行かないで』の作文集

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行かないで』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど

10/25/2023, 7:24:28 AM

言い訳すんなカス。
 これがお前がやってきたことに対する結果だ。
 お前が今までサボってきた分を、あの子が払うことになったんだ。

 それをなんだ? いかないでだ?

 ふざけんな!
 あの子はお前を庇って行ったんだぞ!
 最後まであの子はお前に尽くしたんだぞ!?

 それなのにお前はまだあの子の背中に隠れるつもりなのか?
 もうあの子はお前の元に戻らない。戻れない。
 なんだ? お前はあの子の亡霊にでもすがるつもりなのか?
 きもい。惨めだ。みっともない。
 こんなヤツを庇ったあの子がバカみたいじゃないか。

 おい、立てよ!
 いつまでそこでうずくまっているつもりだ!?
 お前に人生設計を考えてる時間なんてもうねえんだぞ!?

 動けよ。
 お前があの子にしたあげた時の様に自ら行動しろよ。

 お前にはもう、あの子の元には行けない。その資格が無い。
 だから諦めるのか?
 違うだろ!!
 たとえ離れても、まだできることは沢山あるはずだろ!?

 やれることは沢山ある。
 そしてそれは、動かないと分からない話だ。

 立って、走って、その先にあの子の幸せが待っている。
 お前のやるべきことは既に決まっているんだ。
 有り難い話だろ?

10/25/2023, 7:23:55 AM

「行かないでよ」

告げるはずのなかった言葉が口をついた。
バス停のベンチに隣合って座った君は目を丸くして、それからくしゃりと笑う。

「もうちょっと早く言ってよ」

言ったって聞いてくれないくせに。心の中で毒突くが、口には出さない。別れに水を差すことはしたくなかった。
一言漏れてしまったのは、まあ、ご愛嬌。

時刻表のみを一心に見つめていた彼女がふは、と息を零したことで、冷たい空気が少し和らぐ。
ここにきて僕はやっと、僕たちが今日初めて引越し以外の話をしたことに気がついた。

「あなたは何も言葉にしてくれなかったから」
「そんなの、君もじゃないか」

僕は少しだけむっとして言い返す。
いつもなら理路整然と僕をやり込める彼女は、今日に限って苦く笑った。

「似たもの同士だったのよ、私たち」

だからダメだった。
風に乗せて消えようとしたその言葉は、はっきりと僕の元に届いた。心が得体の知れない感情で粟立つ。
僕の胸元にまで風が吹き抜けたようだった。
思い返せば、僕たちは大切なことは何も言葉にしてこなかったかもしれない。君の気持ちは言われなくても伝わっていたから、僕のものも当然にそうだと思い込んでいた。
今更、言い訳にもならないが。

喧嘩なんてしなければよかった。あんなことを言わなければ。いや、それ以前に、もっと言葉にしていれば。
後悔先に立たずという言葉を身をもって実感する。きっとこれはきっかけのひとつでしかなかったのだ。君の心はとっくに離れていて、僕はそれを引き止められるほどの言葉を持っていなかった。

「家まで、気をつけて」
「うん」
「風邪ひかないでね」
「あなたもね」

互いの息遣いと衣擦れの音だけが人通りの少ない道に響く。
バスが来るまで、あと数分。

僕がカッコ悪く握った手を、君は握り返しはしなかった。
このまま夜が更けていく気がした。


『行かないで』

10/25/2023, 7:18:38 AM

『行かないで』
その言葉が今にも喉から出そうなのに
うまく口が開いてくれない
うまく呼吸ができない
言葉の代わりに出るのは目から溢れる涙だけ

あなたに伝えたとしても
もう振り向いてくれないとわかっているから

10/25/2023, 7:13:23 AM

行かないで。
 僕が手を伸ばしてもそこには母はもういない。僕は呆然と、ただ玄関ドアを見つめる。母の外出後はいつもこうだ。もう帰ってこないような気がする。不安が襲う。仕事に行っただけだと、いくら考えてもじわっと涙が出てくる。のどの奥がぐっと痛む。ふっと息を吐いて、立ち上がる。大丈夫。僕がしっかりしないと。我慢しないと。
 大人になっても、僕はどこか寂しさを抱えている。いつかの昇華されなかった気持ちがずっと燻っている。どこかで母を恨んでいる。どこにも向けられない不満を、母にぶつけている。いつまでもこどものままだ。

