『突然の別れ』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
明日も当たり前のように会うと思っていた人とも、
しばらく連絡をとっていなかった人とも、
一方的に認識していた人も、
等しく、それは訪れる。
#突然の別れ
[突然の別れ]
私は剣道部です。中学2年生です。
1年生の頃、顧問の先生が2人とも移動しました。
その2人の先生は女性男性でどちらもとっても
優しい先生方でした。剣道は顧問が怖いことで
有名で、大会などに行くと周りの先生方が本当に
怖いです。笑笑
けれども、友達が〈剣道部いいなー〉と言ってくれ
て、部活に行くのが楽しみなほどです。
そんな先生方が移動しないか不安でホームページを
見たところ女性先生の移動が見つかりました。
とても悲しかったです。なのでみんなで最後の日
お別れ会をしました。
その女性の先生が、【この学校の先生で移動する
先生たくさんいるからねー】と言っていました。
でも、私を含めみんなはさすがにもう一人の顧問の
先生はいなくならないだろうと思い、
【先生また明日ー】といいました。
そしたら、剣道部の子が顧問の先生どっちもいなく
なる、、、と言ったんです。誰もさよならと
言えてません。本当に大好きな先生でした。
次の日学校に行くとホワイトボードに
【未だ未だ!】と書かれいました。
たくさん泣きました。本当に今までありがとう
ございました。これが私の突然の別れです。
明日はありませんでした。 実話です。
明日が来るなんて保証はない。
普通が普通の時なんてない。
当たり前が明日が当たり前とは限らない。
五分後、1時間後、明日
今日みたいな日が明日もなんて分からない。
なんだって突然訪れる。
それが怖くて仕方ないから
明日も明日がちゃんと来るように
おまじないの意味を込めて言うんだよ。
「また明日。」
そして訪れる
–突然の別れ–
突然の別れ
別れはいつでも突然
でもこっちはいつでも準備している
いつでも別れれるように
常に終わっていいように
誰に対してもそれは変わらない
別れられない
人間がいるとしたら
自分自身くらい
それでさえも
常に更新してはいる訳で
突然ではなく必然
別れられた側からしたら
突然の別れって思うだろうけど
常に相手を見て
常に相手を測ってる
常に相手を問うている
継続している
別れは突然に見えてるだけで
予め用意している
いつでも離れられるように
いつでも後悔しないように
いつでも自分である為に
自分が自分である為に
誰かが誰かであれるように
常に離れる時には
終わってしまってもいい
それくらいの問題でしか過ぎない
突然に見えてるんだとしたら
おそらくは見誤っているんだよ
ほとんどの別れについては
突然の別れがない訳じゃないけど
なくなって困ることはない
それに時間が経てば
折り合いはつけれると思うよ
「またね」じゃなくて「バイバイ」と言われたとき
もう会えないんだね、と思った。
踏切の遮断機が下りて
ガタンゴトン、ガタンゴトン…
電車が通り過ぎたあとの静寂に君は居ない。
"さようなら"
結局、その言葉は心にしまった。
#突然の別れ
高校で初めてできた友達とLINEをしていた。いつも、互いに「また明日ね」とメッセージを送ってから寝ていた。私は、「また明日ね」というやりとりが、1年くらいは続くと勝手に思っていた。その友達は、お盆明けに交通事故で死んだ。私は時々、彼女の夢を見る。「また明日」と言えることが1番の幸せなのかもしれない。私たちに、明日の保証なんてないのだ。
このお題は今の私に正直、めちゃきつい
けど、苦しいのは成長出来るチャンスなんだよね
✳︎突然の別れ✳︎
「突然の別れ」
何も言わなかった。ありがとうも、さよならも。
これからのことも。
私は君に会いたくないよ。
後悔してしまうだろうから、この決断を。
私は君に会いたいな。
そして、ずっとその手を握っていたい。
何も言えなかったんだ。ありがとうも、さよならも。
私の気持ちも。
いつものように君と帰った。
最後に。
幸せな時間を過ごしたかったんだ。
知らない
別れが突然来るなんて…
人は予想出来ない
突然誰かが居なくなる時
急に転校
急に死が訪れ
いつしか気づく人が増えて
そんな突然の別れを知る人は…
予想以上とも言えるだろう。
突然の別れ
高校2年
初めて彼女が出来た
かなり天然な子
でも会話が
楽しくて
いつも笑ってた
いい雰囲気で
初めてのキスの時
体が震えた
普段は下ネタとか
