月明かりに照らされたこの街で、僕はひとり空を見上げる。雲ひとつない紺色のキャンバスにぽつんと浮かぶ満月夏だからなのか月が明るすぎるからなのか、星はひとつも見えなかった。ふと目線を下げると、路地裏から出てきたのは真っ黒な猫。こんな街でぼくは今日も生きています。
6/11/2022, 11:02:50 AM