『空を見上げて心に浮かんだこと』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
空を見上げて心に浮かんだこと
外に出て空を見上げればいいだけなんだけどこの季節は外に出たくない······。というか今の季節は外に出たら暑い以外の感想はない。
とは言ったものの昨日今日は雨のおかげでわりと涼しかったんだよな。まぁ涼しいといってもエアコンはつけてるけど。
気温はよくても湿度がやばいんだよな。それに部屋の温度計が熱中症の警告のところに針いってたし。なによりエアコンつけないと脳がゆだる感覚ある。
だから体感涼しくても温度計を見てやばそうだったら、もしくは脳が警告を発したら迷わずエアコンをつける。これが現代の生き方よ。
トイレいく時にエアコンが届いてない場所を通るんだけど涼しいんだよね。でもそこにも温度計を置いてあるんだけど見たら三十度近いんだからびびる。どうなってんだよ。
ここ何年かの暑さで気温に関するセンサーがバグったのかね。もう体感温度なんて信じられない。信じられるのは温度計だけだ。
まぁここ数日の涼しさは直射日光がないってのが大きいんだろうな。日の光がないと気温は高くても耐えられる感じする。俺はエアコンつけるけど。
空を見上げて心に浮かんだこと
雲が恐竜の顔に見えた
また人に迷惑をかけた
この苦しい気持ちを
食べてくれないかな…
✴️90✴️空を見上げて心に浮かんだこと
「『執筆者でも誰でもともかく大多数対象をAと置く』と、『Aが空を見た後、事柄Bを思い浮かべる』が満たされりゃあ、今回のお題はぶっちゃけ、何でも書けるな。『空だ→青いな』とかさ」
まぁ、問題はそっからどうやってハナシを膨らませるか、だけど。某所在住物書きはため息を吐き、天井を見上げて、心に浮かんだことを呟いた。
途方に暮れたとき、心境をリセットしたいとき、
ただの散歩途中、夜空の鑑賞、夕暮れ時の月。
小雨だの土砂降りだのの続く悪天候を見上げることも、あるかもしれない。
低山の登山で山頂を目指している時でも良かろう
――飛行機登場中は見上げるのではなく、既に空が横にあるか。
「俺自身は、空見上げて……」
自分自身は、空を見上げて何を思い浮かべるだろう。物書きは視線を天井から、窓の外へ移した。
数秒見て、思考して、再度空を見て、ぽつり。
「……別になんも浮かばねぇ」
ひと、それを感受性に乏しいと言うかもしれない。
――――――
快晴快風の昼の空、あるいは燃える夕暮れを見上げ、青やら白やら茜色やらに、何か思いを包んで綴る。
素直に読めばこの光景、少し捻くれてもこの設定。
そのことごとくを崩して捻って、変わり種を錬成したかっただけのおはなしです。
最近最近の都内某所、某稲荷神社敷地内の一軒家に、人間に化ける妙技を持つ化け狐の末裔が、家族で仲良く暮らしておりまして、
その内末っ子の子狐は、善き化け狐、偉大な御狐となるべく、人の世で不思議な不思議なお餅を売り歩き、人間を学習して修行の最中。
週に1〜2回、ホオズキのあかりを担ぎ、不思議なおまじないやご利益をひと振りふた振りしたお餅を葛のカゴに入れ、たったひとりのお得意様のところへ、コンコン、営業にゆくのです。
末っ子子狐の一軒家も、森と木陰と土と水とで十分涼しくはありますが、お得意様のアパートは、文明の利器たるエアコンが絶賛稼働中。
ベッドに置かれた通気性の良いタオルケットも、接触冷感の枕も、ひんやりしていて最高です。
道中どれだけ暑くたって、ゴールの室温26℃前後を思えば、ちっとも苦しくありません。
今日も1個200円、値段のわりに大きくて栄養満点、かつおまじない付きのお餅をカゴに詰め、しっかり人間に化けて、夜の東京を歩きます。
とてとてとて。街灯や照明の影響で、星の光の届きづらい夜空を見上げ、コンコン子狐は思い浮かべます。
