『花咲いて』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
花咲いて
容赦のない日差しに負けないで
元気に育った向日葵
今、花咲いて
風と共に踊る
息を切らして漕ぐ炎天下の農道
カゴの中のペットボトルは汗をかいて
暑さを感じる今日この頃
花咲いて…
なんの花が咲く?
桜🌸?
紅葉🍁?
薔薇🌹?
ヒマワリ🌻?
それとも、
実力の花…?
実力の花だったらいいな
花咲いて、努力が実る…
私は植物が好きですそれと編み物も好きでリアルな鳥達を編んでいます、
「花咲いて」
ようやく咲かせたこの花も
あとは散りゆくのみ
夏の夜空に咲いた大輪に、しばしみんなが笑顔になる。
ドンっと耳に打ち付けるような大音量が、久しぶりになる夏の風物詩の再来を告げた。
【花咲いて】
花が咲くように
笑う
そんなふうに
生きたい
お題
花咲いて
此処には、いつもなにかに怒っている
おばあさんがいた。
町の人は迂闊に近づかないようにと
おばあさんと関わるなと言った。
僕には理解できなかった。
だっておばあさんは優しいから。
笑顔で花に水を上げてる姿は
おばあさんが輝いていたから。
花咲いている姿を見ているおばあさんは
優しい顔をしていた。
僕はおばあさんに毎日話しかける。
ツンツンしてるけど
追い出したりはしないから
本当におばあさんは優しい人だ。
─────『花咲いて』
始まりに 歩を踏出す
煌めきながら
終焉に 胸が震える
次代を想いながら
―「花咲いて」―
花咲いて
娘が生まれた日、恥ずかしながら妻の手を握り泣いてしまった。
娘が初めて立ち上がった日、ハラハラしながら
「がんばれ〜」
って、こっちが全身に力が入った。
幼稚園で描いたパパの似顔絵をもらって、ありがとうと抱きしめた。
小学校の運動会で一緒に走った。
中学生になると、妻とばかり出かけ、少し距離ができた。
高校生になると無視される事が増えた。 でも、テニス部頑張っていたよな。
大学生になるとお酒を飲んで帰ってくる事も増え、少し不安だった。
社会人になり、初任給でネクタイ買ってくれたよなぁ。ずっと大切にするからな。
そんな娘が明日、結婚する。
花咲いて
父から巣立ち
白無垢に
幸せになってくれよな。
運命ってモノがあるのなら
私の想いがどうなるか
既に決まっている
私の想いの花は
咲くのか
枯れるのか
それとも
どんなに辛くて
苦しくて
たとえ、幸せな時間が限りある僅かであっても
手にしたい
ひっそりと思い続ける辛さは
誰よりも知っている
「貴方のそばにいられるだけで・・」
きっと嘘
ずっと側にはいられない
私だけの
不確かな契約書
【花咲いて】
恋に落ちることを、まるで花が咲くようだと昔の人たちは歌ったけれど。いくら古典の教科書をめくってみても、私にはいまいちその良さがわからなかった。
だって花なんて一年中何かしらが咲いている。それを恋に喩えるなんて、まるで恋なんてありふれたものだと言われているみたいだ。
「そうかな? 僕はけっこう好きだよ、昔の日本人のこういう感覚」
だけど君は、そう柔らかく微笑んだ。教科書に印刷された三十一文字を指先でそっとなぞりながら。
「花を見るとさ、世界の全てが美しいもののように思えて気分が明るくなるじゃない? たぶん恋って、そういうものなんだよ」
放課後の教室。差し込む橙色の夕陽が、君の横顔を照らし出す。伏せられた長い睫毛が、その目元に僅かばかりの影を落とし、君の姿を憂いげに彩っていた。
どくんと心臓が跳ねる。見慣れた君の顔が、教室が、まるで世界で一番美しいものみたいだ。ああ、これはまるで。
(キンセンカの花、みたいだ)
鮮やかで美しいのに、ギリシャ神話の悲しい恋物語を逸話に持つ花。幼馴染だからこそ知っている。私のこの恋は、実らない。
「ふうん。やっぱり私にはよくわからないや」
ひっそりと咲いてしまった花を、君に知られることのないように。幼馴染として君の隣にい続けることができるように。気のない返事を必死に取り繕った。
絵がとても上手なおばあさまがいた
息を呑むような色使いで
繊細で美しい花を描く人だった
プライドが高く、接し方に気を遣う人だった
いつからか、おばあさまの描く花の
色数が格段に減った
緑一色でヒマワリやタチアオイを描いていた
性格はすっかり丸くなっていた
花咲いて、そして枯れる。
私の人生は花咲かずして終わる。
___冬が、もうすぐ終わる。
寒く、心まで凍えきってしまいそうな、冬が。
あんなに真っ白だったこの部屋から見た景色も、あと少しで生き生きとした緑に包まれて行くのだろう。
暖かな太陽の光を浴びて、木々が青々と伸びゆくのだろう。
桜や菜の花が、咲き乱れるのだろうな。
だけど、花が咲いたら。
咲く頃には。
多分私はいない。
雪が消え花の蕾が綻び始めた頃。
ある誰も居ない病室に、春を知らせる暖かく柔らかい風が、吹き抜けて行った。
野良猫の身体に花が一輪咲いている。
見てはいけないものを見たような気がして、俺は足早にその場を後にした。
帰宅して、妻から妊娠を告げられた。
(花咲いて)
花咲くと…
なんか嬉しいよね?
