乱雑無章

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1. 空を見上げて心に浮かんだもの

先日まで、現代文で『空の怪物アグイー』を学習していたのを思い出した。その人にとって替えが利かなくて大切なのに喪ってしまった存在が空を浮遊するという。

現実世界の«時間»を生きるのをやめるか否かとか、そもそれらがが精神的な空に浮かんでいるかとかは別としても、そういう存在はある人にはあるのだろう。
もしもそんなものがいつも見える場所に現れてしまったら、と思うと恐ろしい。喪ってしまったのだから、姿を見せないでほしい。忘れたい。でも、忘れるのは怖い。そんな気持ちの表れが空を浮遊していることなのだろうか。

再び空を見上げると、やはり雲が浮かんでいる。湿り気を運びながら。

7/17/2024, 12:37:42 AM