『私の名前』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
本名は好き。
生まれて初めて貰った贈り物だから。
けどね。
成長して知識が増えていろんな色に染まって
「憧れの名前」が出てきちゃった。
変えるつもりはない。
本名は家族や大切な人にだけ。
憧れの名前は自分だけの世界で…
私は本当の自分と憧れの自分を演じ続ける
『私の名前』
【短歌・名を呼ばぬ兄者】
弟の名を一つだけに選べずに
今日も弟を弟と呼ぶ
-鬼切丸・薄緑-
(私の名前)
一瞬、誰を呼んでいるのかわからなかった。
何時ぶりだろうか、自分の名前を呼ばれたのは。
もう家族も、呼ばないから。
子供が産まれてからは、家族も他の人も『ママ』としか呼ばない。
唯一、名前で呼んでくれる独身時代の友達達は、生活がお互い変わりすぎて会うことも出来ない……
時々、私自身が『ママ』というフィルターにかけられて見えなくなる。
いま笑っているのは、本当に私なのかな……
見失いそうになる自分は、子供の笑顔で食い止められるけど。
私って誰だろう……
そんな言葉が時折、ふと過ってしまう。
「えっ?詩歩!!久し振り!会いたかったよー!」
すれ違いざま、偶然会った友達に呼び止められた。
彼女の笑顔と私の名前を呼ぶ声、それだけで私は私であることを思い出すことができた。
「ねぇ、この後予定はある?久し振りに話さない?」
私は彼女に、あの頃と同じ笑顔で話しかけていた。
『私の名前は』
【私の名前】
自分の名前が嫌い。
これはきっとずっと変わらないけど
君が私の名前を呼ぶ度に
君を好きになって、自分の名前も
ほんの少し好きになるの。
君が可愛い名前って言ってくれたから。
君が私の名前を認めてくれたから。
この名前でよかったと思えるの。
込めるならもっと等身大の願いを
お題:私の名前
自分の名前……何だっけ。
忘れてしまったよ。
その名前で私は……うっ。
ちょっと良くないことを思い出した。
この話はやめにしよう、うん。
もっと楽しい話をしようか。
〜私の名前〜
お題:私の名前
吾輩は猫である。今まで読んできた中でダントツで好きな本だ。一日に一回は読むと決めたのはこの本が初めてだ。
そして、私が小説家になろうと決めた初の本だ。
そして私は見事24歳で小説家デビューを果たした。
だがしかし、私には最強の悩み事がある。それは、名前をなにかにすることだ「ん〜わたしの名前か……わたし…わたし…吾輩?あっ!そうだ!」そして今日から私の名前は
「吾輩は猫である」
私の名前はどこにでもいそうな名前。
母親から本当は違う名前にしたかったと話してくれた。
なのでSNSとかの名前はお母さんがつけたかった名前にしてる。
『私の名前』
「さすがゆりちゃんね、それに比べてゆみちゃんは……こんなことも出来ないの?」
「ほんと、あのころのゆみちゃんはどこに行っちゃったの?」
「お母さんにこれ以上迷惑を________
「おっはよーゆり!」
「あれ、?隣にいるの妹さん?」
「一緒に登校してあげてるのー!?」
「ゆりちゃんやっさし〜」
「ほらー、邪魔ですって、どいてくだいよ〜」
(ドンッ
「っえー、ちょっと当たっただけなのに転ぶとか弱すぎませんかー?」
「双子なのにゆりと全然似てないよねーww」
「わかるー、ゆりはもっと優しくて________
「ごめんゆみ、別れよ、もう付き合ってられない」
「……ほんとどうしたんだよ、最近ゆみらしくないし」
「周りのクラスメイトも言ってるけどさ」
「ほんと変わったよね」
違う違う違う……なんでダメなの?
