『衣替え』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
衣替え
季節に合わせて衣替え
体も心も衣替え
いらない洋服は捨てて
いる洋服だけをクローゼットに
いらない感情は紙に書いて捨てて
未来の私が喜ぶ行動をたしていく
衣替えは気持ちが良い
スッキリ爽やかになりますね
明日も私が最高に輝くように
夏から秋になり身につける衣服も変わっていく
あんなにお気に入りでいつも身につけていた洋服も
時が経てば目の前から消えて存在も遠くなる。
小さい頃はどんな洋服を好んでいただろうか、
思い出してみると案外覚えているもの。
存在がなくなって毎日の生活の中で
しきりに思い出さなくても、忘れてしまったように思っても
ちゃんと記憶には残っている。
今のお気に入りもいつかは…
消えたように隠れて心に残っていくのでしょうね。
「衣替え」
学生の頃は
今日から夏服
みたいな日があって
パキッと衣替えって
感じだったけど
今は寒くなってきたら
少しずつ厚着をして
雪解けし始めたら
少しずつ薄着になっていく
年に2回の小さな美術展。
場所:祖父母宅
期間:私が祖父母宅に着いてから次の日まで
箪笥の中のお着物の総入れ替え。
いつもは箪笥の中で眠っているお着物も、この日ばかりは例外なく畳に引っ張り出す。
その中から祖母が選んだいくつかを衣桁に掛けるのが私の仕事。
広げられたお着物は絵画のように見える。
素敵なお花がたくさん咲いているもの、
どこかの風景が描かれているもの、
一色に染められているけど生地そのものに模様が施されているもの、
いろんな太さや色の糸で織られているもの、
さらさらのものや、つるつるのもの、ざらざらのもの、
全部に個性があって面白い。
衣桁の周りをぐるぐるしながら絵画ならぬお着物を鑑賞する私に、大人たちは「絵画じゃないよ、着るものだよ」「職人さんが絵を描いたんだよ」「職人さんが糸を並べながら織ったんだよ」「これはここぞという時に着るものだよ」「こっちはあったかいお着物なんだよ」「これは涼しいお着物なんだよ」…、いろいろ教えてくれた。
お着物はその名の通り着るもの。絵画じゃない。
でも職人さんの“手”によって創られたもの。
やっぱり絵画みたい。
絵画を纏えるなんて素敵。とってもおしゃれ。
そろそろ あったかいお着物を着たいな。
次のお休みの日に、小さな美術展をしよう。
──────“衣がえ”
〜衣替え〜 小説
毎年、この季節になると思い出す
これは、新生活が始まって、社会人一年目に記念で貴方に買って貰ったね
このミニスカートのスーツは、こんな歳になるともう着れないけれど
衣替えの季節、いつもは開けないクローゼットを開けると、あの頃の幸せな思い出が温かさと共に蘇ってくる
もう肌を出さなくてもいいのだと、この夏もしなかったダイエットに脱毛に……と考えていたことまで服と一緒に丸ごとしまいこんだ。
【衣替え】
60衣替え
衣替えが嫌いだ
なんでこんなに服がある?
似たような形
似たような色
縮んだ?
そんなわけない
そうして今年も
袋いっぱいに
去年の思い出を詰めていく
もう何年もネクタイを締めていない。
それが許される職場なので。
スーツは着ているが、襟元は緩めた状態で、窮屈さもない。
そもそもが、ネクタイって何のため?って思いが強かったから、現状はとても理想的だ。
単なる布を、体の真ん中にブラブラさせて、あったかくなる訳でもなければ、涼しくなる訳でもない。
見た目がカッコいいかどうかは人それぞれだと思う。
スーツとセットで身につけるものとして存在するんだと思うけど、無くてもなんも困らない。
いや、あってなんのメリットが?
