『秋風』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
秋風
秋風は秋の訪れを感じさせるものであり、寒さの合図でもあり、誰かの心を軽くするようなものでもある。
素敵なものだね。
春風は好き。
温かく、優しい風が身を包むから。
秋風は嫌い。
冷たく、鋭い風は身を貫くから。
今日は特に寒く、秋風もビュウビュウ吹いていやがったたのでもこもこふわふわとした、薄い茶色のパーカーを着て行った。そしたら『熊』とさんざんいじられた。
このパーカーを着るのはやめよう
秋風」
新人『風が涼しくなりましたよね。ウチ猫、電気ストーブに当たり出しましたよ」
部長「ひとりで電気ストーブつけはしねえだろ、誰かつけてやってんだろ。例えばお前とか。」
新人「見方によればそうとも取れるかもしれない」
部長「そう以外には取れねえよ。おれんとこマロンちゃんはペット炬燵入ってるからね」
新人「部長んとこのイヌ!マロンちゃんて言うんですか!(クソデカボイスからの爆笑)」
部長(気まず気に)「笑うなよ…ペットにありがちな名前だろ…おやつとかの名前でさぁ。じゃおまえんちの猫なんて名前なんだよ!」
新人「ぶぶ漬けちゃんですね!(自慢そう)」
部長「出されたらそこで帰らなきゃならないの⁉︎」
(見遥かす舞台は黒く闇の川のおもて、そこに一陣の冷たい風が吹き渡り、ススキの銀の穂波が揺れれば既に海。ざわりざわりとうねり蠢き、しだいに新人と部長を乗せて花道を伝って無理やり退場させていく)
秋の風を感じると切なくなるのは私だけなのだろうか。悲しい別れがわかったのが秋だからあの年からずっと苦手なのだろうか。わからないことだらけだ。時間が薬というけれどその言葉はあながち間違いじゃないと思う反面少しだけ間違いだと思う。忘れた気でいても乗り越えたと思っていても匂いや空気はトラウマを悲しみを再び呼ぶ。毎日ここにトラウマの話をするのもきっと乗り越えられていない証なんだろう。でも、それでいい。大切なもののことそんなに簡単に忘れられないから。明日は明日の風が吹くからきっと大丈夫。
テーマ【秋風】
腫れた頬を冷ますように、秋風が吹き人の手より今はこっちの方が優しいや、と思った。
【秋風】
秋風
気持ちの良い風が吹いた。
最近は秋が短く、秋風に吹かれる機会も少ない。
今のうちに堪能しよう。
「秋風」とかけまして
「窓」と解きます。
その心はどちらも「ウィンド/ウインドー」と訳せます。
お題 秋風
思い出ばかり辿って前に進めない
まだあなたとの生活が
この部屋に残ってる
最後に伝えられなかった
胸に秘めた想い
きっと知ってたんでしょう?
【秋風】
「さっぶッまじ寒いんだけど!」
『それな,わかりみ深し』
最近、急に寒くなり秋とは言えない寒さだ
「私の手触ってみ」
『冷たッし...死んでる?』
「死んでねぇわクソが」
『冗談じゃん!気にすんなよ』
これが私たちのやり取りである
冬が近づけば恒例行事とも言う
「まじ寒いはよ行こ」
学校までの道のりは遠い早いとこ暖房なかかった教室に
行きたいと願うばかりだ
そして今日も私達は手を繋いで
いざゆかん!!学校へ
秋風
んー、秋風か。秋風ねぇ。秋の風と言えば、、、なんでしょうねぇ。
何一つ出てきません。
困りましたね。
んー
歩くのにいい季節ですね。走るのもいい。走ってないけど。
家族や友人、恋人、仕事仲間遊び仲間、想い人、それぞれみんなが健康で幸せなら私も幸せなのです。
たまにはこんな終わり方で。
end
秋風
地獄の暑い夏がとうとう終わる…
それを秋風が
…教えてくれる
………………………
だけどまた地獄が訪れる
…………
寒いと言う地獄が…
「秋風」
秋風が吹く。
私は優しい風だと思った。
秋風に吹かれて
わたしの物思いも
晴れてしまえ
秋の太陽に照らされ
わたしのネガティブ思考も
溶けてしまえ
秋の味覚をたべて
わたしの身体が
元気になれ
