『胸の鼓動』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
どくどくと
脈打つ音が耳に障る
呼吸の仕方がわからない
血の気が引くという言葉が
相応しいと思うことになると
自分では思っていなかった
部屋に駆けつける
中で君は眠っていた
傍には繋がれた点滴
時が止まったかのような静寂
自分の生の証しか聞こえない
そんな中
上下する胴部分を見て
ようやく安堵するのだ
───『胸の鼓動』(2024.09.08.)
【追記】
なんかお題とちぐはぐなのでいつか書き直します。
大好きな憧れている先輩と話すたびに
胸の鼓動が高鳴った。
楽しそうに笑っていて、私も嬉しくて、優しくて、面白くて。
それでも、「心を亡くして忘れると書く」という文章を
読んでから、きっと先輩の幸せを願ったこともいつか、
心を亡くして忘れてしまうんだろうな。
少しばかり小さくなった鼓動を寂しく思った。
胸の鼓動を調べる検査がある。
別段、特別な検査ではない。
全国どこでも、あるいは年齢問わず。
法律で決まっているからという真っ当な理由で、大人は普通に受け入れるべき出来事。
内科検診である。
聴診器を当てて胸の音を聞く。
心臓の音を聴き、ちゃんと動いているか調べるだけ。
それは年に二回、春と秋に訪れる。
どうしてなのか、子供たちにはよく分からない。
昼休みの後、幼稚園の先生の声に呼ばれて列を作る。
人数は30人。対象年齢は5歳。
来年春になれば小学校に入学する、背の小さな集団だった。
男女混合の列。
背の順でもなんでもない並び方だった。
だが、列の前の方はおとなしく、後ろにいくにしたがって私語をする子供たちが多い。
列の十人くらいは、私語をしても先生たちには気づかれない、という量の笑い声が聞こえている。
内科検診について、特に説明する様子はなかった、とその子は思った。その子は列の後方にいて、ぞろぞろと遅めに歩き、順番待ちをする。
先頭から順に、何かをしている。
何をするのかな。と列の先頭が気になるように、その子は小さなかかとを上げて背伸びをするようにした。
しかし、ほんの数センチくらい高くなるだけで見えない。
一人ずつ、知らない大人の前に立たされていた。
「えんい(園医)」と呼ばれる知らない人だ。
「えんい」にはいつも、看護師がいた。残念ながら、歳は食っている。それにメガネ越しの目も笑っているようで笑っていない。本当は子どもなんて好きじゃないのだろう。
その子の名前が呼ばれて、顔を見られ、本人確認される。
「じゃあ、めくって~」
と「えんい」に言われ、戸惑っていた。
いつもはやさしい幼稚園の先生は、後ろに回ってその子の両手首を固定していたからだった。
誰がめくるのだろう。どこをめくるのだろう。そのままなのか。言い間違いなのか。
子供の表情。戸惑いと微かな目の動き。
言葉にできるほどの年齢は、残念賞。持ち合わせていない。
助手の看護師が、許可なくその子のシャツの裾へ手を伸ばし、上へ持ち上げた。
シャツの下はまだ誰にも見なれ馴れていない白い肌があった。
その子自身も、上半身を見られた、という感覚はまだ芽生えていない。
「じっとしててね〜」
服をめくり上げ、他人の手によって鎖骨が見えるほど持ち上げられた。それで素肌に判を押すように、園医は直に当てた。
十秒も満たない時間。感覚。
その子の年齢では目的も何もわからないもの。
円盤型の銀色の道具で、布のない胸の中央に当てられた。
そうしてその変な恰好で、おなか側と背中側を看られた。「はい、いいよ〜」
と言われ、その子は解放。
次のこどもにバトンタッチ。
同じようにシャツをめくり上げ、上半身を裸にさせた。
大人たちは各々の仕事の役割を理解した連携を見せた。
分け隔てなく子供を拘束し、心臓の音を効率よく聴いていた。鼓動のスピードは皆速い。
緊張すると動悸がしてしまう。
でも今日は大丈夫だった。説明、うまくできた。
絶対欲しいガチャを引くとき。
宝くじの当選結果をチェックするとき。
