『私の当たり前』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
私の当たり前
私のなかの「当たり前」は、だいたいの人には通用、というか共感されない。
子どもの頃、「どうしてだろう」と思っていたことはたくさんある。
例えば。
街中や乗り物で、車椅子の人を、遠巻きに眺める健常者の眼に。
(そんなに珍しかったりするもの?)
と、思っていること。
人眼を引きやすいのはわかるけど、じろじろ見るのは違うと思う。
ただまあ。大人になって考えると、「そういう人種」もいるのは理解できる。
自分を強者だと思い込み、弱者と見定めたものを嘲笑う人。それか、ただの「物珍し」なのか。
本来、弱者も強者もない。でも強者のほうが、なぜ偉そうな振る舞いをするのだろう。
なんていうときっと
「弱者と強者はいるものだ」
という声が挙がることも解っている。
それでも。
「ひとはひと」であり、そこにそれほど差異はない。それが、誰がなんと言おうと、「私の当たり前」なのだ。
それはきっと、これからも変わらない。
私の当たり前
分からないけど
食べることに困らない
美味しいかどうかは置いといて
お水が飲める
ありがとう
私の当たり前は、世間では理解されなかった。幼稚園の頃から、みんなと考え方がズレていて、よく笑われてた。でも、自分の何がおかしいのか、当時はあんまりわからなかった。私は私でいたいのに。
「私の当たり前」
結婚して家を建て子供を産み育てる
私の当たり前ではなかった
みんなにとっては当たり前?
常識もなければ上手く会話ができない
失敗して恥ずかしいことの毎日
この間なんて生乾きの香りがするって言われた
できる人の真似したら説明が長いって言われた
安い家だから洗濯機ないから手洗いだし
接客上手くなろうとしてるんだからいいじゃん
去年まで引きこもりだったんだから上手くやってる方じゃん?
褒めてくれてもいいと思う
でもまあ、色々考えたけど、誰がどう思ってもいい
失敗ならいくらでもしてやるよ
死んだら何も残らないから、今を恥じないで生きる
なんでもやる
どんなことも受け入れる
今日の残高は39円
私の当たり前
前の好きな人から最近連絡がくるけど自分は縁を
切りたいから連絡を全部既読無視してる。
相手がどう思ってるかとかは一切気にしてない。
どう思われてもいいし関わりたくもない。
相手の写真も全部消したし、SNSは全部消したのに
新しいアカウントや友達を通して話そうとしてくる、
マジでだるいからやめてほしい。
学校で会ったときに話しかけてくるのもめっちゃ
だるいからやめてほしい
私の当たり前があんまり世の中に通じないのが分かったのは社会人になってから。
学者の家で育った私は頭でっかちで、ややもするとストイック過ぎた。
周りの人が恋愛やアフターファイブを楽しんでいる時に図書館に行き、自炊をして早く寝ていた。
そんな自分は嫌いではなかったけれど、同僚との距離は広がるばかり。たまに誘ってもらってもひたすら疲れるばかりで楽しめない。
あなたは周りの人を下に見ている、と言う人もいた。そんなつもりはなかったのだけれど。
ある人に出会った。私よりふたまわり年上のその方は大きな神社の次男さんで、若い頃の苦労を越えた笑顔が印象的だった。お酒も好きだし、冗談も言う。だけど全く品位を崩さない。まわりの酔客を優しく嗜める。
こんな人になれたらいいな、と初めて思った。
まだまだあの方の様にはなれないけれど、人生に小さな灯りが灯った様で、私は少しだけ生きやすくなった。
私の当たり前
今、ここに存在する私自身。
それが私の「当たり前」
『私の当り前』🧡💙💚
僕の当り前と
あの人たちの当り前は
当然だけど違う。
僕はやりたいのに
もっと役に立ちたいのに。
あの人たちは
無理させてはだめだと言う。
このすれ違いが
溝を生む。
私の当たり前は、誰かの当たり前じゃないことを踏まえて生きなければだなーって思います。
-私の当たり前-
朝起きて、食卓のパンを焼いて つまみながらテレビを見るのが、私のあたりまえ。
寄り道せずに学校に向かうのが
音楽を聴きながら帰るのが
寂しい鳥の鳴き声を聞くのが
ご飯を食べるのが
寝るのが
全部が、私のあたりまえ。
私の当たり前
私は君が心配なんだ。
いつも何かに怯えているから。
君をずっと見守って、何かあれば助けてあげる。
君は遠慮や気遣いをしすぎてしまう人だから、私に助けてと言えないんだよね。
だから君に要らぬ気遣いをさせないように、影からそっと見守るね。
君といつも一緒に帰っている人にやめて欲しいと言えないんだね。
私が代わりに言ってあげたよ。
なんだか凄く怒っていたけど、迷惑をかけている自覚がないんだろうね。
そんな人は社会の迷惑だから、いなくなってもらったよ。
君が知ったら自分を責めてしまうから、誰にも気づかれないようにしたからね。
君の為なら、このくらい当たり前だよ。
私の当たり前
私のつくるカルピスの濃さは
私以外の人にとっては薄いかも
でもこのカルピスの原液は私ので
飲むのも私だ
だからこれでいい
私の当たり前
①寝る時間は21時までに
②仕事は全力で真面目にする
③自分で動く
私の"当たり前"
毎日軽く体操すること。
クリームチーズとクラッカーが相性最高だと思っていること。
アルカナの中ではやっぱり愚者が気になってしまうこと。
なんでこの3つを書いたのか、ネタを調べずにわかった人とは友だちになれると思うこと。
朝起きて
朝ごはんを食べる
いつもの日常
貴方がいる事も
当たり前な日常になればいいのに
私の当たり前
当たり前体操なんてよく言ったものだけれど誰の当たり前をそうやって押し付け合えば、なんとなくある『常識』にたどり着くのだろうか。
「非常識ねぇ。」なんて陰口はどうやったって無くならない。
『自分』が一番正しくて、世界は『自分』を中心に回っていて、この世の全てが『自分』だと思っているから。
思うに、常識なんて押しつけに押し付けて押し付け合いながらなんとなくで出来上がってるもの。
『当たり前』だって本当は当たり前じゃないかもしれない。
標準語だと思ってた言葉が方言だったりする、そんなもんだ。
私の当たり前は
人にとっては特別なことを
自覚している
私にとって特別なことも
沢山ある
私にとって大好きなことでもある
今日は行き帰りにゆかた姿の人が電車に乗っていた華やかでいい懐かしい
あなたもゆかた姿だった
オリジナル生地の浴衣
テッセンのストライプの縦模様
説明されて「あー」と思った
レースもかわいらしい
私は淡い黄色を選んだ
「あなたらしい」と言われた
柄は新作を褒めた
誇らしげだ
「一番に来てくれて嬉しい」
オムライスとゆずスカッシュを
頼んだ
「綺麗に食べるわね」
次のお客様が来られたようだ
席を立った
私の当たり前67
「私の当たり前」
一週間の疲れが2日で取れる訳がないと思いつつ
毎日生きる
社会の"当たり前"が自分の当たり前。
だから、自分の気持ちを素直に打ち明けることが出来ない。
性別とか年齢とか関係ない。
あなたは教師で、私はただの生徒。
あなたは既婚者で、私は未成年。
私の想いが届くことはない。
少し苦しいけど、"当たり前"に抗うつもりもない。
だから、ただの生徒のままでいる。
/私の当たり前