『空が泣く』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
水滴が一筋、天を仰いだ私の頬を伝った
タオルで拭って、天道様の下で笑ったわ
...目元の赤みは、見て見ぬフリをして
--二作目--
ポツリ、っと、其処に君が立っていた
唯静かに、雨が降っている事を知らないかの様に
ふと、君が此方に振り向いて、
ニコッと、太陽の様に明るい笑を浮かべた
そうして、君は何も言わずに其処を去ってしまった
...それ以降、君は自分の元から姿を消した
__空は未だ、陰り泣いている
...最後、君の頬を伝った水滴は
果たして、本当に雨水だったのだろうか__
#空が泣く
414作目
空が泣いていた
蒼く澄み渡っているのに
大粒の涙を流して泣いていた
雨は誰かの恋の涙だと短歌で知ったとき
私は雨を好きになった
傘に当たる雨音さえも愛していた
きっと叶いはしない敵わない恋もあるだろう
今日は泣いていた空も
明日には晴れ渡るかな
誰かを想い空が泣く
空が泣く
そこにいるのが当たり前のように照らしてる
夏は強く激しく
冬は優しくじんわりと
いつも変わらず照らしてる
そんな君の顔に表情をつけるとしたら、ほとんどの人は笑顔を書く
それほど君はいつも明るく笑ってるイメージなんだ
そんな君にも泣きたい時はあるだろう
私もそう、みんなそう
つい我慢してしまうけれど、一人になれば泣いてしまう
今にも泣きそうな空
雲に隠れて
何処かで泣いてるんだろうか
いっぱい泣いていい
無理に笑わなくていい
今度は私達が変わらず待っている
どうせ君なしではいられない弱い存在なんだから
end
【狐の嫁入り】
幼い頃の話である。
車に乗って英会話教室に向かっている途中だった。
晴れた空から、いきなりポツッと雨粒がフロントガラスに落ちてきたのだ。
晴れてるのに雨?
私はとても不思議で堪らなかった。
すると母は、
「狐の嫁入りだ」と言った。
「狐の嫁入り?」
「うん。狐さんがね、結婚式で喜んで泣いているんだよ」
私は「へえ〜!これは狐さんの嬉し涙なんだ!」と感動したのを覚えている。
母の言う「狐の嫁入り」が本当に正しいのかは分からないが、
今でも天気雨が降るたびに「嬉し涙だ!」と思う私が居るのだ。
しかし、同時にこう思ったりもする。
天気雨が嬉し涙ならば、
酸性雨は「これ以上苦しめないで」という、SOSなのだろうか。
空が泣く
泣き止むのを
ただ静かに待つ
他に出来ることもないから
泣き止んだ後に
空を見上げて
綺麗になったなって思う
ひとまず、この場の空はだけど
空は泣いただけで
私達に伝えたいことはない
私達は空の泣き方で知ってることを
私達で気をつけるしかない
空が泣く
涙にずぶ濡れになる
僕が泣く
涙で涙が隠される
泣いたのは
何故
泣かせたのは
誰
盛夏の半袖
黒い涙落つ
「空が泣く」
空が泣く
遠く疎遠になったあの人は
今もげんきにしてますか
つらくて、さみしくて
泣いていませんか?
空が泣くように
・空が泣く
よく、アニメやドラマで悲しいことがあると
雨が降ることがありますよね
それは、空の涙なのか……
あるいは……
「空が泣く」
空が泣く…。
たぶん、雨が降る的な意味なんだろうか?
初めて見た表現かも。
もし雨が降るという意味合いなら、素敵だな。
好きかも。
《感情とリンクする空》
(刀剣乱舞/乱藤四郎)
その日、乱藤四郎はとにかくツイていなかった。
馬当番では馬に髪を食べられ、昼餉は苦手な物が出て、
気分転換に万屋に足を運んだが、欲しかった品が売り切れ、挙句帰り道は雨が降っていた。
「今日は上手くいかないなぁ〜.....」
嘆く乱の気持ちは、まさしく今の天気と同じく泣きそうだった。
「空も泣いてるのかなぁ.....」
乱は、燻る気持ちを吐露しながら雨が止むのを待つことにしていた。
暫くすると万屋街を繋ぐゲートに見慣れた人影が現れた。
「いち兄!?」
「乱が1人で万屋に行ったと聞いてね。傘も持たなかっただろうから迎えに来たよ」
それは粟田口兄弟の長兄・一期一振だった。
乱は大好きな兄の姿を見ると、先程までの心の曇りがすぐに無くなった。
「いち兄を独り占め〜!」
「こらこら。ちゃんと傘を差さないと濡れてしまうよ」
「はーい♪」
空は涙を流すように雨が降っている。
けれども涙と同じなら、いつか笑うように晴れるために流す涙と思えば、雨も悪くは無いと思えた。
無気力だ。
やりたいことがなくなった。
生きることが辛いのならやめてしまえ
火の不始末を起こさないコツは
火を使わないことだ
空が泣く、そんな事あるかな。あんなにいつもニコニコ笑顔で眩しいのに。 でも空にも気持ちが曇ったり泣いちゃう時もあるみたい。私も悲しくて泣いちゃう時もある。きっと空にもあるよそんな日がね。