10/25/2023, 7:08:44 AM

行かないで
今日は卒業式だった
先生が話しているだけなのに
何でだろう
涙が出てくる
卒業式が終わった
あの人の姿だ、
今日こそ伝えなきゃ「好きだ」って
その瞬間あの人の横に私の親友が、、
何で、、私好きって言えなかった、
私は後悔した何度もあったチャンスを
無駄にしたから、、
私の最後の言葉は「行かないで」
だったんだ。

10/25/2023, 7:05:53 AM

お前は言って止まるような奴じゃない。有言実行を体現しているようだった。誰よりもわかっていたつもりだ。
 でも、それでも、もう少し立ち止まって欲しかった。振り返ってひと言交わすほどの時間でもいいから。
 お前の「また」の先がないことを私は知っている。



No.1 行かないで

10/25/2023, 6:55:21 AM

もう、ママなんて呼んでくれないのかなぁ。
この場所が故郷なんて呼ばれるようになるのかなぁ。
嬉しいけれど、さびしいなぁ。

どうか、どうか、あと少しだけ、ここにいてよ。

                  『行かないで』

10/25/2023, 6:38:07 AM

行かないでと素直に言えてたら
あなたはどこにも行かないで
そばにいてくれたかな?

10/25/2023, 6:26:05 AM

行かないで

行かないで 行かないで
もうすこし ちょっとだけ待っていて

行かないで 行かないで
ねえお願いだから

----私の願いはいつだって届かない

10/25/2023, 6:10:33 AM

行かないで

さっきまで和やかに話していたはずなのに

バタンと音を立てて
引き離された

唖然とする
なぜか進めない

どんどんと進み離れていく背中を
必死に見つめる

声は出なくて

何か言わなきゃと頭の中が焦る焦る

やっとの思いで発した一音に
背中が振り向く

大きな笑い声

混乱

残響は刺さったまま
和やかな輪に迎え入れられる

ざりざり

行かないで と引き留めた場所は
もういらない に変わってしまった

10/25/2023, 6:06:41 AM

僕は雨やみの中で彼女をずっと待っていた。
見晴らしのいいお洒落なカフェの外で、ポツンと聞こえる雨音を聞きながら。
だがまだ彼女は現れない。夢の中では玲奈って呼んだらすぐくるのに。
どこかに消えてしまったのだろうかと、何か寂しくなる。行かないで、 
と何度も叫んでるのに玲奈は僕を置いてどこかいってしまうなんて‥ 
きれいな黒髪と澄んだ宝石のようなあの凛々しさは、どこか儚く感じる。
僕はそれまで胸の奥で玲奈をずっと叫んでいた。彼女が僕の隣に湊くんと呼びかけてくるまで。
2時間くらい待ったが、それでも人生で一番幸せな瞬間だった。玲奈は何度もごめんって謝ってた 
けど、僕は昔からかわいいなと心の中でつぶやいた。初恋の人には叶わないからな。

10/25/2023, 5:48:20 AM

行かないで 

というか消えないで 

これまで使えていた機能が使えなくなってる 

書く習慣がつく良い機会だったのに

10/25/2023, 5:39:32 AM

行かないで
その一言が言えたら、違う未来が待っていたのだろうか
去っていく君の後ろ姿が、あまりにも美しくて
あの輝きが失われない事が正しいのなら
僕の選択は、きっと間違ってはいなかったのだろう

(行かないで)

10/25/2023, 5:12:28 AM

行かないで-(10/25)

母親が施設入所する時、私のせいでと思った。
父の仏壇のロウソクの火のせいで私が火事を起こし、大切な実家は全焼。
あの事故さえ無ければ、父がいなくても、母親は畑仕事をできていて、仲が良くなった人と職場で仕事ができていて、軽度認知症(なのかな?)になることも無くて、足腰弱くなって転倒することもなくて、近所の人の所へ行って話をしたり。
私は精神的におかしいから、仕事も続かなくて、母が働いたお金を蝕んで、迷惑かけてたけど。
そのせいで、親戚から罵倒されて、嫌な思いをさせた。
実家が無くなって市内へ越してきてから母の全てが壊れて。
正直、転倒が増えて入院もして、家でも少しおかしな行動もあって、あの時は私も限界だったんだろう。
生活保護をもらうことになって安心した反面、結果一人暮らしをすることになり、話し相手もいなくなり、そこにあったベッドが無くなり、目がいく度に虚しくなった。
施設なんて入らなくていいよと言える程のメンタルとお金と安定して就職していたら。
今じゃない家で介護サービスを受けて。
今の家に入居して嫌な思いをさせることも無く、行かないでと言えたね。
ごめんね。