北の小さな霊場に嫁いだお姉さん狐が言うには、向こうの空は星がぎっしり輝いて、氷か飴の粒を敷き詰めたように、キラキラ美しいのだそうです。
氷かぁ。かき氷お餅とかあれば面白そうだけど、どんなお餅になるのかな。
子狐はこっくりこっくり、悩みながら歩きました。
とてとてとて。高層建築建ち並び、見える範囲の限られる夜空を見上げ、コンコン子狐は思い浮かべます。
南の古い拝所を見てきたお兄さん狐が言うには、向こうの空はさえぎる物が少なくて、どこまでも続いており、海と空が青と青でくっついているそうです。
青かぁ。ソーダお餅やラムネお餅があれば涼しそうだけど、きっと作ったら売る前に食べちゃうや。
子狐はじゅるりるり、味を想像しながら歩きました。
とてとてとて、ピンポンピンポン。
かき氷お餅にソーダお餅、ラムネお餅を思い浮かべながら、道中ついついスイカのアイスを買って食べてしまったコンコン子狐。ようやくお得意様が住む、アパートの一室にたどり着きました。
あんまり食べ物のことを思い浮かべてしまったので、
おとくいさん、こんばんは
といつも言ってる口上を、
「おとくいさん、いただきます!」
と、元気な声で、コンコン、言ってしまいました。
「『いただきます』?」
自称捻くれ者の実は優しいお得意様、子狐と子狐の背後の空とを見つめて、見上げて、穏やかにため息。
それからぽつり、勘違いして言いました。
そういえばそろそろ満月です。
「見上げた月から餅でも連想していたのか?
それとも、単純に腹が減った?」
優しいお得意様、子狐にお揚げさんだのお稲荷さんだの分けてやって、ひんやり冷茶もくれたので、
コンコン子狐、それらをペロリたいらげて、狐尻尾など幸せに、ビタンビタン、振り倒しましたとさ。
おしまい、おしまい。
空を見上げて心に思ったこと
曇り空の上には必ず青空が広がっている
地上から見える空の向こうを考えて過ごせば
心はいつも晴れやかで過ごせるかもしれない
そうありたいね
澄んだ青を見上げた時、
ふと逢いたい人を想うことがある。
心は雨模様が多いけれど
誰かの幸せを願える人でありたい。
「空を見上げて心に浮かんだこと」
空を見上げた時、目の前の広い空が青いと爽快感が上がる。同時に幸福感も上がる。それから何かの形に似た雲を探す。そんなひとり遊び。幾つになっても。
だけど空がいつも青いとは限らない。爽快な青空はラッキーなんだ。また幸福感が上がる。
「空を見上げて心に浮かんだこと」
子どもに付き合ってアンパンマンを見ることがあるのだが、夕日がボンカレーに見える
他にも気になるところは多々あるが
ジャムおじさんが締めの台詞を言い、アンパンマンが「そうですね」と同意し、完結の短いBGMが流れ、夕日のカットで終了するのがだいたいの流れだ
私がアンパンマンの「そうですね」の台詞をついハモってしまい、「今回もそうですねで終わった…」と思っている間にボンカレーに見える夕日はいつも輝いている
電柱にぶつかるかもしれないし
屋根が飛んでくるかもしれないし
水やりの流れ弾喰らうかもしれないし
バナナの皮を踏んで転ぶかもしれないし
犬に噛まれるかもしれないし
猫に引っかかれるかもしれないし
アリを踏んじゃうかもしれないし
飛び出てきたボールを蹴っちゃうかもしれないし
クラクション鳴らされるかもしれないし
踏切に侵入しちゃうかもしれないし
おばあさんの助けに気がつけないかもしれないし
まぁ、不審者と目が合わないからいっか
『空を見上げて心に浮かんだこと』
眩しい……
なんて事のない平凡な日常
いつも通りの日常
飽き飽きしている日常
そんな日常にちょっとした刺激が欲しくて下を向いている頭を上にあげた
なんていい事を言ったって感じにしてみたがただの気まぐれだ
