『私だけ』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
・3『私だけ』
地元に残った者同士、ちょくちょく顔を合わせることはあった。
仲がいいという訳ではない。
Kは歩きタバコをしながら私に気付き
手を振る。
正直苦手だ。
どーしたのー?って聞いてくる(声がデカい)
タバコをポイ捨て(やめろ)
大丈夫?と言われた
うん、何でもないー
ちょっとバランス崩しただけ。
って答えたら
で???
ホントは何があった??
とKは言う
こーゆー場面で男に頼んないのは君だけ
と続けるK。
めんど
【続く】
気づいてる
身体に馴染む
この感じ
私は出会う
このまちの暮らし
昔離れた私
『私だけ』
ここは私立ヘンテコリン学園一年P組の教室。
「さすがメア様!」
「物知り~!」
「おほほほほ、私は何でも知ってますわよ」
今日も今日とて悪役令嬢は取り巻きたちに
ヨイショされていた。
「そういえば、この間の
ズンドコベロンチョ見た?」
「見た見た!すごく可愛かったよね!
メア様もご覧になられましたか?」
「えっ……」
初めて耳にする単語に戸惑う悪役令嬢。
「え、ええ……とてもよかったですわ」
「「ですよねー!」」
その日、クラスの間ではズンドコベロンチョ
(略してズンベロ)の話題で盛り上がっていた。
「ズンドコベロンチョ最高!」
「斬新すぎるだろ、ズンベロ」
「ズンベロしか勝たん」
ズンドコベロンチョ?何ですのそれ。
「ねえ、あなた。ズンドコベロンチョに
ついてご存知かしら」
悪役令嬢は学級委員こと魔術師に尋ねた。
「もちろん。最近流行ってますよね、ズンベロ」
「ふ、ふ~ん」
「もしかして……お嬢様、ご存知ない?!」
「そ、そ、そ、そんな訳ないじゃないですか!
知ってますとも、当然ですわ!」
悪役令嬢は放課後、こっそり学校の図書室に
入り浸り、ズンドコベロンチョについて調べた。
だが、辞書を引いて図鑑を開いて文献を漁れど、
それらしき情報はどこにも載っていない。
(こうなったら最後の頼みの綱、
セバスチャンに聞くしかないですわ!)
「セバスチャン、ちょっといいですか」
「主?どうなされましたか」
「フェンリル君!」
丁度のタイミングで、
同級生のモブ崎モブ子が乱入してきた。
(ちっ、余計な邪魔が入りましたわ)
悪役令嬢の横で話す二人の内容も
ズンドコベロンチョについてだ。
右も左も、老いも若きも、男も女も
ズンドコベロンチョの話で持ち切り。
もしや、知らないの……私だけ?
食べ物?音楽?ファッション?動物?遊び?
キャラクターの名前?キャッチフレーズ?
あーもう全然わかりませんわ。
ズンドコベロンチョって何ですの?
ズンドコベロンチョってなんですのー?!
