『美しい』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
美しいとは繊細な芸術と比例する。
全て自然で天然でなければならない。
騒がしくて、歪んでいて、黒い。
小さくて、脆くて、儚い。
この世界は、醜くて美しい。
〝美しい〟
美しい、と初めて思った。
静かにゆっくりと流れる紅黒い血液。
わたし、生きてるんだ。
改めて実感した。
【美しい/2024.1.16】
人生は美しい。
なんて信じない。
泥水を啜って生きてきたから。
この運命を呪いながら濁った心で生きていてもいい。
ただ真っ暗な世界に飛び込まないでほしい。
終わらないでほしい。
苦しみ疲れ果てたその先に美しく透明な水を口にする日がやってくるかもしれないから。
世界には
その地域にある特色や
景色がある
どの景色も
いつ見ても
『本当に綺麗だな』
さて次はどこに
旅行へと行こうか
なんて今まで
撮った写真を見ながら
考える
放課後、人の居なくなった教室で
夕陽に光る涙よりも美しいものを
私は知らない。
私の机の引き出しは
波に揺られて丸まったガラスの破片
桜色の貝殻
道端に転がっていたBB弾
ラムネの瓶から取り出したビー玉
学校の帰り道に蹴り続けた小石
お菓子のおまけについていた指輪
校庭の隅で見つけた四葉のクローバー
なんて事はない、使い道もないのに
どれも美しいガラクタで
素敵な思い出が詰まってる
美しいとはなにか。
美しさはひとを幸せにもするし、また不安にもさせられる。
外見の美しさ
見ているものを憧れさせる、と同時にそれによって
美しくならないと、と強迫観念を抱かされることもある。
美しさに触れて、幸せな気持ちになるのはどんな時だろう。
自然の美しさとか心の美しさとかに触れるときとか。
何が美しい自分でありたいと思うのか。
どんな美しさを求めるのか、それは自分を知る大きな指針かもしれないなとふと思う。
【 美しい 】
「この世でいちばん美しいものってなんだと思う?」
「さぁ?景色、とか…?」
「景色も正解かもね。でもね私はこの世でいちばん美しいのは時間だと思うの。」
「時間?」
「そう、時間が経って景色が変わっていくから私達はその時を美しいと思える。
花だって枯れてしまうから咲いているときを綺麗だと思える。
それって時間が美しいからだと思わない?」
「はぁ、そんな難しいこと僕に聞かないでよ」
「ふふっ、お子ちゃまの君にはやっぱり難しかった?」
「お子ちゃまって、1つしか歳変わらないでしょ」
「いつか分かるといいね」
君は時間を美しいと言ったね、僕も確かにそうだなとも思ったよ
でも、それ以上に何かを真剣にしている君は美しいんだ。
なんて、君には言わないけどね
美しいか否か
そう書かれた紙を
几帳面に折って飲み込んだ
私にできる
精一杯の美しさ
/ 美しい
梅雨の時期になった。
僕は雨があまり好きではない。
でも君は
「雨ってすごく綺麗だよね。」
といった。
僕にはわからない、でもカメラ越しの君はとても 綺麗, だった。
もう少しだけ、少しだけでいいから
カメラ越しに美しい君を見ていたい,
美しい。
それは何か。
貴方は何を思い浮かべるの?
自分の好きな人?
自然?
美しい。
それは、人の心自体では無いか、?
『駅の非常ベル』
Booーーーーー!!
