『終わりにしよう』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
終わりにしよう。
そう思い始めたのは、お互いに同じくらいの
タイミングだっただろうと思う。
私は完全に彼に依存していて、
彼を思いやることも出来なくなっていた。
自分からひとときも離れずに一緒にいてほしかった。
そんな私に彼は完全に好意がなくなっていただろう。
同情で関係を続けていただけだろう。
私もそれに確実に気づいていながらやめられなかった。
もう誰との関係も終わりになんてしたくないから、
過去の自分の過ちを教訓にして、
こんな自分を終わりにしよう。
夫がいるのに
いい年こいて
実家暮らしで
貯金のない
好みじゃない男の
調子のいい「可愛い」が聴きたくて
今日も仕事に行く
会えたら嬉しくて
軌道修正できなくて
散らかった現実を忘れて
快感にのぼせる
未来がないとわかってる
終わりを先延ばしにしてるのは
この私
お題:終わりにしよう
終わりにしよう
決めてなくても
気がつくと終わってる
それまではひたすら
終わらせようと考えている
その前から思ってもいる
早ければ数日
遅ければ数年
いつになるのか待っていて
その時が来る
終わっていても
敢えて思い出さないだけで
無くなりはしない
終わりは呆気なく
始まりは何気になく
その後が残る
何を終わらせるかによるけど
全部終わりにしよう
鬱陶しい過去も、見たくない現実も、形のない未来も
くだらない夢も、やる気ない目標も、光のない希望も
全部終わりにしよう
なにもかも中途半端な自分にさよならしよう
最期だけは最後まで終わらせよう
歳を重ねるごとに小さくなっていく柵
飛べ、私
トんだ先が地獄だとしても
「あー、このまま話してても埒があかない!頭冷やしてくる!」
「はぁ!?待てよ!」
背中を追ってきた声に一瞬迷って立ち止まる。今までぎゃんぎゃん勢いをぶつけ合ってきてお互い折れなかったのだから続けたところで意味はないのに。
ぎろりと睨み付けながら振り返ると、彼もまた苛ついたような態度で立ち上がっていた。
「遅いから俺が出る。朝まで漫喫にいて帰らねえから鍵開けるなよ!」
ぽかんとする私に早口にそう言いながら、彼は私を追い越して出ていく。怒ったように「続きは明日な!」と添えるのは忘れずに。
なんと、まあ。がちゃんと玄関の施錠の音を聞きながら、溜め息を落とした。
"終わりにしよう"
大好きだった子がいた
その子は誰かの一番になりたいんだっていつも言ってた
すごい病んでた
私には恋人がいた
その子をとれなかった。でも親友としてすごい大好きだった
その子はいった
「oがいるから生きていける」って私じゃない子
ずるい
私ってホント自分勝手自己中
もう関係を終わりにしようって思って、繋がってるの全部消した
学生の頃からずっと続いてるこの恋は。
大人になっても燻っていて、いつまでも忘れられないまま。
終わりにしよう、終わりにしようって思っていても。
貴方が私を惹き付けて離さないから。
いくつになっても私をときめかせるから。
その癖私を一生見てくれないから。
貴方の側にいられるなら、このままずっとこの思いを打ち明けずに、貴方の友達のままでもいいと思ってしまうの。
『終わりにしよう』
終わりにしよう
もう終わりにしよう
毎日毎朝毎分毎秒
思ってる
思っては、いる
〈お題:終わりにしよう〉ー評価:凡作
環境汚染や環境破壊の根底にあるのは、人類の利便性の追求と快適性の軽視である。
便利なら快適だろうという思い込みはまさに民衆の勘違いである。
便利を享受し続けている消費主義的な思考回路では、生産者の不便を知ることはないだろう。
「食べ物を粗末にするな」「モノは大切に」「もったいない」「残さず食べなさい」「簡単に捨てるな」…etc。
これらは、生産者の提供物に感謝と敬意を示しているからこその考え方である。
「金を払っているから裁量権は自分にある。口出しするな」という考えは、生産者に対する失敬である。
同時に、生産物を消費者として購入したことを忘れ、我が物顔で扱ってしまう独裁欲に塗れた主張である。
大量生産され、大量に購入できるのは、大量に消費する事をよしとした消費者が過半数だからである。
粗暴な扱いはもう、終わりにしよう。
(脱消費者主義より)
彼はポケットからベルベットの小箱を取り出した。
彼女は目尻に涙を滲ませて笑った。
ヒーローは満身創痍にも関わらず武器を構えた。
ヴィランは支配しようと黒い渦を空に放った。
君は画面越しに笑って卒業の言葉を述べた。
僕はペンライトを握りながら号泣した。
『終わりにしよう』
終わりにしよう
「傍にずっと居るって言ったのにごめんね。でももう無理なんだ。今の2人の関係、終わりにしよう?…辛いの。うんうん、○○は悪くない。ただ私が弱かっただけなんだ。次はもっと優しくていい人捕まえて幸せになってよ。」
『いつから、とか、そんなの覚えていない
いつの間にか好きになっていた
ただそれだけ
ダメだってわかってる
どんなに好きでも、どうにもならない事ぐらいわかってる
でも、諦められなくて、辞められなくて
結局今の今まで、ずっと好き
このままじゃダメだと思って、色々頑張ってみた
他に目を向けてみたり、あなたを見ないようにしてみたり
あなた以外に夢中になれるものを探してみたりもした
なのに忘れられるかな、と思うと、突然あなたの記憶が蘇ってくる
どうしてだろう
なんでだろう
こんなに好きなのは
特別なわけじゃない
本当に普通、なのに皆から好かれているあなた
だから決して、私だけのものにはならない
どうしよう
どうすればいいの?
