私の当たり前
私のなかの「当たり前」は、だいたいの人には通用、というか共感されない。
子どもの頃、「どうしてだろう」と思っていたことはたくさんある。
例えば。
街中や乗り物で、車椅子の人を、遠巻きに眺める健常者の眼に。
(そんなに珍しかったりするもの?)
と、思っていること。
人眼を引きやすいのはわかるけど、じろじろ見るのは違うと思う。
ただまあ。大人になって考えると、「そういう人種」もいるのは理解できる。
自分を強者だと思い込み、弱者と見定めたものを嘲笑う人。それか、ただの「物珍し」なのか。
本来、弱者も強者もない。でも強者のほうが、なぜ偉そうな振る舞いをするのだろう。
なんていうときっと
「弱者と強者はいるものだ」
という声が挙がることも解っている。
それでも。
「ひとはひと」であり、そこにそれほど差異はない。それが、誰がなんと言おうと、「私の当たり前」なのだ。
それはきっと、これからも変わらない。
7/9/2024, 10:38:50 AM