『街』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
街
夜の街並みがあっという間に後ろに流れていく
どこに行くの、なんて問い掛けに答えない君は
何を考えているかわからなくて。
上から眺める街は、いつもとちがってみえた。
起きてる街も嫌いじゃないけど
寝静まった街を眺めるのも、きらいじゃない、
ううん、君とだから、すき、なのかもね
澄み渡る青い空
賑やかな声で溢れかえる街
顔見知りのおばちゃんに飴を貰った
甘酸っぱいイチゴ味
たまにはこんな日があってもいい
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#街
2022/06/11
娘と私の大好きな街散策する
街
街のはずれにある小さな家
そこにはなんでも願いを叶えてくれる
男の子が住んでいる
男の子は大事なものを探しているという
だから僕は聞いた
「何を探してるんだい?」
男の子は言った
「何かはわからない。
でも、きっと、すごく大事なものなんだ」
男の子は願いを叶えるかわりに聞いてくる
「どうして生きてるの?」
「なんで生きたいって思うの?」
僕は答えた
「何気ない日常が大好きだからだよ」
僕は気づいた
彼は生きる意味を探しているのだ
それならば
僕は彼が生きる意味を見つけられるまで
見守っていようか
街は人が多い。コロナは怖くないのかな。
目を覚ますと、窓の向こうにお気に入りの街並み。太陽の様子から察するにまだ明けて間もない。少しだけ街の色が違う気がすると思ったら、今日から暦の上では秋だった。
「どうりで」
色付いた葉が少しずつ木々を彩る。そんな景色を横目に、パネルから朝食をオーダーして着替えを済ませる。聞き飽きた音とともにいつも通りの朝食が壁の向こう側から受け取り口に届いた。ひんやりしたパウチを取り出してキャップを外す。朝は基本さっぱり済ませたいからフルーツ系。今日はグレープフルーツ味にした。パウチの中身を流し込み、空になったそれを先程の受け取り口に戻す。底の部分が一瞬開いて、あっという間にどこかへ消えた。
「さて」
包み込むようなフォルムの椅子に座って顔認証を済ませると、目の前には情報の羅列が浮かぶ。手元には操作パネル。今出来る作業を確認して、リスト化する。生活の保証を得るための対価。それが労働。決められた時間量を、決められた活動にあてる。何が割り振られるかは個々の性格や性質によって国家が決める。七日間で三十五時間の労働。それ以上は精神衛生上良くないらしく、時間の管理は厳しい。もちろん足りないのもダメだしサボっても時間カウントがされない。規定の量に足りないと、食事の選択肢が極端に減ったり、使用できる施設も制限がかかる。リストを作り終えたところで画面に通知が流れ込んだ。約束のリマインドだった。
「あぁ、そういえば」
前に会った相手から、フレンド申請と交流の申し出があった。その約束の日付が今日だったようだ。久し振りに出会えた古いもの好き仲間。また話が出来ると思うと顔がにやけた。リアル世代ならきっと、一緒に街に出掛けて遊んだりする良き友人になれたことだろう。まぁ、リアル世代に生まれていたら出会えていない可能性の方が高い。そう考えると、現代の人間で良かったと思う。多くが電子化された今、娯楽はオンラインアバターによって行われている。ゲーム、スポーツ、交流。実際に誰かと会って交流をする、リアル世代のようなことはまずない。電子機器とネットワークの発達によって、機械が何事をもこなしてくれる現代社会。何かしらの機械が壊れても、スペアが起動して、その間にそれを直す機械が作動する。らしい。実際のところは知らない。外の世界、なんてものはデータでしか知らない。壁一面にデザインされた大きな窓は単なるモニターで、映し出される町並みは自分で選んだ風景。暦と連動して少しずつ風景が変わる。天気も変わる。時間の経過でも。窓の外の景色は鮮やかに日が差し、風がそよぎ、木や花は揺れる。向こうには歩道という、人が歩くための道路も見える。リアル世代が生きた頃の街並み。人工のものではない、自然の風を受け、自らの足で歩く街というのは、一体どんな感じなのだろうか。実際に誰かがそばにいるというのは、どんな感じだろうか。
とあるパンデミックを期に少しずつ世界は変化し、対面の交流なしでも生活出来るシステムが少しずつ作り上げられた。そこが始まり。それからまだ一世紀も経っていない。今を生きるアフター世代の生活をリアル世代は想像出来ただろうか。生活も命も管理される現状を見たら、きっと驚くだろう。そんなことを考えながら、データでしか見たことのない、かつては人でごった返していた賑やかな街に、今日も一人思いを馳せる。
〉街 22.6.11
憧れてたあの街は消えてなくなってしまった
「街」
世間を街で例えるなら私は猫でいたい
注目されず細い路地で細々と生きていきたい
その方が命をより感じられる気がする
でも人間としての生活も それはそれで最高だ
毎日に感謝
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辺りが暗くなってきた頃
君の想いとともに
打ち上がった大きな花火は
未だに忘れることが出来ないまま
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Theme:街
街
雑踏の中を彷徨い歩く…
当てもなく…
行き交う人の
それぞれの
人生模様…
表面的なものに
心ときめかせ…
一瞬で
消えて粉々に…
何もかも
虚しいだけ…
灰色な空虚な
世界…
失われたものも
あるけど
あるものの価値に
気付かされ…
改めて
大切にしていきたい…
宝物は
すぐそばにある
んだよね…
『 街 』
たくさんの人たちが行き交うところ
程よく緑のあるところ。
街
住んでる街は
何にもないと
言われるけど。
住んだ人は
あまり引っ越さないから
田舎と街の
間だろうなぁ。
田舎に住んだ時は
何が困ったかって
テレビのチャンネルが
少なくて。
だからチャンネルに
困らないとこが
一番。
月明かりに照らされたこの街で、
僕はひとり空を見上げる。
雲ひとつない紺色のキャンバスに
ぽつんと浮かぶ満月
夏だからなのか月が明るすぎるからなのか、
星はひとつも見えなかった。
ふと目線を下げると、
路地裏から出てきたのは真っ黒な猫。
こんな街でぼくは今日も生きています。
街に命が宿り出す。朝日と共に始まった喧騒は日が沈んでも暫く鳴り止まず、やがて誰も知らないうちに静かに鳴り止む。また命が宿るのをただ待つばかりに。
外灯のみが照らす田舎町
この時期はカエルの合唱が聴こえてくる
春と夏の境目にやってくる
田舎町だけの音色が今日も響いてくる
無機質なコンクリートが並び、マスクをした人々が急ぎ行き交っているこの場所。いつから自分は下を向いて歩いているのだろう。何故目的地しか見えていないのだろう。こんなに『街』は広がっているのに。
2022/06/11
「いいのよ。もちろん素敵な場所に連れて行ってくれるのもいいけれど、貴方となら街を歩くだけで。貴方となら。」
#街
街かあ〜ぶらぶら買い物したいな
あ、街と町ってなにがちがうとおもう?
定義は決められているんだろうけど、
わたしは町のほうが親しみやすくて、自分の場所ってかんじるかも。
街
不意に、街という所に行きたくなった。
田舎にはないような街並みを見てみたくて。
オシャレなカフェやブティック
行き交う人達もお出かけを楽しんでいるような
そんな街並みを想像して、
私は歩く
ボクの夢の街。
一面に水が張ってて、ずっと夏。
お天気雨が降ってて、どこか儚げ。
セピア色の図書館がある。
遊園地はいつも夕方。
君とふたりきりでいたい。
君とボクしか入れない。
ボクは、真っ白なワンピースを着て
君を待っています。
時の止まった夢の街で。