『絆』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
出逢ってから、何年になるだろう。
卒業して、仕事して、結婚したりしなかったり…。
きちんと約束したわけでもないけど、何となく年に一度は顔を合わせてる。
「久しぶり~」って言うけど、会えばいつもあの頃のように、時間を忘れておしゃべり三昧。
「またね~」って言うときは、お互いに笑顔で元気になる。
「何かあれば飛んで行くよ」って本当にあるんだと知ったあの日。絆って本当にあるんだね。
宝物のような「絆」を手にすることができた私は幸せだ。
絆
ーきっと来てくれるって、信じてたよ。
ーそんなすぐに"信じてたよ"なんて言うな。
・・・来ないとは思わなかったのか?
ー貴方は、そんなことしないでしょう?
ーだから、その自信はどこから来るんだよ?
ーそれは私が貴方と繋いできた、絆があるからよ!
ー・・・それを言われちゃ何も言えないな。
ーふふふ。
絆
傷なんじゃない
ある種のね
ほぼ幻想で
在ろうと無かろう
あまり関係ない
稀にはあると思う
程度による
友達、家族、学校
要するに同じ穴の狢
しかし知っての通り
共通点があるだけ
それ以外は違っていて
だから絆がある訳ではない
同じじゃなくても
助けると思う
同好の仲間でも
同じだからこそ違う
枠組みの問題で
周りからは
似たように見られるが
身内から見たら
決定的に違っている
人間だからって
人間が仲間かって話
絆は個々人が築くもの
その互いの関係性
個人は繋ぐが団体にはない
団体を助けた訳ではない
ついででしかない
それも互いの都合で
都合は絆ではない
縁はあったのかもしれない
因果も複雑で
何処から観るかによる
絆は呪縛ではない
絆を感じても
基本たまたま一致しただけ
などと否定してはみても
別に拘りはないかな
助けるときは助ける
だけどさ
関係性は必須ではない
気になったから
助けることになった
絆とか誓いは
本来は自分にあるもので
誰かに示すものでない
自分に納得が出来るように
自分に行うもので
時にそれを絆と捉えられた
それくらいで良いかと
ちょっと大袈裟だよね
絆とは、断ちがたい人と人との結びつき、だってさ
うーん、こういうの、苦手なジャンル
だって、ぼっちだから誰ともつながってないんだよね
まあ、そういうのは趣味の小説で書いてるよ
自分にないぶん、人と人との心が通じ合うみたいな話を書くのは好きかも
やりたいことは登場人物にやってもらえばいいか、っていう感じかな
もうそういうのが当たり前になっちゃってる
「絆」
私の心が、あの人の情に惹きつけられていく。
相手を固く縛りつけるためのそれは、とてもじゃないがきれいだとは言えなかった。
「五年後も、十年後も、ずっと仲良しだと良いね。」
そんな言葉を聞いてひどく安心する。固い結び目がまざまざと目の前に現れたように思えて、今すぐそれをつかんで、離さぬようにもう一度結びつけてしまいたいとさえ思う。そんな絆とは言えないものに、私は必死で縋っているのだ。
「うん。私も、ずっと一緒がいい。」
あなたは私をこの世界に繋ぎ止めている、唯一の軛なのだから。
『恋愛』って、邪魔者がいるから
恋愛が、なりたってるの
邪魔者がいないなら簡単な恋じゃん
邪魔者がいるから一生懸命取られない
ように守るんだよ
それが恋愛
NN
ヘッドフォンは嫌い。
でもイヤホンは好き。
だって、分け合えるから。
ワイヤレスは嫌い。
でも有線は好き。
だって、繋がってるって思えるから。
絆は小さな欠片だ
ちっちゃくて
別になくても生きていけて
少し力を加えただけで
すぐに壊れてしまう
だけどとても美しい
光を反射して
なんなら自ら光を放って
とても手放したいとは思えない
儚くて奇跡のような宝物
それを集めるのが僕の生きがいなんだ
お題『絆』
絆ってやっぱり見えないよね
絆って存在するのかな
人と人との間にできるようなもの
絆が強い とかは固いとかいうよね
説明できない 絆 という言葉
それかいつか出てくるかもしんんない
それを信じるのは・・・あなたしだい!!!