尿意を催してるのにくしゃみが出たとき。
台所でGの気配を受信したとき。
セミファイナルをくらったとき。
一体どの位の心拍数を叩き出してるのか
興味はある。
(胸の鼓動)
胸が高鳴る。
目の前には照れているのか困っているのかわからない彼。
ただ一生懸命アピールしてきた。
何年も,素直な形で。
でも、彼の口から出てきた言葉は私の期待を裏切った。
「もう少し、考えさせてね」
苦笑した彼の顔はきっと照れてなどいないんだろう。
返答を先延ばしにするその言葉が、私と彼の間を引き伸ばした。
僕はみんなから推されている子とすごく仲が良かった 。
僕は特別な立場にいたかった 。
たまたま習い事で同じペアを組んでそこから仲良くなって僕の中だけで勝手に自分は彼女のパートナーと思い込んだ 。
彼女に取って特別だと 。
でもさすがにそれはやめた方がいいと思った 。
そして打ち上げの日 、僕は行かないことにしていた 。
だけどその子の言葉で僕は胸の鼓動が高なった 。
行動は意味あるのか … と 。
静まれ静まれ
お願いだから私の心静まって
あなたに会うたび
いつも胸の内で唱えてる
『胸の鼓動』
胸の鼓動
私に胸と呼ばれる部分はありますが、そこに心臓はありません。私はアンドロイドですから心臓はありません。不要です。当然胸の鼓動など存在しないのですが、マスターは夜寝る前に私の左胸に耳を当てるのです。「やっぱり聞こえないねえ」と笑って眠るマスターの顔を見ながら私は二通りの推測をします。マスターは私の左胸に鼓動が感じられないことを毎日確かめて、鼓動がないことにがっかりする。あるいはほっとする。どっちなのでしょうか。左胸にこっそりと古めかしい懐中時計でも忍ばせてみましょうか。マスターは知らないと思いますが、私にも私のリズムが、鼓動があります。私の鼓動は私の左胸にはありませんが、機械が作り出すこの鼓動は確かに私を生かしめているのです。
わたしは今日生徒会に立候補した何気なく立候補してみたけど友達からは「がんばって」や「応援しているよ!」といった声が多かったわたしは絶対に頑張ろうと思った
私の目の前の2人が会話もなくただ道を歩いている。
よく見ると2人とも頬が赤い。
「あ〜、青春だな〜」
と見守る私。内心「早く付き合っちゃえ」なんて思っている。
ふと、2人の手が触れ合った。
お互い肩をビクッとしたがそのまま手をしっかりと握った。
その瞬間、私は画面の向こうで「最高」と胸が高鳴った。
・4『胸の鼓動』
私の描いた風景画が金賞をとった。
学校の屋上から見える景色を描いたものだった。
郊外だからビルばかりでもなく
山や川があるわけでもなく
中途半端な景色な気がした。
それでも「人々の営みを感じる」
という評価に私は嬉しくなった。
【続く】
胸の鼓動が高鳴る。
なんて、部活系の漫画やアニメでは
よく言われるけど、
コンクール当日になっても、私はそんなことはない。
合唱部員の歌っている時の笑顔は、
その人の本気度にもよるけど
基本的には歌うことが幸せすぎて生まれる
自然な笑顔ではなく、あくまで表現の一部であり、
意図的に作った笑顔だ。
あくまで笑顔は演技。
口の開け方、口角の上げ方、
全て事前に練習して作られたもの。
それを合唱部員全員がやるのだから、
プログラムされたロボットのような、
あるいは合唱部の顧問に洗脳されているかのように
見えて、
正直ちょっと怖い。
私は合唱部のあの笑顔よりも、
カラオケで友達が多少下手くそでも心の底から楽しげに
歌うのを見る方が好きだ。
だから私は、歌は大好きだけど
合唱部に入ったことはとても後悔している。
大人になってから
自爪を伸ばして
マニキュアを塗るタイプでした
昨年からなんとなく
面倒になってシールに変わり
いよいよ自爪の脇から
切れ目が入るようになったので
ネイルチップのリーズナブルな物を
雑貨屋さんで発見して
使ってみると
簡単で綺麗で
爪の長さは揃ってるし
胸の鼓動は高鳴り…
そうなると
幸運まで引き寄せられるようで🤭