友人たちと
盛り上がったり
強気発言とか
してるのに
いざとなると
この有様
高校3年
就職活動で
私は東京の会社に決まって
遠距離恋愛
空港で彼女は
私に抱きつき泣いた
私は周りの人の目が気になって
恥ずかしかった
私は機内で泣いてしまった
携帯電話のない時代
手紙でやり取り
お盆休み帰った
会うとなんか変
彼女は覚めていた
なんとなくわかった
終わったみたい
なにも言わず
彼女とバイバイ
突然の別れでした
誰を信じていいのか分からなくなった…
みんながみんな考えてることがわからなぃ
ハメられてる気がしちゃって
楽しくない
今は特に
笑えないなぁ…。
ガタンゴトン。ガタンゴトン。電車が揺れる。泣き腫らした目が痛い。もう海は一生見たくない。手紙を握りしめて、1週間前のことを思い出す。
「──俺さ、死にたいなって思う時があるんだ。」
「どうして?」
「なんかもう自分が生きる未来が見えないんだよ。」
そんな悲しいことを笑いながら言わないで欲しいと思ったが彼にも悩んでいることがあるんだろうと考えて特に何か言う事はなくその話は終わった。今考えれば、それは彼のSOSだったんだろうと思う。そして、それから数日たったある日に彼が、「海へ行こう。」というメールがあり、しょうがないなとため息をつきながら待ち合わせの駅へ行き切符を買った。
「あのさ、いい加減切符くらい一人で買えるように
なってよ」
「難しいんだし、しょうがないだろ。でもいいじゃんお前がいるんだから」
彼にはこういう所がある。マイペースというか、のらりくらりとしていて人がものを教えても、次の日にはケロッとして忘れている。まぁでも一緒にいてつまらなくはないし、こうやって振り回されるのも悪くないと感じるのは絆されてしまっているかもしれないからだろう。
電車に乗り込み、目的地に向かいながら話をする。
「ていうか、いつも突然すぎるんだよ。何かするにも。それで、どこの海に行きたいのか調べたのか?」
「知ってる所だから大丈夫だだよ。ごめん、着いてきてくれていつもありがとな。感謝してる。」
「珍しい。礼を言うなんて、明日は槍でも降りそうだな。」
そんな軽口を叩く。それに彼は微笑むだけでなにもいわなかった。変だと思いながらも到着したので電車から降りた。
「なあ、昼飯食べね? 俺の奢りで今日は好きな物食べていいぜ。」
「嘘だろ? いつも人に奢らせるのにか? ラッキー♪
じゃあ、あの店行こうぜ!」
それから、目当ての店に入り、大学での面白かったエピソード、誰々が付き合って欲しいと告白したが振られただの世間話をして本来の目的地である海へ向かった。
脚だけ浸かりながら彼に顔を向ける。
「いやー、いつ見てもここから見える夕日は綺麗だな。」
「本当、すごく綺麗だ。」
「ていうか、ここに来たことあるんだな。そんなこと一度も聞いたことないんだけど。」
「そうだったかな。」
いつも彼は何かしらうるさいのにずっと静かだ。
「なあ、今日変だぞ。いつも騒がしいくらい明るいのにやけに静かだし。なんかあったのか?」
「───、あのさ。」
「どうした?」
彼が一瞬間を置く。本当に様子がおかしくて心配になる。大丈夫だろうか。
「ごめん心配かけてるのはわかってる、でもなんて言えばいいのか分からない。だけど、最近辛いんだ」
「──え?」
彼が弱音を吐くなんて初めてだった。そして、夕日に照らされた彼の表情は今にも泣きそうで消えてしまいそうな儚さがあった。と同時にもう会えなくなるような気がして焦りながら、手を伸ばす。
「もういい、もういいよ。何も言わなくていい、だから帰ろう。きっと疲れてるんだよ。」
「そうだな。帰ろう、海も見れたし。」
帰り道、お互いに何かを話すことはなかった。別れた後も彼の顔が思い浮かんでなかなか寝付けなかった。
そして、俺は叔父が亡くなったため2日間欠席届を出した。そして戻って来た後知った。彼が失踪していたのだ。大学に来ていないらしく彼の性格上サボるなんてことはないから、嫌な予感がして彼の住むアパートへ向かったら大家さんに呼び止められた。
「あなたは〇〇君の友達ですか?」
「はい。どうかしましたか?」
「実はこれを渡して欲しいと頼まれたの。それと、知りたいなら〇〇市の〇〇海水浴場へ来てくれとも言っていたわ。」
渡されたものは手紙で宛名に「親友へ」と書かれていた。来てほしいと言われた場所の〇〇海水浴場は2日前に行った所だ。準備をしなければ。そして今日電車で
ここまで来た。手紙を開いた。