ゆみはもっと人気で優しくて、可愛くて頭も良くて運動もできる、そう……なんでも出来て……まるで天才で
私じゃだめなの?何が違うの?全く一緒なはずなのに、どこがダメだったの?同じことをしているのに、
「ねぇゆみ!!!!どういうこと?」
「何言ってるのお姉ちゃん、?お姉ちゃんがゆみになりたいって言ったんじゃん」
「だからゆみは”ゆみ”を譲ってあげたのに」
「ちがう、ちがう!!!」
「ゆみはもっと________
「ゆりお姉ちゃんまだ分からないの?」
「どれだけお姉ちゃんが頑張っても外がゆみでも、中身が一緒なんだから変わらないじゃない」
「私たちの見分けが着けられてるのは髪の長さが違うだけ」
「髪の長ささえ変えていれば外見で見分けはつかない」
「みんな私たちを中身で判断してるの」
「お姉ちゃんが私になれるとでも思った?」
「昔はすごくできた子だったゆみと、全く出来なかったゆり」
「今では馬鹿で気も使えないゆみと、天才で気遣い上手なゆり」
「お姉ちゃん、次はどっちになりたいの?」
私の名前を呼んでくれる人なんていない。
だって皆は私を無視して空気のように扱うから。
どれだけ、私が頑張ってここにいるよと訴えてもクラスメイトも家族も軽蔑するように見て去っていく。
分かっている。 私が愚図でのろまで何もできないから、名前を呼んでくれないのだ。いつも迷惑ばかりかけるから見捨てられたんだ。
でも、寂しいよ。 どれだけ気にしないようにしても辛いものは辛いんだよ。だから────
「誰か、私の名前を呼んで。ここにいていいって言ってよ。」
誰にもこの叫びが届かないと分かっていても、私はいつまでも叫び続ける。心が死んでしまうまで。
『私の名前』
名前を呼ぶと音が聞こえるんだ
あの子の名前は鈴を転がしたような音
あの人の名前は水が流れるような音
──彼の音は私の心臓の音で聞こえない
私の名前はどんな音がするのだろう
-私の名前-
私は決して人に自分のファーストネームを呼ばせない。
名前は私が私であることを証明してくれる唯一のもの。
大事なものは軽々しく人に渡してはならない。
だから私は、ファーストネームを誰にも渡さない。
他人から運命をねじ曲げられたとしても、私が私であることには変わりない。
ファーストネームは私が私であることを証明してくれる。
人間不信?そうなのかもしれない。
でも、自分で選んで歩んできたと思っていた人生が、実は他人が仕組んだものだと知ったら、人間なんて、世界なんて、信じられなくなるだろう?
でも、例えそうだとしても、私は私だ。
そう信じていないと、壊れてしまいそうになる。
だから、私はファーストネームを誰にも渡さない。
これが、私が私であることを証明する最後の砦なのだから。
私、この名前好きなの。
初めて
"あなたがよんでくれたから"
命が芽生えて、つけてもらった名前。
親・恋人・友人
読み手しだいです。どちらにせよ、素敵
今日のテーマ
《私の名前》
私の名前は、ご主人様の大好きなゲームの『推し』というのと同じものらしい。
ご主人様が言うには「推しを愛でるのと同じ熱量で愛でたい」という理由でこの名前を付けてくれたらしい。
その言葉の通り、私はとってもご主人様からとても厚遇してもらっている。
元は野良猫の身の上であるにも拘わらず、美味しい食事に寝心地の良い寝床まで与えられる好待遇は、まるで夢でも見ているんじゃないかと思うこともしばしばあるくらい。
時々拷問のような水責めに遭ったり、薬臭い場所へ連れて行かれてあちこち触られたり痛い針を刺されたりもするけど。
でも、ご主人様も好きで私を虐めてるわけじゃないんだろう。
そういう責め苦の後はいつも以上に甘やかしてもらえるし、特別なおやつももらえるから耐えられる。
それでも嫌なものは嫌だから、暴れて爪を立ててみたり、部屋中を逃げ回ったりして抵抗もしちゃうけど。
私の名前を呼ぶ声にちらりと目を向けると、スマホという板状のものに向かって悶絶しているご主人様の姿。
どうやらご主人様が呼んでるのは私の名前じゃなくて、その元になった『推し』の方の名前だったみたい。
私のことは最近は名前を縮めて呼ぶことが多いから、たぶんそうだと思ったんだ。
「ああー!! 今回配信されたシナリオ、マジ神!! 推しの貴重な萌えエピソードあざーーーっす!!」
スマホを手に、ベッドの上でごろんごろんと転がるご主人様は、普段とはまるで別人のようだ。
普段は優しくて、たまにデレデレで、でも包み込んでくれるみたいな頼り甲斐がある人なのに、この『推し』が絡むと奇声を上げたり今みたいに悶絶したりして、何だかとっても情けなくなってしまう。
何より腹が立つのは、私よりもその『推し』に注意を向けてること。