『絆』か、、
私は絆ってあんまり使わないな、
『友情』とかなら使うけど、
私の中では『絆』って「友情」より上の存在なんだ。
つよいつよい繋がり。
「私たちの絆は誰にも負けない!!」的なこと言ってみたいな〜、、
つまりね、『絆』という単語が使えるような相手は滅多にいないから大切に。
絆って何だろうか
仲良くなったり互いの理解度が深まったことを言うのだろうか
「私達絆深まったねー!」なんて言う人、あまり聞いたことがない
絆は見えないものだから表立って言うものではないのだと思う
時間をかけて親好を深めていく
知らないうちに少しずつ結ばれるのが絆じゃないのかな
"絆"
'あなた'は太陽のように明るく
暖かさを纏っている
'あなた'は次のように静かに
優しさを持っている
私はあなたのためにあなたは私のために
あなたにはない私の人生
あなたにしかない人生
わたしとあなたはなににも変えられない
「絆、なんて実在すると思うかい」
恐ろしく平坦な声。まるで、何の感情も灯っていないみたいだ。目の前の男は優しく、春風駘蕩といった様子で周りの者からも「先生」などと慕われているが、現実この男の内側は人を小馬鹿にした溶けて固まった歪な感情が支配していることだろう。
その事を知っているのは俺だけだろうし、この先他の誰かに教えるつもりも、ましてやこの男が他の誰かに気取られる様なヘマはしないだろう。
「存在するってその口で言ってる癖に、まさか存在しないって言うのか?」
「はは、言うねえ。絆とは断とうにも断ち切れない人の結びつきだと。ふふ、あるわけないだろう?そんなもの」
いつも教卓の前にまるで神だと言うように佇んで楽園へと導く男の口からは、普段とは真逆のことを吐き出している。
絆は必ずある。そして今ここにいる君達と、僕。そして神にも必ずあるものだ。だからこそ、祈ろうじゃないか。誓おうじゃないか。そうしたら、きっと彼らは救ってくれるだろう、と。
ただの男は、心地好い声を使い、話し方を使い、無害そうな顔を使い、行き場を無くした人や大切な人を亡くした人。はたまた何でもいいから縋りたかった人の前でそんな言葉をつらつらと重ねる。
何かを失った人間、というのは大変脆いものだ。
薄っぺらく胡散臭く、どこか怪しい違和感を漂わせていても欲しかった言葉を掛けられてしまえば、縋ってしまうのだから。
神とは、縋る相手である。
そして、自身の不運なことを擦り付ける相手でもある。
──がたんごとん。
列車が揺れる。どうやら、この男は全てを捨てるらしい。
そして何故だか、俺もそこへと連れられていく。
──がたんごとん。
地獄とは、どういうところだろうか。
男は神や神の住まう世界を語ることはしても、地獄という場所については語ることは無かったから。
──ざぶん、ざぶん。
海の音が聞こえる。水の音を心地好いと思うのは母の体内で聞いた羊水の音に似ているからだろうか。
そういえば、この男の声はどこか水のようだった。
「人間関係とは、どちらかの中で疑いが生じた時点で終わってしまうんだよ」
ふわふわと夢と現実の狭間を彷徨っていると声が聞こえた。俺を夢へと誘う水。ちゃぷちゃぷと、浅瀬を歩いてるようだ。
「お前は、僕を疑ってはいない。疑ってはいけない。そうだろう?断ち切ろう、だなんて思わずずっと共にある。そうだろう」
誰かを縋らせる様な声は、俺の前だけでは縋るような声になる。それが俺により深い優越感を味わせる。
何かを失った人間は、脆いのだ。
そうだろう。お前は縋られる人を無くした。神はもうお前の中にはいないしお前の中に神を見てくれる人ももう居ない。
「絆なんて存在しないなら、俺たちは何なんだろうなぁ」
ぽつり、零れた音を水で受け止める。
水紋が出来て、次第に収まる頃水面がまた揺れ動く。
穏やかでいて、それでいて荒れ狂うのを抑えてるかのような静けさで。男は語る。
「因果だよ」
───いやそれ仏教だろ!
