『花畑』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
一面緑の草原に立っていた。
小さな丘の上に白いイスがひとつ
君が座っていた
私も君も目を合わせて悲しく笑っていた。
風が優しく。でも、静かに吹いていた。
私たちの感情のように。
それから君はこっちを見ず
ただ同じ景色の並ぶ草原を眺めていた。
私はただ君を見ていた。
遠くを見つめる懐かしい君の横顔を
夢だと分かっていた。
それでも目に焼き付けたかった。
忘れないように。
いつの間にか草原が花畑になる。
てんとう虫がすぐ下の花に止まり、上を目指す。
てっぺんに着くとまた飛んだ。
それを見届けたあと彼の方を見ると
彼はもう居なかった。
それからてんとう虫を見る度に思う。
君はてんとう虫になったんだと。
君が好きだった花、
お前が好きだった花、
あいつが好きだった花、
それぞれ想いを込めて植えている。
まるで花畑。
そして今、
あなたのために、
あなたの好きな紫陽花を用意した。
花たちは、
何故かどれも真っ赤に染まる。
赤い絨毯のよう。
僕はあなたにキスを落とす。
血の気の無い氷のような唇。
栄養が根に届きやすいように
僕はあなたの腹を切り裂く。
そして紫陽花の根を、
剥き出しになった腑に絡ませ、植える。
さようなら。
でも、
これで君は永遠に僕のもの。
好きな花と一緒になって
みんな僕の側に居る。
まるで花畑。僕のための花畑。
#花畑
春はチューリップ
夏はひまわり
秋はコスモス
冬はパンジー
が咲く、大きな大きな花畑。
ラベンダーや薔薇は植えないの?と、
観光客から言われる事があるけれど、
毎年、季節ごとに決まった花が咲いている。
それでも、観光客が楽しそうに撮影したり、
子供達が走り回っているのだから
私は花の種類は決まった4種類で
良いんじゃないかなって思います。
「花畑」
あらゆる花が咲き誇る
とても綺麗
風に吹かれて
ゆらゆらと
熱に浮かされた夜の花畑は
この世のどんな場所より美しい
きらきら、ふわふわ、ひらひらと
微睡みと幻覚が私を誘う
熱が引いた夜、あの花畑は
一体どこに行ってしまうのだろう
消えてしまったのだろうか、そう思って
熱が引いたことを心底無念に思うのだけれど
月日が経って、熱を出して
あの花畑が、美しい花畑が
再び眼前に現れる
ああ、花畑は消えてなどいなかった!
あの花畑は、美しい花畑は
いつだって私の心の中に
花畑
ひまわり畑、迷路
入り口 START
あなたとわたし
二手に分かれて
出口 GOAL
どっちが早く
たどり着くか
よーいドン
背の高い あなたより
もっと 大きな ひまわり
お日様に 向かって 咲くのね
あの夏の 落し物
どこに 落としたのかな?
知っているのは
あの日 あなたと
背比べした ひまわりの色
華やかで綺麗な花畑
私もその中の一輪に__
#なんて夢を見て
それはすごく美しい。
ここに居ると物語に入った気分にもなるし
すごくいい匂いがする。
誰だってその場で恋人や大切な人と過ごしたいだろう
みんな色々でいいよね。