『秋恋』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
橙色に染まった葉に澄んだ青い空。冷たい風が吹き秋の訪れを知らせる。歩く度に落ち葉が音をたて割れる、2年前、彼女と出会った時もこんな天気だった。そして彼女も今日と同じベージュのロングコートに白のリボンが着いたコートと同じ色のベレー帽を被り鞄を持っていた。「あっ!もう遅いよ〜!」そう言う彼女は2年前とまんま同じだった。嗚呼また俺は彼女に惚れなおしたんだな…
お題 秋恋
「秋恋」
世は秋になり
葉も色付き、地面に落ちる
四季の中で一番過ごしやすい時期である
そんな世に一組の若者がいる
恋い慕う者に自分の心の内を言えずにいる
焦れったくも、愛おしいこの時
桃色染まる
頬になり
恋い慕う 紅葉拾いて 簪に
秋から始まった恋が、もうすぐで1年経とうとしている。あの頃は叶うはずないって思い込んで、何度も涙を流したな。でも、今はあの人と連絡する頻度も少し増えてきたし、この前2人で会ったりもした。初めの時と比べたら、すごく成長したなって思う。
だけど、このまま想いを伝えないままでいるのは絶対に嫌だ。いつかは、伝えなくちゃ。わかってるよ。わかっているけど、怖いんだ。傷つくのが、怖いんだ。一体、どうしたらいいんだろう。あなたになんて伝えればいいのかな。
「昔、貝の中から波の音が聞こえるって言うの、あったよね」
「あれは外からの音の中で、潮騒の音と同じような周波数以外が遮られちゃって聞こえなくなるだけなんだって」
「二人で海の音が聞こえる、って、言ってたのにね」
「ねえ、知ってる?貝殻以外にもあるんだよ、そういうの」
「霜ってね、虫の声がするの」
「何言ってるか分からない?ふふ、教えてあげる」
「霜がどうやって降りるか、知ってる?急激に冷やされた物体が、周りの水蒸気まで凍らせちゃって、物体の表面に付いちゃうの。」
「秋の終わりには、結構起こりやすいんだって。その時にね、虫の声も一緒に閉じ込めちゃうんだよ。すっごく綺麗でね、霜が溶けないように聴くのが大変なの」
「聴いたことない?だろうね。霜が溶けるのなんてすぐだもん、ほとんどの人が聴けないよ。」
「ねえ、今からさ、聴きに行こうよ」
「どう、聴こえた?…そっか」
「…あのね、虫の声って、告白なんだよ」
「秋に泣いてる虫のほとんどはね、冬になる前に死んじゃうの。だからその前にメスに求愛して、自分の子供を産んでもらおうとするんだよ」
「…君は、冬まで生きられないって分かったら、告白するのかな」
「私は、しないかも」
「一人で気持ちを抱えて生きるよ、ずっとね」
「何、その顔。想像と違った?馬鹿みたい」
「君ってさ、ずっとそんなんだよね。欲しい言葉を投げかけてもらえるって思ってる。初めて会った時からそうなの。自分がそうできるから、私もそうするべきだって思ってる。多分、無意識でしょ」
「何でそれが私を余計に苦しめてるって分かんないかな」
「君はいつも欲しい言葉をくれるね。でも、今度は間違えちゃったみたい」
「じゃあね、君は、元気でね」
お題『秋恋』
秋恋
秋に始まる恋は長続きするそうだ。
そうこれから。
そういう人と出会ったら大事にレンガを積み重ねるように、焦る事なく関係を深めていきましょう。
他人は関係ない、自分がどうしたいか決めればいい。
恋に季節があるんだと
色移りする季節の中で
君が密やかに煌めいて
夏のような激しさはなくて
サワサワと撫でつけるようなくすぐったさで
澄み渡る雲のように
さぁっと掃き清めたような
そんな そんな空気を纏って
突然僕の前に現れた君が微笑うから
見事に とすん と心が響いて色づいた
紅葉色した秋の恋
✼•┈┈秋恋┈┈•✼
秋恋
僕の手から君と同じ匂いがする。
この時期に鼻がむず痒くなるのは
きっと花粉のせい。
〜秋恋〜
熱で疲れた体を
涼しい風で 体を癒す
気になるあの人が
いつもより近くて
違う熱に狂わせられる
……的ななのかな?
いや、今は暑すぎて
昔の秋が恋しいですよね
紅葉とか 食欲とか
月見とか スポーツとかとか
……いつんなったら涼しくなるんやろ
秋恋っ意味してるか?
秋という季節の恋らしい。
てっことは、秋に恋に堕ちるって感じなのかなね?
ん〜俺は頭はよくねーんでね。
よ〜わからんけど、そんな感じだろう。
だったら、俺は春夏秋冬恋に堕ちてるぜ。
だって、ずっと大切な人に恋をしてるからな。
あはは、お前も自分のことを愛してくれる奴大事に知ろよ
まあ、簡単にいうとな。
俺は、そいつのおかけで毎日が幸せだよ。
お、あいつがきた。
じゃあな
秋恋。
それは、秋に恋することだと思う。
終わりです。
短くてごめんね。
秋恋
気温にも
景色にも
食べ物にも
お洋服にも
朝にも
夜にも
空にも
雲にも
秋はいつものすべてに
恋してしまうみたいだ
題【秋恋】
(登場人物→女の子 天宮莉緒、男の子 瀬川隼人)
私は優しくて、いつも笑顔なあなたが大好き!
これは、秋に恋をした、私(莉緒)の物語。
ー春ー
「今日からよろしくね!新しい制服。」
こんにちは!
今日から高校1年生の、莉緒(りお)だよ!