気になって調べてみたら、一本何万円もするネクタイもある。
何ですか?これ。
これが、富の象徴ってやつなんでしょうか。
同様に、腕時計。
折しも、つい先ほど仕事仲間のグループLINEで、最近新調したという腕時計を自慢するメッセージが回ってきた。
腕時計って、出先で時間を知るために使うものなんじゃないの?
今の時間を知るために、何十万円の出費が必要なの?
私には分からない。
もっと有意義なお金の使い方がある気がする。
いやこれは、過去、ギャンブルにハマって日々お金を溶かしていた男の言うセリフじゃないですね。
あのお金がもしまだ手元に残っていたとしたら、いったいいくらの腕時計が買えたやら。
まあ、買わんかったけど。
人それぞれ、お金の使い方には正解不正解なんかないってことで、今回はシメとさせていただきます。
そして、お題の「衣替え」を完全に無視していることに今気付いた。
なんとなく、それっぽいこと書き始めたつもりだったんだけど。
薄力から中力へ
柿ピーもいいよね
アーモンドスライス
米粉なんかベタだよね
油を入れてあたためる
温度は最重要だよね
なに油がいいかな
揚げ焼きもあり
⬛︎衣替え
服にも思い出が宿っている。
毎年、衣替えの季節はそんな事を考える。
何時間も悩んで、デートへ行った黒のワンピース。
ラーメンの汁が飛んでしまった白のTシャツ。
あなたに褒めてもらったブルーのブラウス。
一つ一つを大切に畳みながら、仕舞っていく。
また来年、私と思い出を積み重ねてくれますように。
夏が過ぎ、秋が深まる頃。その時は訪れる。寒くなるがゆえにやってくる。
半袖の季節から、長袖の季節へと。移ろうがゆえにやってくる。
衣替えの時がやってくる。衣類の入れ替えの時がやってくる。
薄手の生地から、厚手の生地へ。防寒を重視したものへと。
毛布の時がやってくる。秋が深まり、冬の始まり。それを象徴するかのように。
生命の眠りゆく季節に備えて、温もりを保つ。
寒さから身を守るために、厚着をする。
冬の時を目覚めている者にとって、それは必要なこと
。冬の寒さを乗り切るために。春の暖かさを夢見ながら。
衣を替えてゆく。寒さの日々を快適に過ごすために。
今年は早かったかな。風邪引いたのもあり、今年は早めに衣替えした。後、寒暖差すごいね。それに今日医者行ってクラリス等々をもらってきた。治るといいな。
「衣替え」
「祠壊したの?」
「掛布替えよとしたのに引っ掛かって壊れた」
「あらら、ばちぼこ怒ってない?」
「ばちぼこ怒られた。でも直したら良いって」
「……ちなみに今なんの作業中?」
「ロウソク。どうせならかっこいいドラゴンで
飾る夢を叶えたいんだって」
「……純和に?」
「純和に。」
「あと御神体はリボンでドレスにしたいって」
「純和に」
「純和に。」
‹衣替え›
泣き喚いて
喉裂いて
有らん限りの声で
枯れ崩れる程に
叫んだ所で
前を向いた君には
どうせ届きやしないのだ
‹声が枯れるまで›
新しい季節。
私の好きな季節は冬。
冬になると雪が降るからね。雪だるま作ることが小さい頃からの楽しみ。
今の季節になると半袖から長袖のチェンジ。
そぉ衣替え。衣替えって大変だけど楽しみがワクワクになるんだ。
去年こんな服きてたのか。今年はこんなコーデしよ。
なんて色々なことを考えながら楽しむ私。
衣替えって大変だし、めんどくさいって思う方も多いけど、今年はこの服をこうやって着ようかなとか、
あ、久々に見れた!今年もお世話になりますって感謝の気持ちを伝えながらやると大変、ってよりも楽しみが増えるのかも!