空が無く、どんな事が起こるかな。ほんとの空は青くて白い雲で眩しいのに。でも空の青は冷静だったり悲しみって意味もあるみたい。でも誠実、自由、そんな意味もある。きっと空を見て貴方の人生は貴方の自由って事を伝えてくれてるのかもね。
今、辛いかもしれないし、楽しいかもしれないけど絶対言えるのは自分は、自分にしか分からないことだらけだから自分を1番信用して限度守って自由に生きてね。って事を
冷たい雫で頬に尽き。その雫は静かに地面へと落ちた。周りの人々が傘を差し歩道を渡り、車は道路に出来た水溜まりな水を跳ねながら雨の中移動をする。ただ1人、私はその場に止まったままだった。私は普段嫌いな雨に感謝した。そして同時に天気は私の気持ちを表してくれるのだと…愛する人をなくした私。そんな私の涙を表すかの様に、共に空がなく
お題 空がなく
今にも泣き出しそうな空の下で、貴女はにこにこと笑ってご伴侶と歩いていました。傘を片手に持ち、もう片方の手はご伴侶と仲良く繋いで、幸せそうに歩いていました。
そんな日が何度もあったことを、俺はよく覚えています。
いつか貴女のご伴侶が亡くなった後で、貴女は空を見上げて思い出すことでしょう。
こんな空の下で、確かに私はあの人と幸福に歩いていた、と。
#空が泣く
母が死んだ。
母は自然をこよなく愛す人だった。
自然に触れ自然のことをいつも気にかける。
周りからは変人がられることも少なくなかった。
自然の中にいる母は、娘の私から見ても美しかった。
そんな母が、今亡くなった。
そして、最悪なことに外は雨だ。
いや、きっと自然をこよなく愛した女はきっとそれと同じぐらい自然に愛されていたのだろう。
だって、今日の雨は少ししょっぱい気がしたから。
テーマ「空が泣く」
わたしがないてるんじゃないよ
そらがくらいの
ただ、それだけよ
その日。
全世界に向けて魔王から、「逆鬼根絶」が宣言された。
「逆鬼?」
「イカれた鬼だよ、根絶か…まあそれが安全なんじゃね」
「120万匹くらいいるらしいけど…」
「魔王が動くんだ、まあ絶滅じゃねえの」
「鬼の権利って認める方向だったよね?急になにがあったんだろ…?」
その宣言は少なからず、世界中の人々を動揺させた。
そしてその宣言はもちろん、私達の耳にも伝わってきた。
「逆鬼…根絶?」
「え、僕…」
ヨアは、逆鬼の証拠であるグラデーションの角に不安そうに触れながら、号外記事を見つめた。
「…っ駄目だよ、殺させない」
「ニュー」
「だって、そうじゃん!私達頑張って共生の道を探してるのにこんなのってない」
グッ、と息を飲む。
「魔王だって…いい人だって聞いたよ、きっと分かってもらえる」
「そう…だよね、そうだといいな」
いつの間にか暗雲が空を覆っていた。
灰色の雲に混じって、ほとんど見えない夕日の光が反射した赤い雲が空を下げている。
生ぬるい化物の吐息のような風が私達を舐めて息が詰まる。
心臓がバクバク音を立てだして、それに共鳴するように遠い空からザアァァァという音が近づいて来た。
空が泣く
5歳になったばかりの、孫との会話が楽しい。
何で?や、どうして?の質問も沢山してくる。その度に、少し立ち止まって一緒に考えたり、会話の中で自分なりの答えを導きだしている様子だ。
最近の気候変動で突然の雷雨の日に、二人で雨宿りをしていた。
雷が鳴って、怖いと顔を歪めた小春は、「すごい音だね〜怖いよ小春。でも何でこんな大きな音がするんだろう…お空が怒っているのかな…。」
続けて雨が降ってきたら、「お空が泣いているんじゃない?」と無邪気な発想で私を癒してくれる。
「そうだね、お空が泣いているんだね。」と私も答える。
「どうして、お空が泣くんだろう…。あ!ケンカしちゃったからかな。」
「そうだね、大ゲンカしちゃったのかもね。」
ゲリラ豪雨で道行く人達は皆大変そうだ。
雨宿りをしながら、こんな長閑な会話をしているのが不思議な程だ。
子供の力って偉大だなぁ。とつくづく思う。
明日の天気予報は晴れマーク。小さな天使からどんな言葉が飛び出すやら…と想像したら笑みがこぼれた。
こうして私の目尻の皺は増えていく。
空が泣く
まるで僕の気持ちを代弁しているかのようだ
どんよりとした空からひと粒、ふた粒
それはあっという間に大降りになって
僕の全身を、周りの景色を濡らしていく
僕はあんまり感情が昂ぶるタイプじゃないから
こんな時にどうすればいいかわからなくて
泣こうにも涙が出てこなかった
だからこの天気は、ありがたかった
雨よ、どこまでも僕を濡らしておくれ
愚かな僕のために
僕のせいで悲しい思いをしたあの人のために
僕の代わりに、あの人の代わりに
その感情を全て僕にぶつけておくれ