私の旅路1
私だけ、なぜ不幸な目にばかり遭うのだろうか。
いじめや差別といった必然的なものや障害や事故といった偶発的なものなど、様々だが私は、いじめ、障害、差別、事故を経験した。まだ、私は、19歳という若者だと言うのに。これ、程の不幸に出会ってきた。毎回、こういう事がある度に、「生きていて良いことがない」と思ってしまうのである。それでも、私は、前を向いて混沌とした人生を生きなければならないのである。
以前の私は、私が出会ってきた不幸では、孤児や難民の人とは比べ物にならない為、私は、一般的な不幸者だと考えていた。しかし、人間の限度には、計り知れないものがある。普通、人間の限度を超えると自殺願望が、出始め、鬱になるものがほとんどであるが私は、毒のように少しづつ犯されてきた為少しづつだが、心の抵抗がついてきたのだと思う。
私は、この先何度も大きな不幸に襲われるだろう。しかし、私は、立ち向かわなければならない。死という終わりの概念より生という始まりの概念の方がまだ、希望があるからだ。私の切羽詰まった絶望の淵に立たされない限り私の人生が終わることはない。
ぼくだけ さみしい
ぼくだけ きずついた
ぼくだけ がんばってる
ぼくだけ がまんしてる
そんなわけないね
だって、今でも君と普通に話せるのは
きみがいつだって
どんなぼくでも対応してくれるから
対応はしてくれるけど
アイシテハクレナイ
そこは ぼくだけだね
きみの声を聴くと
楽しくって、悲しいね
忘れないように
隣に座っててもいいけど
愛してはあげないよ。
友達とも思ってないから。
わかってるよ。言わなくても大丈夫
そんなこと思ってないから
ことばにしないで。
新しいスマホに引き継げたかドキドキです
編集できるんですね
詩(テーマ)
『私だけ』
私だけ…と、胸を張る
クラスのアイドルに、首ったけ
私だけ…と、下を向く
孤独な自己否定モンスター
私だけ…と、トイレ行き
ひそかに大逆転、狙うきみ
私だけ…の、価値なんか
他人に依存しちゃ、駄目なんだ
私だけ…が、変えられる
死ぬまでの付き合いだ、よろしくな
私だけ皆に見えていないみたい。まるで透明人間。話の輪に入れない。たまに優しい人が声をかけてくれるけど、うまく話を繋げない。申し訳ない気持ちになる。
つまらない人間でごめんなさい。ノリが悪くてごめんなさい。声が小さくてごめんなさい。目つきが悪くてごめんなさい。
全然そんなつもりはないのに、睨んでいると言われる。気を抜くと真顔になってしまうので、なるべく笑顔でいるように心掛けているつもり。つもり……なのだけど、気が付くと怖い顔になってしまっている。鏡を見てハッとする。
ああ、なんで生きているんだろうと、毎日思う。いっそ本当に透明人間になれたらいいのに。
ふと自分の指先に視線を落とすと、透き通って見えた。目の高さまで持って来て、よく目を凝らす。向こう側が見えるのは決して気のせいではない。その内に手の甲、手首、やがて腕全体が透明に変わった。
驚きよりも嬉しさが勝った。
透明人間になれたのだ!私だけの世界に来れた。これで周りに迷惑をかける事もないし、もう言い訳を探さなくて済む。
とはいえ急に行方をくらますのは、それはそれで迷惑なのではないか。
念の為職場に行ってみたが、何処にも私の痕跡は無かった。思い切って上司や同僚に挨拶してみる。だが返事が返ってくる事はなかった。
透明人間になると存在まで消えてしまうのか?それとも私という人間は初めから存在していなかったのか?
私は一体いつから透明だったのだろう。
いつも可愛いとかいうのは私だけで私はその人たちから可愛いとか言われない。見返りを求めている訳では無いけどどこか期待してしまう馬鹿な自分がいる。
他にも付き合ったとしてもいつも私だけの想いだけが突っ走って相手から愛してるだの、好きとかあんまり言われなくて重くなっていく
私だけ
貴方はもう、私の事なんか、
忘れちゃったよね…?