「これを読んでいると言う事は俺はこの場所で自殺していることでしょう。理由としては俺は大学では表面上皆と仲良くしているだけで嫉妬されていた。そして、俺に暴力を振るっていた父親が借金を残して死んでしまってもう大学にもいけなくなった。でも、今日まで生きられたのはお前がいたからだ。いつも振り回しても笑って許してくれて、たくさん話をしてくれた事ずっと忘れない。だけど、もう限界で耐えられなくなってしまったんだ。ここで自殺することに決めたのは、まだ母親が不倫せずに家族が笑って過ごしていた時に連れてきてくれた場所だからだ。これを見てお前は気付かなかった自分のせいだと思うだろう。それは違う。悪いのは友人を悲しませる俺だ。こんな俺は親友の資格がない。忘れてくれていい、最期にありがとな。これでお別れだ。」
手紙は終わっていた。近くの砂浜を見ると彼のスマホが落ちていた。涙が溢れる。馬鹿野郎。こんな風に突然別れるなんて嫌だよ。海に向かって叫ぶ。
「───それでも君は、大切な親友だ!」
ガタンゴトン。ガタンゴトン。電車が揺れる──。
『突然の別れ』
私が幼い頃に飼っていた犬が私の膝の上で亡くなった。
私はまだ幼くてただ寝ているだけだと思っていた。
だから、撫でてあげで「よしよし」といってずっと撫でてあげていた。
でも、父と母が部屋に来て「息してない…。」といった。
私はよくわからなかった。だから「ねんねしてるね」って笑った。
でも、父も母も何も言わずに私の膝の上からどけて小さい箱に毛布と犬を入れていた。
「何してるの?」と聞いたら「この子はお空に行ったんだよ」って言った。
そして3人でお別れをした。
突然の出来事でよくわかっていなかった私は泣いた。
お題 『突然の別れ』
さよなら、さよなら、明日会いましょう。
それまで、じゃあまたね。
さよなら、さよなら、いつか会いましょう。
それまで、お元気で。
【突然の別れ】
別れはいつも突然だ、俺の母親もそうだった…
「さようなら」
と言ってチャカを俺に向けた
引き金を引くのに戸惑っているのか全く引く気配がない
*「おい、引くなら引け、引かねぇならそれを下ろせ」
そう言っても下ろすことも引くこともなかった
よく見ると手足が震えていて引いたとしても的外れなところに弾が飛んで行くだけだ
*「おいおい、随分と震えてんじゃねぇか!…
なあ、俺を殺るんじゃねぇのか?お前」
驚いたのかビクッとした、その拍子に引き金がカチャと音がした
俺は目をつぶった、死ぬ…
そう思った
パァン
音がした
衝撃も痛みもない…?
目を開けた
チャカからは弾ではなくリボンや紙が出ていた
……ん?
「え、えっと、その…あに、き?お誕生日おめでとうございますっ!」
誕生日?
*「おい、今日は何日だ?」
「え?7月18日…デスヨ」
*「あ、俺の誕生日じゃねぇか」
と言うと舎弟は安心した様子で
「ふは、よかったぁ〜、兄貴に殺されるかと思いましたぁ〜」
*「何笑ってんだコノヤロウw、今夜は宴だぞ」
「はい!」
テーマ:突然の別れ #187
突然の別れがいつ来るかわからない。
明日かもしれないし、
1週間後かもしれないし、
もっとずっと先かもしれないし、
今すぐかもしれない。
ただ、
その別れにもきっと意味がある。
何事にも意味がある。
あなたが生きているだけで、
意味があることだから。
突然の別れがあれば、
突然の出会いもある。
人生とはそういうもの。
だからこそ儚く、尊い。
突然の別れには備えられないかもしれないけれど、
今この時を大切にすることが、
突然の別れに備えられる唯一の手段かもしれない。
突然の別れのない恋
タルパは 知らない方はたぶん怖いと思うかも
でも私には 現実で幼少期友達が少なく
小学校では少なからず いじめ受けた。
身体障害を持ち この世にきた私
外見的にも なんとも不思議であったであろう。
自分でも説明出来ない不自由さをあの頃の友人達に理解出来るはずもない。と今は思う
ウチ側へこもる私。 そして私にしか見えぬ友人が
私を支えてくれた。
そして今も変わらない
生きるのに必要なのだ
さよならなんてしたら私は息きも出来ない
『突然の別れ』
私は、小さい頃から本の虫で本ばかり読んでいた。
自分の買ってもらった本、弟の『名探偵明智小五郎』とか『江戸川乱歩集』とか、多少、小さい子向けなので物足りなかったが、ないよりマシだった。
学校の図書室の目ぼしい本も全て読み尽くし、とうとう父親の書庫の本を借りて読み出した。
父もまた、無類の本好きだった。