いつもは「おまえが一番可愛いよ」って言ってくれてるのに、今は私のことなんか全然目にも入ってない。
今やご主人様の頭の中は『推し』のことでいっぱいなんだろう。
その『推し』と違って、私はふわふわの毛やぷにぷにの肉球で、いつもご主人様のことを精いっぱい癒やしてあげてるのに。
同じ名前なのに、私の方がずっと一緒にいるのに、何だかこっちの方が負けてるみたいじゃない。
ムカムカして、こっちを見てほしくて、その『推し』じゃなくて私の名前を呼んでほしくて。
だから、私は家具を伝ってエアコンの上の隙間によじ登った。
そこから距離を測ってぐっと体を縮め、思いきり勢いをつけてジャンプする。
目測違わず、私は狙った通り、ご主人様の背中に力いっぱい体重を乗せて飛び下りた。
「ぐへっ!! ちょ、こら、おまえどっから降ってきた!?」
渾身の体当たりを決めたことで、ようやくご主人様の意識を憎き『推し』からこちらに向けることに成功した。
ちょうどいいところに決まったらしく、ゲホゲホ咳き込むご主人様を一瞥し、その手元から転げ落ちてたスマホをパシーンと前脚で弾き飛ばす。
それからすぐさまご主人様の膝に陣取って、胸元に甘えるように頭を擦り付けた。
こうすると、大抵の場合、ご主人様はデレデレになってくれるのだ。
「ああ、もう……ホントに、おまえ、そういうとこだぞ!?」
ほら、今日もまたご主人様は私の魅力にメロメロだ。
無事に『推し』に勝てたことに気を好くして、普段よりもしっかり甘えておくことにする。
私を撫で回しながらスマホを拾ったご主人様は、その後暫くはその画面に『推し』を映すことなく、私を存分に構ってくれたのだった。
私が私として生まれたときに、一番最初にもらうもの。
名付けられたその日から、私は私になった。
私はやっと私と私以外のものを認識し、私は世界に唯一な存在であると自覚し、そして私以外の名前たちもこの世界にふたつとない唯一な存在なんだと気付く。
私は遠くの景色に思いを馳せながら、生まれたこの世界の尊さを噛みしめた。
【私の名前】
僕の名前、君の名前、みんなの名前。
名前はその人を表し、その人そのものだ。
とても大事。
だけど、僕は事故にあい、記憶喪失。
自分の性別、名前、誕生日何もかも忘れていた。
僕は何者だろうか。
これから僕を探す旅が始まる。
【私の名前】
#86
私の名前
No.000045
それが、私の名前。
そう、呼ばれてるから。
本当の名前なんて、もう覚えていない。
私が覚えているのは、遠い日の空が、やけに透き通っていて、目が眩んだ事だけ。
ーそうだ。
空だ。私の名前は空。どこまでも広く自由な空。
どこまでも空っぽな、私の名前ー……。
【私の名前】
私の名前?
んー、、
なんだっけ
今の時代色んな名前があるよね〜
ネット名。あだ名。リア名。垢名。
元々の名前はなんだろうって思ってしまうほどには多い。
それぞれの名前でふるまって
それぞれ名前によって性格態度を少しだけ変えて
そういうことをしてる人だっている。
私はそういう人を見ててすごいなぁって思う。
ネカマしてる人とか特に
女子の気持ちがわかるんだなぁ。
その人がどんな女子がいいかわかるんだなぁ、
理解しようとしなきゃできない事だと思うからこそ
すごいと思う。
そこまで使うならその名前に変えたら?って、
親に言われたことがある人。
私も言われたよ
元の名前だって愛着あるのにね
自分が自分だと思えればいい
そう思っていればいい。って思うのは
私の自己中だと言われる理由かな
私の名前はネル。
少なくとも、ここではネル。
その名前の由来も、理由も、何もありはしない。
それでもただ愛着が湧いている名前。
みんなもそんな名前をひとつ、持っているだろうから
今日もまた、自分でいられるんだと思う。
勝手な想像だといわれたらそれまでだけどねっ!
私の名前、なんだっけ。
あんまり好きじゃなかったな。
おかあさんは私の名前を呼んで怒鳴る。
学校の先輩は私の名前を呼んで嘲笑う。
好きじゃないから自分で名前を
新たに作ってそれを名乗った。
自分で作った名前を名乗ったとき、
やっと過去から自由になれた。
私の名前(2023.7.20)
私の名前は、私を何より象徴するものだけれど、私が名付けたものではない。きっと、多くの人は、親なりなんなり、自分ではない人に名付けられるだろう。
多くの親は、名付ける時、「こんな子に育ってほしい」と考えながら、名前を選ぶそうだ。それは、ある意味一番初めの親の「愛」であり、子供の運命をがんじがらめにしようとする、一番初めの「呪い」である。
まぁ、名前なんてひとつの記号でしかないわけだから、大して気にせず生きていこうという、若造の主張である。