、よく人に言われる。
意図はよくわからないけど、きっとめんどくさい人だと思われているのだろう。
好きで繊細に生まれたわけじゃないのに。と心の中で唱えながら
わたしは言葉にできない思いを抱えて生きている。
言葉にできない
職場での愚痴は控えるべきなのは分かる。
でもどこにも捌け口がないとストレスだけが溜まる。
まぁ〜朝からぺちゃくちゃぺちゃくちゃと元気なばばぁだな!?最近相方が居なかったから静かだったが、他の人が騒がしいのが気にくわないのかついに昨日うるさない!集中出来ない!と突如大声で叫び出した。
え?いや特大ブーメラン一気にぶっ刺すのやめてくんない?
相方いたらうるさいのはそっちじゃん??棚上げヤバすぎー
そんな事を考えながら少なくとも自分の中でもやっぱり小さなストレスは溜まっていたようで、言葉に出来ないモヤモヤが自分の中でぐるぐるしている。
少し落ち着いて自分の中で叫ぶ、ばばぁうるせぇよ!黙れ!
あ、心の中で言葉に出来たわ(* 'ᵕ' )☆