『絆』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
絆
私はずっと偽りの絆しか見ていない。
例えば、クラスを良くするためには
みんなと仲良くする。
みんな裏では何も思われてるのだろうと…
私は考えてしまう。
そんなの…苦しいだけ。
見かけの絆なんていらない。本物の絆が欲しい…
絆とはなんなのか。
そんなもの、どれだけ考えたって答えがでるものではないのです。
当たり前のようにそこにあり、失くしがたい"繋がり"なんて
人によって姿形はバラバラなんですから。
よくわからないけど大切な、ふんわりしたなにか
程度の認識でいいんですよ、絆なんてものは。
勉強以外のことは基本的になんでも楽しい。
そして、嫌なことがあっても仲間と笑い合えば大抵忘れる。
突然泣きたくなって、次の瞬間おかしくて仕方ない。
高校生とはそういうものだ。
「卒業写真、一緒に撮ろうよ」
「あー、わたしもその変なコスプレみたいなのしなきゃダメ?」
「「「だめー!」」」
「ハイこれ、美優は猫耳ね」
「うーごーかーなーい」
桜は不思議だ。
今年は無理かも、とちょうど思ったタイミングで満開に咲き誇る。
もう無理かも、と諦める直前のわたしたちの背をそっと押すように。
「また、桜?」
よく通る声の方を振り返ると、卒業証書を肩にかつぐようにして持っている由香里の姿があった。
「「「「ゆかり!」」」」
わたしはその姿を見て、ちょっと涙ぐんだ。
由香里は、元不登校気味の生徒で、わたしたちと一緒にいるようになったのは、高二の四月のときだった。
昼休みから登校してきた由香里とわたしは、桜を見上げていた。
「なんでそんなに好きなの?桜」
このときの由香里はまだすこし、ぶっきらぼうだ。
「え?綺麗じゃん。わたし、中学までアメリカにいたから、高一のとき日本に初めてやって来て、こんっっなキレーなものがあるんだって知って・・・」
「きれいだけど、その分散ったときの惨めさ激しくない?こっちが悲しくなるぐらいだわ」
「・・・でも、桜は来年もまた咲いてくれるでしょ?自分がいつか散るって知ってても・・・それってすごく、日本語でこういうの、何て言うんだろ。noble・・・」
「気高い?」
「っそう!それ!後、ちょっと由香里っぽい。誰に何言われても、学校は行かない!嫌いだから!って感じが」
「はぁ!?」
由香里は怒るとよく、わたしのほっぺをつねる。
「いたたたたー」
由香里はそれから、ぎりぎり卒業できるくらいの出席日数を確保し、無事にわたしたちと一緒に卒業できた。
大学は、わたしとは違うけど。
春が来ると、桜を見ると、わたしは必ず思い出すんだろう。
「撮るよー3・2・1」
カシャ
「ちょっとなんで目つむんの!?」
「あはは」
「由香里もっと寄んないと画角入んないよー」
「写らない作戦だろ!」
「バレたか」
「あんたはブレすぎ」
〈絆〉
あと17人 我が絆
あと17人 我が命
長生きしてね 我が家族
――17人のホダシ
どれだけ遠く隔てられたとしても
どんなに姿かたちが変わったとしても
何度生まれ変わり
たとえ木や石になったとしても
あなたの中にある
輝きを ぬくもりを 強さを 優しさを
わたしは感じるだろう
あなたを見つけるだろう
まっすぐ そう信じられる
「絆」
#37
「絆」
どれだけ楽しい思い出があっても
絆というものを信じきってはいけない
人も絆も
信じれば信じるほどに
裏切られた時の傷が大きくなるから
私はとても悲しい人間なんです。
私たちが生きている、生まれてきた時点で
生まれ持った才能なのです。私はそれに気づいていて
今の苦痛に我慢することが出来ないのです。
生まれてきたこと自体に感謝すべきもそれを遥かに超える精神的苦痛が凄いんです。
前向きになることが難しくなるのです。
私は、とても悲しい人間なのです。
私は生まれてきたこと自体にはとても嬉しく人間に生まれてこれて言葉に表すことが出来ないほどの幸せを頂いています。
けれど何か違うんです。
自殺、殺害、
私は死に関するニュースを見る度どこか羨ましく思ってしまうのです。
とても皮肉な人間なのです。
死ぬ勇気などないくせに。
私はどうすれば満足できるのでしょうか
僕は、一度友達を全て断ち切った事がある。
独りになって心地よかった。ただ、友情は切れる物だと思ってなくて驚いた。
今では、自分に必要なものが見えて友達を捨てて良かったと思ってる。
でも、知りたくなかった。
自分に必要な物が孤独だっなんて。
人は、独りで生きていけそうだなんて。
けど、切ったと思っても繋がっていた絆もあった。
僕にも、そんな絆があったなんて知って嬉しくて今も大切にしてる絆がある。
「絆」って、普通の会話ではあんまり出てこない単語
…友だちとプリクラ撮って、「うちらの絆は永遠」みたいかスタンプつけた時くらいの記憶しかないな
絆ってなんだろうね。
そんなに美しいものなのかい?
