花咲いて』の作文集

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花咲いて』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど

7/23/2023, 12:28:16 PM

花盗人に罪はないとは言うけれど。手折って自分の手元に置きたいだなんて自分勝手な感情が風流であるものか。
 通り過ぎる風に髪を柔らかに揺らし、目尻をくしゃりと崩して、まだ化粧っ気を知らない頬を薄桃色に染めて花が咲くように笑った彼女。
 可愛い、綺麗、好き。単純な言葉のその奥で自分が抱いた感情は、桜の枝を手折った盗人と同じものなのかもしれない。
 もしそうであるなら。やはり風流なんて程遠い。花盗人に罪はない、なんて訳がないのだ。



/花咲いて

7/23/2023, 12:19:53 PM

花が咲くと同時に、
私は私であったことを忘れ、

呼吸は冷たく、
勢いを無くし、

あなたはあなたであったことを思い出し、
涙はゆっくりと、

私の上に落ちる。


花が咲くと同時に、
私はあなたの中でひときわ輝き、

呼吸は荒く、
勢いを強くし、

あなたは私を強く思い出し、
涙はゆっくりと、

私のそばに落ちる。


花が散ると同時に、
私はあなたの中で静かに横たわり、

月は欠け、
潮は引き、

あなたは私を優しく包み込み、
涙はゆっくりと、

あなたの頬をつたう。

「花咲いて」



「書く習慣っていうアプリやってる人おいで!!!!」
というオプチャの管理人です!
私事ですが今日なんか読みたくなっていぬやしき再読しました!!
やっぱり面白かったです!!
そんなことはさておきぜひオプチャに来てみてください!!!
待ってまーす!!

7/23/2023, 12:19:48 PM

つぼみの状態でじーっと春を待ち、
少しずつ、少しずつ、背伸びするかのように
花びらを開いていく

いきなりパッと開いたりはしない

なんでもそうだと思う

最初からうまくいったように見える人でも、
きっとその結果につながる行動を
今までやってきたんだよね

今日やった行動が、
来年の結果につながるとは限らない

けど、再来年の結果につながるかもしれない

それは誰にも分からないけど、
タネをまかない限り、花も咲かない

さて、どんなタネをまこうかな

7/23/2023, 12:15:37 PM

花はそれぞれの形で咲いて
それぞれの形で枯れます
人間だって同じだと思うんです
みんなと違う咲き方をするからって否定されるなら
それは「みんな」の方が個性がないだけだと思います
誰だって自分のことを好きでいい 
当たり前だけど、大切なこと

7/23/2023, 12:13:34 PM

果てしなく広がる海の蒼と、透き通るような空の青、
険しく激情的な岩壁のサンドカラーの上に、
常磐色の木々が塗りたくられている。

大好きな景色だ。

伊豆半島という所の、端の端。
愛逢岬という場所に、その風景はある。

夏。
この風景に、新たに橙が加わった。

それまでの大味な色使いから打って変わって、
前面に、角に、そのオレンジ色が細々と点描されている。
そのコントラストがとても美しい。

その色の主は、花である。
名前をカンナというらしい。



私はこの場所が本当に好きで、
二ヶ月に一回は、わざわざ関東地方から
この景色を見に車を走らせる。

仕事に疲れて何もかも嫌になった時も、
それから少し立ち直ってこの土地に感謝している時も、
何度もここに来た。

しかし、真夏のこの時期にこの場所に来たのは初めて。



花咲いて、見知った土地が更に色づいた。

知らない顔を知ることができた気分である。

7/23/2023, 12:11:33 PM

#花咲いて


陽が沈む

月明かりに照らされて

黄色の花びらが動き出す

それはまるでスローモーション

7/23/2023, 12:10:41 PM

夢を見た

 天使が現れる夢

 私は尋ねた

 私という花は
 いつになったら咲けるのでしょう?