しばらくネイルチップでいこう
✴️144✴️胸の鼓動
君と僕同じ未来を向いているそれだけでただ胸が高鳴る
「胸の鼓動」
・胸の鼓動
初めてだったの。
目が離せなくて、もっと仲良くしたいと思って、たくさん触れ合いたいと思った人は。
初めて知ったの。
これら全てが貴方と出来ないことがこんなに苦しいなんて。
嫌だったの。
私一人だけがあなたの事を考えてずっと悩んでいた事が。
お願い。
もし私の気持ちに気づいたら返事して。
1人だけで抱えていくのはとてもじゃないけど辛くてたまらない。
お願い。私を助けて。
「ドキドキする」と友達は教室から
グランドにいる彼を見ながらそう言った。
「かっこいいよね。」といいなから
うっとりしたり、カーテンに絡まったりしている。
「そうだね。」「素敵だね。」「かっこいいね」なんて相槌をうつ。
恋している子って素敵だし楽しいし可愛いって思う。
素直に声に出して「好き」を言える子を羨ましく見ている私がいる。
『胸の鼓動』
バクバクバク
はっと天井を見上げ我に返る
終わった
汗を拭い
胸の鼓動を抑えながら
電話をかける
些細なことでもの続き
胸の鼓動
ドクン ドクンとさっきから心臓の音が
やけにうるさい
ハイネは、目の前の光景が信じられなかった。
シズクの脈がない.... それは、つまり....
シズクが死んだ.... 嫌だそんなの認めたくない.... そんなの何かの間違いだ....
悪い夢なら 早く覚めてくれ....
シズク.... シズク....
何で最後に会った時 俺は、シズクの腕を
離してしまったんだろう....
何でシズクの笑顔を見送ってしまったんだろう..... ハイネの体は、頽れて
目からは、止めどなく涙が流れてくる。
「っ.....うっっ....」歯を食い縛って
必死に迫り上がって来る嗚咽に耐えるが
涙は、ハイネの意思に反して後から
後から流れてくる。
何で俺は、もっとシズクを大切に出来なかったんだろう....
気持ちを誤魔化して泣かせてばっかで
結果守れないんじゃあ....
好きだなんて言う資格なんか無いじゃあないか....
「っシズク....ごめん....俺 お前に何も
してあげられない....」
こんな事になるならもっとシズクが
喜ぶ事をすれば良かった....
好きだって早く伝えれば良かった....
告白してフラれてギクシャクして
シズクと喋れなくなる事が怖くて...
気持ちを誤魔化して 先延ばしにして
結局 俺は、自分の事ばっかだった...。
「シズク....シズク...」俺は、シズクの体温をこれ以上逃がさない様にシズクの体温の残りを探し求める様にシズクを抱きしめた。
「っ ふっ うっ うっ っっ」嗚咽が
止まらない肺に空気が送れない苦しい
シズクの顔に俺の涙の雫が零れるが
涙は、指先で拭いても 拭いても止まってくれなくて....
どれくらい俺は、そこに蹲っていただろう
我に返った時には辺り一面暗くなっていた
「タマ....」俺は、今の今まで存在を忘れて
いた魂の名前を呼ぶ
俺がシズクを抱きしめながら視線を上に
向けるとタマの魂の質量が大きくなって
透明で青みがかっていたタマの魂の色は
いつの間にかどす黒く澱んでいた。
黒く穢れたタマは、あのルークとか言う
男に襲いかかる様に大きく口を開けその男を丸呑みするかの様にルークの体に
タマが飛びかかる。
ハイネは、咄嗟にタマとルークの間に入り
鎌でタマの動きを止める。
「タマ正気に戻りやがれそれ以上穢れたら
俺は、お前を浄化するんじゃなくて消滅させなきゃならなくなる.... そんなこと
俺にさせないでくれ」ハイネは、タマを正気に戻す為に必死に頼み込む
ハイネの言葉が通じたのかタマは正気を
取り戻す。
『ハイネ少年!』
ハイネの言葉に合わせる様に魂が縮んで行きタマは、元の大きさに戻った。
これで場が収まったかに見えたが
そんな空気を裂く様にルークファーラムが
ハイネの背中に声を掛ける。
「君とは、初対面のはずだけどまさか
庇われるとは思わなかったなあ....
