『裏返し』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
裏返し
最初にこのタイトルを見て思ったのは、靴下が裏返しってこと。
あれって、気づかずに一日中履いてて、何かの拍子に気付いた時とっても恥ずかしい。
裏返し、物事なんでも様々表と裏があって。
私が好きなあの人も誰かにとっては嫌いな人だったり、
私がだいっきらいなあの食べ物も誰かにとっては大好物だったり。
私が信じてるいいことが誰かにとっては信じられないことだったり、誰かの正しいが他の人にとっては間違いだったり。
「世界の終わり」の歌詞にあるように
「人はそれぞれ正義があって、争い合うのは仕方ないのかもしれない。」
「だけど僕の嫌いな彼も彼なりの理由があると思うんだ」
深く考えすぎると裏表という、シンプルなことがとても難しく思える。だけど、人それぞれにはそれぞれの考え方があるんだって思える状態で常にいたいと思う。
「裏返し」
コインの表と裏。
あなたと一緒がいいからこっそり裏返した。
今日のお題。裏返し。
「いいか、ここは戦場だ!自分以外誰も信じるな!妨害し、欺き、時に運で勝て!
『なんでこんなに揃わないんだ?』とかいった奴は演技してると思え!妨害して
欺き笑ってる裏返しと思え!いいか!?」
「…いや、7並べってカードゲームでしょ?戦場じゃないでしょ?」
「そうだ。これは人間不信ゲームだっ!!!そしてハマった者にとってこれは戦場だっ!」
「性格わっる」
数十分後。
「あはっ。残念でした☆」
「くっそぉぉぉお」
机上が戦場と化したのは言うまでもない。
裏返し
私の「イヤ」は「いいよ」ってことだったりする
そう私は意地っ張りで甘えベタで
めんどくさいんです
そんな事ぜーんぶ判ってくれる奇特なひと
考えてみたらそんなのさらけ出してるの
夫ぐらいだなと気付いた
いつもありがとう
愛情の“裏返し”で暴力を受けても、愛せる
〟 メンヘラを拗らされても、好きなまま
彼のTシャツが“裏返し”(表裏反対)であっても、
それも至極可愛らしい。
私は彼を愛せる関係性でもなければ、メンヘラを拗らされるような言葉も交わしておらず、彼のTシャツ姿を見られるような関係でもない。一文目で「暴力を受けても」という言葉を連ねたことにより、なんだその考え…恐ろしい、と思った人もいるだろう。ただ、その考えよりも、全く関係性のない相手に想いを馳せ、しかも妄想にまで手を出してしまっている私が、よりもっと恐ろしいと、今、気がついてしまった。
オセロは老若男女問わず知られている
形も大きさも変わらない
ただ色が違うだけ
でも色が違うだけで大きな意味を持つ
この世は思っているほどわかりやすくできてはいない
形、大きさは同じでも意味が異なることなんて沢山ある
私たちは裏返した先にある意味を読み取れるだろうか
裏返しにしたら
いい事があるとばかり思っていた
実際やってみたら
真っ白で何も無くて
気づいて無いだけで今のこの性格裏返ってたら怖いな。
気づいて無いだけマシなのかもね。
あのね。本当の事教えるね。ほんとは……
一般論における平均
つまり「ふつう」という言葉が
彼女は嫌いだった。
何でもかんでも裏返しにしてしまう
ざっくばらんというか無神経な人に
なぜ焦がれてしまったんだろう。
サラダはシーザー派とチョレギ派。
パスタはボロネーゼと和風ペペロン。
炊き込みご飯は好きと嫌い。
社会人になって「飯食お」と
誘われてからも食でさえ
何一つ合うところはなかった。
唯一、一緒だったのが高校、委員会。
そのくらいしか接点がなかったのに
それだけで親友になった。
好き、になった。
同じ制服に袖を通して
2年目の冬に
2人のリボンを交換した。
それは所有の証とかじゃなくて
単純に彼女が赤が好きで
私が青が好きだった、というだけだった。
はじめて会った時から
今まで、彼女の印象は変わっていない。
美化委員会には適当な気持ちで入った。