 天使は答えた

 あなた方は
 この世に生を受けた瞬間から
 美しく咲いているのですよ

 そうだ…
 そうだった

 私達は
 最初から美しく咲いていたんだ


 そんな夢を見た




             〜花咲く〜


僕達は
この星に入る時に
それまでの
自由で完全であった
記憶は消され
この星の不自由さを
体験するために
無価値感とおそれを
手にした
だからこそ
この星での
山あり谷ありの体験が
出来ていたんだ

7/23/2023, 12:10:12 PM

君の持っている花は咲いて、

僕の持っている花は散る。

これは全部君の為。

可憐で可愛い君を愛している故の行為。

沢山貢物を献上して、

彼女が行きたい所へ連れて行ってあげる。

少しでも振り向いてもらいたいから。

それが一生叶わない事だと分かっていても。

〜花咲いて〜

7/23/2023, 12:07:48 PM

花咲いて
小学生の時に育てていたアサガオ。
とれた種を小さな庭に植えたら、毎年花が咲くようになった。
ほとんど放っておいて、ツルが伸びてきたら支柱を刺すぐらいしか世話をしていないのに、植物の力は恐ろしく
年を追うごとに、アサガオの数が増えているような気がする。
窓の外には、鮮やかな紫、赤、ピンク、青。いろいろなアサガオが咲いている。
ふと思い立って、ほこりだらけのスケッチブックを取り出した。
「久しぶりに、アサガオの観察でもしようかねぇ」
スケッチブックに、色鉛筆。サンダルをつっかけて。
ー夏が始まる。小学生の頃に戻ったような、暑い夏が。

7/23/2023, 12:04:08 PM

常に
  太陽に顔を向けて
  花ひらく
  向日葵のように

  あのひとだけを
  見つめて 
  大きく育つ
  恋心

  二人の花が咲くことを
  日々願う




          # 花咲いて (223)

7/23/2023, 12:01:08 PM

私は所謂
遅咲きの花だと思う
好きになったアーティストのライブ
行くようになったのは
二十代になってからだった

好きなアーティストの
ライブに行くようになってから
世界が変わった

私の中にあった
何かの種が花開いた
好き、がある間
周りがキラキラに見えて
自分もキラキラと花咲いているように
思えた

世界が変わったんだよ──





(2023.07.23/花咲いて)

7/23/2023, 11:57:28 AM

花咲いて

芽吹いて

葉をつけて

花咲いて

実をつけて

熟れて

枯れる

土壌に蓄えられ

そしてまた

芽吹いて……

花咲くには……

同じ風景は

永遠に続くのだろうか

7/23/2023, 11:57:10 AM

学生時代
今の自分は

【蕾】

なんだと思ってた。



夢を叶えるために

種を植えて
芽を出し
葉をつけて


あと少しで

花を咲かせる

【蕾】なんだって。



いざ

社会に出てみたら



あの頃は
蕾なところもあったけど
それだけじゃなかった。



あの頃は

あの頃で

その時しかできない

【花】を

ちゃんと咲かせてた。



人生は

ずっと

その時しか咲かない

【花】

の連続なんだ。


#花咲いて

7/23/2023, 11:52:16 AM

次の春、花が咲き、小鳥のさえずりが聞こえるように なった時、私たちの気持ちが落ち着かないようなら、
離婚しよう。
そう話していた。

翌年の春、咲くべき花は全て咲き、
小鳥も仲良く合唱をしている。

「今までありがとう、ちゃんとごはんたべてね、」

この言葉はあなたと過ごした日々を思い出させる最高級の言葉だと思う。

心からあなたと過ごせたことを嬉しく思うよ、
本当に今までありがとう。

#花咲いて

7/23/2023, 11:51:08 AM

花咲いて。

「俺だけ消そうとしていればいいかげんだけど良い友人だったのに。」

前置き(↓)
「花」とは
種子植物の生殖器官

花とは、植物が成長してつけるもので、多くは綺麗な花びらに飾られる。花が枯れると果実ができて、種子ができる。多くのものが観賞用に用いられる。
生物学的には種子植物の生殖器官である。また、植物の代表的器官として、「植物」そのものの代名詞的に使われることも多い。植物の花を生花、紙や布・金属などで作られた花を造花という。

引用Wikipedia

「咲く」とは
花の蕾(つぼみ)が開く。
 「一花―・かせる」(一時期成功して栄える、また、はぶりが良く得意な時がある意にも)