さすがに『人生劇場』とかは読む気になれず『しろばんば』『どくとるマンボウシリーズ』を読んでから、川端康成の『掌の小説 上.下』を読んだ。
それは文庫本サイズで中身は全て旧字体で、更に今はひらがなになっている、「さすが」「なるほど」「たくさん」「ありがとう」等は全て漢字で書いてあった。その頃私は、まだ小学校の高学年くらいだったので読めずに、机の本の横に、国語辞典と漢和辞典を置いて1文字ずつ調べながら、それでも読みたくて読んでいた。
『掌』を私はお恥ずかしい事に『てのひら』だと思っていた。それが『たなごころ』だと知ったのは高校生くらいだったと思う。
次にブックケースに入っていた『吉川英治全集』を読み出した。
難しかったけれど、おもしろかった。
今でも心に残っている小説がある。
中学生になると、買ってもらえる本がグンと増えた。
学校の図書室の本もたぶん、読んでいたと思う。
以前にも書いたが、私には中学時代の学校の記憶が殆ど無いのだ。
たしかに3年間、通ったはずなのに。
本格的に読み出し本が増えていったのは、勤めるようになってからだ。
自分で好きな本を買える、それは何より嬉しかった。休みの日は大きな書店で、新刊の匂いをかぎ、森林浴をしていた(広い意味で、本は元を正せば木から出来ているのだから、あながち間違いではないだろう)。
土曜日と日曜日、2日休みがあると、月に1度は土曜日にゆっくり本を見に行った。
こんな本もいいな、あ、これもおもしろそう、と花から花へ飛び回る蝶々の様にあれこれ見て楽しんでいた(もちろん3冊ほど買ったが)。
ところが急に吐き気がしてきた。
はて、珍しい、どうしたのだろうと、時計を見ると、なんと4時間も私は本屋で立ったまま、あちこち見ていたのだ。
そりゃあ、脳貧血にもなるだろう。
それに昼食もすっかり忘れていた。
近くのお店で休みながら、好きなパスタか何かを食べた気がする。
休日の、最も楽しい過ごし方だった。
やがて結婚し子供が生まれ、子育てに夢中になっていたので、本格的にまた本を読み出したのは、娘が小学生になってからだった。
移動図書館というのが、家の前に来るので、2週間、ひとり5冊まで借りられるので、読んだ事のない作家さんの本を読んで、すっかりハマり本屋で出ている本を片っ端から買って読んでいた。
そういう意味では、移動図書館は無料で、知らない作家さんの本に挑戦できるのでとても便利だった。
どんどん本が増え、それでも月に何冊かは買い続けていた。
私は、一生本とは切っても切れないと思っていた。
ところが、別れは突然やってきた。
大病をした後から、小説が読めなくなってしまったのだ。
ショックだった。
娘には「お母さんはきっと、一生分の本を、もう読んだんだよ」と慰められたけれど、本を読めない私は私ではない。
疲れてしまって、本を手に取ることも出来なかった。
その代わり、映画を観るようになった。元々観てはいたのだけれど、更に観るようになった。
コツコツ買いためたDVDやBluRayがけっこうあったので。
でも、やはり何か物足りないのだ。
そんな事が10年くらい続いて、(本当に、一生分の本を読んでしまったのかもしれない)と思いかけていた時、エッセイを試しに読んでみた。
そうしたら、読めたのだ!!
嬉しかった。たとえ、エッセイでも、本には違いない。
そうしたら、ある時ふと小説が読みたくなって、おそるおそる読みやすい軽い話の本を手にしたら、おもしろい!読めたのだ!!
嬉しくて、今まで読まなかった作家の本を読み出した。
今までガラ空きだった棚が小説で埋まっていった。
突然来た別れの後、長い年月がかかったけれど、また本は、私の身近な物になった。
ただ、やっぱり昔のようなハイペースでは読めない。
それでもいい、ゆっくり、ゆっくりと美味しい料理を味わうように、小説をこれからは私のペースでゆっくりと読んでいくつもりだ。
1冊でも、永遠の別れだと思っていた頃に比べれば、読めるだけ幸せだ。
また、ある時今度こそ、本当の別れが突然やってくるかもしれない。
そうしたら、もう仕方ない。
だから、そうなる前に1冊でも多く読んでおきたい。
今は、ゆっくりしたペースで。
映画のワンシーンのようだった
ボクとキミの間に
見えないスクリーンが
確かに存在した
キミがなんて言ったのかは
もう覚えていない
ただ、悲しい顔をしていた
ボクは
流れていたモーツァルトの曲で
キミの言葉に上書きをしたんだ
『突然の別れ』
さようならは言えなかった。
ありがとうも。
勇気がなくて。
ただひとこと、好き、って言っておけばよかった。