別れの挨拶は、済んだ?じゃあさっさと
シズクちゃんを僕に返してくれない?
姉さんの大事な器なんだから....」
その瞬間 ハイネは、ルークを睨み上げる
「黙れよ!別にテメェを庇った訳じゃねぇ
テメェの事情なんか俺にはどうでも良いんだよ!シズクは、渡さねぇこれ以上お前の好き勝手にシズクを良い様にされてたまるかよ!」
ハイネの挑発する様な言葉にルークは、
ハイネに対して理不尽な言葉を投げかける
「どうして皆僕の邪魔をするのかなあ
あともう少しなのに...... あ~イラつく」
ルークの纏う空気が変わる
その異様な空気にハイネは一歩後ずさる
その空気を破る様に扉が開かれる
「「ハイネ君!」」 「「ハイネ!」」
見ると扉から ハロルド局長 マリア
ミーナ ナイトが姿を現した。
倒れているシズクを見て ミーナ ナイト
マリアが駆け寄る 「「シズク」」
「シズクちゃん」マリアがシズクの脈を取り目を見開く
「局長!」マリアがハロルドと目線を合わせる。
ハロルドがそれを受けて一つ頷く
「マリア君 手筈通りに頼むよ!」
「かしこまりました局長!」
ハロルドの言葉を受けてマリアがシズクの
体に手を翳す。
そしてマリアは、タマに話掛ける
「タマさんこちらに手を貸してくれませんか?」
『もちろんだ生憎手は、無いがこの身
一つでもいくらでも貸そう!』
タマの声は、マリアには、聞こえないはずだがまるでお互い分かっているかの様に
意思疎通が取れていた。
「シズクちゃんは、まだ死んでないわ!
私とタマさんが必ずシズクちゃんを
助ける!だから貴方達は、局長と一緒に
ルークファーラムを止めて そしてもう
一つの魂もルークファーラムの手から
取り戻して!」
シズクは、死んで無いその言葉でハイネの
心は、奮い立つ
四人は、それぞれ武器を構える。
ナイトとハロルドは、短銃と長銃を
ミーナは、レイピア ハイネは、愛用の鎌を....
四人が対峙したルークファーラムは
禍禍しい黒いオーラを放つ長剣を携えて
歪んだ不敵な笑みを湛えて
四人を迎え撃つ
今 最終決戦の火蓋が此処に落とされたの
だった....。
うちの父はとても気が小さく
常に胃痛に悩まされていた
小言も多く、雷が鳴る日は仕事を繰り上げて帰ってくるそして布団の中で怯えている
そんな父が嫌いだった
姉も兄も父が嫌いだった
一度兄がこんな事を言った
「嫌なら自分が父みたいにないようにしたら良いんじゃない」
父に文句を言う私に対して兄は諦めたように言った
その時父は余命半年、体も自由にならす痛みもあった為前にも増してわがままになっていた
母はと言うと、無口で大人しく、常に仕事をしている、家も外も綺麗に保って、働き者な母だった
自然と私たちは母側につくようになる
当たり前のことだ
今、兄弟もみな結婚して、子供を持って亡き両親の事を考える
姉は今になってこんな事を言う
「父親が嫌いだったのは、母のせいでもあるよ」
母が父を立てないから、子供たちも父を尊敬出来なかったんだと、
確かに思い当たる気がした、
母は仕事を持っていたし、父に頼らなくても平気な人だったクールで、仲良くしている所など見たことがない、ただただ生活をしていた
今の私はと言うと、子供達にはお父さんがいなければ生活出来ないんだからお父さんは偉いんだよ! と、
思ってもいない事を子供達に伝えている