『秋風』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
酷く赤く辛い日々
未だ何も見えて来ない
ひたりひたり歩み続け
どこへ行けど暑く熱い。
さらりふわり風が撫でる
頬は水を得たと思う?
前をしかと見ればそこに
新たな風が迎えに来たよ
――サメの言うことにゃ、
秋風
秋の夜はなんだか寂しい
バイクの後ろはあまり風が来ないけど
冷たい空気は感じるから、
1年の終わりの始まりが来た気がして、ずっと続いて欲しいと思うけど
秋風が触れると寂しくて心がぎゅーってなるから
早く新年が来ないかなとか思っちゃうよね
この気持ちわかる人いる?
朝家を出て、「さぶっ」ってなる感じ
澄んだ空気の感じ
でも寒すぎない感じ
今日も頑張るしかないかぁ〜となる感じ
#秋風
秋風
星の下
夜風に吹かれながら
お勉強
紅茶の香り
とんでゆく
秋風
風が冷たいね
秋が来たのかな
いやこれは冬の風だね
秋は来ないの
夏と冬が喧嘩してるからね
秋はどこかに
いってしまったのかも
しれないね
秋風というにはちょっと気温が低すぎたので、視覚的に秋の割合を増やしてみた。栗と、ぶどうと、柿。食べ物ばっかりじゃないと言われたから、もみじと庭に咲いてたコスモスも。
これだけあれば、あの風も秋を運んでるのを思い出して、ちょっとは冬の淋しさを後回しにしてくれるんじゃないかな。
秋風
秋風が吹いてきた
「もう秋か」
秋風と遊んでいる葉っぱたち
秋風を涼しく受けている動物たち
秋風に挨拶をしている木の実たち
秋風がたくさんの物たちに届いていく
秋風が秋を知らせてくれる
秋風が秋を作ってゆく
...もうすぐ秋が始まる
芽吹きそうな種がモグラみたいに奥深く潜ってね、
心に小さな穴が開いたの。
あの穴はあまりにも愛らしく埋めたくなかったの、
歪んでとても醜かったのに。
あたしはね、芽吹きそうな種がすごく憎かったの、
土竜は眼が見えなくて…。
あの日、植えた種を探したよ。故郷で
"魚みたいな瑠璃職人に居場所はありませんよ"。
魚さんはただ佇んでたよ
あたしはね、深く気持ちいい朝を迎えたよ。
なにか足りないの、わかんない。
『しつい』
秋風が吹いたから秋なのか
秋だから吹いた風を秋風だと思うのか
たぶん、どっちも正しい
秋風に限らずだけど、
秋を感じることが起こったから、
今は秋だと感じるのだろうし、
時期的に今は秋だと思っているから、
この涼しい風を秋風だと思うのだろう
とはいえ、今はそうでも
最初はこういう気候を秋と定義しよう
となったのだろうから、
そもそもの始まりというのは、
秋風が吹いたりしたから秋なのだろう
これもたぶんだけれども
*11/12「スリル」10/14「高く高く」加筆しました。
──今日も君の風は優しいね。
同居人の操る風は、季節によってなんだか雰囲気が違う。
冬は冷たい雪の気配を、春は花の匂いを、夏は涼しさを運んでくる。
そして今の季節。秋の彼の風は、寂しさを纏っている。
(秋風)
後日加筆します。
吹き抜ける風が、頬から、手から、熱を奪ってゆく
かじかんだ手は、赤くなって
紅葉した紅葉が、美しい赤に染まっている
美しい景色とともに吹く風は、服の間を縫って体から体温を奪っていく
ふと、人肌が恋しくなる
誰かに抱きしめてほしい、何も言わなくていい、ただぎゅってしてほしい
今日だけで…
この、冷たい風が吹いている間だけでいいから
【秋風】
『秋風』
秋の風は寂しんぼ。
たぶん、1人で街を吹き抜けるのがイヤなのよ。
だって、あんなに綺麗に色づいた
赤や黄色の木の葉を連れていっちゃうから。
秋の風は寂しんぼ。
たぶん、その寂しんぼが私にうつったみたい。
だって、ちょっと風に頬を撫でられただけで、
あの人に会いたくなっちゃったから。
寒いけど まだ半袖で 大丈夫 ショートパンツで いけるとこまで!
【秋風】
秋風
寂しくて…哀愁
秋風
そっと…寄り添う
涙…
狂い咲き 忘れられてる風鈴が壊れるように揺れ叫んでる
題-秋風
秋風が吹いて今年も少し大人になった僕は
少し寂しさを感じるんだ
君の横顔には秋風が似合う
強さ寂しさとが同居する
身体を突き抜ける野分の夜
心 君にとばし抜け殻となる
♯秋風
秋風
あいつと距離を置くようになった……
何が原因なんだか
そういう風に考えてた 昔の日々
自分の非をとにかく反省して
見返せるように
そんな風に 考えるようになったかなぁ
秋風
さめざめと、風が泣いています。
きっと、夏の終わりがさみしいのでしょう。
「おはよ、アキカゼくん」
「ナツキさんおはよ、あれ、髪切った?」
「切ってない。けど、結んだだけ」
「えー! 結んでたほうがかわいいよ。ずっとそのままでいてほしい」
「なにそれ」
だんだんと肌寒くなってきましたね。
冬が近いのでしょうか。
「ナツキさん転校しちゃったね」
「うん……フユネは、行かないよね」
「当たり前じゃない、あんたをおいていけないわよ」
「へへ、そっか」
月が丸く、輝いていますね。
やはりもうすぐ、冬がやってくるようです。
「アキカゼ、ごめんね。でも、何も知らないほうが幸せなことってあるでしょ?」
「うーん、でも、悪いことしたなぁ」
「大丈夫よ、ハルキくん。これは……そう、アキカゼのためだから。悪い事じゃないわ」
「でもさ、まだ"秋"は終わらないはずでしょ? なんでアキカゼくん"還っちゃった"の?」
「……わからない」
冬が終わって、春が来る。
最近は時間の流れが速いです。
「フユネちゃん? フユネちゃんも"還っちゃう"の? ……さみしくなっちゃうな」
「うん、ごめんねハルキくん。ナツキさんにも、また言っといてね。"秋風の夢を叶えてあげて"って」
「……うん。じゃ、また"来年"」
春夏秋冬一回り。
たとえ概念だとしても、心を持たせたくなるのが私の性。
秋になると寒くなる。
普段は近寄らない猫は布団に入って居場所を奪う。
人間は寒くなってしまう。
猫はそんな人間を気にせずぬくぬく過ごす。
いい性格してる。
でも猫って憎めない。