なんとなく楽そうで
なんとなく内申点がもらいやすそうな
そんな委員会だった。
1番後ろの席に座り
担当教諭が来るまでの間
机の上に堂々と出したスマホで
オセロをやっていた。
先日、押入れの掃除をして以来
うちの家族みんなしてハマっている。
今日こそは、生意気な弟を倒す、と
誓ってAIと戦っていた時。
「渋、今オセロかよ」
風鈴のなるような耳心地の良い声で
ネットの民みたいな
クサしたセリフが聞こえてきた。
「あ、はい、すいません」
青いリボンの色を見るに
一学年上の先輩だ。
名札は……していない。
「謝るようなことじゃねぇけど」
「……。」
空いていた前の席の椅子を
勢いよく引き、後ろ向きに座る。
背もたれに肘を置き頬杖をついて
「やらせて」と口を尖らせた。
どうぞ、とスマホを渡そうとすると
「それじゃあお前、サワ…ムラ?ができねぇじゃん」
と、ひとつ笑った。
強引だけど、笑顔がとても素敵な人だと思った。
自分のゲームを放り出し、ホーム画面へ戻る。
プレイヤーの設定を[2人]に替えて
先行を譲った方がいいのだろうかと考えていると
「黒がいい、クロセだから」
「はい、じゃ、先行ドゾ」
「オシ、ヤンぞ後輩」
美化委員会の担当教諭が
クラスの補習と委員会を同日に
ブッキングしたという理由で
こちらの顔合わせは
「生徒の自主性に任せる」
という伝言を残すまで
いや、残した後も2ゲーム
合計で3ゲーム、私のボロ勝ち
という結果になった。
「クロセ先輩、あの…すいません」
「謝んなよ!腹立つー!なんで負けんだよ!」
「……フフ」
「笑った罰な、も1ゲーム、勝った方が今日の勝ちな!」
「いいですよ」負ける気が
これっぽっちもなかったから
軽口を叩いた。
まさか、4ゲーム目にして
先輩に大敗するとは思ってもいなかった。
「ザマミロ」と目を細くして
いーっと歯を見せてきた先輩は
自分のことを[オセロ女王]と呼べと命令してきた。
「そんなにダサい名前でいいんですか?」
「女王かっこいいだろうが!」
「仰せのままに」
「うむ、よきにはからえ」
初めてこんな気持ちになった。
第一志望校に落ちて滑り止めの
女子高で無難に過ごそうと思っていた。
適当にやり過ごせばいいと、思っていた。
気づいた時には
「次いつ会えますか?」と聞いていた。
自分でも変な聞き方をしたと思った。
「次の委員会じゃね?」と先輩は言った。
そしてサッと立ち上がると「じゃなぁ」
と言って教室を出て行った。
反芻するまでもなく
自分の中で気持ちが動いていることが
わかった。くすぐったかった。
夕暮れも陽が伸びた、そうは言っても
もう暮れ切ってしまう。
他の人が座ったまま
元に戻さなかった椅子を
一つずつ戻して回って驚いた。
クロセ先輩は椅子を綺麗に戻していたのだ。
なんだこれ、ギャップ…可愛いかよぉ。
突然、後ろから、声。
「やっぱさ!オセロやりたい時、呼ぶわ」
「!!びっくりしたぁ……!!」
「あはは!ごめんて!おつかれぇ!!」
わたしは
謝る時に、笑わない。
たった1回の奇跡の勝ちに
[女王]というあだ名をつけない。
初対面の後輩に話しかけないし
ましてやオセロを4ゲームもやらない。
普通じゃないこと
それが彼女らしさ。
女王は教えてくれた。
黒と白、表裏一体のオセロの駒は
誰よりも近い距離に
背中合わせの彼女がいるということ。
嫌なことがたくさんあったあとに、今までに経験したことがない程の素晴らしいことがあった
傷んだ心に沁みて、大声で泣きたくなるような優しさをもらった
思い出すだけで延々と泣ける
生まれて初めての経験をさせていただきました
ありがとうございました
裏返し
急いで来てくれて、
真面目な話してて、
シャツ裏返しだよ
なんて言えないよね。
裏返し?
服を裏返しにしたまま洗濯機に
入れないでほしい。
畳む時めんどくさい。
だけど裏返しのまま畳んでいいよ、
というオットの言葉にマジ⁉️
助かるー
けど、着る時表返しするよね?