毎回衣替えをしていると「こんなのあったな」と忘れてた服があったり シーズン終わりのセールで購入した服をそのまましまって来シーズンで初めて着る服もあったりと 衣替えは出してみると意外と新しい発見がある! めんどくさいんだけど… 雑誌やコマーシャルを観ていると だんだん新たな季節が楽しみになってくる…
ポポヤ
衣替え
長過ぎる残暑もようやく落ち着きをみせたらしい、晴天の日。ちょうど休みだったこともあり、これ幸いと洗濯機をまわし、ついでにクリーニングも出してくる。
夏物を片付け、タンスは秋冬用で埋め尽くす。さぁ来い、急な冷え込みもこれでしのげる。
…と思ったのが昨日。気温が下がったのは一日で、すぐさま夏日に逆戻り。何でだよっ、どこいった季節感!
今さら圧縮した夏服を引っ張り出すのは負けた気がしてイヤだ、知らんけど。
くっそ暑いわ~
【衣替え】
最近寒いねー。上着一枚出したよ。布団も出したし。そっちはストーブ出したって?寒過ぎない?温度差で風邪引かないでね。この温度変化困るね。着る物だって困ってるのに。うん、うん。蜜柑送ってくれるの?そっちの感覚、完全に冬じゃん。秋ってどこ行っちゃったんだろ。はー、最近のぐちゃぐちゃ気温に翻弄されちゃってる。嫌だねー。
衣替え
季節の変わり目 気温の変化 気圧の変化
頭痛い 寝ても眠い 何着たらいい? ストレス溜まる
外見の服だけじゃなくて中身も変えたいよー
灼熱のような暑い夏から、気温が下がり金木犀が香るようになった。数日前に比べて頬を掠める風の冷たさは身震いするほどだ。
と言ってももうすぐ十一月。長袖がないことがおかしいと少しの夏物を残して衣替えを始めた。
「あ、このジャケット……」
それは恋人の青年のブラウンのダウンジャケット。彼女にとっては思い出深く、自然と抱きしめてしまった。
「なに、どうしたの? 俺のジャケット抱きしめちゃって」
その様子を見ていた青年は嬉しそうに笑っていた。
彼女は、もう一度青年のダウンジャケットを見つめ、再び抱きしめる。
「だって……このジャケットを着た貴方と沢山の思い出があるんですもん」
色々出かけた。
何よりこのダウンジャケットは青年に似合っていて、ドキドキしたことが何度もある。そういう意味でも大切で、大好きなダウンジャケットなのだ。
思い出に浸る彼女を苦笑いする青年は、彼女からダウンジャケットを剥き取った。
「ちゃんとこの冬も着るよ。まずはクリーニングに出さないとね」
「はい!! 今年も沢山思い出作りましょうね!!」
満面の笑みを青年に向けて、この冬への期待を膨らませた。
おわり
一五九、衣替え
衣替え
洋服が好きだ。
お気に入りの洋服に靴とバッグを合わせ、ヘアメイクをして街に出るのが好きだ。
特に目的はなくていい。
バスや電車に乗り、その日の自分の気分に合った街に出かけていく。
気候が良ければその街をブラブラすることもあるし、カフェでお茶をするだけの日もある。
映画を観たり、本屋を巡る日もある。
気まぐれにホームセンターを覗いた挙げ句、抱えきれないほどの掃除用具を持ち帰る羽目になったこともあるし、通りすがりの雑貨屋で可愛いガラス細工を見つけ小躍りしてしまいそうになったこともある。
そんな日々の小さな冒険がたぶん私は好きなのだ。
そうやって私は少しずつ溜まっていく日常の澱のようなものを洗い流しているのかもしれない。
季節が変わり衣替えする頃になるとワクワクし出す自分がいる。
きれいに洗濯してクローゼットにしまったお気に入りの洋服たちとまた会えるからだ。
春夏秋冬、いつの季節も私と共に過ごしてくれる洋服たちが私は愛おしくてたまらない。
お題
衣替え