尊いものなのかい?
綺麗と言うのなら、私も見てみたいものだよ。
私は、絆というものを知らずに生きてきた。
いいや、知らないふりをしていた。
いらないものだと思っていたから。
でも、君は綺麗だと尊いものだと
だから、見たくなった。
妖怪の命は長い。とてもとても長い。
だから、朽ちる前に見てみたいよ。
もし、見つけたのなら
私がそちらに行ったらたくさん話すよ
私の愛おしい花嫁様。
『絆』
この絆はずっと続いていく。
大好きな君とのこの絆は一生の宝物。
絆
絆の語源って知ってますか。
元々は、馬、犬、鷹その他を繋ぎ止める綱だったらしい。今の意味を考えると皮肉に感じる。
でも、その皮肉具合を考えたら、現代の絆もそう大した拘束度合いはないかもしれない。だって、元々が結んでおかないと逃げてしまう動物につける紐なんだから。
きっと今の絆だって、ほっといたら緩んで、そのうち解けちゃうような強度しかない。”最近会ってないな”って感じたら、絆が緩み始めてる証拠なんだ。
絆の緩みを感じたとき、私は大抵、遊びに誘う。文面は適当だ。なんなら、「一緒にうどん食べ行こうぜ」なんて雑さで誘う。
これを送れるかどうかってとっても大事。だって、相手のために時間を使いたいってことだ。こう思える相手って、実はなかなかできない。
大事な人は、繋ぎ止めるのにそれ相応の労力がいる。きっと、その労力は全然苦になるものではないけれど、意識していないと意外と忘れてしまう。一度しっかり絆を結ぶと、しばらく安心できてしまうから。
そんなことで、大事な人をなくしたくないでしょう。だから、私は絆に頼りきらないことをお勧めする。絆は、緩み具合の確認に使うぐらいがいいと思うよ。
絶対、とは言わないけどね
いつ出会ったのか
いつ会えなくなったのか
わからないくらいの年月がたった
でも、ふとしたときに思い出し
あなたと連絡がつくことは
何よりも大切な糸、絆で結ばれている
見えなくても、途切れでも
いつもあなたを思っている
絆
普段は意識することもない
あまり考えたこともない
切っても切れない
絆があると思える人とは
それだけの月日と
良いも悪いも色々な出来事を
一緒に過ごしてきたからだろう
「絆」
今日の昼休みも私の横には先輩がいる。
学年が違う私にとって唯一先輩と一緒にいられる時間だ。
とても心地良い空間、私が素直でいられる空間。
最初は私が来るたびに怪訝そうな顔をしていた先輩も、
今では私の分のジュースを準備してくれている。
素っ気ない態度は相変わらずだけどそれがとても嬉しい。
「ありがとうございます」
「おう」
「でもなんで先輩私の好み知ってるんですか?もしかして私のことつけてます?ストーカーですか?」
「ストーカーって言うならお前だろ。ここバレちゃったし」
「前にお前が自販機で買ってるの見かけたんだよ。それだけだ」
「冗談ですよ先輩」
ちょっと不機嫌そうな先輩に私はいつものように肩に寄りかかる。
先輩は何も言わず肩を貸してくれる。
「ちょっとずつだけど思いは届いてるのかな」
「なんか言ったか」
「なんでもありません。ズルい先輩には内緒です」
「そうかよ。早く寝ろ」
「変なことしないでくださいよ!」
「しねーよ」
私は先輩との距離に嬉しさを感じながら明日も屋上に向かうのだ。
私が思うに絆は、誰とでも結べるものではない。
私が選んだ人、私を選んだ人が一致して初めて、その間で絆が結ばれる。
時間が経てば結ばれるものでもない。他人に流されて結ぶものでもない。簡単に結ぶことのできない一生大切にするべき絆。だからこそ、素晴らしく尊いのだ。
辛さを覚える絆は、虚像だ。
強制的に結ばれた絆を、あなたは抱えていませんか?
その絆は、あなたの望んだ絆ですか?
あなたの望む絆を、あなたを望む人と結ぶことこそ、幸せへの第一歩である。
絆
心をしばりつける想い
年数を重ねても
蘇る心の想い
もう会える事がないとしても
どこかで繋がっていたい想い
あなたも、同じ気持ちでいてくれるなら
ずっと想い続けなくていい
ただ少し思い出してほしい
あの日過ごした日々の絆
私は
ずっと想ってるよ
絆
小学校か中学校か
学園祭のテーマが絆だった。
クラスで一つの大きな作品を作ったり、
全校で力を合わせて学園祭を盛り上げたり。
そのときはきっと 絆を感じていたんだろう。
それを絆だと思っていたんだろう。
今はどうだろうか
私と貴女は強い切れない絆で繋がれている。そう、何があっても切れない絆で。
なのに貴女は私をおいて空の向こうへ行ってしまった。それでも愛しい貴女を恨むことは出来なかった。
何があってもずっとつながっているよ。強い強い絆で。もしも死んでしまったとしても。
「絆」
一人一人の想いが繋ぎ合い
皆の希望が一致した瞬間に、
"絆"が生まれる。