チューリップとか
ひまわりとか…
なんか好きです。
桜が咲くと…
春の訪れ…
今年は桜咲くの寂しかった…
恭が遠くに行くと思って…
地元に置いておきたかった(;_;)
ケド恭は1人じゃないよ。
祖父母もいるから心強いよね?
姉も3日前から期間の仕事だよ。
恭のキライな人参
最後まで乗り切るよ。
応援頼むね…
今年は早かったわ😵
始まれば早いんだけどね。
#花咲いて
花咲いて傷む。いつか枯れるだけにならないように祈って、胸が痛む。
思い出
登下校のとき
たまたま君と一緒になって
漂う香りを頼りに探した
あの花の名前はもう覚えていないけど
今年もそろそろ
※花咲いて
今日は、一年で一番日が長くなる。魔力が強まるこの日は、毎年、国で大掛かりな祭りが開かれ、あちこちに催しのテントが出る。
わたしにとっても、特別な手助けをする、忙しい一日だ。
「お次の方、どうぞ」
わたしは、自分のテントに入ってきた少年を、木の椅子に座らせ、目を閉じるように促した。
吊りズボンを履いた少年は、大人しく言われるがままに腰を掛けたが、握った拳に緊張が表れていた。
無理もない。これで、自分の運命が決まるのだから。
わたしは息を吸うと、右手に持っていた一振りの枝をかざした。特殊な力を含む実がなった、ハイゼルの枝だ。
さらさらと、少年の顔の前で、その枝を上下に動かす。
ーーこの者の、秘めたる力が、現れますように。
そして口の中で、呪文を唱える。手に持った枝が熱くなり、願いに応えるように震えた。
「いいわ、開けてみて」
ぱっと、少年が目を開く。その茶色い瞳の奥には、先ほどまではなかった、小さな赤い花が映っていた。
「赤ーー〈炎〉の力ね」
「ほんと⁉︎ やった!」
少年が顔を輝かせて、ぴょんと椅子から飛び降りた。テーブルの上にある鏡を覗き込む。
「父ちゃんと一緒だ」
その様子に、思わず頬が緩んだ。
「よかったね」
「うん、ありがとう!」
魔力を持つ者は、瞳の中に、その力に沿った色の花が咲く。
だが、その種が芽吹くのは、一年にたった一日、今日という日にだけ。そして、〈時〉の魔力を持った者に、種の成長を手伝ってもらう必要があった。
テントから出ていきかけた少年が、こちらを振り返った。
「お姉さんは、何の花の人ーー?」
わたしは微笑んだ。
わたしの瞳の中の花は、もうほとんど見えないくらい、色が薄くなっている。〈時〉の魔力のおかげで、この外見からは想像もつかないだろう、長い時を生きてきたから。
外から、少年を呼ぶ、両親の声がする。
「花を、咲かせる手伝いをする人よ」
そう告げて、テントの外へ彼を送り出す。
きっと、わたしの花はもうすぐ散るだろう。でも、瞳の中に色鮮やかに開く、たくさんの花を見てこれたおかげで、心残りはあまりない。
ただ、もし一つ願いが叶うならーーめったにない、〈時〉の花の芽吹きに、立ち会うことができたらいいなと思っている。
『瞳の種』
(花咲いて)
花よ 咲け
夜空に大きな
花よ 咲け!
花よ 咲け
私の人生に
幸せの 花よ 咲け!!