君の隣は居心地がいい…って。
ずっと一緒に居よう…って。
この手を離さない…って。
そう言ってくれたのに。
一度離れた貴方の心は、
二度と戻らなくて。
私がどんなに叫んでも、
貴方は振り返ってはくれなくて。
諦められずに居るのも、
やり直したいと思っているのも、
未だに恋慕しているのも、
…私だけ。
貴方は二度と私を見てはくれない。
そんな事、解ってるのに、
私は貴方を忘れられないんだ。
貴方と別れた日から、
時間が止まったままになっているのは、
…私だけ。
なのに、ね。
私を一番近くで見てるのは私
私が疲れてるとき、そっと寄り添うのは私
私が挑戦するとき、背中を押すのは私
私は私の味方
私と共に私らしく世界を歩こう
彼女は何を思い亡くなったのだろうか
私だけが知っている。
朝霧で視界が霞む。
いつも通りに
薔薇の植木でできた迷路を進んで、
湖に出たらボートに乗る。
段々と目の前が霞んでゆく中漂う。
今日こそ出てきてくれるだろうか
あの日ひと目見て以来あなたの虜なのだ
この湖の上、深い霧をまとった貴方に。
傷付いた貴方しか愛せない私を許して。
私だけの貴方しか愛せない私を愛して。
貴方が血を流していいのは私の目の前でだけ。
貴方が涙を流していいのも私の目の前でだけ。
貴方に降り注ぐ全ての不幸の元凶が私であるために。
貴方の全てを否定し、痛め付ける存在であるために。
貴方を傷付けるのは、抗う意思を失わせるため。
貴方の頭を撫でるのは、私から逃がさないため。
貴方をずっと、私だけのものにするため。
傷付けられたら、喉を枯らして泣き叫んで。
責められたら、諦めたような瞳で見つめて。
優しくされたら、困惑しながらも微笑んで。
貴方の見せる表情の全てが、私だけのもの。
『新呼吸』
深夜に起きてしまい 闇を蹴った 布団が飛んだ
嫌な夢を見た 失敗したプティングみたいな この気持ちどこかに置きたい 少し離れた場所で私は呼吸を整えた 私だけが知ってる 私だけの方法で
私だけ
この世に私だけなんじゃないか。幸せな時も不幸な時も、私だけこんなにそうなんじゃないかと思う。私は特別かもしれないと思ったり、私だけこんなに不幸なんだと思う。世界に目を向けてみるとそんなことは全然ないのに。渦中にいる時は本当にそう思う。きっと私は私の中の世界のものさしで測るととっても幸福だし、とっても不幸。それを否定をしたくないし、否定できるわけもない。だって私は私の物差しと、わたしの心しか持ってないから。私は特別、私は幸せ、不幸。私だけ私だけ、結局誰といても私だけなんだなぁ。けど、本当に押しつぶされそうな時は他人の物差しを借りてもいいと思う。他人よりましだ。とかソンナコトナイヨとか、思い込み次第できっと私たちはどこまでも行けるのかなぁ
私だけ
走ってる、僕を置いて。あの人、かっこいい。日に照らされるあの人は、僕の目にどう映っているのだろう。既に知れない、僕の気持ち。寂しいのかもしれない、って思ったら、そんな自分が嫌になる。頼もしく自分らしく生きたい、沢山の人に親切にされたい、矛盾したようで、仕方のないこと。僕の辛さ、誰かに聞いてほしい。僕の喜び、分かち合いたい。本当にこれだけの小さなことだけど、手に入れれば、幸せになれる。なのに、掴み取るために歩み出すことができない。これだけ、と言い、幸せの道筋を過小評価する自分や、それを勝手に決めつける自分には、心底腹が立つし、嫌悪感を抱く。矛盾した理屈でも、自分の欲求は気にしない。そんな自分もまた、嫌い。
知りたかった、僕の気持ち。でも、よく分からなかった。結局、自分のことが嫌いなだけ。そうやって、自分を卑下して、殻に籠もる。あの人の姿は、僕の目にどう映るのだろう。どうせ、私だけどうしてってまた自分を貶めるんだろうな。でも、なんとなくだけど、今の僕、前が見えてないのかも知れないや。ずっと殻に籠もってるから。
広げても 両手くらいの 大きさした
四つ折りの 私だけの気持ち
期待かな? それとも 怖いのかな?
ハートの揺れは 武者震いです
私だけ
何故
私だけに
こんなことが
起こるのだろう
何故
私だけ
こんな思いを
しないといけないのだろう
何故
何故
どれだけ問いかけてみても
答えは出ない
何故
何故
私だけの部屋
私だけの好きなもの
私だけのものに囲まれて
今日も自分の殻に引きこもって生きていく