10/25/2023, 5:11:20 AM

どうか 今だけは
行かないで

傍にいてほしいの

独りにしないで
独りは つらい


無情にも過ぎていく時間に
心が 蝕まれないように

今は 身を寄せ合って
互いの呼吸を感じながら
夜を 越えていこう


あなたがいるから 生きていける
あなたの存在が 僕を強くしてくれる

だから お願い
今だけは…この手を離さないで

10/25/2023, 4:02:31 AM

私は別にずっと止まっていたわけじゃない。
 歩みはゆっくりな方かもしれないけど、その時にできることはしてきたつもりだ。

 それなのに、気付くと私はいつも置いていかれる。隣を歩いていたと思ってた人が急に遠くなる寂しさを私はあと何回感じることになるのかな。

 行かないで、なんて。そう言ってみればいいのか。でも、そんな我が儘を言ったて、私の歩幅は変わらないし、先に行く人を止める権利は私にはない。それは分かってるんだけど。

 誰かに少しだけでいいから、振り返って貰いたい。先に行っても待ってるからねと、そう言って貰いたいなんて、そんな甘い我が儘を心の片隅に持ち続けてる。


 
【行かないで】

10/25/2023, 3:53:06 AM

『行かないで』

行かないで欲しかったんだ、本当は。
繋いだ手を離さないで欲しかった。
このままずっと抱きしめていて欲しかった。
叶うことならずっと、貴方の声を聞いていたかった。

 ねぇ、お国のことも何もかも放り投げて、
 このままどこか遠いところへ逃げてしまわない?
 誰の目も届かぬところで二人きりで暮らすの。
 そうして貴方は老いて死ぬの。
 私もきっと、老いて死ぬから。

いつの日か酔って吐いた戯言を貴方はずっと覚えてた。
だから私に触れるとき、そんな顔をしたのでしょう。
言わなきゃ良かった。
そんな目で見られたくて言ったんじゃない。

10/25/2023, 3:48:29 AM

行かないで

またか。私は勤務先のロッカーの前に
立ち尽くした。
履き古しのどた靴が5.6足も
詰め込まれている。
誰の仕業か分からない。この3ヶ月、1週間か10日に1度くらい、思い出したかの様に
起こる。

そんな朝をやり過ごし、靴は職場のゴミ箱に押し込み、夜は予約していたいつもの店へ。
12年前に亡くした娘の、今日は誕生日だ。
前菜、スープ、メインのステーキ、
25本の蝋燭を灯したバースディケーキまで、
食べ続けた。


会計の時、
「12年間私の悲しみに
付き合ってくれてありがとうね。娘も25歳になりました。」
と頭を下げた。しかし、レジの女の子は
なんとも言えない表情をして、オーナーを
呼んだ。
私は同じことを言おうとして制された。
「申し訳ないが、
この店は去年オープンしたばかりだ。
その前は日本料理屋だった。そしてあなたは
今日が初来店だ。
何か勘違いされていませんか。」

そこから、どこをどうやって家まで帰ったか、覚えていない。
そもそも、ここも私の家なのか。
朝の出来事だって、噂されてなかったか。
『自作自演…』と。
脳裏に、ゴミ捨て場で靴ばかり漁る自分の姿が浮かんでくる。
いや、そんなはず、そんなはずない
わたしはーーー

私の脳は、記憶は、どこに行こうとしているのか。

不意に部屋の扉が開いた。
「お父さんお帰り。ずいぶん遅かったね。
今日私の誕生日だって、忘れちゃった?」

私は声にならない叫び声を上げた。

10/25/2023, 3:39:28 AM

いかないで。
引き止めたって何かが変わるわけじゃない。
だけど、わがままくらい言わせてよ。
変わりゆく世界。別れも経験のうちとかいうけども。
それでも気持ちが落ち着かない。
わたしはだって、キミのことが
こんなに大切だったから。
いかないで。

10/25/2023, 3:39:07 AM

行かないで 

ここでがんばってください 

あなたはここで必要とされているのですから

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