「花咲いて」

artist:ザアザア
words:一葵
music:ザアザア
album:水没収録

結局誘えないまま今日が来たよ
僕はいつもそうだった 上手く出来ない
あまりものばっか集めて待ち合わせて
今年が最後の夏だったのにな

りんご飴 かき氷 横目に歩いてく
人混みをかき分けて どこへ向かうの
赤や白 青 緑 何色の姿で
君は誰と居るんだろう

花咲いて すごく綺麗で
何にもなれないから僕はもう
悔しくて すごく嫌いで
ああ 夏が終わっていく
君には会えないままで

幸せそうな笑顔が 咲いた道で
僕はまだ探しものが見つからない
話しもないのに話しをするふりで
まだ帰りたくなくて買い忘れたふり

りんご飴 かき氷 何が欲しいんだろう
人混みを 眺めては 何してるんだろう
赤や白 青 緑 何色の姿で
君は何処に居るのかな

花咲いて すごく綺麗で
何にもなれないから僕はもう
悔しくて すごく嫌いで
ああ 夏が終わっていく

終わらないで 行かないでよ
もっともっと咲かせてよ ねえ
咲けないまま散りも出来ず
夏が終わりを告げていく

(前置き終了)
「俺だけ消そうとしていればいいかげんだけど良い友人だったのに。」
三木葵に1人だけ殺されなかった君はぽつんと呟いた。どこで、三木葵は判断を間違えたんだろう。彼の才能を試すのはもう少し待ったほうがいいと何度も私は忠告したのに。今、三木葵は私たちの目の前で眠っている。どんな夢を見ているのだろうか。正確に言うと、永遠に、だが。

君が言っていることにはいくつかの矛盾があったけれど、私はそっとしておこうと思った。まだ、ちょっとだけ待とう。彼の才能が花咲くまで。 
「どうして?どうして?」嗚咽とともに彼は泣き叫ぶような突き刺すような声を出す。
うんうん、そうだね。と君の背中をさすりながら私は慰める。君の才能を花咲かすためにはこれくらいの衝撃がなければいけないのだ。でも、もうちょっと遅いほうがよかったかなあ。三木葵は、君のクラスメイトごと殺そうとしたよね。それは、君に衝撃を与えたかったから。まあ、君のことは殺す気はきっとさらさらなかったかなーと思うけど。殺そうとしたって君を殺すのはミサイルでも無理だけど。君は、そんなこと想像すらしないだろうね。今のところ、君は純粋無垢だから。

君は気づかなかったかもしれないけど、それこそ0歳の時から君にはたくさんの実験をさせてもらっている。でも、何兆円を注ぎ込んでも君の能力の謎は解けなかった。でも、本当にすごいよ。遺伝子って。君はまるで完璧なクローン人間だ。父親の才能、というか能力をしっかりと受け継いでいる。あとは、その能力が花開くのを待つだけなんだけどなー。三木葵は少し急ぎすぎてしまったみたいだ。最近k国が戦争を進めているから?d国が私たちの国に敵対心をむき出しにしているから?君は最終手段なのだから、気長に待てば良かったのになあ。まあ、君がきっと三木葵の無念を晴らしてくれるからいっか。

あ、そうだ。国も君の能力を早く欲しがってるみたいだし、君の能力はちょっとやそっとじゃ開花しない。うん、だいぶ三木葵はが打撃を与えてくれたから今やろっかな。もちろん、実験台は私で。
たぶん成功しても失敗しても私は死んでしまいだろうなー。でも、そんなこと君の能力には足元にも及ばないくらいひどくどうでもいいことなのだ。
意を決して私は君に語りかける。「ねえ、私さ、試したいことがあるんだけど。」   

君は30分後には国の生身の史上最強の兵器になっているだろう。それが、君にとってよいかなんて私には分からない。私はもう何年も前に、そういうことを考えるのをやめたから。
                   #完#

7/23/2023, 11:50:59 AM

花咲いて、鳥が歌う
空が晴れると、鳥が歌い
  "花が咲く"
嬉しい時と悲しい時がある

嬉しい時は、
鳥は楽しく歌い 花は揺れ
空は青空で綺麗な青になる

悲しい時は、
鳥は歌わず、歌うとしても悲しい声で歌い
花は枯れてしまうか、涙がこぼれ
空は泣きグレー色に染まる

7/23/2023, 11:49:38 AM

「はあっー、書けない!もうっ」
何で。何で書けないの。
書きたいのに。
人を笑顔にできる漫画を描きたいのに。
どうしても書けない。
今年最後のコンテストの締切が迫っている状況にとってはこれが凄くイタい。
きつい。苦しい。やめてしまいたい。
けど、私にはこれしかないのだ。
なんの取り柄もなく絵を描くことさえもなくしてしまったら私にはなにも残らない。
何か一つでも人から求められるものがないと私はいる意味がない。
「もうやめたい。」
そう思いながらもやめれなくて、ずっと漫画を書き続けた。