「秋風」
< 風強よっ 飛ばされない様に俺がお前の手にぎっとく 笑
はぁ、なんかさむくね、? お前風邪引くなよ >
ー呼吸ー
もう考えないでよ
周りのことは考えないで
君は相手が傷つかないようにいつも言葉を選んでいる
人の気持ちを考えることができる優しい子だ
でも、それは一旦やめよう
誰かを傷つけるとか、そんなこと考えなくていい
だって君が一番傷ついてるじゃないか
うまく説明しようとしなくていい
言葉がまとまっていなくていい
良い言葉に変えなくていい
汚い言葉でも良い
今ある感情をそのまま吐き出して
きっとその言葉が、一番痛々しくて、美しいよ
僕しか聞いていないんだ
誰も君のことを悪く言うやつはいない
だから安心して心の声を叫んでよ
お願いだから、君の言葉を消さないで
秋風
(お題更新のため本稿を下書きとして保管)
2023.11.15 藍
紅葉。黄葉。役割を終えた葉がハラハラと落ちる。風が吹いてそれを促進する。
#秋風
唯一『風』が苦手なのです。
木枯らしも、春一番も、疾風も、
つむじ風も、すべて苦手。
うみ風も、ビル風も。
順風も、追い風も、逆風も、
そよ風も、秋風も、扇風機も。
何故かいつも体調を崩してしまうのです。
ーーー秋風ーーー
秋風に乗って、私は飛びたい。
秋風に乗って、私は涼む。
鳥と共に。
さて、行きましょうか。
、、、読んで頂きありがとうございます!
今日は思い浮かばなかったので超適当です( ߹꒳߹ )
♡ゼロかなと思います(*^^*)w
良ければ♡お願いしますw
照り返しが強いとその空間は白く光った。幼子の足の甲には波紋の陰が踊り、遠くではさざ波打つ音がしている。
パチャ、パチャ。
飛び回る足に驚いて退けてゆく鱗が、静かになったときにはうろうろと潜っては離れて。さらさら波に揺られながらピカン、ピカン、と気まぐれに所在を放った。
「タモでも持ってくればよかった!」
半袖から伸びる細い腕の先が水面を荒らした。
そんなとろくさい動作でいきものを捕まえられるわけもなく、幼子の鈍い編みには何もかからない。だが、気にすることもないらしい。
それが目的ではなさそうだから。
パチャン、と跳ねた透明な水が頬にかかる。小さな粘膜がそれを舐め取れば、味蕾は塩味だと言う。
自然がこすれる音。
ざわざわ音を立てて幼子の耳を横切った。生温かい風は七日目の蝉の声を運んでいるらしいが、やはり、幼子は気にすることはない。足を攫う波に夢中になりながら、掌でこめかみの汗を拭った。
ひとつ、くしゃみ。
ガシャンッ――――‼ 割れ物の音。
「?」
「迷い子か?」
声が見下ろしていた。
白地の反物に、衿を跨ぐ青い魚。その優雅さとは対照的に帯には深緑の嵐が刺繍されていた。顔を隠す紙には『声』と記されていて、ビューッと吹く冷たい風に何度もビラビラと捲れかける。
「そのかさ、五百円の?」
「さあ、忘れてしまった」
「雨ふるの?」
「いいや、落ちる」
「おちる?」
ガシャンッ――――‼ 割れ物の音がその傘を打った。同時にけたたましいほど、風鈴の音が幼子の鼓膜を覆った。ガラスがガラガラと粉砕しているらしく、心地良い音などではない。
ビクッと肩を跳ねた幼子が白地の反物にしがみつきながら、傘越しに見上げる。
無数の風鈴。
それが壊れ破片が傘で打っている。足を攫う水がどうしてか、体温を奪いに来ていた。あまりのことに呆気に取られていれば、声は申し訳なさそうに傘を傾ける。
「ようやく代替わりだ」
「さぶいの?」
「そろそろ」
「きんぎょじゃない…!」
寒々しいもみじが反物を染め上げ、肩には葡萄色のショールが色を足していた。あたたかげな装いに幼子のこころが一気に切なさを覚える。
いつの間にか風は冷えていたし、あの眩しいほどの照り返しは終わっていた。
「銀杏に洋酒は合うだろうか」
「ぎんなん、くさいから好きくない」
「どれ、焼き芋屋でも見つけてやろう」
「…うん」
水から上がったときに磯の香りは弱かった。
#秋風