高校生活が楽しみすぎて、朝早く出ちゃった。
でも、
「満員電車きついよ~!?」
中学生まで、徒歩通学だったから、こんなに大変なんて…。(知らなかった。)
「よいしょ。すみません!降ります!」
はぁ、なんとか降りることができた、けど、人多すぎるって!?
急がないと!!
「って、うわ!?」
トン。
「いた、くない。あれ?トンって?」
「大丈夫?同じ制服だね。」
「あ、ありがとうございます!」
い、イケメン!!初めて見た!本当にいるんだな~少女漫画の人みたい。
「あのさ、よかったら一緒に登校しない?」
「えっ、でも!」
「ほら、行き先も一緒だしね。」
「じゃあ、一緒にお願いします。」
「ねぇ、名前はなんて言うの?」
「私は、天宮莉緒って言います。あなたは?」
「僕は瀬川隼人って言うんだ。よろしくね。」
ドキッ!
「よ、よろしくね。瀬川くん。///」
「じゃあ、僕は天宮さんって呼ぶね。」
「うん。」
「おっ。話してたらいつの間にか学校に着いたね」
「ほんとだ。」
「靴箱にクラス表が貼ってあります!」
「だって。見に行こうか。」
「だね!」
えっと、私は?
「1組だ!」
「そうなんだ。あっ、僕もだよ。」
「えっ?わぁ、ほんとだね!よろしくね!」
「うん。よろしく。」
教室って、意外と広いんだ!
「ねぇ、あれって、瀬川くんじゃない?」
「本当だ。かっこいい!ねぇ、声かけよ!」
わぁ、人気なんだな。
まぁ、私には全くの無関係。
「天宮さん。連絡先、繋いでくれない?」
「えっ!?」
「あっ、ごめん。変なこと言ったね。会ったばっかりで…。話してくれて、嬉しかったから。」
「ふふ。全然良いよ!」
「やった!ありがとう。」
ピポパン♪追加しました。
「試しに何か送ってみるね!」
「うん。」
ピロン♪
「よろしくのスタンプ。今日僕たち、何回よろしくって言ったっけ?」
「確かに。たくさん言ったね!」
「明日から、同じクラス。楽しみだね。」
「そうだね。高校生活楽しみすぎる!」
「「あはは!」」
「あの女の子は誰。たしか、名前は天宮って言ったかしら?隼人と仲良くしてる!イケメンだからってぶりっ子?嫌いなタイプ!」
この女の子は一体?
続きを楽しみにしててね❤️
秋の恋は夏の恋より静か
青
手に触れる風が少し冷たくなって
袖も数日前までは半分だったのに、
昨年度見たっきりの白い袖が長く君を包んで
また、1年1年と終わりを告げる中間アラーム
12月に引っ越すんだと先日知った
どうも君は少しも悲しい素振りを見せずに
きっとまた話せると言わんばかりの眼差しに
僕は、僕はどうもせっかちなもので
疎遠にならずともこの言葉を
君に言わなければ、僕は後悔する
9月下旬の君は、いつもより少し色っぽく見えた
秋恋
なんだか物悲しい響き。
叶わない恋のような気がする。
秋の色とりどりの世界から冬のセピアな世界に移り変わるからなのだろうか?
恋とは縁遠い今を生きている私には、
叶わぬ恋すら羨ましい。
「女心と秋の空」
なんて、言うけれど
私にしてみれば貴方の心だって十分、
「秋の空」だと思うわ
だって
いつも自分から近づいてきてるのに、私の方から近づくと急に挙動不審になったりするし、
意地悪してきたと思ったら、急に優しくしてくるし、
冷やかされたら、嫌そうな顔をしながら、
それでも何故か嬉しそう
まったく、ほんっとうに分からない
貴方の心の移り変わりが
でもね、それでもね
実は少しだけ好きなのよ
いつも冷静な貴方が、
私の行動一つで感情を乱してしまうなんて
なんだろう…
可愛いって思ってしまうの
「ねぇ、」
「?」
「可愛いね」
「なっ?!?!」
その頃、空は茜色に輝いていた
秋みたいな人だった。
急に目の前に現れて
涼しい風を纏いながら
私を暖かな色で包んで
そして
あっという間に去っていった。
恋に落ちた。
待ち続けた。
それでも
木々が色づいても
葉を落としても
きっともう
貴方は現れない。
「秋恋」
秋恋
秋と言えば食欲の秋。読書の秋。スポーツの秋。芸術の秋。行楽の秋。さまざな秋かある。夏の恋は、花火のようにパッと燃え上がりすぐに冷めてしまうが、秋の恋は長続きするらしい。
せっかく恋愛するなら長続きする方いい。
食欲の秋だから、恋人と美味しい物を食べれば心もお腹も満たされる。
読書の秋だから、それぞれが読んた本の感想を話したり秋の夜長はゆっくり2人で過ごせそう。
スポーツの秋だから、スポーツ観戦に出かけ好きなチームを応援することで連帯感が生まれ、また次のデートの約束ができそう。
芸術の秋だから、2人で美術館巡りなんて大人のデートも楽しめそう。
行楽の秋だから、お弁当を持って紅葉を見にハイキングに行くのもいいかもしれない。紅葉の季節になるたびに思い出される共通の話題となる。
秋は恋愛が長続きする要素がたくさんある季節なのかもしれない。
秋から始まる大人の恋愛をしてみたい。
〚秋恋〛
僕にとって、秋は失われる恋。
好きだった彼に裏切られた秋のこの頃。
秋恋
もうすぐ
やってくる
季節
秋恋
したいな
そろそろ
相思相愛なりたい
なな🐶
2024年9月21日2193