無我夢中で書いてたらいつのまにか朝になって学校に行く時間になっていた。

どうすれば納得のいく絵が書けるんだろう。
なんで、物語が思いつかないんだろう。
なんでこんなに馬鹿なんだろう。才能がないんだろう。
「ゆな?
大丈夫?無理してない?きついんじゃない?」
彼氏の本城(ほんじょう)先輩が声をかけてくれた。
そうだ。今は先輩とご飯食べてるんだから暗い顔してちゃダメじゃん。
「すいません、大丈夫です。
それより先輩の弁当美味しそうですね。誰が作ってるんですか?」
先輩に心配はかけたくなくてはなしを逸らした。
「ゆな・・・・・・・・・・」
先輩は何か言いたそうな顔してたけど私が話を続けたくないことを察したのかそれ以上聞いてこなかった。


「書けない。何で?前はこんなんじゃなかった。」
今の時点で全然書けてないんじゃ締切には間に合わない。
「くそっ!ばかばかばかばかっ。私のバカ!」
インターネットに投稿しても全然いいねはつかないし、私のマンガなんて誰にも求められていない。
思い切ってもうやめてしまおうか。 
今までに何度も浮かんだ考えがまたよぎるけど、書かないと言う選択はできなかった。
「締切」
それが自分の頭の中から離れなくてどうしようもなかった。
体が悲鳴をあげている。
危険サインを出している。
けど、寝れない。ベッドに入って目を瞑ってもマンガのことが頭の中にこびりついて、なかなか眠気が襲ってこない。
そして、また寝ないで徹夜して書いてしまった。
それでも納得のいく作品は書けない・・・・・・。


「ゆなっ!!危ない。」
廊下を歩いていた時、急に力が入らなくなって倒れそうになった。
でも、先輩が気づいて支えてくれる。
「ゆな。大丈夫か?保健室いこう。」
先輩が心配そうな顔して言ってくる。
大丈夫。まだやれる。ちょっとぐらついただけだから
「大丈夫ですよ。ちょっとフラッとなっちゃっただけなので。それより次、移動教室なんです。早く行かないと」
「ダメだ。保健室にいこう」
「大丈夫ですって。」
「ゆな、行こう。」
保健室に行ってもどうせ寝れない。
それにマンガのネタがもしかしたら思いつくことがあるかもしれない。
だから出ないと。
「いえ、行きます。」
「ダメだって。」
なんで。邪魔しないでよ。
マンガのためなんだから。しつこいよ。
「別に先輩に関係ないでしょ!?
行かないといけないんです。
そうしないとダメなんです。
ほっといてください。余計なお世話です。」
しまった。
こんなこと言うはずなかったのに。
思わずカッとなって言ってしまった。
先輩は悲しそうな傷ついたような顔をして笑って言った
「そう、だよね。ごめん、ちょっとしつこかったよね。無理しないようにね。」
そう言って先輩は去って言った。
酷いことを言ったのに、全部私が悪いのに、先輩は謝った。
ごめんね。先輩。