──────────
何を書きたかったのだろうか〜🥲
私に良くしてくれる先輩の気持ちを一度疑ってしまうともう二度と純粋な気持ちで受け取れないと気付きました。
人の前で簡単に他人の悪口を言う人は、どこか別の他人にも私の悪口を言っている、ということでしょうから。
目の前に見える人をそのまま受け取る。それから受け取った言葉の裏を考えようとはしない、その事が酷く難しくなってしまうほど私は大人になってしまったのでしょうか。
私の前で笑顔を見せてる人の心の中は、どれほど荒れ狂っているのでしょう。
絆なんて無いと思います。
一生を誓い合った仲でさえ、断ち切れてしまう。
前世の悪い行いのせいで、現世の不幸がある。だとしたら、私に良くしてくれる先輩に嬉しくも苦しめられるのは因果その物でしょう。けれどその不幸を、嫌だとは思えない。
例え、私のことを嫌いだとしても私は好きだと思う。それから、私同様に苦しめてしまいたいと。
だからこそ、思います。私の居ない場所で幸せになって欲しいとも。
絆
隅のテーブル席をひとりで独占していた。土曜日の午前中はよくここで過ごす。
古いが清潔感のある喫茶店だ。僕はいつもの席に座る。この席はいつも空いていてくれて、秘かに僕のための指定席だと思っている。
席につくと、アルバイトの若い女性がオーダーを取りに来る。ホットケーキとコーヒーで、いつも通り言うと、はい、とだけ言って下がっていく。
調理するのは、老店主だ。慣れた手つきであっという間に出来上がる。本を開いて待っていたが、それもつかの間、テーブルに運ばれた香ばしい香りがページを捲る手を止める。
シロップたっぷりのホットケーキとブラックコーヒー。ちょっと行儀悪いけど、ハードカバーの本を広げながらそれらを堪能する。週末の秘かな幸せ。
数十回通っているので、僕の顔は覚えられているはずだが、アルバイトの女性も老店主も挨拶と注文以外は何も声をかけてこなかった。そういうことを望む客ではないと察していたのだろう。その気遣いもありがたかった。
特に気に留める事もなかったのだが、喫茶店の名前は『きずな』という。てっきり人と人との繋がり、という意味でつけられたのかと思っていたが、もしかしたらそうではないのではと最近思い始めた。
人と人の間、という絆は比較的最近の使われ方らしい。本来は、動物を繋いでおく綱、という意味だそうだ。
絶品のメニューと心地良い雰囲気、という綱で、僕はこの店に繋がれているのでは。なんてことをふと思った。美味しいコーヒーを愉しんだのに、あいも変わらず僕の心は捻くれたまま。
【絆】
経験したことないからろくに書けない
寂しい人生かもしれない
絆というのはお互いの腹を見せることができるかだと私は思う
私は腹パンが怖いのでできない
きっといずれ出来るようになるはず
偽りに
泣きてみるも
皆われに
振り向きもせず
まなこ潤ふ
似たものか
愛も絆も
事あれば
何かと言われ
嫌気さす我
お題☆絆
絆を作ろう!
材料
①困難な状況
②多数派を正しいと思う人間
③多数派に反抗する自分が正しいと思う人間
※②と③は8:2になるように
手順
まず①を準備します。
困難度は素手で扱える範囲でなるべく高い方が良いです。
※高すぎると絆ができる前に分離し、低すぎるとそもそも絆が形成されないので注意
①に②を入れると少し絆が形成されますが、すぐに止まるので、③を数回に分けて入れます。
反応が止まったらかき混ぜるを繰り返します。
かき混ぜても反応しなくなったら、数日置いてまたかき混ぜましょう。
何回か繰り返せば、絆の出来上がりです!
材料②③によって出来上がりまでの時間が変わります。
【絆】
脆いってことを知ってから
どうでもよくなった。
卒業アルバムも手紙も年賀状もプロフも。
想い出は捨ててしまった。
十数年前に、初めて会ったあなたと、
今日も一緒にいた。
僕は、こんなに長く、一人の人と共に
過ごすなんて、思ってなかった。
正直、恋愛も結婚も、人にすすめられたまま。
自然に誰かを本気で、一緒にいつまでもいたいなんて、思う僕ではなかった。
でも、あなたと知り合って、子供も生まれて
家族が増えて、幸せってこうなんだ、って。
日中、家族の誰かのことをずっと考える。
僕のことも、考えてもらってる。
キズナって、そういうものかな?
わからないけど、確かにつながってる。