駅のホームに甲高く鳴り響く非常ベル
『ただいま、状況を確認しております』
車掌の放送に何事かとざわつく電車内
数分後、
『急病人のお客様の救護を行なっております』
との放送
そのあと電車内に広がる
無関心、苛立ち、舌打ち…
急病人とは悪人なのだろうか
日本人は気遣いが素晴らしい
海外から称賛される心遣いとは何か
コロナは人々から日常を奪ったが
私たちが取り戻すべきなのは
人としてのココロなのかもしれない
朝起きたきみは、まずベッドを整える。クローゼットと水場を行き来して、身形を納得ゆくまで。
今日はぼくが担当。
きみがセッティングしたテーブルにお皿に盛り付けた朝食を置いて。楽しみながらも所作に気をつけて、「いただきます」「ごちそうさま」もしっかり。
冷たい水道水にぼやきつつ、きみの手は手際よく順序よく。泡から救い出したら水気も残さない。
バラバラ、し忘れ、入れっぱなしのぼくを叱りながら選別して洗濯機。
合間に花のお世話。
きみのお目々はお花にうっとり。
ベランダで気持ちよく日光に当たりながら、テキパキと吊るして。
きみが好む紅茶。
その手さばきはもう、誰かが言った「芸術だ」。ぼくはじーって見ちゃう。やべっ、お湯回しすぎちゃった。
テレビを点けたらどこかの、なんか、いい感じの景色。大自然。
ナレーションにうんうんって頷くきみ。
「こんなきれいなところに、一度は行ってみたいですねぇ」
「……」
ぼくはいまのままで充分。これ以上はちょっと、美しいの過剰摂取になっちゃうの。
ふと、気になる。
「ねぇ、きみの美しいってなあに?」
「え」
振り返ったきみはきょとん。
じわじわと考えが巡って、棄却して、一瞬こころが揺さぶられて、やっぱり違って。トライアンドエラー。
お目々がすっごく動く。
「あ」「え…」って言い詰まって、たぶん、考えすぎ。頭がぐるぐる。パンクしそうに。
豊かな分、言いたいことがありすぎて選べない。よくあること。
きゅ、って口を引き絞ったきみは、納得できてないお顔。「まっ」、一回詰まって。
「まだ、何も言えることがありません。もっと経験を積んで吟味します」
「わぁ」
――――なんて美しい□□□□(文字数不順)‼
#美しい
美しい
美しい
美しいとは
なんだろう
でも
少し分かる気がする
あなたの心は
ぽかぽか
ふわふわ
してるから。
言葉で表すと
美しいかも
しれないな。
〔形而上〕
私の感じる[美しいもの]は常に目に見えない。
私の感じる“花”の美しさはその生命力。
私の感じる“人”の美しさは本気で楽しみ輝く姿。
私の感じる“空”の美しさは全てを包み込む暖かさ。
美しいものほど目には見えない。
醜いものほどこの目に見えてくる。
お互いの美しさに気づいていきたい。
#美しい:5
溜め息が出るほど。
息が詰まるほど。
言葉にならないほど。
涙が出るほど。
君は、君の一挙一動が。
その心が。
ひたむきさが。
美しい。
美しい
何が美しく何が美しくないのか。
そんなのただの人からの評価でしか限らない。
それぞれの評価や感じ方があるはずなのに、
ひとつの低評価が辛い。
そしてそれによって付いてくる優劣も怖い。
どんなに美しいと言われても、
どんなに綺麗と言われても、
1つの汚いおぞましいがその言葉以上の、
重みがあり私を押しつぶす。
なのに私より楽しそうだ。
あの人は私より低評価が多いのに。
たった1つの高評価に重みがあるのか。
なあ、
僕のあの人どっちの方が綺麗なのだろう。
「きみは、きれいなひとだね」
と、僕を見つめて、彼は言う。
「どこが?そんなことないでしょ」
と、僕は言った。
「きみは、きれいだよ。こんなにきれいな人は初めて見た」
と、懲りずに彼は続ける。その眼差しは真剣だ。
真剣に、僕の手元に注がれている。
「……魚をこんなに綺麗に食べるなんて」
僕の手元の焼き魚。彼の熱い視線を受けながら、僕は食べ進めて骨だけが残った魚の最後の一切れを静かに口に運んだ。
【美しい】なんてきれいな食べ方なんだ!
美しい
君は美しいと聞いて思い浮かべるものはあるかな。
例えば、
キラキラと輝く純白のダイヤモンドだったり、
澄み切った青が渡る海を思い浮かべたり、
スレンダーで美人な女性を思い浮かべたり
なんて、もっと多くあるかもしれない。
でもね、美しいに定義なんてないのだよ。
人それぞれの美しさがあるのだからね。
それにしても、本当に君は美しいね。
……え?自分は醜いだって?
ははっ、さっきも言ったじゃないか。
美しいに定義なんてないのだよ。って。
だからね、これを受け取って欲しいんだ。
「私と共に研究を続けて欲しい。勿論、就職先は僕の隣だよ。」
「どうかな、受け取ってくれるかい?」
_𝐞𝐧𝐝_
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作者の小七です。
明日明後日の更新遅めになりそうです。
作者は受験生なので。
今回は、美しさとは何かを研究している大学の教授とその研究を手伝っている大学生のお話。
書き足すかもしれません。