昔は雲を眺めてるのが好きだった
日ごと、時間ごとに変わる雲の形や流れを見ているのが何となく好きだった
別になんてことは無い
授業で習った雲を見ては雨が降りそうとか季節の雲だっと親に話していた
ずっと下を見ていたせいかはたまた目まぐるしい日常に押しつぶされていたのか久しぶりに見た空は眩しかった
もうすぐで梅雨があける
これからさらに眩しくなると思うとめまいがしそうだった
昔はこんな空を見てもなんとも思わなかったのに思うようになるってことは成長したのか心が汚れてしまったのか、はたまた心が疲れてしまったのか
今の自分はそれすらも分からない
でも、少しだけ心の中の何かが変わった
ほんの少しだけ気持ちが変わった
下げた頭は下ではなく前を見ていた
子供たちが無邪気に走り回っている
「眩しいなぁ…」
この道の先に
『海坊主』
「この道の先に行くなら、海坊主に気をつけな」
通りがかりの漁師に呼び止められた。
私は岬のはずれにあるという幻の料亭を目指し、一人海沿いを歩いていた。
海坊主というのは海に住む妖怪の一種である。
海沿いを通る人々に問答を仕掛けて惑わせ、海に連れ去ってしまうのだという。
海坊主の風体は、タコの様なテカった顔に縮れ毛、不敵な笑みを浮かべた老人だそうだ。
私は漁師に礼を言い、焼けるアスファルトを踏みしめて更に歩いた。
しばらく進むと、私はそれらしき妖怪に出会った。
それは漁師が言っていた通りの風体だった。
が、私はその男に見覚えがあった。
岬の遊歩道に立っていた男は、井上陽水そっくりだった。
というより本人だった。
黒のサングラスにアロハシャツを着ていた。
「探しものは何ですか?」
井上陽水は言った。白い歯が眩しい。
私は黙った。海坊主は人語を語るが答えてはいけない。
そう言われていたから。
「見つけにくいものですか?」
私はただ首をふった。海坊主に対して頷いてもいけない。
漁師からは、そうも言われていた。
「夢の中へ、行ってみたいと思いませんか?」
陽水がつぶやくと、どこから現れたのか、屋根付きのテラスとテーブルが現れた。テーブルの上には唾があふれてきそうな海鮮料理がずらりと並んでいた。
陽水は海坊主ではなかった。彼は、知る人ぞ知る料亭のシェフだったのだ。
「エビ、食べいこう」
私は焼きエビ、蒸しエビ、刺身とを、次々にほうばった。
それらは今まで食べたどんなエビもかすむ、極上の一品だった。
「もっと食べて」
陽水が言う。白い歯が蜃気楼のようにふわふわと笑っている。
「ウニ、食べいこう」
私は正直ウニという食べ物があまり得意ではない。
しかし、そのウニはあまりにもクリーミーで、舌の上を涼やかに滑った。
それはまさに潮騒のアイスクリームのようだ。
「食べて、もっと食べて」
陽水のサングラスが入道雲を反射している。私の心は、夏模様。
「カニ、食べいこう」
私はカニにかぶりつこうとして、うっかりテーブルの下にカニ足を落としてしまった。
そして思わずギョっとした。
私の足が無かったのだ。
正確に言うと、足が魚の尾鰭になっていた。
腰のあたりを触ると鱗があった。
私の身体は、じわりじわりと魚になっていた。
「割り切って行こう」
陽水がうんうん頷いて笑っている。
これは駄目だ。
食べちゃいけないやつだ。
でもカニは食べたい。
限りない欲望。
「食べません」
私は振り絞るように言った。
その瞬間、晴れ渡っていたはずの空が黒くなりピカっと稲妻が走った。
一瞬にして嵐になった。
陽水は困ったように天を仰いだ。
「傘がない」
滴る水滴を拭いもせず、とまどい右往左往した。
不意に陽水が翼を広げた。そんな風に見えた。
そこにいるのは一羽の巨大なペリカンだった。
ペリカンは私に目もくれず、残された料理を喉にガツガツと詰め込んでゆく。
そして嗚咽するような咀嚼を終えると、雨にうたれながら岬の彼方へと飛び去った。