結局次の日も次の日もマンガのネタは思いつかなかったし、書けなかった。
でも、締切が近づくにつれて私の心は焦っていく。
そこからも寝れない日々が続いた。

そして、とうとう体育の時間に私は倒れてしまった。
目を覚ましたら先輩がいた。
「せん、ぱい?」
私が声をかけると安心した顔で微笑んだ。
行かないと。戻らないと。
「先輩ここにいてくれたんですよね?
ありがとうございます。でも、私教室戻るので先輩も戻ってください。 
迷惑おかけしてごめんなさい。」
私が早速戻ろうとすると
「ゆな!!お前、ふざけんなよ?
何が教室戻るので先輩も戻っていいだ。
今の自分の体の状態わかってんのか?
倒れたんだぞ?
それで俺には何も相談しない。
別に俺じゃなくてもいい、他に相談出来るやつがいるならそいつに相談すればいい。
1人で抱え込んで無理すんなよ。
今思ってること吐き出せよ。
ただ、ゆながどんどん壊れていきそうになるの見んの辛いんだよ!」
びっくりした。
今まで先輩はこんなふうに怒ったことなんてなかった。
いつも笑ってて穏やかだったから。
初めてだ。
「お願いだよ。ゆな・・・・・ 
お前がいまマンガの締切に向かって頑張ってんのは知ってるよ。でも、もうこれ以上無理すんな。」
今度は泣きそうな声で言われてようやく自分が自分のことばっかりだったことに気がついた。
私がどうなったって誰も気にしないと思ってた。
こんなにも先輩が思ってくれてるのに自分勝手に動いて、先輩を悲しませた。
先輩に相談する。今の気持ちを吐き出す。
それが今の私にできる先輩に対しての最大の謝罪とお礼の表し方だった。
「ごめん、なさい。
悔しい、悲しい。
自分には才能がないことなんてとっくにわかってるんです。でも、書くしかないんです。
私はそれがなきゃ、必要とされない。
だから、頑張るしかない。」
今まで溜め込んでいた気持ちを少しずつ吐き出していく。
先輩は黙って頷いて聞いてくれた。
「でも、どれだけ書いても納得のいく作品が出来上がらない。ださないといけないチャンスは迫ってるのに、
どうしても無理で。
まだ出せていないから審査されてないからスタートラインにでさえ、立ててない。
落ちても、受かってもなくまだ何にもしてないから焦る。もう、やめてしまいたい。」
全部を吐き出した。とは言えないけどだいだいは言えた。
先輩は泣きながら話す私を見て真剣な顔をして言った。
「じゃあ、やめるか?
何もかも捨てて、人から認められるとか認められないとか考えなくていいところに俺と一緒に逃げるか?
もう、辛くてやめたくて、そんなきつい思いするなら逃げるか?」
逃げる?
何もないところに?
人の目も気にせず先輩と一緒に?
「よし!じゃあ、行こう。
なあ?俺はお金なら持ってるし、どこにでもいけるぞ?
ゆなはどこいきたい?
行きながら決めようぜ?
ほら、荷物もって早速行こうぜ?」
「えっ?」
そう言って先輩は私の腕を掴んで連れ出そうとした。
先輩は、本気、だ。
でも・・・・・・・・・
「いやっ!先輩と一緒にいかない。」
「何でだ?マンガ書くの辛いんだろ?なら俺と一緒に逃げよう」
自分でもなんで行きたくないのかわからなかった。
マンガを描くことからやっと離れられるのに?
「行きたくないのか?それは何で?」
先輩は優しく問う。
それは・・・・・・・・・・
「私はマンガが好き!書くのが好きなの!」
あぁ、そうか。
そうだった。
今自分ではっきり口に出して思い出した。
出すから出したいから締切に追われて、書くんだって、私にはそれしかないからって思ってたけど、ほんとは違うじゃん。
締切という言葉に追われて、早く出さないとっていう気持ちに追われて自分の気持ちがわからなくなっていた。
「だろ?好きなんだよな?ゆなは。
書きたいんだよな?
それに、ゆなはそれしかないって求められないって言ってたけどそんなことないんだ。
俺はゆなが好きだ。
無理しちゃうところも。
頑張りすぎちゃうところも。全部が好きだ。
他の奴らがゆなを求めなくても俺だけはゆなを必要としてるんだ。忘れるなよ?」

大事な思いを思い立たせてくれた先輩。
ありがとう。

今なら少しだけ、いいマンガが書ける気がした。



読んでくれてありがとうございました。

7/23/2023, 11:48:19 AM

7/23 お題「花咲いて」

 花咲いて、花散って、風に舞って、やがて消えゆく。
 満開の桜。柔らかな風に降り注ぐ花びら。何のために咲く。何のために散る。
 少なくとも人のためではない。この世から人が消えても桜は咲き、そして散るだろう。
 この世から桜が消えたなら、人はいかばかり心を失うだろうか。人の情緒の幾らかは、桜に支えられているのかも知れない。
 花咲いて、花散って、風に舞って、やがて消えゆく。
 咲いて散って終わるのは、人の方。

(所要時間:8分)

7/23/2023, 11:41:47 AM

大好きな人と別れた。

心にぽっかりと、あなた分の穴が空いたまま。

でもどこかで知ってた。

綺麗な花は咲いて、いつかは

枯れる。

7/23/2023, 11:36:08 AM

21歳、青春の延長線。
私はどこにいる。
みんな、春の青空の下、花咲く。

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