めんどくさいない?
「大丈夫」だって。
裏でも表にできるんなら
それでいいよね。
物理的なものなら。
言葉の裏返しとかいらない。
わかんないよ。
汲み取るのムズいよ。
「愛情の裏返し」だよーとか
言う人、いや、わからんて。
自分の都合がいいからでしょ。
当たるわけないよなぁは絶対当たりたい気持ちの裏返し。
明日8月23日は宝クジで1等が当たる日になるんだ。
笑いながら「もう、大っ嫌い」
と言うのは私の中の最上級の
愛情表現
#裏返し
裏返し
裏返しねぇ。
話は変わるんだけどね、私、嫌いになるってことはさ、同時に好きになることだと思うの。
え、なんでかって笑
そりゃぁ、四六時中相手のことを考えてるからじゃない?
だってそうでしょう
好きになったときも、相手のことを四六時中考えちゃうじゃない。
意味は違えど、相手のことを考えちゃう。見てしまう。
逆に言えば、
好きだった人のことも四六時中考えて、
相手のことを観察して見ると、
嫌なとこの1つや2つ見つかっちゃうでしょう?
嫌いでもそう。
嫌いだから、良いとこを見つけたとしても
否定したくなるじゃない。
好きと嫌いって
不思議ね
好きの反対は嫌い、じゃなく無関心
嫌いの反対も好き、じゃなく無関心
でも無関心の反対は関心があるで、
其処に一つの感情も伴わない。
ズルいね、と栞を食む。
文字列を追う君は返事もしない。
何もかもオンリーワンに映る視界では
たった一つのナンバーワンになれやしない。
‹裏返し›
鳥みたいに
鈴みたいに
花みたいに
猫みたいに
なれたらきっと
君とは二度と会えないのだろうな
‹鳥のように›
本当はもっと人を頼りたい。
信頼したいし、誰かの唯一の相棒や親友になって、たくさん支え合える仲の人が欲しい、とは人前で口にしたことがない。
しかし口から溢れるのは「いつでも頼ってね。」なんていう強がりだけ。
気付く人間は誰1人として存在しない。
言葉は全て表面上だけ。
貼り付けた笑顔のままなだけ。
いつか私の言葉を裏返してみる人と出会えたらいいな。
#32 裏返し
[本心は裏返し]
あの人ね、本当に迷惑なんだよね。
裏返して。
あの人ね、本当に気になるんだよね。
あの人ね、嫌いなんだよね。
裏返して。
あの人ね、好きなんだよね。
あの人ね、暴力を振るってるんだよね。
裏返して。
あの人ね、寂しいのよね。
裏返してみると、面白い。
本心は、どちらかな?
裏返し
まだ暑い日々だけど、ようやっと季節が変わりそう。
「あと少し、あと少しであんた達とお別れだよ」目の前の未だ現役を退かない入道雲を睨みながら、そんなことを思ってる。
彼等とお別れすることは、一昔前だと寂しい印象だったように思う。“夏の終わり”を憂う素敵な曲がたくさんあって
胸がキュンとしたものです。
正直、今はほとんどの人が喜びや安堵を歌うと思う。
反対に悲しむのは、マリンなスポーツなんぞ楽しむ日焼けした陽キャな“メン アンド ウーマン”くらいだと。(偏見が過ぎる)
「外出を控えましょう」なんて言われる昨今、天気がいいからどこか出掛けよう”なんて思わないです。
そもそも夏に強い人間て、どこでも生きていけると思う。私が弱過ぎるのか?
って、こんなに夏を愚痴る女って珍しいと自分でも思う。
いや、マリンなスポーツを楽しむ人達が内心羨ましいとかじゃないですよ、違いますよ。
海辺のバーベキューテラスで「サイコー」とか言いながらお肉を頬張りたいとか、新しい水着で海から夕日見て「写真撮ろうよー」とか言ってみたいとか思ってないですからね。
end
裏返し、というか日本ガイシのCMなんだけど、まさかの数年ぶりの続編構成になってて、登場キャラクターの成長とかいろいろとエモい。この発想はなかった...
クロコは変わらない。