ペリカンが見えなくなると、先ほどまでの嵐が嘘だったかのような快晴に戻った。
身体だけがずぶ濡れだった。
ぬかるんだ地面をトントンと踏みしめ、元通りになった脚をさすった。
浮かんだことは「閉塞感」でした。
木々に囲まれ、空が曇っていたことがそう言う思いをさせたのでしょう。
さらに浮かんだのは、曇り空が急にテレビの砂嵐のように乱れ実は世界はホログラムだったことが露わとなり、世界が崩れていく光景でした。
そんなことを思いながらも今日も学校へ自転車を漕ぎ出した自分偉い。
ステンドグラスの光
珈琲に溶けた虹の色
いつか見たサヨナラ
キミは青色に染まる
寂しくなんかないさ
この場所も悪くない
ボクの強がりは顕在
運命の輪がカチリと
音を立てた覚えてる
煙草を燻らす横顔は
似合ってはいないよ
切り取られた景色に
キミの姿はそのまま
愛は見つかったかい
眩しいくらいの空は
小さな声で囁くんだ
いつもいつもいつも
『空を見上げて心に浮かんだこと』
暑い
高い
青い
遠い
怖い
空は見えるけど見えない
水に反射して光が目に届くだけ
寂しい虚しい
ひとりぼっちになったような気がする
何もない空間に飲まれていくような
今も記憶も未来の展望も全部投げ出して
見えなくなっても構わないと思うほど
空っぽで広くて深い
深い
全部飲まれてしまったら空元気になって
また自分の中に戻る
なんだか満たされたような気がする
今日は曇っている。
試合の終わりまで神様が雨を降らせなければいいな、
あわよくば今日で最後の私たちに勝利の喜びを与えてくれたらいいな
酷い雨の後なのに晴れきらない空。薄い雲が眩しくて落ち着かない。
割と頻繁に空を見上げる癖がある私としては、晴天よりも豪雨よりも、一等眩しくて孤独になる空だと思っている。異物が自分くらいしかない。
開けた場所でこういう空を眺めると、鳥の有難みを知る。太陽も月も稲妻もない時、唯一空を動いている生き物。
曇り。天気を表す言葉としては、良くもなく悪くもない。
けれど、もやもやーっと、じめじめーっと、なんとなく心がむず痒いのは、この天気のせいかもしれない。
いっそのこと土砂降りですべて洗い流してよ。
なんて、天気のせいにしたいだけだね。
/空を見上げて心に浮かんだこと
1. 空を見上げて心に浮かんだもの
先日まで、現代文で『空の怪物アグイー』を学習していたのを思い出した。その人にとって替えが利かなくて大切なのに喪ってしまった存在が空を浮遊するという。
現実世界の«時間»を生きるのをやめるか否かとか、そもそれらがが精神的な空に浮かんでいるかとかは別としても、そういう存在はある人にはあるのだろう。
もしもそんなものがいつも見える場所に現れてしまったら、と思うと恐ろしい。喪ってしまったのだから、姿を見せないでほしい。忘れたい。でも、忘れるのは怖い。そんな気持ちの表れが空を浮遊していることなのだろうか。
再び空を見上げると、やはり雲が浮かんでいる。湿り気を運びながら。
空を見上げて思い浮かんだこと……
普段、空を眺めて思索に耽っている人などいないだろう。
お題として出されて初めて考える者が多そうだ。
私もそうなのだが、世に遍在する物に接すると私は大抵過去のことを思い出す。
大空の下で彼女と戯れ合ったこと……
星霜の
世界が幾ら
広くとも
手前の苦悩
減ることもなく
【空を見上げて心に浮かんだこと】
空を見上げて浮かんだ事。
そもそも空を見上げることが少ない。
夜空を見上げると、星が綺麗だと感じる。
朝空、夕空、青空を見上げると、やはり綺麗だと感じる。
しかし、それを見た所で何かインスピレーションを感じた事はまだ無い。
このお題を見てその域に達してみたいと感じたので
その日を楽しみにして、今日から毎日空を見上げてみようかなー