あなたは、こんなにも私の心を捉えて離さない
もうこれ以上は、私病気になってしまう
止めないといけないのに
もう、終わりにしようって思うのに
やめることができない』
「あぁ、誰か私を止めてー」
「了解〜!」
Enterキーを押した直後に伸ばした手の先から、赤を基調とした袋が拐われた。
拐った犯人は袋の口をあけると、中から1本のスティック状のお菓子を取り出した。
袋に閉じ込められていた食欲をそそる香りが辺りに拡がり、独特のエビの風味が、食べてもいないのに口の中に拡がった気がする。
そして犯人は彼女が口にするはずだった5cmの菓子を口に放り込み、サクサクと小気味よい音をさせながら咀嚼した。
「あ、ちょっと、返しなさいよ」
椅子から腰を浮かし、自分の手元から拐われた袋に手を伸ばすが、もう少しのところで袋に、いや弟に逃げられた。
「止めて欲しかったんだろ?ご要望通り、止めてあげただけだよ」
「ち、違っ⋯わないけどっ、ソレ私のかっぱえびせん!」
「いーじゃん、いっぱいあるんだからさ。それにもう1袋食べたんだろ?」
そう言うと、犯人は部屋の隅に重なって置かれている段ボールに近寄った。
3段に積まれた段ボールが6箱、1箱12袋入りのはずなので72袋。
姉はコレをひと月かからずに食べきってしまう。
流石に弟としては姉の健康が心配になるところだ。
「いっぱいあるのは私が買ったからよ!」
「はいはい、んじゃ後で金払うわ」
「そういう問題じゃ⋯⋯、そう言えばアンタ何しに来たのよ」
「あ、忘れてた。工藤さん来てるよ、今母さんが相手してる。姉ちゃん、今日デートじゃないの?」
しばしの間があって、声にならない叫び声が姉の口から吐き出された。
椅子から立ち上がり頭のヘアバンドを勢いよく外し、上着に手をかけた所で姉は弟を振り返った。
「ソレあげるから、30分時間稼いで!」
「へーい」
弟がまだ部屋にいるのも構わずに、姉は上着を脱ぎ捨てた。
その様子を視界の端に捉えつつ、弟はスナックを口に放り込む。
「ん〜、やめられないとまらない〜♪」
さて、どうやって30分時間を稼ごうか。
取り敢えずは、このかっぱえびせんを一緒に食べて、先月買ったゲームでもしようかな。
【終わりにしよう】
ちょ…っと。
タイムリーすぎてなにも思い浮かばない。
カレと距離をとろうかな。
この関係はよくないな。って思っていたところだった…
あぁ、だけど。
この関係を終わりにしたら、
20年以上続けた[友だち]も終わってしまうのか。
違う。
[友だち]はあの日もう終わってるのか。苦笑
手放したくないな。
学生時代から片思いしていた友達。
隙を見せれば溢れそうな気持ちを抑えて、今まで接してきた。
でもなんだか、だんだんこの恋に希望が見えなくなってきて、
終わりにしようと思った。
たまには宅飲みでもしようと誘って、家に呼び出す。
ビールやらワインやらを机に並べて、至って普通の宅飲みを演出する。
そして、酔いが回りはじめたところで、男を押し倒した。
散々に嫌われて、この気持ちを終わらせようと思ってやったことだったのだが、
男が存外よさそうな顔をするもんだから、
気づいたら、
【終わりにしよう】
終わりにしよう
大丈夫ですと言って、自分を追い詰めるのはもうやめよう。辛い時は辛い、休みたい時は休みたいって言っても良いんじゃないかなぁ。人が足りないから私が頑張らなきゃって考えるのはすごく良いことだと思う。でも、人が足りない中での私が長期間休んでしまったら、それこそ迷惑だ。だからたまには「大丈夫じゃないです」って言って、休みな。自分がもっと頑張らなきゃって思い詰めるのはもう終わりにしよう。
「おいお前……どうして裏切ったんだ…」
どこかからそんな声が聞こえた
少し経って目の前が真っ白になった…
目を覚ますと明らかに基地っぽい所にいた
周りにはたくさんの兵っぽい奴らがうじやうじゃいる
ここはどこなんだと聞くとその兵たちは大笑いした
聞く話によると俺は3ヶ月前ここに来た新兵らしい
ただ俺は今までの記憶を失っているようだ
ところでさっき夢みたいな物の声はなんだろう
と少し考えたところでサイレンがなった
【侵入者発見】【侵入者発見】
明らかに異常事態なことは記憶喪失の俺でもわかった
とにかく逃げようとしたその瞬間だった
俺の体が言うことを聞かない。
動かないと言うよりは何かに操られているようだった
ほかの兵が逃げる方向の逆に進んで行っている
少し進むと剣をこちらに向けている男がいた
その男の目は殺意でも激怒でもない
どこか悲しそうな目をしていた
俺はその男にお前は誰だと尋ねた
男は少し間を開けてこう言った
「おいお前……どうして裏切ったんだ…」
その時俺はあの夢みたいなものを思い出した
この男はあの夢に出てきた男と完全に一致していた
だが俺は気になる点があった。
「裏切ったってどういうことだ?」
そう言うと男の目に怒りが宿った
男はがむしゃらにこちらを剣で切りつけるが
俺は操られた体ですべての攻撃を避けている
まるで【踊り子】のように
避けた後相手を見ると男はより悲しい目をしていた
男は突然昔話をしだした
男が勇者だということや俺が男の仲間だったこと
俺が勇者を裏切ったこと
それを聞いて少し思い出したような気がした
それと同時に意識が朦朧としだした
俺は喋れなくなった上に勇者を攻撃しだした
勇者は俺に攻撃をするのを躊躇っている
気づけば俺も悲しい目をしていた
勇者が俺の攻撃を受けて弱っている
それに抗おうとする俺は必死に体をうねらせる
うねらせる度体に激痛が走る
それを見ていた勇者は一言
「もう。終わりにしよう」
覚悟を決めた勇者は7色に光り俺の体を一撃で貫いた
少しづつ体の感覚が無くなっていく
勇者は俺に近づくことも無く次の部屋へ進んで行く
俺はその背中を見ながら涙を流すことしか出来なかった。
#2 【終わりにしよう】
前々からわかってはいたんだ。
こんな関係は続けていけないってこと。
僕はきみのことを不用意に傷付けてしまうし、きみは僕と出逢ってから自分の脚で立てなくなってしまった。
お互いがよく似た同士で、気持ちも考えた方も似ていた。
だけどこんな風にお互いを傷つけ合うだけになってしまったら、もうその関係は続けない方がいい。
終わりにしよう。
これはネガティブな事じゃなくて、お互いが良い方向に行くための別れ。
最初は少しつらくても、大丈夫、すぐに慣れるよ。
さようなら。
ありがとう。
大好きだった。
さようなら。
終わりにしよう
自分を責めるのは
もう十分
とても苦しんだはず
自分を責め続けるあなたは
苦しめ続けられるべき人じゃない
自分の事も
許してあげて
こんな関係、終わりにしよう。
このままではお互いに傷つくだけだ。
だから、終わりにしよう。
きみにたったひとこと、「ごめんなさい」と言おう。
折角仲良くなったのに、あんな些細なことで喧嘩をして、そっぽを向いて。
こんな無駄な時間を、終わりにしよう。
終わりにしよう
この意味のない人生も、世界も
こんな退屈からは逃げ出してしまえ
他の世界を探しにいこう
貴方がいる世界へ
そこはどんな世界?
貴方は何を見てるの?
何を思ってるの?
どうやっていこうかなぁ
早くいきたいなぁ
待っててよね
絶対にいくから